20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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アクアバランス

2019年07月24日 | Weblog

            

 blogネタ切れのため、絞り出した記事です。

 

 5月の学習交流会で「著作権」の問題を、日本文藝家協会副理事長の三田誠広さんにお話いただきました。

 児文協の著作権部が、すべて仕切ってくださり、とてもわかりやすいお話をしていただきました。

 その会の、最後のご挨拶を、私がお話するようにとの指令を、著作権部から受けていました。

 

 前から二番目に座り、かつて「僕って何」で芥川賞を受賞された三田さんとは、目と鼻の先で、彼の著作権のお話を聞いていました。

 ところが、早稲田大学や、武蔵野大学の教授をなさっていた三田さんは、しゃべりのプロ。

 ペットボトルのお水も一滴も飲まず、淀みなくお喋りになります。

 会場はエアコンが回っていて乾燥しています。

 三田さんが飲まないのに、聞いている私たちが、お水を飲むのは失礼かしらと、私もその時間、水分断ちしていました。

 

 ところが最後のご挨拶で、前へ立った瞬間。

 口の中が乾燥のため、異常にカラカラしていることに気づきました。

 歯も歯茎も、ベロも、みんな口の中で固まってくっついています。

 自力で、そのバリバリした塊を、うまくはがすこともできず(心の中では、お水を一口飲めたら、大丈夫なのになと思いながら)、やっと、どうにか喋り終えました。

 終えたら「飴でも舐めていた?」「黒柳徹子みたい」と、数人の人に言われました(笑)。

 こんなのは、初めての体験でした。

 

 数日後、その時の私の状況を見ていた、作家の友人から、体調をご心配くださるメールをお送りいただきました。

 これはいけないと、過日、本郷三丁目に歯科検診に行った時、口腔検診もしていただきました。

「唾液、ちゃんとでてますけどね・・。でもご心配なら」と、

 このアクアバランスという携帯用のものを、3本くださいました。

 

 それ以降も、大勢の前で、お話する機会は時々ありますが、あれ以来、そうした状況にはなっていません。

 バッグにいつも、この「アクアバランス」が入っているという事が、気持ちを落ち着かせているのかもしれません。

 

(写真は、学習交流会あとの、懇親パーティで、三田誠広さんと、児文協のメンバーである私を含む4人。著作権部長、三田さんと同じ武蔵野大学教授だった人、非常勤講師の人たちと写したものです。固有名詞はお出ししませんでした)

             

コメント
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