20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ネトフリ・ゴールデンカムイ

2024年07月14日 | Weblog
            

今、ネトフリで、見ているのが、人気漫画のアニメ版。
「ゴールデンカムイ」
2700万部発行の人気漫画のアニメ版です。

明治末期、日露戦争終結直後の北海道・樺太を舞台とした、金塊をめぐるバトル漫画。
加えて、戊辰戦争・日露戦争・ロシア革命などが関わる歴史ロマン要素のほか、北海道・樺太独自の動植物・狩猟を描くサバイバル要素、各地の料理を堪能するグルメ要素、アイヌなどの民俗文化の紹介要素も併せ持つ。
と、紹介されています。

アイヌから奪われた金塊を探す、日露戦争の英雄とアイヌの少女。
そして、金塊を狙って張りめぐらされる陰謀の糸。北の大地で、埋蔵金の争奪戦が幕を開ける。

ただ、戊辰戦争で、函館五稜郭で、35歳で亡くなった、新撰組の土方歳三が老人として登場してきます。
そういうディテールもきちんと、史実に沿ったものであったらと思いました。

とにかく、アイヌ文化が、とても緻密に描かれています。
そこにとても、興味をそそられます。
歴史的考証はよくわかりませんが、幻の白い狼の存在など、ロマンに富んでいます。

アイヌ文化の素晴らしさ、アイヌそのものの存在を、あえて否定している「日本会議」の人などに、見て勉強してほしいです。

日本は日出る神の国と、日本会議などはいいます。
皇室に繋がる神話が原点です。日本会議の主張はもっとたくさんあり、到底受け入れられないものばかりです。
自民党の国会議員の杉田水脈が「アイヌは存在しない。コスプレおばさん」と、アイヌ人のことを揶揄したり、女性蔑視発言など。
日本会議の唱える原点は、本当に看過できない事ばかりです。

私の実家は、秩父神社に深く関わってきたルーツを持つので、今の日本会議的思考に神社本庁がなっていることに抵抗を感じます。

一方、母方の祖先を探るため、韓国に何度も足を運んだ、母方の従兄弟。
私も出雲大社に行った時、強く実感したのが、あの神社の建物にしても、ここのルーツは朝鮮半島だなと、認識させられました。

母方の祖先は、歴史ある近江の商人。朝鮮半島から流れてきたという従兄弟の論説に、頷きます。

古人骨のDNA分析から見ると、日本人のルーツは、3つに分かれると言われています。
一つは、縄文人。もう一つは、弥生人。
そして東アジアや、朝鮮半島などから流れてきた人々。

その後、北海道に新天地を求めて、開拓が始まる。
そこには、先祖代々、北の地に住み続け、文化を守り続けた、誇り高きアイヌ民族がいた。

このゴールデンカムイは、なおのこと、その歴史に説得力を持たせます。

一話、30分。
見る時は、二話、1時間見ています。
いや〜、面白い。
コメント
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