20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ハンドグリップ

2024年09月26日 | Weblog
             

先日の講習会で、あまりにも握力がないので、握力増強とかいう、「ハンドグリップ」というのを買ってみました。

強度のレベルがあるようで、一番弱いレベルなら、ぐいと、最後近くまで握れます。
でも強度を上げると、箸にも棒にもかかりません。

夫が会社へ行っている時、例えば、トマト缶。ツナ缶。
そうした缶詰のプルタブを引っ張ろうとしても、途中までしか開きません。
それで断念しては、缶切りで、カコカコ開けます。

やはり握力が弱いんだなと、残念な気持ちになります。
右手の骨を8つくらいに折った時は、たまたま割れた部分がくっついていたので、このままくっつけましょうと。

(この話、編集者や友人から、何度も聞かれては話しているので・・、そのうち、その話になると「その話、ネタ?」なんていう、編集者の方までいて(笑)、しつこいのでこの辺で)

それで固定したまま、三角巾で釣っていて、お料理するときも、包丁を使えない。
パソコンで仕事もやらなくちゃいけないのに、右手が固定。

それで変な格好をして、指先だけ、キーボードに伸ばして打ったりしていたら、そのうちに腱鞘炎になってしまいました。

腕のリハビリに通っていたクリニックの、若いお兄さんたちが、ちょっと上げるだけで冷や汗が出るくらい痛いのに、上までぐいっと上げます。
思わず、
「拷問リハビリ〜!」
なんて、行くたびに叫んでいたので、みなさん、面白がって
「今日は、カトーさん、僕、やります」と。
リハビリルームのどんよりとした空気が、私の叫び声で、一瞬、ふわっとゆるみます。
それを、みなさん、面白がってくれました。
背中に電気を当てていた、おじいさんたちや、おばあさんたちまで、楽しそうにクスクス笑ってくれました。

そうなると、自分でも「拷問リハビリ〜」と叫ぶのが、私の役割のような気がしてきて、行くたびに、その役割を果たしていました。

その時に、腱鞘炎の治し方も、お兄さんに教えてもらったりしたのですが、結局はお風呂で揉んだり、自己責任。

腕の骨折もすぐ骨がついて、まっすぐ上にあげられなかった手も、ついとちゃんとあげられるようになり、それで行かなくなりました。

先生は「もう一月、いらっしゃい」とおっしゃり、お兄さんたちも「もう一ヶ月、カトーさん、空気を和ませに来て」と言われましたが、私も忙しい身。

そのままになってしまいました。
それで余計に握力が弱いのです。

テレビでもみている時に、これで、握力強化を図れば、缶詰のプルタブも簡単に開けられるようになるかもしれない。
そんな野望から、これを買ったのです。

さて、結果はいかなることか・・・。
コメント
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