20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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妖しい夜景

2024年09月14日 | Weblog
            

いつもの夜景が、このところ、大気の影響で、妖しく光っています。
          
心地いい秋風に吹かれ、下から、虫の音が上に上がってくる。
そんな秋に、早くならないかと、心待ちしています。

そういえば、昨日の朝、お化粧しながらテレビを見ていたら「更年期障害」の話が出ていました。

男性も、40代の初めくらいから、男性ホルモンが低下し、テストステロンがなくなり、さまざまな症状が、男性の更年期障害として出てくるようです。

更年期障害というと、女性をイメージします。
先日も歯科クリニックで、歯科衛生士の方とお話ししたのですが、
「私は、更年期障害がなかった」という話。
それには事情があります。

その昔、夫の父が、重い病気で入院していたとき、付き添いで、1日おきに、新宿・戸山の国立東京第一病院・(現在は、国立国際医療研究センターに改名)の個室の床の、小さなベッドで、父の様子を見ながら泊まっていました。

痛みにうなされる、父の様子に看護師センターに呼びに行ったり、一晩中、寝たような、寝ていないような夜を過ごし、地下鉄に乗って自宅に帰ってきた朝。
ベッドに横になったとたん、ベッドルームの天井がグルグルまわります。

びっくりして、慌てて、漢方の先生に飛び込み、その話をして、更年期障害と診断されました。
何種類かを試し、ベストフィットする漢方薬と出会いました。だから更年期障害がなかったのです。
友人たちは、気力がなくなった、寝ていて起きられないとか、真冬でも汗が吹き出す、「イライラ」「不眠症」「怒りっぽくなった」「不安感」「手足の冷え」などなどを、話していました。

私は子どものころからの、ひどい頭痛持ちでした。月に一回は生理と関係した時間によく頭痛で寝込んで苦しんでいました。遺伝的要素が強かったです。
ですから、頭痛は、更年期障害とは別のものでした。

そのことを書いた作品が収録された本が出ています。
偕成社から出版されています。

          
https://www.amazon.co.jp/1%E6%97%A5%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%8D%94%E4%BC%9A/dp/4035395307/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2G876XZDUP9MQ&dib=eyJ2IjoiMSJ9.lIJOJhWCV8fqqCTG0w0_j_JJRQMb3EJkKkbyDkzYIHE8BpkGAeM9w1Yr6ggq3Gq14pAK-tMfQI3iPzZF5pkA9aRe-SbXjMplDX-Y0iKnMMSpR4RYmN_0PVc4C64AUfMkpVW15Bi6JES-Klcy-_4rPaHGGEWfZ-uXmkbAHhIuVa0PGi8wrCYDwksSlRe7qmRtMY3-7OzJwc0M_Yq0sq9iNhmgVKEJo70AOyaAD54YAI2AQojsbXdga5eesXxfg-EtuTKReGewSu_0IqyaffBo3c1nTk3Q-GjIhmgzI_Rby4o._9ndtmaxqKA5c7IGc_moDikPdUbjFEWHi0wQlRfeGy8&dib_tag=se&keywords=1%E6%97%A5%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E&qid=1726209475&sprefix=1%E6%97%A5%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E%2Caps%2C163&sr=8-1
(↑クリックすると、出てきます)
今現在も、日本児童文学者協会の「出版企画部」の責任者をしていますが、この本のシリーズや何やらを作ったのも、何度目かの責任者だったころです。

偕成社から出版していただいた『タイムストーリー』シリーズの一冊です。
そこに私は「海の底の時間」という、頭痛に苦しんでいる人の話を書きました。
あの子ども時代からの頭痛の苦しみの長い長い時間。それを作品に書いておかなくては、自分が報われないなと思ったのです(笑)。

医師からは、遺伝性で「緊張型と片頭痛が混在している頭痛」と診断されていました。
ですから、60歳を過ぎたあたりから、あんな頑固だった頭痛がなくなりました。それは土砂降りの雨でびしょ濡れになっていたのが、突然、空が晴れ、透明な青い空に、迎え入れられたような気分でした。

ですから、更年期特有の症状は、そうしたことを知らずに、すごしました。

昨日の朝のテレビでは、男性の更年期障害と思える、項目チェックをやっていました。「イライラ」「不眠症」「怒りっぽくなった」「不安感」などは、女性と一緒です。

私がお世話になっている漢方の先生のところに、夫を引っ張って行ったのも、今、考えると、男性の更年期の頃だったかもしれません。
アメリカ駐在になる、直前でした。
ストレスもあったようです。
でも処方していただいた漢方は、夫にぴったりの薬でした。

そのおかげで、単身赴任生活を、半年に一度は1週間ほど日本に帰国したりして、また夏休みには一ヶ月間。子どもと私で、夫の家に滞在して、任期だった2年間を乗り越えてくれました。

それ以来、夫も私も、何か症状が出ると、漢方薬の本で研究し、ネットで研究し、漢方の先生に飛び込みます。

男性の更年期は70代、80代になっても起こるそうです。
女性も同じくだそうです。
なにしろ男性ホルモンのテストステロンも、女性ホルモンのエストロゲンも、40代半ばを過ぎると、どんどん急降下するように、減少していきますから。仕方のないことなのでしょう。

それへの対処を、たとえどんな「精神論」であろうと、「精神論」では対処できません。

それで、私は「困った時の漢方薬」と思っています。

その時、一番、効果的なのが、自分の体にベストフィットした漢方薬。
忙しさで、自律神経が乱れているなと思うと漢方。

フィットした漢方薬に出会ったら、数回飲んだだけで、その乱れが解消されますから。
そのためには、事前の調べが大切です。それで診察後、先生とミーティングして決めていく。
これが早くベストフィットした漢方薬と出会える方法です。

男性ホルモンは面倒です。「自分はまだ若い」と思っていても体は嘘をつきません。
でもジムなどで運動するのはいいみたいです。でもそれだけでは解決されません。

女性ホルモンは、豆乳や、納豆や、食べ物で、それなりに同じ成分が摂取できますが・・・。
いくつになっても、男性、いえ、女性もご用心です。

ただ、医療関係のネットなどを読むと、ホルモン剤の注射接種は、女性なら、乳がんなどの女性のがん。男性は前立腺がんなどの男性のがんになるリスクが高まると書いてあります。
ですから、そこだけは注意しながら、これまで、漢方薬を中心にプラスビタミン剤などで、元気に過ごしてきました。

それから先は、まだ先だとは思いますが、いくら頑張っても、「寿命」には、抗えません(笑)。
それが人生というものですから。
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