売れっ子の作家で、大きな賞もたくさん受賞していらっしゃる、後輩の方に、こんな可愛いお花の額をプレゼントしていただきました。
彼女の美意識のある文体が、デビュー当時からとても好きで、応援している作家の一人です。
でも彼女がとらえるような世界。
私には、到底、とらえられません。
時代性もありますが、それを表現する、しなやかで、美意識のある文体。
いつでしたか、ある会の後、参加していらした彼女に、二次会の飲み会に、お誘いしたら、
「あ、はい」と小声でおずおずと。
そして、大勢、残られた二次会参加者に気圧されているように、謙虚で、おとなしい彼女に、
「私のこと、嫌ってる?」と、笑ったら、
「いえいえ、大好きです」と。
お世辞でも嬉しかったですが、そうした圧を、ついかけてしまうのが、私の最大の欠点。
心を開いてもらうための、冗談と紙一重の流儀。
笑いを取れるかなという、私なりのアプローチの方法なのですが、
年齢が上だと、「圧」になってしまいます。
これからは、もっと気の利いた冗談を言えて、もっと上質な人間になりたいです。