20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

合同ミーティグ

2017年01月21日 | Weblog

           

 今日は午後から、高田馬場で、日本児童文学者協会の合同ミーティングです。

 児文協の、10の部会の部員、2つの委員会の委員。そして理事を入れると、総勢100名近いメンバーです。

 地方に在住していらっしゃる方もいるので、全員のご参加は無理ですが、毎回、かなりのみなさんがお集まりになります。

 

 今回は、一部では文学賞の歴史について、藤田のぼるさんがお話しくださいます。

 二部では、5月の連休に上野公園、噴水広場で行われる「上野の森 親子フェスタ」についてや、2000年の「子ども読書年」以来の流れについてなど、私がお話しさせていただきます。

 そのあと、昨年の「上野の森 親子フェスタ」の、児文協テントに、サインセールとして参加してくださった、作家のかわのむつみさんと、いとうみくさんにも、その時の体験談をお話しいただきます。

 それらににつきましては、すでに会員の皆さんには、「zB通信」という会報に、私が書かせていただいております。

 また児文協のHPにも、表紙に大きく告知していただきました。このblogの左の「ブックマーク」にある「児文協ホームページ」というところをクリックしてください。

 ぜひたくさんの皆さんの、サインセールへのご参加をお待ちしております。

 後日、こちらでも告知させていただきます。

 

 一部、二部が終わり、部員や委員の紹介などをしあいます。そして終了後は、場所を居酒屋さんに替え、みなさんと新年会です。

 新年会の進行を受け持ってくださるのは、前回に続き、赤羽じゅんこさん率いる会報部の皆さんにお世話になります。

 くじ引きで、楽しい、景品が当たるかもしれません。

 遠方からいらっしゃる方々にも、お会いできるのを楽しみにしております。

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興福寺の寺宝と畠中光亨展

2017年01月20日 | Weblog

           

 先日、高島屋で行われていた「興福寺の寺宝と畠中光亨展」をみてきました。

 奈良の興福寺には、東京で見そびれた、阿修羅像をみに、わざわざ行ったことがあります。

 

 その興福寺の、中金堂が300年ぶりに再建されるので、そこに描かれた14名の祖師画を、奉納前に特別展観したのです。

 しかし、私は、その畠中光亨という画家に、惹きつけられました。

 インドから日本に至る仏教の伝来に造詣が深いらしいです。

 

 その中に原発の絵がありました。

 作者は、インド、イギリスで、たくさんの原発の取材をしたらしいです。

 40年で廃炉と言っていたのに、まだ稼働していると、原発の様子を、日本画で描いています。

 また圧巻だったのが、「塩の行進」というタイトルの絵です。

 イギリスはインドに、綿花を売って、塩の税を課すという基本的人権も脅かす行為をして、それに抗議した、ガンジーを先頭にした人々の抗議の行進。

 なんと、三百キロも続いたそうです。

 その様子を、日本画で描いています。

 美しさと、切なさと、強い問題意識。

 

 デパートの展示とは思えない、奥行きの深い、美しく、考えさせられる展覧会でした。

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ネットスーパー

2017年01月19日 | Weblog

          

 近頃は、二ヶ月に一度は、ネットスーパーを利用しています。

 豆乳を買うためです。

 毎日、グリーンスムージーに豆乳を入れて飲んでいるので、豆乳の消費量がすごいです。

 一回に12箱買うのですが、それを二ヶ月で飲んでしまいます。

 これが重い。

 お買い物に歩くのに、一番のネックが豆乳です。

 一週間に450グラムのプレーンヨーグルトも4個は食べてしまいます。

 それにグレープフルーツ。

 りんご。

 こうした重いものも、ついでにネットスーパーにお願いします。

 5000円以上買うと、配達料が無料です。

 ですから、この機会に重いものを思い出しては、お願いしています。

 

 朝早くにお願いすれば、その日の夜には届きます。

 便利な時代になったものです。

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『フラダン』(古内一絵作・小峰書店)

2017年01月18日 | Weblog

           

 今夜は、隔月に行われている、読書会「Be-子どもと本」です。

 今月のテキストは、『フラダン』。

  舞台は福島県立の工業高校。

 男子が多いこの学校で、女子が中心になっているフラダンスの愛好会。

  フラダンスの話?

 と、ただそこだけをみないでください。

 フランダンスに取り組む、女子と男子の話ではあっても、この作品の凄さは、とにかく一人一人の人間が、本の中から飛び出してくるような勢いで、迫ってくるのですから。

 

 いや〜、すごい!

 この作家の人間を捉える視点の確かさと、ユーモア。

 生身の高校生たちの姿が立ち上がってきて、彼らの会話にも、思わず吹き出してしまいます。

 それぞれの暮らし、生きている環境。そこがしっかりと描かれ、そこから生まれる問題を、無理のない展開でストーリーに繋げています。

 「キャラクターを描く」と、一言で言いますが、キャラクターを描くとは、こうした他者からの確かな眼差しがあってこそ、リアリティを生み出すのだということを、この作品は教えてくれています。

 

 そして、舞台を福島にしたことの意味が、作品を読んでいくとわかってきます。

 3・11後の帰宅困難区域から避難してきた人たちの仮設住宅への、フラダンスでの慰問。

 その辺りからこの本は、原発がそこに住む人たちや、原発に携わる仕事をしていた人たち、そして福島に住む人たちに、どれほど大きな傷を与えたかを描いています。

 

 それにしても、この作者、人間をよく観察しています。

 読みながら、笑って笑って、そして泣きました。

 

 今夜は、どんな意見が飛び交うでしょう。

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量り売りのお茶屋さん

2017年01月17日 | Weblog

          

 日本橋室町は、昔ながらの江戸情緒を残しています。

 量り売りのお茶屋さんまであります。

 お煎茶もたくさんの種類があるし、ほうじ茶、お抹茶、さまざまなお茶が、私が子どもの頃、お茶屋さんで売っていたお茶箱に入って売られています。

 

 子どもだった頃、祖母はいつも、秩父神社の隣にあった、高山お茶屋さんに行って、お茶を買っていました。

 足腰が痛くて、いけない時は、そこのおじさんに配達してもらっていました。

 毎日、無意識にお茶を飲んでいましたが(そういえば、昔の子どもは、お茶をよく飲んでいました)おいしかったような記憶があります。

 スーパーなどがなかった時代、それぞれのお店が、それぞれの品物に、暖簾に誇りを持って、売っていた時代です。

 

 その時代のお茶箱が、今でもあることに、なつかしさと郷愁を覚えました。

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GIOTTO

2017年01月16日 | Weblog

            

 銀座三越に入っている「GIOTTO」はいつも大人気です。

 写真はタイムセールの3個入りシュークリーム。

 

 近頃は、以前ほどちょくちょくは、甘いものを買わなくなりました。

 そのせいか、血液検査で、ひとつだけHだった、LDLコレステロールもほぼ正常値でした。

(先生に、コレステロールを下げる薬を飲め飲め言われ、お断りし続けてよかったです)

 でも元来、和であれ、洋であれ、スイーツ好き。

 たまに、わっと、食べたくなります。

 このシュークリーム、バニラビーンズが効いていて、カスタードのお味がサイコー。

 でもボリュームがあるので、2個で十分。

 3個目は、やや後ろめたい(あ、これでまたコレステロールが上がったら、どうしよう?)気持ちで食べました。

 なにごとも、ほどほどが肝心。

 欲張ってはいけない・・・。ですね(笑)。

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水鳥たち

2017年01月15日 | Weblog

            

            

 冬の水辺は、寒そうです。

 昨日は、久しぶりに、ユリカモメが群れをなして、公園の水辺を占拠していました。

 常連さんのカモたちは、遠慮しがちに隅の方で泳いでいます。

 ユリカモメ、真っ白な体に赤い足と、赤い嘴。

 見ているのには、優雅で愛らしくさえあります。

 ところが、意外と獰猛。

 カモたちから、餌を奪い取ったりします。

 ところが、カラスの鳴き声がしたとたん。

 身の危険を察知したのか、ユリカモメたちが一斉に飛び立ちました。

 カモは、広くなった池を、どこ吹く風とばかりに、ゆうゆうと泳いでいます。

             

 一方、すぐそばにいたアオサギ。

 彼は、そんな騒ぎなど、微動だにしません。唯我独尊。

 まるで老木のような細い足をふるわせ、水の岩の上に佇んでいます。

 

 冬の水辺は、寒そうですが、物語もたくさんありそうです。

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亀戸天満宮

2017年01月14日 | Weblog

         

 ちょっと遅れた初詣に、亀戸天満宮に出かけてきました。

 こちらは学問の神さまです。

 外すことはできません(笑)。

 確定申告の季節になると、税務署に申告書を提出がてら、亀戸天満宮に梅見に行くのが慣わしとなっています。

 その前に、まずは初詣。

        

        

 謹賀新年から、寒中お見舞いの季節になっても、まだ境内は参拝客が絶えません。

 名物の、赤い太鼓橋。

        

 蝋梅も咲いていました。

        

 山茶花も。

        

 梅の木は、少しだけ蕾が膨らんでいました。

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夜明け

2017年01月13日 | Weblog

          

 夜明けの荒川です。

 夜の10時過ぎにはベッドに入るので、朝は6時過ぎに目が覚めます。

 目覚し時計のように、体内時計は毎日、正確です。

 

 夫が会社に行かない日は、「もうちょっと寝てようかな」と、それから一時間くらい寝てしまうこともありますが・・。

 冬の6時半は、まだ外が真っ暗です。

 写真は、その時間の、夜明けの空。

 寒くて震えながら、羽織ものを羽織り、あったかい靴下をはき、お仏壇の電気をつけると、ちょうど東の方向に見えるのが、この写真の、夜明けの風景です。

 荒川は、秩父の山奥から長い、長い旅をして、ここまでやってきます。

 終点の東京湾は、もうすぐそこです。

 

 お仏壇のお水を変え、ロウソクに火をつけ、お線香をあげ、おりんをチンとします。

 それから、荒川の方向に向い、「おはよう」と・・・。

 朝の私の、毎日の儀式です。

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戦時下の言論統制と子どもの本

2017年01月12日 | Weblog
 「フォーラム ・ 子どもたちの未来のために」で、第4回学習会を行います。
 今回のテーマは、「戦時下の言論統制と子どもの本」です。
 講師は、野上 暁さんです。
 
 とても興味深いお話が、映像を交えながら伺えます。
 ぜひ、たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。

 日時・2017. 2. 3. Fridayopen 17:30 start 18:00

 場所・童心社 紙芝居ホール / 文京区千石 4-6-6 Tel: 03-5976-4181

 参加費・1000円。20:00終了。

 特定秘密保護法の施行に始まり、 武器輸出解禁、 解釈改憲による集団的自衛権の容認と それにともなう安保関連法の強行採決などから、 戦争をしない国から戦争ができる国へと舵を 切り、 戦前回帰が危惧されているこの頃です。 2020 年の東京オリンピックに向けてテロ対策 を口実にしたテロ防止法や、 災害時の対応を名目に緊急事態法の制定を目指すなど、 国家 的利益の優先にともない言論表現の自由も危うくなりかねません。 国を挙げて戦争に向かってまい進した昭和 10 年代を振り返り、 戦時下の言論統制とそれに ともない子どもの本がどのように変わっていったかを、 具体的な作品や雑誌の記事などを映像で 紹介しながら解説します。

 主催  「フォーラム ・ 子どもたちの未来のために」 実行委員会

(絵本学会、 絵本作家 ・ 画家の会、 童話著作者の会、 日本国際児童図書評議会、 日本児童図書出版協会 、日本児童文学者協会、 日本ペンクラブ 「子どもの本」 委員会)

 http://www.f-kodomotachinomirai.com/

 申込みは上記各団体、 もしくは以下問い合わせ先へ
 日本児童図書出版協会/Mail:kodomo@kodomo.gr.jp Tel:03-3267-3791 Fax:03-3267-5389

 野上 暁(のがみあきら)プロフィール

1943 年生まれ。 評論家。 日本ペンクラブ常務理事。 JBBY 理事。 白百合女子大学児童文化学科、 東京成徳大学子ども学部非常勤 講師などを歴任。東京純心大学こども文化学科客員教授。主著に『お もちゃと遊び』(現代書館)『日本児童文学の現代へ』(パロル舎)『子 ども学 その源流へ』(大月書店)『越境する児童文学』(長崎出版) 『子ども文化の現代史』(大月書店)『絵本 子どもたちの日本史4 戦争と子どものくらし』(絵 ・ 石井勉 大月書店)。 編 ・ 共著 『子ど もの本ハンドブック』(三省堂)『いま子どもに読ませたい本』(七つ森 書館)『明日の平和をさがす本』(岩崎書店)。 創作に、 うえのあき お名による 『ぼくらのジャングルクルーズ』(理論社)、 絵本に 『あいう えおばけのおまつりだ』(絵 ・ 美濃瓢吾 長崎出版)など。 

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