20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

読書会

2019年11月20日 | Weblog

               

 今夜の読書会のテキスト本は『あららのはたけ』(村中李衣作・石川えりこ絵・偕成社)です。

 毎回、新刊本の紹介などがあり、それを聴きながら、次回のテキストを決めていますが、今回はそうした提案がなく、私が気にいっている本を提案しました。

 

 図鑑的にではなく、虫や植物の生態が、生きる人間の視点から語られたり・・・。

 シロツメクサの根性っぷりには、やられました。

 そうか、雑草は、一度踏まれると、いっぺんは起き上がるけど、もういっぺん踏まれたら、しばらく様子をじいっと見て、ここはダメだと思ったら、別のところに根を張っていくのか。

 踏まれたり、ふんずけられたりしたら、おんなじ場所で、頑張らなくていい。

 

 おじいちゃんの蘊蓄は、もっともっと続きます。

 こうした生活者の視点の面白いこと!

 

 さて、今夜はどんな意見が出るでしょうか?

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「この本ができるまで ~作者と編集者がこっそり語る、ないしょの話」

2019年11月19日 | Weblog

               


 いとうみくさんの最新刊2作の刊行を記念して、トークイベントが行われます。

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 いとうみくさんトークイベント
 「この本ができるまで~

 作者と編集者がこっそり語る、ないしょの話」

 『きみひろくん』(くもん出版)、『おねえちゃんって、すっごくもやもや!』(つじむらあゆこ・絵/岩崎書店)の刊行を記念し、いとうみくさんのトークショーが、

開催されます。

 児童文学を多々生み出している、いとうみくさんのお話はとても面白い!ぜひ、ご来場ください!

 

 □日時:11月19日(火) 18:30~20:00(受付開始18:15)☆終了後サイン会

 □参加費:1,000円 

 □出演:いとうみくさん (児童文学作家)、増井麻美さん(岩崎書店編集者)、和田惣也さん(くもん出版編集者)

 

 「おねえちゃんって・・」シリーズも、おねえちゃんと妹の個性がくっきり描かれていて、とっても面白いです。

 「きみひろくん」は、編集者の和田さんが、全ページカラーにしたり、すごくこだわって作られた一冊。

 人間を描く。

 いとうみくさんの作品は、すべてがこの姿勢に貫かれています。

 

 「面白いよ」と、みくさんの、お話のことを伺ったことがありますが、私は個人的おしゃべりばかりで、正式な彼女の講演などを聞いたことがありません。

 ご一緒にやっている、読書会での彼女の発言を聞いていると、いつも、とても勉強家で鋭い。 

 そして作品も、前へ、前へ進ませています。

 今夜は、みくさんと、くもんの和田さん。読書会のお仲間が、どんなお話をされるのか、楽しみです。

 岩崎書店の、増井さんとは、初対面?

 島岡さんに、ご紹介いただいたことがあるかな? そしたら、ごめんなさい。

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ミニチュアの街

2019年11月18日 | Weblog

            

            

 クリスマスが近づくと・・・と言っても、まだ11月ですが。

 デパートには、こうしたかわいい小物が飾られます。

 

 立体絵本のような、ミニチュアの街。

 こっそり、潜り込んでみたくなります。

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インフィニティ・ダイヤモンドヴェール

2019年11月17日 | Weblog

                

 サロンのソファに座って、ふと読みかけの本から目をあげたら、東京タワーのライトアップが、あまりにもきれいで・・・・。

(手ぶれで、すみません。夜景を撮るのが下手です)

 インフィニティ・ダイヤモンドヴェールという、ライトアップだそうです。


 仕事部屋にきて、パソコンに向かって、左を見たら、今度はスカイツリーが・・・・。

                

 これは、キャンドルツリーというライトアップだそうです。

 冬の夜は、空気が澄んでいて、夜景がきれいです。


 せっかく、美しいライトアップをご紹介しているのに、連続、ネガティブな話題ですみません。

 今夜は、夫は友人のお通夜だそうです。

 このところ、平均寿命にまだまだ達していない人たちが、何人もお亡くなりになりました。

 夫が60歳前後の頃、信じられないくらいの人数の友人が、バタバタと亡くなりました。

 夫も大腸ポリープが見つかり、それ以来毎年、大腸内視鏡検査と胃カメラをやっていますが、食生活をまったく変え、運動をするようになり、ポリープはもうすっかりなくなりました。

 

 もしかしたら、年齢的に、次の波が、今なのかもしれません。

 夫の話では、病気持ちの友人が多いということです。

 これを乗り越えれば、また元気に過ごせるのでしょうが。


 健康に気をつけた食生活の習慣と、運動をと、さらに、気を引き締めています。

 ピンピンコロリは、誰にとっても理想ですから。

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他者への想像力

2019年11月16日 | Weblog

            

 お花屋さんで、ダイナミックなお花を見つけました。

 日本原産ではないかもしれません。

 

 昨年暮れ30日の夜、「交通事故レベル」(先生曰く)の大怪我をして、3週間入院しました。

 その怪我も、おかげさまで、現在は8割か9割、元どおりになりました。

 退院して、2月のひと月間だけは整形外科クリニックに歩いて腕のリハビリで通院。あとはデパートなどにお買い物にお出かけするくらいで、公的な仕事はお休みさせていただきました。

 3月初めから創作教室や会議など、いろいろに参加しました。

 杖をついたことはありませんでしたが、足と腕の骨折の怪我をして実質2ヶ月のその頃は、まだ自分の体に自信がなく、ちゃんと歩けるか、はずしたばかりの三角筋をしていた腕を、元どおりに動かせる様にできるか。

 そんな惨めな自分の体と向き合い、歯を食いしばって生きる、戦いのような日々でした。

 

 でも「待ってくださっている人たちがいる」と言うのは、力になるものだなと思いました。

 歯を食いしばってでも、神楽坂まで行かなくてはならない。

 その一念で、地下鉄の階段を登ったり、降りたりしました。

 

 でも3月はじめの、その頃は、原稿に集中しながらも、まだ手や足が気になり、長時間、椅子に座っていると、足や腰が痛くなったり・・・。

「受講生の名前を忘れてしまったり、同じことをなんども言ったりしていたんですよ」

 あとから、皆さんが、私のことを、飲みながら、そう批評していた、と言う話を聞きました。

「あはは、怪我して、認知症になりかけてるって、思われてるのね」と、その話を聞いた時は、笑いました。笑うことしかできなかったので。

 

「早く元気になってください」とお見舞いの品々を下さった、受講生の皆さんもいました。

 また、その後、メールなどをくださった受講生もいて、その人に私は、「酔って軽ぐちをみんなで言い合わないほうがいい。どこでどう、その本人に伝わり、傷つくかわからないのだから」と返信の、最後に書いた記憶があります。 

 そういう人たちや、現在、私の通信講座を受講している人。今でもずっとつながりあっている人たちも数人います。

 FBのメッセンジャーに近況報告をしてくださる方など、そうした繋がりを持っている人も、数人います。

 そのほかの人たちとは、まったく繋がりはありませんが。

 

 でもちょっと、ショックでした。

 自分としては、必死に原稿に取り組み、講座時間をオーバーしながらも、体当たりで向き合ってきたつもりだったのですが。

 飲みながらの、何気ない言葉だったのかもしれませんが、怪我が治っていず、無理して頑張っていたのに、私のいないところで、私はそんなふうに批評されていたんだなと思ったら、そんな話、聞きたくなかったと思いました。

 残酷だなと思いました。

 名前を忘れたり、同じことを何度も言ったりしたかもしれません。

   だからと言って、後ろ指を指されるような、おかしな批評などしていないと、今でも胸を張って言えます。

 

 でも、その言葉が、喉に突き刺さっている小骨のように、ずっと気になっていました。

 そこで、毎年クリニックで検査をしていただいている頸動脈エコーの時、認知症の話をしたら

「カトーさんは、大丈夫ですよ。動脈硬化にもなっていないし、血管も若くて、血液もサラサラ流れているから」と。

 おまけにアルツハイマー病の原因の一つと言われている、歯周病チェックも、この10年、3ヶ月に一度は歯科クリニックでしていますし。

 

 体というのは不思議なものです。

 どこか不安なところがあると、人から見ると、先入観から、潜在的におかしく見えるのですから。

 それが弱者への差別にならないよう、願うばかりです。

 それにしても、あの頃は、思い通りに動かない、足や手と向き合い、何度、泣きながら、必死に筋トレを繰り返したことか。

 

 この先、仕事仲間も、年齢的に、外科的か、内科的かは、わかりませんが、体調が悪くなったりする人たちが増えてくるかもしれません。

 その時に、どうやって、そういう友人たちを応援したらいいか、私はその時、考えました。

 

「病気の人間は、おとなしくしていろ」と、思う人もいるのかもしれません。

 変にパワーなんか出さなくてもいい、と。

 相手の苦しんでいる苦悩など、気づきもせず、表面だけで安易に、相手に判断を下す。

 そうした小さな言葉に、傷ついていたことに、気づかなかった人もいたかもしれません。

 私も逆の立場だったら、そうだったかもしれません。

 

 でも、相手と同じ気持ちになって、前を向けるよう、励ます。

 これがものを書く人間の、人間を見つめる眼差しだと思います。

 誰だって、いつ、どんなことがとつぜん、起こるかわからないのですから。年齢など、関係なく。

 

 幸い、私は、そうした想像力豊かな、さりげなくサポートしてくれた、素晴らしい、多くの友人たちに囲まれていたので、そうした傷ついた気持ちも、すぐにほぐしてもらえましたが。

 

 人の気持ちを想像する。

 それが我々が、書くときに、大切なことだと言うのを忘れずにいたいものです。

 

 長くなってしまいました。

 

 先日の、ペンクラブの会合あとの飲み会で「もう怪我のことなんか、blogに書かないほうがいいよ。前向きにね」と、やさしく諭してくださる男性作家の友人がいました。

 本当に、日本ペンクラブ・子どもの本委員会のお仲間たちは、人間を見つめる眼差しの深さゆえ、やさしくて、大好きです。

 早く元気になるようにと、むせかえるような香りの新鮮な、元気カラーのお花をた〜くさん、送ってくださったり。

 講演先の土佐から「骨が早くつくように」と、鰹のタタキを送ってくださったり・・。

 新幹線に無料で乗れたのに、京都でのシンポジウムの時、お隣に座って、日帰りの京都を行き帰り、ずっとご一緒してくださったり・・・。

 深い思いやりを持って、他者をみてくださる。ありがたいと思っています。感謝しています。怪我で不安がある時は、なおさら身にしみました。

 

 これでもう、怪我話はおしまいにしようと、思って書いていたら、グチ話になってしまいました。ごめんなさい。

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我が家のクリスマスツリー

2019年11月15日 | Weblog

              

              

 もう、この4年。同じオーナメントの飾り付けなので、代わり映えしませんが・・・。

 

 リビングにクリスマスツリーを飾りました。

 なんだか、お部屋が華やいで見えます。

 クリスマスといっても、夫と二人だけの時間。特段、これといったご馳走も作りません。

 

 クリスマスは私のお誕生日なので、お祝いに長財布をプレゼントしてもらう約束だったのですが、

「どうせ買うなら、暮れに向けて、いろいろ会合もあるだろうし、早い方がいいよ」と、夫が、先週の日曜日に、三越本店で買ってプレゼントしてくれました。

 

 カードなどいろいろ入れ替え、新しいお財布を眺めてニヤニヤ。

 三越本店に入っている、いくつかのお店を見て歩きましたが、ベージュピンクにするか、シャンパンカラーにするか、あれこれ迷いました。

「でも、こういう淡い色だと、すぐ汚れるんじゃない?」と夫が。

 結局また、赤い長財布にしました。

 

 写真を撮ろうとしたら、お財布なんか、公表するものではないと、夫に忠告されましたので、blog用の写真はとりませんでした(笑)。

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2019年のイヤープレート

2019年11月14日 | Weblog

           

 イヤープレートで有名なのは、ロイヤルコペンハーゲンです。

 上の写真は、ボーンチャイナの、2019年、2020年のイヤープレート。

 

 なんと絵は、いわさきちひろさんです。

 

 ロイヤルコペンハーゲンは、100年以上の歴史を持ち、そのコレクターが世界中にいます。

 いわさきちひろさんのイヤープレートも、これから、そうなっていったら、楽しいですね。

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ベトナムの刺繍

2019年11月13日 | Weblog

              

 タペストリーとして、数年前、ベトナムのハノイで買ってきたシルク。

 繊細な刺繍と織りで作られています。

 

 そういえば、若い頃、マレーシアで、バティックという布を買ってきたことがあります。

 やはり美しい布でした。

 東南アジアの、少数民族の地方でも、綺麗な布を織っています。

 

 大正時代、若山牧水は、秩父にやってきて、こんな歌を詠みました。

「秩父町 出はづれ 来れば 機をりの うた声つづく 古し家並に」

 

 当時、秩父の郊外にある農家では、みんな、蚕を飼っていました。

 その蚕から絹糸を作り、秩父銘仙を織っていくのです。

 道には、いたるところに桑畑がありました。

 桑が、蚕の餌なのです。

   今はもう、すっかり衰退してしまいましたが。
 
 蚕を飼っている農家は、秩父の郊外にも、もう一軒、あるかないか・・・。
 友人の旦那さんが高校の先生をしていて、その後、写真家になりました。
 蚕農家を探っては、写真に撮っていて、個展で展示していらしたのを拝見していました。
 でも、ある時、
「小鹿野町や吉田町でも、もう蚕農家は、ほとんどいなくなってしまったんですよ」
 と、別の個展の時に、おっしゃっていました。
 
 その頃、機織りは女たちの仕事でした。
 ひとむかし前までの、東南アジアの国々が、まさに、そうした状況だったのかもしれません。

 

 昭和60年代に買って、彼の文章に酔いしれ、何度、読んだか忘れたくらい好きだった、詩人・金子光晴の『マレー蘭印紀行』(中公文庫)。

 日本を逃れ、たどり着いた東南アジアでの、彼の体験が、皮膚感覚で描かれています。

 東南アジアの暮らし、人間を描く見事な描写力。研ぎ澄まされた文章。

 そして折々に挟まれる詩人としての、切ない言葉。

 とにかく、あの頃は日に一度は、金子光晴を読んでいました。

 

 次にハマったのが、藤原新也でした。

『印度放浪』『西藏放浪』なんて、胸をワクワクさせながら読んでいました。

 私は、実生活は出不精で、海外に行っても、マックスで3泊が精一杯。

 それなのに、なぜか、本の中では、「放浪」に憧れがあるようです。

 

 でも、その金子光晴も、ゴム園は描いていますが、女たちの織りについては、触れていませんでした。

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増補改訂版・発売

2019年11月12日 | Weblog

                 

 累計で、520万部売れているという『10分で読めるお話 6年生』(学研マーケティング)の増補改訂版が、このたび出版されました。

 

 この本はずっと販を重ねていましたが、このたび、新装版としてリニューアルすることになったそうです。

 売れている本なので、初刷部数もすごいです。

 

 私はこの本で「夕暮れの占い師」という作品を書いています。

 「夕暮れの占い師」は、いろんな塾の問題集や、入試などに使っていただいていて、とてもたくさんの子どもたちに読んでもらっています。

 

 リアルタイムでたくさんの子どもたちに読まれている本が、さらに、改訂版として発売されるなんて、なんだかすごく嬉しいです。

 売れ続けているハード本が、さらに文庫本化された時のような、感じです。

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街はクリスマスツリー

2019年11月11日 | Weblog

             

             

             

 ランチで、あちこちに行くと、街はクリスマスツリーにあふれています。

 孫たちに、「クリスマスプレゼント、何がいい?」と聞いたら、息子一家からチャットがあり、

 娘の♪ちゃんが、

「うちはツリーなんて、もう10月ぐらいから、飾ってるよ」と。

 子どもたちには、クリスマスは、お楽しみの一つのようです。

 

 でも、それを聞いて、「うあ!!うちも飾らなくちゃ」と。

 

 慌てて、昨日の、大安の日曜日に、倉庫から出してきて飾りました。

 我が家のツリーのオーナメントは、娘夫婦一家が1年間、ニューヨークに住んでいた時、私のお誕生日プレゼントに送ってくれたもの。

 あれからもう、4年が経ちました。

 同じオーナメントを4年飾っているということです。

 それくらい、気に入っています。

                                 

 でも海外の、クリスマスツリーは、やっぱりステキです。

 写真は、横向きになってしまいましたが、クリスマスに娘夫婦一家の住む、アメリカを訪ねた時、写したもの。

 とってもステキです。

 

 娘の家は、今もプレゼントをツリーの下に、こうしておいて、イブの夜が開けたら、一斉に子どもたちが、「わ〜っ」っと、包みを解くそうです。

 兄くんは、もう5年生なので、サンタさんの正体は知っているでしょうが、セレモニーとして楽しんでいるようです。

 我が家のツリーには、そのうち、またblogに登場していただきます。 

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