折にふれて

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加賀海岸国定公園 岬めぐり(2016夏) By空倶楽部

2016-07-29 | 空倶楽部

梅雨が明けたと聞いて、居ても立ってもいられず、夕陽撮りに出かけた。。

ここは加賀海岸国定公園、加佐の岬。

石川県最南西、福井県に接する加賀市、

金沢からだと車で1時間半ほどの距離にこの岬がある。

今は金沢に住んでいるが、元々、生まれ育ったところが加賀市。

昔から変わらない海岸線の景色はいつ眺めてもなつかしく、

近場の夕陽撮りとなると、まず出かけるのがこの岬だ。

海に沈む夕陽を捉えることはできなかったが、

夕暮の空模様とすれば、じゅうぶんに満足。

 

さらに、日没後の薄明かりが残る尼御前(あまごぜん)岬へ。

尼御前岬の眼下に広がるのが、石川県有数の漁港、橋立港。

かつてここは、北前船の船主を多く輩出し、日本一の富豪村と呼ばれたこともあったという。

小樽に現存する赤れんが倉庫のいくつかは橋立出身の船主が、

北海道における商売の拠点として建てたものだが、

今では、それを知る人は地元でも少ない。

また、漁港として整備されるまでは、

ここには県内有数の海水浴場があって、

夏休みになると、年中行事として家族総出で出かけたものだった。

しかし、海の家が林立したその海水浴場も、

今では、ずいぶんと小さくなり、かろうじて一軒が残るのみ。

 

水着に着替えるや、海の家を飛び出し、

火傷するほど熱い砂の上を爪先立ちで走って海に飛び込んだこと。

ひとしきり渚で遊んだ後、家族が待つ海の家を見失い、一軒一軒探し回ったことなど。

そんな子供の頃の記憶を呼び起こす懐かしい風景がここにある。 


夏の海といえば、「渚の誓い(So much in love)」。

アート・ガーファンクルやイーグルスのティモシー・B・シュミット、

日本では山下達郎もカヴァーしているが、

オリジナルは1963年のザ・タイムズまで遡る 。

この曲を聴いていると、不思議と両親と出かけた海水浴の思い出がよみがえる。 

 

The Tymes, "So Much In Love" 

 

「9」のつく日は空倶楽部の日   

詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで

 

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