はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

晩秋の万博公園をぶらり

2017-12-11 08:08:08 | 大阪のまちをぶらり
万博公園の西口から入ると、プラタナスの並木道が迎えてくれます。この景色が好きで、西口から入ることが多いのです。
ところで、プラタナスの並木といえば、はしだのりひことシューベルツの『風』を思い出し、ここを通るたびに口ずさんでいました。


その、はしだのりひこさんが先日、亡くなったそうです。また一人フォークの星が消えました。ご冥福をお祈りします。


「♪人は誰もただ一人旅に出て 人は誰もふるさとを振り返る ちょっぴりさみしくて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ 人は誰も人生につまずいて 人は誰も夢やぶれ振り返る プラタナスの枯葉舞う冬の道で プラタナスの散る音に振り返る 帰っておいでよと振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ」
フォーク世代の方は口ずさんでいただいたことでしょう。


この日は、午後から訪れたので午後の陽光を楽しむことができました。


落ち葉に斜めの陽が当たります。


よくある秋の風景です。


石段に積もった落ち葉に晩秋を感じます。


紅葉の後ろには、小さな滝が流れています。


紅葉の滝もありました。


「♪何かを求めて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ」


結局、日本庭園までは行くことができませんでした。

※訪問日 12月7日

晩秋の大阪城をぶらり(2)

2017-12-10 08:00:00 | 大阪のまちをぶらり
名残の紅葉を求めて大阪城に来ています。


赤いのや黄色いのやら、まだ残ってくれていました。


石垣の上に渋い黄葉がありました。


スズメも渋い黄葉色です。


20年前の平成の大改修で、天守閣も立派になりました。


本丸を囲む石垣が護りの固さを物語ります。しかし、今の大阪城は徳川幕府の命によって築かれたものです。秀吉さんの大阪城は地面の下に埋められてしまいました。大阪人としてはちょっと残念ですが、秀吉さんの頃より立派なお城になったようです。


ここは、まだ緑でした。


石垣と紅葉です。


黄葉が天守を飾ります。


梅園も今はひっそりとしています。


クリスタルタワーです。


ベンチでくつろぐ人物ですが、まるで自分の後ろ姿を見ているようでした。


その昔、私が子どもの頃の話です。よくなぞなぞで遊びました。「大阪城って誰が造った?」「豊臣秀吉。」「ちがいます。大工さんです。」よくあるパターンですが。でも、大工さんは正解かもしれませんが、秀吉さんというのも半分正解ということでしょうか。私たちが見ている今の大阪城は、徳川の世になって造り変えられたお城だからです。確かに秀吉さんが初めて造った大坂城ですが、時代とともになぞなぞの答えも難しくなっていきます。

※訪問日 12月6日

晩秋の大阪城をぶらり(1)

2017-12-09 08:00:55 | 大阪のまちをぶらり
大阪城は昨年『真田丸』でブレークしましたが、今年もまだまだ訪れる人は多いです。と言っても、ほとんどが海外からのお客さんですが。そんな大阪城に名残の紅葉を求めて行ってきました。


イチョウもそろそろおしまいのようです。


堀には観光船が浮かびます。


石垣に輝く紅葉です。


大阪城の石垣は本当に素晴らしいです。


太閤さんはこんな舟遊びはしなかったでしょう。


お堀に微かに映った紅葉です。


ここからは大阪空港に着陸態勢に入った飛行機がよく見えます。


石垣に間にも紅葉を発見です。


かろうじて1枚だけ残りました。


石垣の隙間にも所々に紅葉がありました。


※訪問日 12月6日

芭蕉さんの足跡を訪ねて最上川を船下り

2017-12-08 08:08:28 | 知らない街をぶらり
今から約330年前に松尾芭蕉は、みちのくを旅して『おくのほそ道』を著しました。芭蕉さんの足跡を追いかけて東北を何度か旅しましたが、今回は最上川を下ることが出来ました。
川下りの出発点の古口港までは、銀山温泉から約1時間です。途中で素晴らしい雪景色に出会いました。


ここは尾花沢というところですが、芭蕉さんもこの景色を眺めたのでしょう。(もちろん雪景色ではなかったです。)


それでは、舟下りを楽しむことにしましょう。ここの船下りは急流があるわけでもなく、方言で喋る船頭さんの語りを楽しむことでしょうか。


芭蕉さんも小船で最上川を下りました。それでは、『おくのほそ道』から「最上川」の章を読みながら、芭蕉さんの気分で川を下りましょう。
「最上川はみちのくより出でて、山形を水上とす。ごてん・はやぶさなど云ふおそろしき難所有り。」


「板敷山の北を流れて、果ては酒田の海に入る。左右山覆ひ、茂みの中に船を下す。白糸の瀧は青葉の隙ひまに落ちて、仙人堂岸に臨みて立つ。水みなぎって舟あやうし。」


「五月雨をあつめて早し最上川」と書かれています。この季節でも水量はありました。


この最上川は、芭蕉さんの俳句のおかげで有名になったのでしょう。名残の紅葉がありました。


ケヤキの林が美しかったです。


これが仙人堂です。


そして、これが白糸の瀧です。


上流を振り返ると、「左右山覆ひ」雲がたなびいていました。芭蕉さんと同じ景色を共有できて嬉しかったです。芭蕉さんも西行さんの足跡を訪ねて歩いたのですが、歌枕の旅は面白いものです。これってアニメの聖地巡礼も同じことなんでしょう。


楽しかった東北の旅もこれでおしまいです。ご覧いただきありがとうございました。

※訪問日 12月3日

郷愁誘う夜の銀山温泉

2017-12-07 08:00:30 | 秘湯の旅
夕食でいただいた地酒の六歌仙「山法師」が美味しかったです。ほろ酔い気分で夜の温泉街を散策です。


手持ち撮影+ほろ酔いのため手ブレが多く発生しました(笑)銀山川もライトアップです。


銀山温泉の夜景は、やはり素敵でした。ノスタルジック(郷愁)とは、このような景色のことを言うのでしょうか。


大正の頃からこんな風情だったのでしょう。今の時代にめぐり合うことが出来て幸せでした。


この日は、満月のような月が出ていました。(注:ブレています。)


古い建物も風情がありますが、この温泉街は中心を流れる川と橋の存在が、それを一層際立たせているような気がします。


寒い夜だったと思いますが、美しい景色とお酒のおかげで寒さも忘れていました。


千と千尋の舞台なのが頷けます。私は映画を観ていないのですが、そんな気がします。


ガス灯がほんわりと暗闇を照らしてくれます。


月の光が雪景色の温泉街を照らしていました。


※訪問日 12月2日