ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

「千」の山-3

2008-09-12 08:14:46 | 四方山話
千穂ヶ峰(253m)。
「鎮護ヶ峰」とも「千尾ヶ峰」とも呼ばれる熊野速玉神社のご神体山・権現山の主峰。

2004年12月14日、烏帽子山が一番の目標ですが、古稀の祝いと40回目の結婚記念日にかこつけ、のんびり温泉にも浸かるつもりで二泊三日での計画ででかけました。



浮島の見学をすませて、正面に見える権現山に向かいます。
 赤い神橋を渡り、大鳥居をくぐると源頼朝の寄進といわれる538段の長い石段が目の前に聳えています。石段の勾配が弱まり大きく左にカーブすると、大きな岩盤が横たわっています。その奥の注連縄が張り巡らされた大岩がゴトビキ岩。この磐座を背にして、熊野三山の元宮と言われる神倉神社が絶壁の上に建っています。



山腹道を北へ。細かい登降で「牛の背中」を過ぎ、稜線にでると展望台がありました。
権現山の主峰・千穂ヶ峰へは分岐に帰って急坂を10分ほど登ります。左手が開け、熊野川の流れの上に明日登る予定の烏帽子山、その右に大雲取山が見えました。頂上は疎らながら樹木に覆われて展望は期待はずれでした。



急な道を駆けるように下って20分程で登山口に下りたって、速玉大社に参拝しました。

千丈寺山(346m)
丹波市春日町と市島町の境、黒井城山の北にあります。
2007年3月7日、干支の山にちなんで黒井城山の別名、猪ノ口山に登った後に訪ねました。


(黒井城跡から千丈寺山・一番手前)
黒井場跡猪ノ口から北西へ続く尾根道は、トラロープのある急な下りで西ノ丸跡の小ピークへ、さらに鉄ハシゴで兵主峠に下ります。
 小さいピークを二つ越えて最後の急坂を登ると千丈寺山山頂です。



灌木に囲まれていますが、南側が切り開かれていて、正面にどっしりとした向山連山が屏風のように連なっています。振り返ると木の間から猪口山が、ほぼ同じ高さに見えます。微かに砦のあとの石積みも望めました。

**長々と綴ってきました「数字の山」シリーズは一応これで終わります**