竜門岳(904m) <竜門山地> 津風呂湖より
【りゅうもんたけ】奈良県吉野郡吉野町と宇陀市大宇陀区の境にあり、竜門山地の主峰にふさわしい堂々とした山容である。『大和志』に「竜門荘(りゅうもんのしょう)山口村の上方(かみつかた)にあり。山林遠く望めば蔚然(いぜん)(草木の茂るさま)として青々たり」と記されている。
登山口にある吉野山口神社は徳川家光寄進の石灯籠や、天然記念物のツルマンリョウ自生地として知られる。
並んで建つ高鉾神社は、もと竜門岳山頂にあったことが『大和名所図会』で分かる。共に延喜式内社である。
しばらく登ると竜門寺址がある。平安から室町にかけて栄え、宇多上皇や藤原道長も参詣したと『懐風藻』に記されている。近くの竜門滝は落差25m。
元禄元年(1688)、吉野を訪ねた芭蕉が立ち寄り、「竜門の 花や上戸の 土産(つと)にせん」の句を残している。文政元年(1818)、竜門郷14カ村の百姓が代官所を襲う一揆が起こった。いわゆる竜門騒動である。長らく旱魃に苦しんできたこの土地に、1951年、灌漑用ダムとして津風呂湖が造られ、新しい観光資源ともなっている。
吉野町山口から竜門寺址、竜門滝を経て山頂まで約2時間。嶽神社祠前に三角点があるが、スギやヒノキに囲まれて展望は殆ど得られない。 登山口
頂上間近か
1968年11月、大阪山友クラブの17名で初めて津風呂湖より全山紅葉の龍門岳へ登った。その後、数度登っているが、いずれも山口からのピストンである。二人で行った2004年7月1日のコースタイムを参考に挙げておく。
駐車地点(山口貯水槽)09:55…林道分岐10:25…尾根取り付き10:45 …竜門岳11:40~12:00…竜門滝13:10~13:40…駐車地点13:55