ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

晴れていれば…

2006-12-21 18:26:28 | 山日記
学能堂山の頂上で樹木がないので、冬晴れの日にはこんな展望が
楽しめた筈でした。
カシミール3Dで作図してみました。


まず北には、すぐ目の前に大洞山、そして遠くに名阪国道伊賀IC
横にある油日岳、那須ヶ原山、関トンネル近くの錫杖ヶ岳…


東には堀坂山、白猪山、局ヶ岳など伊勢の山々。


南で目に付くのは、ここから稜線が続く三峰山の大きな山容です。


そして西には高見山から室生火山帯の山々と、お馴染みの山がメジロ押しです。
いくつ登った山があるか数えてみて下さい。

来年の干支は「亥」。ほぼ真西に見える白「猪」山に登ってみましょうか。

クリスマス・イルミネーション

2006-12-20 18:44:28 | Weblog
本日のブログは♀ペンの製作です。


12月19日夜、千日山歩渉会の女性三人でイルミネーション鑑賞
に行きました。
Yさん運転の車で、まず香芝町関屋へ。ここは公園から見下ろす形
で全景を見せて頂きます。


その後、お庭を拝見しました。


次は王寺町畠田へ。ここはお隣同志二軒のお家が協力しての
イルミネーションです。


最後に大和郡山市小泉のお宅を拝見。


年々豪華になって夢のような美しい光景でした。

雪の学能堂山 (12.18)

2006-12-18 20:50:08 | 山日記
奈良県御杖村、三峰山から北に延びる支稜上にある学能堂山は
楽能堂山とも岳の洞山とも書かれる1022m、二等三角点の山です。
千日山歩渉会12月例会で登りました。
本当は昨日登る予定だったのですが、朝からの雨で見合わせて
宇陀市榛原区の美榛苑で忘年会。大いに飲んで食べて歌って今日
に備えました???。

三峰山への道の途中、神末上村から登り始めました。林道を登って
いくと小須磨峠への道標がありましたが、見送って直接、小須磨山
を目指します。


登るにつれ雪が現れ踏み跡が不明瞭になる中、まばらな植林帯
を急登します。


枝尾根の稜線を外さないように登ると、ちょうど
小須磨山(850m)の頂上にでました。


ここから少し下ると小須磨峠、美しい雪道の稜線を学能堂山目指
して登ります。
どんな動物の足跡でしょう。何かを引きずったような跡がずっと
続いていました。


佐田峠分岐から400mの急登で登り付いた学能堂山頂上。
風が冷たくて記念写真を撮っただけで、すぐに滑りやすい道を
佐田峠分岐に引き返して昼食を摂りました。


美しい霧氷をめでながら元の道を小須磨峠まで引き返し、しっかり
した道を下りました。一日中、私たちのパーティだけで独占した山。
今年の締めくくりにふさわしい、素晴らしい山行でした。

名残の紅葉 (12.16)

2006-12-16 17:57:52 | 矢田だより
♀ペンは貧血気味、変愚院は事故の経過観察で二人とも医者から
キンシンを命じられていましたが、明日は千日山歩渉会の忘年山行
で学能堂山へ行く予定です。


で…午後、矢田山を歩いてみました。二人で歩くのは11月22日
(変愚院の誕生日)以来、変愚院も二週間ぶりの矢田歩きです。
最初は松尾山往復の予定でしたが、♀ペンの調子もよいので、
いつも通り矢田山へも登り、2時間ほど歩いて矢田寺に下りました。


二週間前と同じ矢田寺庭園の道です。
すっかり落ち葉に覆われています。


庭園には、このようにノキシノブがびっしり
付いた、苔むした大木がたくさんあります。

今にも降り出しそうな空模様を案じながら、
帰りました。

目からウロコの百名山

2006-12-14 09:52:21 | 読書日記
「百名山」はあまり好きではありません。確かに、日本の代表的な山
が美しい文章で綴られた、深田久弥氏の「日本百名山」は私たち登山
者にとって大きな指標となってきました。しかし、その後の「百名山
ブーム」で、我も我もとツァー客が押し寄せる状況に、何となく足が
遠のきました。特に荒島岳に登ったとき、前夜泊まったヒュッテで
ご主人の嘆きを聞き、実際に荒廃した登山路の状況を見てからという
もの、ますます興味をなくしました。
 ところがこの本を読んで、こんな「百名山への接し方」もあったのか
と目から鱗が落ちた思いがしました。
 

この本の他の「百名山もの」と違うところ=著者・米倉さんの百名山の登り方は…

1.二年間で登る。
2.若い頃に登った山も含めて、百名山の全てに登る。
3.すでに登った山はできれば別のルートから登る。

というところです。
1.は当然、全てのシーズンで毎週のように続けなければ達成できませんし、
2.は、殆どの人が「かって登り残した山」を塗りつぶすことで、百名山
達成としていることを思うと非常に素晴らしいことです。
さらに3からは、「自ら進んでより困難を求める」アルピニズム精神がひし
ひしと感じられます。

「それぞれの百名山を持てばいいという人がいる。その通りである。しかし、
そのためには登ってみなければならない」という後書きの中の言葉は、まさに
その通りだと思います。他人の推薦で「新百名山」を選んでいるような方には
さぞかし耳の痛い言葉でありましょう。

数学的にありえない

2006-12-13 14:48:16 | 読書日記
一ヶ月程前、車の後ろがめちゃめちゃに壊れた夢を見て、目が覚めて
すぐ♀ペンに話しました。彼女は夢の話を聞くのがあまり好きではあり
ませんが、黙って聞き終わって「嫌な夢を見たね」といっていました。
ところが今月初め追突事故にあって、壊れた車の様子がまさに夢に見た
通りでした。不思議なこともあるものです。


そのあと、謹慎中に「数学的にありえない」を読みました。
この本は題名でかなり損をしています。♀ペンなどは表紙を見ただけ
で「頭がいと~なる」と見向きもしません。しかし中身は「予知夢」や
「予言」も出てくる「オカルト」風味をそえた「サスペンス」なのです。

登場人物を並べるだけでも面白い小説であることが一目瞭然です。
主人公こそ「元統計学講師」ですが、美人で「体操選手のような」ヒロ
インがCIA工作員、さらに北朝鮮工作員、国家安全保障局、FBI、
宝くじで2億4700万ドル当てた男、ロシアマフィアらが入り乱れて、
息も継がせぬスピードで物語が展開します。

もちろん「確率論」や「量子力学」「ラプラスの魔」「マックスウェル
の猫」などの数学的なエピソードはでてきますが、理解しようとさえ
しなければ(つまり読み飛ばしても…)話について行けました。

私にしては早く読み終えましたが、結末が分かってしまうと繰り返して
読む本ではなし、価格的にはちょっと高かったなあ…というのが偽らぬ
感想です。

初冬の風景 

2006-12-09 09:10:11 | 矢田だより
二、三日うっとうしいお天気が続きます。
どっちみち、山へ行くことは医者に禁じられているので、晴れていたら
天を恨みたくなるところですが…。


6日(水)に近所を散歩したときに見かけた、見事な柿の木です。
カメラアングルを探していると、実をひとつくわえたカラスが飛び
立って行きました。


その夜、近所のお宅のイルミネーションです。最近はこのような
飾り付けをするお家が増えました。
12月の風物詩の一つになりつつあります。

矢田寺の紅葉

2006-12-07 09:19:18 | 矢田だより
3日、「青少年野外活動とお餅つき」の帰り道で追突事故に遭い、
医者から「しばらく静かにしているように」いわれています。
…これは2日に撮った写真です。


矢田寺本堂


矢田寺庭園はアジサイで有名ですが、紅葉もなかなか見事です。


尾根移り落ち行く日あり冬紅葉-島田みつ子


日おもてにあればはなやか冬紅葉-日野草城


散紅葉掃き集めつつ遠ざかる-加藤霞村

こども野外活動とお餅つき(12.03)

2006-12-04 11:53:14 | 矢田だより
冬晴れの日曜日、矢田地区社会福祉協議会青少年部会の恒例行事を
お手伝いしました。お忙しい中、市長さんも駆けつけて下さって、参加者
100人を超す盛大な催しになりました。


矢田小学校に集まり、小学4年生以上はグラウンドでペタンク競技。
体育館ではカローリングも練習しました。


3年生以下の子供達は、付き添いのお父さん、お母さんも一緒に
「こおりやま野遊びの会」の先生の指導で里山の自然を観察して
歩きました。この先は竹がクヌギなどの自然林を侵食しています。


丘を下ってひろびろと開けたところに出ました。正面に見える森
からオオタカが二羽飛び立ちました。矢田丘陵には他にもノスリ
やチョウゲンボウなどのタカを初め、たくさんの鳥が棲んでいます。


野生のリンドウもたくさん顔を出しています。


これはめっきり数少なくなったオグルマ。谷川に生えるサワオグルマ
は「山クラゲ」といって食べられると教わりました。
矢田は豊かな自然に恵まれた素晴らしい郷土だということを、
子供たちも肌で感じたようでした。


小学校に帰ってお餅つき。子供達も元気にキネを持ったり、お餅を
丸めたりお手伝いをしました。
そのあと、オバサン達が焼いてくれたお餅をお腹一杯頂きました。

木枯らし舞う丘の道 (12.02)

2006-12-02 17:03:47 | 矢田だより
今日はお天気はまずまずでしたが風があり、枯葉が舞い散る寒い
朝でした。
いつものように矢田寺~国見台~松尾山(往復)~矢田山三角点
~小笹ノ辻と矢田丘陵を歩きましたが、展望は今ひとつで、
「まほろば見晴らし所」からは若草山も見えませんでした。


矢田山展望台から見た生駒山も、ぼんやり霞んでいます。


正面左端の高みが松尾山、右に鉄塔の見える山は矢田東山です。
矢田丘陵は自然林が多いので、紅葉が山肌を染め上げています。


矢田寺に下ってきました。本堂上の墓地も紅い落ち葉で敷き詰め
られています。矢田の里山にも本格的な冬が近づいています。