かっきーの独り言

自転車通勤で実業団レースに挑むガンダム大好きイクメン、かっきーのブログです。遊んで行って下さい。

ツールドおきなわ

2006年11月19日 | 自転車
行ってきました。ツールドおきなわ。

バリバリのレースなんで、写真は無いです。カメラなんて持って走れません。
予備チューブやポンプすら不携帯です。やっちゃったらそこで終わり、ってことで・・・

私の参加した130kmクラスは国頭を8時半にスタート、116km地点の源河チェックポイントを12時40分までに通過すれば、交通規制解除に間に合うとのこと。

スタートから300人の大集団が40km/h弱のスピードでガンガン行きます。
集団が詰まったり接触があるたびに皆声を出して事故を避けますが、その緊張感は並じゃない。
これを130kmもやるの?神経持たんぞ・・・と思っていると、やはり登りで集団がばらけました。
普久川ダムの登り。一回目はあのテルも心を折られた登りです。とにかく気持ちを折らないように登ります。

沖縄はまだセミが鳴いてます。

8km、高低差300mの登りが終わってもだらだら続くアップダウン。
集団からバラけた人たちでなんとか新たな集団を作りますが、それも長続きせず。

そうこうするうちに、やっと平地に出ました。そこへ後ろから200kmクラスの大集団が。
一緒に走っていた人が、「あれに乗りましょう」と誘ってくれ、一つ上のクラスの集団走行を体験することに。

ここがコース唯一ともいえる平地だったのですが、速い速い。巡航速度47km/hの集団走行なんて初めてやりました。
貴重な体験でした。

道路のあちこちにある交通案内の電光掲示板が「チバリヨー(がんばれ)ツールドおきなわ」などと表示されており、沿道では地元の人たちが太鼓を叩いて応援してくれます。地域を挙げてのイベントって感じで凄く良かったです。

そうこうするうちに2回目のダムアタック。そう、この恐ろしい登りを二回やるんです。
常に足切りの恐怖と戦いながらの走り。体力温存なんて言ってられません。この一漕ぎに完全燃焼。その積み重ねあるのみです。

初めてレース中にボトルを捨てるということを体験しました。これも後から運営の方たちが掃除してくれるからこそ出来ること。ありがたいです。

既に左右のふくらはぎ、脛、腿に攣りそうな兆候が。騙し騙し登っていくと、ようやく山頂。
ここは補給ポイントになっていて、運営ボランティアの人たちが水とスポーツドリンクの入ったボトルを渡してくれます。「水!!」「スポーツ!!」と叫びながら、走りながらボトルを受け取るわけですが、ここで回転を落としてしまったためとうとう右の膝裏が攣ってしまいました。

一度自転車を降りて、運営の人たちにマッサージしてもらいます。その間にも下から続々登ってくる。
5分ほどで回復し何とか戦列復帰。

この時点ではまだ時間に余裕ありかと思われました。

しかし、その後は平地が全く無く、どこまでも続くアップダウン。集団も完全にばらけ、抜きつ抜かれつしながら走ることに。
平均時速も上がらず、27km/hがせいぜい。

源河までの距離と時間を考えると、AV30km/hは必要だなあ・・・と焦りが出始めますが、どこまで行っても平地にならず、ペースが上がりません。

さらに補給食の手持ちが底をつき、ハンガーノックの恐怖との戦いも始まりました。

そうこうするうちに90km地点の高江チェックポイントに到着・・・あれ、人がいっぱいいるぞ。。。

あ・・・係員が来た。手にはペンチが。

あっさり計測チップを切られて終了~。

時刻は11時半。
どうやらこのあたりの交通規制が11時半までだったようです。無念の失格。。。

源河まで30km程、残り時間1時間だから行かせてくれれば・・・との思いもありましたが仕方ないです。
後から見ると、この後のコースはさらに激しいアップダウンだったので、まあ無理だったでしょうが・・・

このポイントで捕まった人130km、200kmクラスあわせて100人強。
130kmクラスは300人程出走して、完走者は200人くらいだったようです。

思った以上に厳しいレースでした。心のどこかの「完走できるかな」との思いがあっただけに悔しいですね。
練習しなくちゃねえ・・・

自転車は大型トラックで、人は大型バスでゴール地点の名護まで。
その後の話はまた今度。。。