【はじめに・これから自転車通勤を始める方へ】
東北地方太平洋沖地震で被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。
一人でも多くの方が無事でいて下さるよう願っております。
さて、関東では電力不足その他の事情で電車の運行が通常通り行えず、通勤手段を自転車に切り替える方が多くなっていると伺いました。あまり自転車に乗ったことのない方が、いきなり自転車通勤をするとなると色々と障害があるかと思います。
私は自転車通勤を始めて13年になります。経験や伝聞から、これから自転車通勤を始める方が安全に往来できるよう何点かポイントを挙げさせて頂きます。ごく簡単な解説にとどめますのでご了承ください。
【自転車に乗る前に】
・今から乗ろうとしている自転車に、ヘッドライトは付いていますか?きちんと明かりが点きますか?
自転車のライトは前を照らす為だけの物ではありません。周囲に存在を知らせる為のものでもあるのです。暗くなる通勤復路では必須です。ヘッドライトの色は法律で白と決められていますので注意。
・後ろに反射鏡またはテールランプが付いていますか?
これも同様の理由です。法律で赤と決められています。
・ブレーキは効きますか?
左右のブレーキをしっかり握って、車体を前後にゆすってみて下さい。車輪がズルズル回るようだと、ブレーキがゆる過ぎます。自転車屋さんで調整してもらいましょう。思い通りに止まれない車両は危険です。
またこの時、車体のどこかがガタガタ、グラグラしていないか確認して下さい。異常があれば自転車屋さんへ。
・タイヤに空気は入っていますか?
車輪を手で握って、親指でタイヤを押してみて下さい。タイヤがへこむようでは、空気圧が低すぎます。しっかり空気が入っていないとパンクの原因になります。
【自転車はどこを走るのか】
・歩道は歩行者の聖域
道路交通法では、自転車は原則車道を走ることになっています。止むを得ない場合は歩道に上がることも出来ますが、歩行者の通行を妨げてはいけません。歩道は歩行者の物です。歩行者にベルを鳴らして蹴散らしたり、歩行者の間を縫って走るなど言語道断です。人が多い場合は押して歩きましょう。
・車道の左側を走る
自転車は自動車と同じく、車道を左側通行で走る事が法律で定められています。車道を逆走しないよう注意して下さい。正しく走ってきた自転車と正面衝突してしまいます。走る位置は車道の左側です。真ん中を走ってはいけません。
【注意点】
・片手運転、わき見運転は禁止されています。したがって、傘をさしたり、携帯電話をいじりながらの運転は法律違反になります。当然飲酒運転も禁止されています。自転車通勤の場合、飲むならお家で晩酌にしましょう。
・当然ですが、信号や道路標識は守りましょう。
・ふらふら蛇行せず、まっすぐ走りましょう。
・路地から大通りに出るときなど、一時停止して安全確認をしましょう。
・渋滞の際など、動いている自動車を左から抜くのは違反です。危険ですのでやめましょう。
・路上駐車の車を避けるときは、右後方を確認して後ろの車と十分間隔がある事を確認しましょう。間が詰まっていれば、一台やり過ごしたり、場合によっては路駐車両の後ろで一度停車する方が安全なこともあります。間隔が適切であれば、右手を水平に伸ばして、右に出るという合図を後方に送ります。その際、後ろのドライバーと目線を合わせられればベストですが、姿勢を崩してまでこだわる必要はありません。走行中車道の真ん中まで膨らみすぎないように気をつけなければいけませんが、もし路駐車両のドライバーが不用意にドアを開けた場合に、ぶつからない程度の間隔は保持しましょう。
・法律に定めはありませんが、ヘルメットと手袋をされることを強く推奨します。
・ドライバーからよく見えるよう、目立つ服装を心がけましょう。暗い色のスーツですと、復路は闇に同化して発見されにくくなります。明るい色のカバンを背負うなどの工夫をして下さい。
最後に、もし長距離の運転で膝が痛くなるようなら、サドルが低すぎるのかもしれません。
以上の事に気をつけて、安全に自転車通勤をして下さい。
東北地方太平洋沖地震で被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。
一人でも多くの方が無事でいて下さるよう願っております。
さて、関東では電力不足その他の事情で電車の運行が通常通り行えず、通勤手段を自転車に切り替える方が多くなっていると伺いました。あまり自転車に乗ったことのない方が、いきなり自転車通勤をするとなると色々と障害があるかと思います。
私は自転車通勤を始めて13年になります。経験や伝聞から、これから自転車通勤を始める方が安全に往来できるよう何点かポイントを挙げさせて頂きます。ごく簡単な解説にとどめますのでご了承ください。
【自転車に乗る前に】
・今から乗ろうとしている自転車に、ヘッドライトは付いていますか?きちんと明かりが点きますか?
自転車のライトは前を照らす為だけの物ではありません。周囲に存在を知らせる為のものでもあるのです。暗くなる通勤復路では必須です。ヘッドライトの色は法律で白と決められていますので注意。
・後ろに反射鏡またはテールランプが付いていますか?
これも同様の理由です。法律で赤と決められています。
・ブレーキは効きますか?
左右のブレーキをしっかり握って、車体を前後にゆすってみて下さい。車輪がズルズル回るようだと、ブレーキがゆる過ぎます。自転車屋さんで調整してもらいましょう。思い通りに止まれない車両は危険です。
またこの時、車体のどこかがガタガタ、グラグラしていないか確認して下さい。異常があれば自転車屋さんへ。
・タイヤに空気は入っていますか?
車輪を手で握って、親指でタイヤを押してみて下さい。タイヤがへこむようでは、空気圧が低すぎます。しっかり空気が入っていないとパンクの原因になります。
【自転車はどこを走るのか】
・歩道は歩行者の聖域
道路交通法では、自転車は原則車道を走ることになっています。止むを得ない場合は歩道に上がることも出来ますが、歩行者の通行を妨げてはいけません。歩道は歩行者の物です。歩行者にベルを鳴らして蹴散らしたり、歩行者の間を縫って走るなど言語道断です。人が多い場合は押して歩きましょう。
・車道の左側を走る
自転車は自動車と同じく、車道を左側通行で走る事が法律で定められています。車道を逆走しないよう注意して下さい。正しく走ってきた自転車と正面衝突してしまいます。走る位置は車道の左側です。真ん中を走ってはいけません。
【注意点】
・片手運転、わき見運転は禁止されています。したがって、傘をさしたり、携帯電話をいじりながらの運転は法律違反になります。当然飲酒運転も禁止されています。自転車通勤の場合、飲むならお家で晩酌にしましょう。
・当然ですが、信号や道路標識は守りましょう。
・ふらふら蛇行せず、まっすぐ走りましょう。
・路地から大通りに出るときなど、一時停止して安全確認をしましょう。
・渋滞の際など、動いている自動車を左から抜くのは違反です。危険ですのでやめましょう。
・路上駐車の車を避けるときは、右後方を確認して後ろの車と十分間隔がある事を確認しましょう。間が詰まっていれば、一台やり過ごしたり、場合によっては路駐車両の後ろで一度停車する方が安全なこともあります。間隔が適切であれば、右手を水平に伸ばして、右に出るという合図を後方に送ります。その際、後ろのドライバーと目線を合わせられればベストですが、姿勢を崩してまでこだわる必要はありません。走行中車道の真ん中まで膨らみすぎないように気をつけなければいけませんが、もし路駐車両のドライバーが不用意にドアを開けた場合に、ぶつからない程度の間隔は保持しましょう。
・法律に定めはありませんが、ヘルメットと手袋をされることを強く推奨します。
・ドライバーからよく見えるよう、目立つ服装を心がけましょう。暗い色のスーツですと、復路は闇に同化して発見されにくくなります。明るい色のカバンを背負うなどの工夫をして下さい。
最後に、もし長距離の運転で膝が痛くなるようなら、サドルが低すぎるのかもしれません。
以上の事に気をつけて、安全に自転車通勤をして下さい。