風神の門
2008-03-02 | 読書
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久方ぶりに
しっかりした小説を読みたいと思いたち
司馬遼太郎氏の歴史小説「風神の門」を再読致した
何度読み返しても面白い
そもそも
NHKで週一回
時代劇の枠番で放送されたのが
小説を読むきっかけだったように思われる
フリー百科事典によれば
1980年4月9日から10月1日まで
毎週水曜午後8時から(全23話)NHKで放送されてたとか
霧隠才蔵役が三浦浩一
獅子王院役の磯部勉
主役の三浦浩一氏の破天荒さは痛快でござった
磯部勉氏は
インパクトあり過ぎ(笑)
女優陣が
これまた眉目秀麗
隠岐殿役の多岐川裕美
お国役の小野みゆき
このお二方がまた・・・
‘超’強烈な美のオーラを放っておいででござった
子供ながら小生
羨望の眼差しで拝顔したことを
今でもよく覚えておる
青子役の樋口可南子・・・
実に
可愛らしゅうござった
他には
真田幸村役の竹脇無我
猿飛佐助役の渡辺篤史
あたりが印象に残っておりまする
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伊賀と言えば服部半蔵(霧隠才蔵は真田十勇士のイメージが強い)
甲賀と言えば猿飛佐助
風魔と言えば風魔小太郎
百地三太夫と言えば真田広之
柳生三厳(十兵衛)と言えば千葉真一
ちなみに
柳生宗矩と言えば萬屋錦之介
その昔
拙者
奈良の笠置から柳生の里まで歩いたことがござる
柳生の里で
柳生家代々の墓参りを致し
いたく感動したものでござるよ
・・・
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話がそれ申した失敬
「風神の門」の登場人物は
誰もかれもが魅力に満ち溢れ
話の展開も
人間描写も
とにかく憎らしいほど素晴らしかった
なんとこのドラマ
2006年に
DVD化されていたと言うではないか・・・
好きな時代劇を上げろと申されれば
渡辺謙「独眼流政宗」
中井貴一「武田信玄」
そして
「風神の門」を即上げることができる
別格扱いの作品は・・・
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昔の時代劇は
重厚感があり
今でも充分見ごたえがあると思いませぬか?
今回は
時代劇調で
文章を書かせて頂いた
読みにくい部分は
笑って許されよ
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