

第三十九条
心神喪失者の行為は、罰しない
2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する
リアルタイムで見た映画を
久しぶりにDVDにて堪能してみました
懐かしい~
堤さん若~い
畑田修に
妹を強姦の末殺された工藤啓輔が
目の当たりにした現実
半年たらずで社会復帰した畑田修
成人し結婚し
もうすぐ父親になる畑田修の
今だ完治していない子供に対する性癖…
かつて畑田修は未成年で
犯行当時心神喪失状態にあったとして
刑法第三十九条により裁かれてはいなかった
自分の人生も
愛する人をも総てを犠牲にして
畑田修の詐病を見抜けなかった
正統に裁けなかった司法への
刑法第三十九条への抵抗(報復とも言える)が始まるわけです
先月読んだ
『さまよう刃』の長峰重樹もだけど
残された被害者の遺族の気持ちは
永遠に癒されることがない
加害者が
未成年だったり
心神喪失者や心神耗弱者だったりしたら最悪
ましてや
未成年を逆手に取ったり
心神喪失者や心神耗弱者を装い
医療措置後に
社会復帰なんて…
で
刑法 (明治四十年四月二十四日法律第四十五号)
読んでみました
素人が読んでも
なかなか理解しづらいながら
今どきこの刑法?
と思う項目があったりする
知識がないので
突っ込んだ考えは論じることが出来ないけれど
法律は
それ自体完璧なものではく
時代の変化や情勢に伴い
見直すものありだと思う
さて話を戻しますが
ここに登場する精神鑑定人の
精神医学者の藤代と
その助手・小川香深は異様です
見るからに情緒不安定な
社会不適合者っぽい雰囲気のデフォルメ演技…
実際は
こんな人達に
精神鑑定依頼しないとは思いつつ
森田芳光監督の偏見?
精神科医とか馬鹿にしてない?
劇中に登場するキャクター全員が
ある意味普通じゃない!
これを
単に
個性的な演出と言って
片付けていいものか疑問
当時
『男たちのかいた絵』(1996年)で
豊川悦司さん演ずる
鶴丸杉夫と松夫と言う二重人格を見て
この役者只者ではない!
と思ったものですが
堤真一さん扮する
工藤啓輔(柴田真樹)の演技も
映画館で見て
かなりの衝撃を受けたのを
思い出しました
今
こうして
見返しても
充分見ごたえのある作品では?
ただ
作品の中で
森田芳光監督自身の
‘第三十九条’に対する
何かしらの見解と言うか
結び的な要素が欲しかった気もする








今月から
堤真一さんの舞台出演が続きます!
映画もいいけど
やっぱり堤さんは舞台でしょ~

宣伝すると
チケット取りにくくなるか…
