時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ゴッホの家(ラヴー亭)

2009-04-06 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)
オーヴェーでゴッホの人生最後の
住み家となったのが
ラヴー亭

ゴッホが過ごした屋根裏部屋は
レストランの裏手から入ることが出来ます



ディナータイムは
30人から45人くらいで
貸切も出来るそうです

ちなみに
通りに面した
こちらのラヴー亭とは別に
裏から入ると
別棟のレストランがありました


3階の屋根裏部屋の階段                                ラヴー亭正面

階段を上がった正面に
ゴッホの部屋
その右隣には
‘ヒルシフの部屋’と名づけられた部屋があります

ヒルシフは
1890年6月中旬より
このラヴー亭の屋根裏部屋に住み始めた
オランダの若い画家でした
7月27日
一晩中ゴッホが隣の部屋でうめくのを聞き
ゴッホの苦しみんだ様子を証言しています

28日には
パリのテオの元へ
ゴッホの自殺を告げた
ガシェ医師の伝言を持っていった
人物でもあります



1890年5月20日から
この屋根裏部屋の住人となったゴッホ
下宿代は
3フラン50サンチーム
毎朝ラヴー亭から
オーヴェールの野外に
絵を描きに行っていたと言う

そして
1890年7月29日
弟テオに看取られ
夜中の1時半に亡くなった

ゴッホが亡くなった後
この貸し部屋は
縁起の悪い‘自殺者の部屋’として
誰も住もうとせず
そのままの姿で残されていたそうです

そして
1世紀もの間
奇跡的に保護され
1985年
歴史的建造物に指定されました



通りを挟んで
ラヴー亭のほぼ向かい側には
村役場がございます

そうそう
ヒルシフの部屋にある
ドアを開けると
ミニシアターのブース!

ゴッホが残した言葉や作品を
オーヴェールの
美しい町の風景と共に
堪能することが出来ます

これを見た後
ノートルダム教会へ
そして
墓地へと向かう小道を進む事を
お薦めします

墓地の後方に広がる情景は
鬼気迫るモノが…