時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

クリスマス・キャロル

2009-05-26 | 読書
並はずれた守銭奴で知られるスクルージは
クリスマス・イヴに
かつての盟友で
亡きマーリーの亡霊と対面する
マーリーの予言通り
3人の精霊に導かれ
自らの辛い過去と対面し
クリスマスを祝う
貧しく心清らかな人々の姿を見せられる
そして最後に
自分の未来を知ることに

従姉妹に薦められ
読んでみました

後悔先に立たず

と言う諺がありますが
この物語は
あろうことか
主人公・スクルージが
死ぬ間際
己の人生を後悔しないようにと
かつての盟友と
精霊が3人も現れ
彼自身の過去・現在・未来を見せてくれます

何ともまぁ~
お優しい精霊なの!

キリスト教的な博愛主義と
美徳を切々と説いている印象があります

頑なに心を閉ざし
卑屈に生きるのはなく
人に心を開き
前向きな
温かい心持で過ごすことで
自ずと人生は
明るいモノとなる

日々
感謝の気持ちを持って
生きていくべし!
人は
決して独りで生きているのでない
それぞれが
何らかの繋がりを持ち
助け合いながら
生かし
生かされている存在なのであります

これは
いかなる宗教にも
共通している事ですね

夢見に
今は亡き身内が現れ
助言もどきの事を
伝えようとしてくれることが
無きにしも非ずのσ(^^;)

改めてその想いに
感謝する次第でございます

話は逸れます
キリスト教には

悔い改めよ
さすれば汝は救われる


と言う一節がございますが
これって
本人が
気持ち(精神)的に
‘救われる’だけで
犯した罪そのものが
‘許される’訳じゃ~ないですよね?