時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

居眠り磐音 江戸双紙14 ~夏燕ノ道~43

2010-03-25 | 読書
両替商・今津屋の老分番頭由蔵らと
日光社参に随行することになった磐音だが
出立を前に思わぬ事態が出来し…

将軍・家治だけでなく
次期将軍家基までもが日光社参に同行することになります
しかも隠密に…
何故って
徳川将軍・家治が
江戸城を離れている隙に
城に残る家基を暗殺してしまおうなんつ~
企てが密かに進行してまして
それを阻止すべく
家基
江戸城脱出を計った訳です
まぁ~
次期将軍としての見聞を広げると云う
意味もあるんですけどね


企ての首謀者と云うのが
田沼意次なんですね~
昨日の敵は今日の敵!
意次の放った雑賀衆が
家基暗殺の手を伸ばして参ります

日光社参の出納を一手に任された
今津屋の老分・由蔵を助けつつ
道中
大名・旗本らが悪さをせぬよう
見張りもしつつ
上様御側御用取次・速水左近からの依頼で
急遽
家基の護衛任務も任され
護衛プラス
雑賀衆も成敗せにゃらなん!

御側衆・速水左近に信頼され
徳川将軍・家治に信頼され
次期将軍・家基にも信頼され
あっちからも
こっちからも
頼まれ事の依頼殺到
坂崎磐音の大安売りですわ(笑)

ですが
それを難なくこなしてしまうところが
坂崎磐音の凄いところです
神出鬼没
恐るべし坂崎磐音

当人の預かり知らぬところで
磐音の評価はうなぎ上り
関前藩主福坂実高と国家老坂崎正睦は
そのお陰で
日光社参の折
徳川家治との拝謁が叶い
尚且つ
短刀と時服まで頂いちゃいます

棚から牡丹餅

磐音達の出立を前に
金兵衛さんが
おこんに3つも見合いを用意しているらしく
磐音…
心中穏かではない(笑)

ままそれは
次の巻に持ち越しということで…

寝る間も惜しんで
読んでしまいました