時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

Grand Slam Roland-Garros 2011 Men's Singles Ⅲ

2011-06-02 | テニス
男女共
シード選手が早々敗れる波乱もありましたが
男子に関しては
世界ランクの上位選手が順当に勝ち進みました



ベスト4
ラファエル・ナダル(1)  vs アンディー・マリー(4)
ロジャー・フェデラー(3) vs ノバク・ジョコビッチ(2)

4強揃い踏みです



因みに
女子のベスト4ですが



マリア・シャラポワ(7) vs 李娜(6)
フランチェスカ・スキアボーネ(5) vs マリオン・バルトリ(11)

シャラポアは
4年ぶり全仏4強い入りです
そして
今回の優勝には
生涯グランドスラムがかかってます



前年度優勝の
スキアボーネあたりが立ちはだかるのか?

いずれにせよ
ここ数年
怪我で苦しんだシャラポア
何とか報われることを祈ってます

因みに
小生が応援しているアナ・イバノビッチ
彼女もここ数年
めっきり覇気がない…


              画像はROLAND-GARROS 2011より引用

アジャストメント 17

2011-06-02 | 映画
選挙で敗れた
上院議員候補デヴィッド・ノリス
敗戦会見の準備をしていた彼は
見知らぬ女性エリースと出会い
たちまち意気投合する
更に
会見を無事に切り抜けたデヴィッドは
全米一のベンチャー企業に役員として迎えられ
次回の
上院選の有力候補として再浮上する




だが
そんな彼の行動を
逐一モニターする謎の集団があった
社会の裏で
超人的な能力を駆使し
人間の運命を操作する
運命調整局のエージェントたちだ

調査局のハリーは
7時5分ジャスト
出勤するデヴィッドがコーヒーをこぼし
バスを乗り過ごすよう
操作を試みるハズが
手違いから失敗



予定に反し
バスに乗り込んだデヴィッドは
車内でエリースと再会し
彼女の携帯番号が書かれたメモを手に入れる

出社したデヴィッドは
調整局から派遣された干渉班が
社員の意識改変を実施する現場に遭遇し
捕えられてしまう
エリースと2度と会わないよう
デヴィッドに忠告したエージェントたちは
携帯番号のメモを燃やす

更に
調整局の背後には
すべての運命を司る
‘チェアマン’の存在があると告げる



3年後
デヴィッドは三度
エリースと再会することとなる
それを知った調整局のメンバーは
当然のことながら2人を引き離そうと
様々な策を講じる

繰り返し再会する彼らに
疑問を持ったリチャードソンは
徹底的に2人を調査
過去に2度も結ばれる運命にあった2人が
その運命に引きずられ
互いに呼び合っていたことが明らかになる



一方
デヴィッドの元には
調整局が派遣した‘ハンマー’の異名を持つ男
トンプソンが現れ
彼が政治家になった理由は
真のリーダーとして
人類を統率させるためだったと説明

そして
これ以上エリースと接触すると
デヴィッドの輝かしい未来だけでなく
彼女のダンサーとしての夢も成功も
すべてが消えると告げる



愛する彼女の夢を
演出家としての成功を願い
身を引くか
己の気持ちに正直に
彼女との愛に生きるか
選択を迫られたデヴィッド
果たして彼は
どのような決断を下すのか…



完全オリジナルかと思いきや
フィリップ・K・ディックと言う作家の
短編小説をベースにした
寓話的SF仕立ての恋愛映画でした
なかなかの秀作です

こういった面白い原作があるのだから
「AKIRA」や「ドラゴンボールZ」「忠臣蔵」を
わざわざ実写化せずともねぇ~



人間の運命を自身に委ねると
ろくなことにならないと言う過去の実例から
第三者によって
人間の運命が設定され
随時
調整されているという‘神の存在’を
連想させる調整員(天使?)が登場

とは言え
宗教色は殆ど感じません
天使と言っても
羽が生えているわけではありませんが
人の心が読めたり
ドラえもんの‘どこでもドア’もどきの‘帽子’を
各自所有しております
雨が苦手?みたい
居眠りして
任務をミスったりすることもありまして
かなり人間ぽい調整員(‘天使’)



人間は
大いなるパワーを持つ‘チェアマン’が定めた
己の‘運命’を変えることが出来るか!?

と言うのが
テーマになっております

その運命を変えるキーパーソンが
‘愛’なんです!

‘愛’がキーパーソンになる話には
「ロミオとジュリエット」「白鳥」がありますけど
‘愛’が目的であったがため
それを貫くために
‘死’を選んだ「ロミオとジュリエット」に対して
‘愛’が手段であったため
‘呪い’を打ち砕く事ができた「白鳥」
「アジャストメント」は
どちらかと言えば「白鳥」よりです



調整員・リチャードソン曰く
デビッドは
未来において大統領になる力量があるにもかかわらず
時として
暴力的にそのチャンスを自ら
放棄(壊す)癖があるらしい

エリースにひと目惚れするも
何度も調整員に邪魔されます
にも関わらず
この2人の‘赤い糸’は切れない!
前世から
何かしらの因果があるらしい
その因果が何なのか…
残念ながら
最後まで
明らかにされないのが不満と言えば不満



調査局のハリーが
己の立場&任務を無視してまで
デヴィッドとエリースに肩入れするにも
何やら理由があるらしい

そして
最終的に
‘チェアマン’が下した
2人への‘ジャッジ’が
これまた
なかなか良いぞぉ~
選ばれし2人!?



自らの人生を
切り開いて行こうとする強い気持ち
一期一会を大切に
生きていけば
世界は変わるかもしれない
そんな風に感じた次第です

そうそう
帽子をかぶった人には
気をつけましょう
何故なら…



エリース役の彼女↑
どこかで見たことあるなぁ~
と思っていたら
「プラダを着た悪魔」でミランダの
第一秘書・エミリーを演じていた女優
エミリー・ブラントさんでした