小兵衛は見た
凄腕の二人の浪人者を
たちまちにして蹴ちらした
その剣客の手並みを…
男の名は波川周蔵
あの男ならせがれでも危い
波川に
いわれなき胸騒ぎを覚えた小兵衛は
やがて
大治郎襲撃の計画を偶然知るや
卓抜した剣客の直観で
その陰謀と
波川との
見えざる糸を確信する
秋山小兵衛六十六歳
一剣客として
父として
その血は熱く沸いた
長編です
ややこしい…
とは言え
色んな人間が
絡み合っていて
読み応えがありました
士農工商制度が
根底から揺らぎ始め
何度となく
武士の行く末を
憂いていた小兵衛ですが
その思いが
益々濃くなるばかり
そんな中
徳川吉宗の側近から
小身旗本
第9代将軍・徳川家重の時代には
西丸小姓として抜擢
第10代徳川家治の治世では
遂に
老中まで登りつめた
田沼意次
何度となく
その命を狙われます
その手始めに
秋山大次郎が狙われた!
と言う次第です
剣客・秋山小兵衛と言うより
大治郎の父としての
姿が印象的でした
最終章「血闘」では
意次の嫡男
若年寄・意知が
天明4年(1784年)
佐野政言に殺害された事が
記されています
佐伯泰英
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズでは
打倒!田沼意次と
完全に反意次派なσ(^_^;)ですが
「剣客商売」で描かれる
意次は
結構良い人なので
複雑です
何れにせよ
田沼意次の顛末が
史実として
分っているだけに
架空の人物とは言え
三冬さんや
大治郎の今後が
気にまりますね
凄腕の二人の浪人者を
たちまちにして蹴ちらした
その剣客の手並みを…
男の名は波川周蔵
あの男ならせがれでも危い
波川に
いわれなき胸騒ぎを覚えた小兵衛は
やがて
大治郎襲撃の計画を偶然知るや
卓抜した剣客の直観で
その陰謀と
波川との
見えざる糸を確信する
秋山小兵衛六十六歳
一剣客として
父として
その血は熱く沸いた
長編です
ややこしい…
とは言え
色んな人間が
絡み合っていて
読み応えがありました
士農工商制度が
根底から揺らぎ始め
何度となく
武士の行く末を
憂いていた小兵衛ですが
その思いが
益々濃くなるばかり
そんな中
徳川吉宗の側近から
小身旗本
第9代将軍・徳川家重の時代には
西丸小姓として抜擢
第10代徳川家治の治世では
遂に
老中まで登りつめた
田沼意次
何度となく
その命を狙われます
その手始めに
秋山大次郎が狙われた!
と言う次第です
剣客・秋山小兵衛と言うより
大治郎の父としての
姿が印象的でした
最終章「血闘」では
意次の嫡男
若年寄・意知が
天明4年(1784年)
佐野政言に殺害された事が
記されています
佐伯泰英
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズでは
打倒!田沼意次と
完全に反意次派なσ(^_^;)ですが
「剣客商売」で描かれる
意次は
結構良い人なので
複雑です
何れにせよ
田沼意次の顛末が
史実として
分っているだけに
架空の人物とは言え
三冬さんや
大治郎の今後が
気にまりますね