時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ISUグランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ「男子FS」

2019-10-27 | フィギュアスケート

Free Program Starting Order 
Group2
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) 
アンドレイ・ラズキン(ロシア) 
田中刑事(日本)   
カムデン・プルキネン(アメリカ) 
羽生結弦(日本) 
ナム・ニューエン(カナダ) 

<羽生結弦選手の構成>
4Lo(クワド・ループ)
4S(クワド・サルコウ)
FCCoSp4(フライングチェンジフットキャメルスピン:レベル4)
StSq4(ステップシークエンス:レベル4)
3Lz(トリプル・ルッツ)
4T(クワド・トウループ)
~後半~
4T+1Eu+3F(クワド・トウループ~オイラー~トリプル・フリップ) 世界初のコンビネーション
3A+3T(トリプル・アクセル~トリプル・トウループ)
3A+2T(トリプル・アクセル~ダブル・トウループ) 
ChSq1(コレオグラフィック・シークェンス)
FCSSp4(フライングチェンジフットスピン:レベル4)
CCoSp4(チェンジフットコンビネーションスピン:レベル4)



<男子結果>
1.羽生結弦(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・合計322.59(FS:1位/212.59 SP:1位/109.60) PB/SB
2.ナム・ニューエン(カナダ)・・・・・・・・・・・・合計262.77(FS:2位/178.69 SP:3位/84.08)
3.田中刑事(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・合計250.02(FS:3位/169.91 SP:5位/80.11)
4.カムデン・プルキネン(アメリカ)・・・・・・・・・合計244.78(FS:4位/155.73 SP:2位/89.05)
5.デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)・・・・・・・・合計227.40(FS:7位/143.39 SP:4位/84.01)
6.マッテオ・リッツォ(イタリア)・・・・・・・・・・合計223.78(FS:5位/153.66 SP9:9位/70.12)

Judges Scores はコチラ

だぁ~
あと0.84点
あと0.84点で
世界最高得点更新だったのにぃ~

第1の目標
スケートカナダ
初優勝
しかも
2位と
59.82点差をつけての
ぶっちぎり優勝
おめでとうございます!

も~
圧巻の滑りでした!
今シーズンの
羽生結弦は
更なる進化を見せてくれました
今のところ
天井知らず
覚醒し続けるようです


Photo/日刊スポーツ 撮影:菅 敏

冒頭の
4Lo(クワド・ループ)こそ
着氷にミスが出たものの
これ以降
異次元の滑り!
ISUチャレンジャーシリーズ
オータムクラシックで出した
トータル 279.05 (FS:180.67 SP:98.38) の
シーズンベスト(SB)を
第2戦にして
大きく更新
しかも
昨シーズンの
世界選手権で出した
自己ベストスコア(PB)
300.97 をも更新 
世界最高得点
323.42 に
あと 0.83 と迫る
今シーズン最高得点を
叩き出しました


世界初の
コンビネーション
4T+1Eu+3F
(クワド・トウループ~オイラー~トリプル・フリップ)も
成功させ
さらにGOT(出来ばえ点)
4.07加算!

新しいルールになり
フリーで跳べるジャンプが
8本から7本に
減ってしまいまた
クワドについても
フリップやルッツ
入ってません
正直
323.42 更新は
難しい?
と思っておりましたが
テクニカルエレメンツ(技術要素)で
出来ばえ点(GOE)UP
プログラムコンポーネンツ(演技構成)
の工夫で
この得点は
素晴らしい

羽生選手の
身体能力が
ベストの状態だと
こんなにも
サラッと
サクッと
出てしまうのですね



Photo/Sponichi Annex 撮影:小海途 良幹(左) スポーツナビ フィギュアスケート編集部(右)

今更ですが
SPでの
4T+3T(クワド・トウループ~トリプル・トウループ)
StSq3(ステップシークエンス:レベル4)
ノーミスだったら…
FS冒頭の
4Lo成功していたら
とは言え
FSのプログラム構成には
まだまだ
伸びしろがあります
楽しみです

羽生選手は
4A(クワド・アクセル)習得にあたり
5S(5回転サルコウ(クインティプル・サルコウ?)を
練習に取り入れているっぽく
それが
今シーズン
新しいコンビネーションを
演技構成の中に
組み込める結果に繋がっている?
のかもしれませんね

試合後の会見で
カナダ大会の優勝と言う目標は
達成出来たと思っています
ただ自分の中では
4回転ループを決めたかった気持ちがあるので
そこは不満があります
何が必要で
何が自分の武器なのか
確認しながら練習を進めたい


「Origin」の完成度にいては
自分のこのプログラムに関しては
まだ30%とか
20%かなと思っています
最終的には
このプログラムに4回転アクセルを入れたいし
もしかしたら
ルッツを入れたいって思うかもしれないけど
せっかく
こういう演技が出来るようになっているからこそ
より高い演技を目指したい



Photo/Photo/Sponichi Annex 撮影:小海途 良幹

今回
後半の3連続コンビネーションを
クワド・トウループ~オイラー~トリプル・サルコウ 
から
クワド・トウループ~オイラー~トリプル・フリップ
に変えた理由については
フリップにした理由は
少しでも基礎点をとれるようにしたかったのが大きな理由です
後半のコンビネーションは
ポイントにならないなら意味がない
実用的に活用できる
戦いに必要な物として使いたいと思って今回やった
サルコーの方がエッジを使える分
体を回しやすい
トゥジャンプだからこそ流れがない分難しかった

とのこと

ますます
楽しみです!

怪我には十分
注意して頂きたいです


演技の後
一問一答の
詳細について
興味のある方は
朝日新聞デジタル
一読下さい


Photo/Sponichi Annex 撮影:長久保 豊

そうそう
↑の動画でも
分るように
今回
選手のリンクinとoutが
同じ場所だったようです

羽生選手が演技を終え
outした際
リングサイドで
スタンバイしていた
ナム・グエンと
(羽生選手に対して)お疲れさん!
(グエン選手に対して)頑張れ!

と言う
意味を込めて
互いに
ガッツポーズからのハイタッチ&握手
そして
ハグするシーンがありました

表彰式でも
グエン選手と
ハイタッチ握手
田中刑事選手とは
お決まりの?
腕組み

会場全体が
和んだ雰囲気になりますよね
思うに
女子では
あまり見られない光景です


Photo/Sponichi Annex 撮影:長久保 豊

今宵の
録画放送では
確実に
カット(放送されない)
と思われます
見れるうちうちに
↑の動画
ご覧ください!

今週末は
GPS3戦
フランス杯です
日本からは
宇野昌磨選手 坂本花織選手 樋口新葉選手 白岩優奈選手
海外勢では
ネイサン・チェン
アリーナ・ザキトワ
宇野選手の
調整具合が気になるところです 
って
気になるどころではない!
期待と不安が
入り混じっております

ISUグランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ「女子FS」

2019-10-27 | フィギュアスケート

Free Program Starting Order 
Group1
ヴェロニク・マレ(カナダ)
本田真凜(日本)
アリシア・ピノー(カナダ)
アレクシア・パガニーニ(スイス)
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア)
キム・イェリム(韓国)

Group2
ガブリエル・デールマン(カナダ) 
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)   
ブレイディ・テネル(アメリカ)
ユ・ヨン(韓国)
アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)
紀平梨花(日本) 

<紀平梨花選手FSジャンプ予定構成>
3A+2T(トリプル・アクセル~ダブル・トウループ)
3A(トリプル・アクセル)
3F(トリプル・フリップ)
3S(トリプル・サルコウ)
~後半~
3F+3T(トリプル・フリップ~トリプル・トウループ)
2A+2T+2Lo(ダブル・アクセル~ダブル・トウループ~ダブル・ループ)
3Lo(トリプル・ループ)



<女子結果>
1.アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)・・・・・・・合計241.02(FS:1位/166.62 SP:3位/74.40)
                                            世界最高得点
2.紀平梨花(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・合計230.33(FS:2位/148.98 SP:1位/81.35)
3.ユ・ヨン(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・合計217.49(FS:4位/139.27 SP:2位/78.22)
4.ブレイディ・テネル(アメリカ)・・・・・・・・・・合計211.31(FS:5位/138.39 SP:4位/72.92)
5.エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)・・・・・・・合計209.62(FS:3位/146.73 SP:6位/62.89)
6.本田真凜((日本)・・・・・・・・・・・・・・・・合計179.26(FS:6位/120.06 SP:10位/59.22)

Judges Scores はコチラ

<紀平選手FSジャンプ実施構成>
3A+2T(トリプル・アクセル~ダブル・トウループ) → ①
3A(トリプル・アクセル) → ②
3F(トリプル・フリップ)
3S(トリプル・サルコウ)
~後半~
3F+3T(トリプル・フリップ~トリプル・トウループ)
2A+2T+2Lo(ダブル・アクセル~ダブル・トウループ~ダブル・ループ)
3Lo(トリプル・ループ)

① 3A+2T → 3A
②A → 3A+2T

アレクサンドラ・トゥルソワの
圧巻の演技後に
リンクに登場した
紀平選手
冒頭のコンビネーションが
3A単発になったので
続く3A単発に
2Tをつけてコンビネーションにする
リカバリーで
冷静な対応
フリー順位は148.98で2位
最終的に2位となりました
おめでとうございます!


Photo/デイリースポーツ 撮影:堀内 翔

やはり
クワドは強かった
この結果から
紀平選手自身
公式戦で
クワド入れなければ!
入れたい!挑戦したい!
と言う思いが
強くなったのでは?
と思います

とは言え
確実に
ポイントを稼いで
ファイナル出場できる6人に
選ばれなければなりません!
失敗はできない!
ですが
ロシア勢と
戦うには
クワドの土俵に
上がらないことには
話しにならない!

いつ跳ぶの?
となると
GPS第6戦NHK杯!?
でも
アリーナ・ザキトワが
出場するのよね~

本田真凜選手も
フリーで6位につけ
最終的に6位入賞を果たしました
アクシデントに見舞われましたが
諦めることなく
最後まで演技が出来たのは
自信になったのでは?
と思います
帰国したら
再検査受けてくださいねん


Photo/共同通信

トリプル・アクセルが
絶対的な宝刀だった
女子フィギュア界でしたが
ロシアのジュニアの登場で
あっという間に
クワド(4回転)が
席巻してしまいました
男子をも凌ぐ
高次元での戦いが到来
こんなにも
ポンポンと
クワド跳んでくる
選手が現れるとはね~

ロシアの何が
脅威かと言いうと
一選手としてではなく
国家として
クワドを継続的に
武器にしているところだと
思うのです
大変失礼な言い方ですが
ロシアは
恐ろしいほどに
次々と
クワドを跳ぶ選手を
量産しています

言わずもがな
確実に到来する
体型と体重の変化に伴い
一選手が
長期に渡り
軽々
クワドを跳ぶことは難しい
でも
そうなったら
次の世代
他の若手が
換わって出てくるだけの話
ロシアの
フィギュア女子界としては
ノープロブレム


Photo/Sponichi Annex 撮影:長久保 豊

選手生命が
短いと言うのも
特徴かも…
新体操界でも
オリンピックで
金メダル取った選手が
10代で引退させられる
国があるのと
考え方は同じ
その後の生活は
保障されているだろうから
それはそれで
ありなのかもしれません

クワドジャンプを
一選手ではなく
国家で保持すると言う
芸当が出来てしまう
ロシアの強さ
これが出来る国は
少ないです
まず
日本には出来ない
この先
女子は
ロシアの独壇場になる
可能性‘大’
リアルな話です

ただ
記録には残る選手は
山の数ほどいるけれど
記憶に残る選手は
少ない
と言うのが
個人的な印象です

このままでいくと
ますます
技術を競う部門と
表現力を競う部門に
分けるべき
的な意見が多くなりそうです

ATP World Tour500 Swiss Indoors Singles Semifinals

2019-10-27 | テニス

Defending Champion:ロジャー・フェデラー(9回優勝)

<組合せ&結果>
ロジャー・フェデラー(1/3)  vs  ステファノス・チチバス(3/7) 
  6-4,6-4

アレックス・デミノール(WC/28)  vs  ライリー・オペルカ( /37)
  7-6(7-2),6-7(4-7),7-6(7-3)

( / ) … (シード/10月21日付け最新世界ランキング)
WC(Wild Card/ワイルドカード) … 主催者推薦


Photo/THE TENNIS DAILY

ロジャー・フェデラーが
ステファノス・チチバスを
ストレートで破り
決勝進出です
地元の強みを生かし
是非とも
大会最多
10度目の優勝
して頂きたい!

あと1勝です

ATP500
エルステバンク・オープン
準決勝の結果ですが

ドミニク・ティエム(1/5)  vs  マテオ・ベレッティニ(3/11)
  3-6,7-5,6-3

ガエル・モンフィス(4/14)  vs  ディエゴ・シュワルツマン(5/15)  
  3-6,2-6

第3シード
マテオ・ベレッティニが
第1シード
ドミニク・ティムと対戦
残念ながら
フルセットの末
敗れてしまいました

決勝は
ドミニク・ティエム  vs  ディエゴ・シュワルツマン

Nitto ATP Finals
残り2枠は
最終戦
パリ・マスターズまで
わかりません!

ISUグランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ「男女FS予定構成」

2019-10-27 | フィギュアスケート

Men-Free Program Starting Order 
Group2
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)   3A+3T 4T 3Lo+2T 3A/3Lz+1Eu+3S 3F 3Lz   クワド1種類1本 
アンドレイ・ラズキン(ロシア)     4Lz 4T+3T 3A 3F+3S/3Lo+2T 3Lz+2T 3F    クワド2種類2本   
田中刑事(日本)            4S+2T 4S 3A+3T 3F/4T 3A+1Eu+3S+3Lz    クワド2種類3本  
カムデン・プルキネン(アメリカ)    4T 3A 3Lo 3Lz+1Eu+3S/3A+3T 3Lz 3F+2T   クワド1種類1本 
羽生結弦(日本)            4Lo 4S 3Lz 4T/4T+1Eu+3F 3A+3T 3A+2T    クワド3種類4本 
ナム・ニューエン(カナダ)       4S+3T 4S 3Lz 3F+3S/3A 3Lo 3A+2T       クワド1種類2本 

羽生結弦選手の構成
'18ロステレコム(変更前) 4Lo 4S 3Lo 4T/4T+3A 3F+3T 3A+1Eu+3S 
'18世界選手権       4Lo 4S 3Lo 4T/4T+3A 3F+3T 3A+1Eu+3S
'19オータムクラシック   4Lo 4S 3Lz 4T/4T+1Eu+3S 3A+2T 3A+3T
'19GPスケートカナダ    4Lo 4S 3Lz 4T/4T+1Eu+3F 3A+3T 3A+2T 

他の追随を
許さない構成です
昨シーズンから
コンビネーションを
すべて
広範囲入れてくる構成に
変わりはありませんが
後半の
3連続ジャンプの最後
トリプル・サルコウ → フリップ
難易度あげてきました


Photo/JIJI.COM

Women-Free Program Starting Order 
Group1
ヴェロニク・マレ(カナダ)
本田真凜(日本)
アリシア・ピノー(カナダ)
アレクシア・パガニーニ(スイス)
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア)
キム・イェリム(韓国)

Group2
ガブリエル・デールマン(カナダ)     3T+3T 3Lz 3Lo 3F/3Lz+2T+2T 3S+2A+2A 
エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)   3Lz 3S+3Lo 3F 2A/2A+3T+2T 3F+2T 3Lo  
ブレイディ・テネル(アメリカ)      3Lz+3T 2A 3S 2A/3Lz+3T 3F+2T+2Lo 3Lo
ユ・ヨン(韓国)             3A 3Lz+3T 3Lo 3Lz+1Eu+3S/2A+3T 3F 2A
アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)   4S 4Lz 4T+3T 2A/4T+1Eu+3S 3Lz+3Lo 3Lz  クワド3種類4本 
紀平梨花(日本)             3A+2T 3A 3F 3S/3F+3T 2A+2T+2Lo 3Lo

アレクサンドラ・トゥルソワのクワドは
トウループ/サルコウ/ルッツ
因みに
羽生選手のクワドは
トウループ/サルコウ/ループ
ルッツは
ループより
難易度高いんですよ!
しかも
トゥルソワは
前半に4T+3Tの
コンビネーション1本
後半
4T+1Eu+3S
3Lz+3Lo
コンビネーション2本
女子の構成じゃない!
男子顔負け
と言うか
男子以上のプログラム
羽生選手の
4Lo 4S 3Lz 4T/4T+1Eu+3F 3A+3T 3A+2T 
に次ぐ
高難度の構成ではないかと
思います
一体
何点になるんだろう…

軽量なればこそ
今だから出来る
構成のような気が致します
紀平梨花選手は
早い段階で
クワド挑戦しないと
GPSフィアナル
世界選手権で
優勝は難しそうです

選手の皆さんが
最高の演技ができますよう
祈っております!