時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

モー(Meaux)

2007-11-07 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


Le brie de Meaux est un fromage français.



‘ブリー・ド・モー’
白カビチーズで有名な町らしい
夕方
パリに帰る途中に寄りました
チーズを買いに行くのかと思ったら
そうじゃなかった



この町には
建築様式の変遷が見れる面白いカテドラルらしい
 
 

教会の奥に
祭壇やらキリスト像やらがあるんだけど
教会内の両脇にも
祈りを捧げるためのブースを見かける
最初
このカテドラルには
このブースがなかったとか・・・

後に
有力貴族が
自分達専用の祈りのためのブースが欲しいがため
新たに増築したらしいです



あと
この部分は
かつて2階建の回廊があった名残り
明り取りの窓の跡・・・
建築の構造上不可欠だった2階部分の回廊が
設計技術の進歩と共に不要になって
撤去されたそうです

他の教会も
時代の流れに一喜一憂しつつ
多かれ少なかれ
改築&破壊&増築を繰り返してきたんでしょうね~



ステンドグラスにしても
教会内に蓄積される
人の息(二酸化炭素)が塵なんかと一緒に
硝子に付着し
傷みがひどくなるんだそうな・・・
定期的に
修理・修復が必要不可欠なんですって

取り外し自在で
戦時中
ステンドグラスが疎開し
破損を免れたとか・・・
(有名な他の教会のステンドグラスも同様)



それと表面上
大理石などの石を
積み上げ建てられていると思われがちなんだけど
こちらも
時代が進むにつれ
見えない部分に鉄骨を用いるようになっていったそうです
ただ
鉄骨などの研究が
進んでいても
それを公にするってことを
積極的にしなかったようです



普段は
綺麗だな~くらいにしか思わず
見ていた教会も
建築構造などの話を聞きながら
改めて見ると
面白いもんです
勉強になりました



こうして
パリ郊外の日帰りバスツアーは
終わったのでありました


ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ生家

2007-11-06 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


Jouarreの町をあとにして

Château-Thierryに向かいます
時刻は12時をまわっており・・・




前菜にメインそして
デザートとコーヒーを頂きました
赤ワインなんかも飲んだりしちゃいました




全部たいらげ
ワインも2杯頂きまして
大満足のランチタイムでした




Château-Thierry
マルタ川をはさんで建てられた町で
北岸の丘の上には
昔の面影を残す
城壁や城門の跡がみられる

市庁舎前の広場を中心に
町のいたるところでマルシェが開かれていた
マルタ川沿いの移動式遊園地からは
子供達のはしゃく声が聞こえてきた



Château-Thierry
この町は
フランスを代表する寓話作家
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの生家がある町でもある
「カラスとキツネ」をはじめ
多くの作品を残している作家ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ



生家は
現在博物館となっていて
一般公開されている
残念ながら館内は撮影禁止



寓話「カラスとキツネ」を題材に
カラスのシラク
キツネのサルコジ
両名が問答する一場面を描いた
企画展示コーナーなどがありました


http://www.dic.co.jp/museum/exhibition/chagall/02.html



こちらのサイトで寓話「カラスとキツネ」のお話と
ラ・フォンテーヌについての説明をご覧頂けます


パリ郊外へ

2007-11-05 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


日曜日
パリに住む日本人が主催する
バスツアーに参加してきました
パリ在住30年を超える日本人も参加する
歴史あるツアーみたいです

パリの雑踏や喧騒を離れ
長閑な風貌が目の前に現れた
果てしなく続くと思われる
田園風景・・・

お菓子の家のような
可愛らしい家
中世を彷彿させる町並みを幾つか通り過ぎていった



ウルク運河を横目にバスはJouarreに向かう
ウルク運河は
Chateau-Thierryの北方の高台から流れ出て
Brie地方の農産物産地として栄えた古都Meauxで
マルク川に合流するウルク川の流れを整えてパリ東北Viletteの
舟入まで水運を可能にした運河です



運河の両岸には
並木を配していて
景観のこともキチンと考えている


              Jouarreの中心部にある町の教会

教会裏手の中庭から撮影した教会が
庭をはさんで
地下聖堂と女子修道院があります

聖堂を案内してくださったのは
管理事務所のフランス人女性
フランス在住うん十年のツアー参加者・・・
なんなく理解できる


それに
フランスが好きなんですね~
皆さん
歴史についても
よくご存知です



7世紀に創立された女子修道院と
修道院創立に貢献した
司祭らが安置されている地下聖堂の
メロヴァンジャン様式の珍しい石棺などを官学してきました
写真撮影禁止なので
入り口の写真だけ・・・

この聖堂の床下には
近年
湿気を防ぐために銅板を敷き詰めたそうなんですが
発掘調査の結果
聖堂建立当時に湿気防止に使用されたと思われる
銅板が発見されたそうです

ちなみに
現在も発掘調査が続けられているそうです





第一日曜日
そして
トゥーサンの最終日とあって
この町でも
古来の風習に従って
お祭りが開かれてました

時間がなくて
このお祭り(パレード)の様子を
見ることは出来ませんでいたが
中世の装束を間近で見ることができました

 

教会内では
ミサと楽隊による演奏が続いていました

この後
昼食を取る為に再びバスに乗り込み
次の町へと向かいました


ローラン・ベレッタ(Laurent Beretta)

2007-11-04 | 舞台/役者


9区にある
Théâtre Tréviseで
Laurent Beretta(ローラン・レベッッタ)という
フランス人イリュージョニストによる
PARADOXES Unnouveau regard sur l'illusion
と言う公演を見て来ました

大人19ユーロ
学生13ユーロ
子供9.5ユーロ



この方
2004年静岡県で開催された大道芸ワールドカップに
参加されたことがあるみたいです

Théâtre Tréviseは
マックス270席程の小劇場で
今回は
1階席のみを客席にしています
小さな子供を連れたご両親が多かったかな~

エリック・サティやアルゼンチンタンゴの音楽に合わせ
カードや帽子などを使って行われるイリュージョン
ダンスなんかもあったりする



女性のアシスタントさんが
妙に色気があって
おいおい・・・
子供もいるのに
こんな演出あり


なんて
思ったりしつつも

見ごたえのあるイリュージョンでした



身近に
リーズナブルな金額で
家族で気楽に出かけることができる
Théâtreが沢山あるっていいな~

大人も子供も
ローラン・レベッッタがくり出す
イリュージョンを
とても素直に楽しんでました
「わ~」とか
「ほ~」とか
「おお!」とか
感嘆詞がいたるところから聞こえてきて
私も
かなり感嘆詞を発しながら見てました

今回の
PARADOXES Unnouveau regard sur l'illusion

http://www.dailymotion.com/video/x12f4a_laurent-beretta-paradoxes


少しですが
舞台の動画を見ることができます
なかなかカッコイイパフォーマンスなので
お薦めですよ


ゼロ時間へ

2007-11-03 | 映画


ミステリーの女王アガサ・クリスティーが
生涯のベスト10に選んだという
傑作ミステリー「ゼロ時間へ」を見に行ってきました




ちなみにσ(^ ^)
アガサ・クリスティー読んだことありません
アガサ・クリスティーの作品を
映画館で見たことありません
ついでに
純粋なフランス映画を
字幕ナシのフランス語オンリーで見るの・・・
初めてでした



あらすじ
海辺の避暑地
ギョームは若く美しい新妻と知的な前妻を伴って
大金持ちの叔母が所有する別荘を訪れた
さらに2人の妻に恋する若い友人の男達2人が現れる
それは
嫉妬と恨み、怒り、策謀が絡んだ夏休みの始まりであった
トレヴォース弁護士の意図的な心臓発作による死
そして雨上がりの或る朝
ギョームの叔母が死体が発見される

2007年12月
Bunkamuraル・シネマにてロードショー

                 「CINEMA TOPICS ONLINE」より引用

なんだそうです




フランス映画で
全編フランス語で
字幕なくて
しかも推理モノ・・・
情けないを素通りして
笑っちゃうくらい理解不能でした




主演は『ぼくを葬る』と言う作品に出演されている
イケメン俳優メルヴィル・プポー
σ(^^;) 存じません



他にも
カトリーヌ・ドヌーヴの娘キアラ・マストロヤンニ
ジョニー・アリディの娘ローラ・スメット
さらに『8人の女たち』の名女優ダニエル・ダリューという
フランスを代表する豪華キャストが出演されている

らしいのですが
σ(^^;) 存じません

コメント書きようがなく・・・
今日のblog
お察しのように
画像で誤魔化してみました




「Les Portes du Temps(光の六つのしるし)」
http://microsites2.foxinternational.com/jp/hikari6/

「À La Croisée des Mondes La Boussole D'or(ライラの冒険 黄金の羅針盤) 」
http://www.goldencompassmovie.com/

も見に行きたいな~

午後の散歩

2007-11-02 | 仏蘭西探訪(20区内)


16区トロカデロ駅近くで開かれている
‘Les créateurs ont du cœur’に顔を出した
ブランド品をリーズナブルなお値段で購入できる企画セールです
何故だか入場料2€取られました


ブランド品に疎いσ(^^;)
その上
ブランド衣装に身を包み
出歩く機会も場もない身の上
プラプラと眺め
雑貨を数点購入したにとどまりました


その後
トロカデロ駅を通り過ぎ
‘トロカデロ広場と11月11日広場’を通り過ぎ
シャイヨー宮を通り過ぎ
目の前に現れたのは
   
      



シャイヨー宮のテラスから見る眺望は見事でした
シャイヨー宮とは
1937年パリ万国博開催時に建設された建物で
翼を広げたような形が特徴らしいです

左にアンヴァリッド廃兵院のドームを見ることができます
エッフェル塔の奥には
モンパルナスタワーも見えます

手前の噴水のある付近は
トロカデロ庭園で
その奥の通り(橋)がイエナ橋
橋の下に流れるのは
ご存知セーヌ川です


この眺望を撮影したシャイヨー宮が
     
      



正面左の建物が人類博物館と海洋博物館
右の建物はシャイヨー劇場とフランス文化財博物館
写真には写ってませんが
左手前には
2階建てのメリーゴーランドがあります



こんなオブジェもございました



基本的にパリの中心部には
高いビルがないので
やたらと空が広く感じられます
お天気の良い日は
こうして散歩するのもいいもんです




エッフェル塔を上るには
エスカレーターと徒歩による方法があります
ちなみに
徒歩で上れるのは第2展望台までです
第1展望台までの高さ57m 階段数360段
ここには
郵便局があるらしい




第2展望台までの高さ115m 階段数約700段

こちらには
高級レストラン‘ジュール・ヴェルヌ’があります

3階の展望台は276m
最上階までは
やっぱりエレベーターを・・・

そのうち
歩いて上ってみたいと思います




      
こちらは
セーヌ川沿い16区から見たエッフェル塔です

そして
こちら・・・    
      


16区の高級住宅街の一角
このあたりは
特に日当たりが良さげでした
部屋からの眺望も
きっと素晴らしいんでしょうね~

でも・・・
この周辺には
食料品を買うようなお店が少ないので
私のような者には
少々不便なエリアです

住人のみなさんは
自分で食料品なんて買いに行かないから
問題ないんでしょうけど・・・



カフェのメニューあれこれ

2007-11-01 | 仏蘭西探訪(20区内)


カフェの定番メニューと言えば
朝だったら
タルティーヌ
昼以降なら
クロック・ムッシュ、クロック・マダム、キッシュ、プーレ・フリットetc.
夏は
サラダを頂くことが多いけれど
最近は
ガレットをオーダーすることが多い




フランス人の知り合いが
ガレット好きなのか
美味しいガレットがあるカフェに行くことが多いからか・・・
とにかく
ガレットを頻繁に食している最近のσ(^_^;)です
東京あたりだと
どのあたりで美味しいガレットが頂けるのでしょう



久しぶりに
ふと入ったカフェで‘クロックムッシュ’をオーダーしたんだけど
出てきたのがこれ
確かにこれは‘クロック・ムッシュ’ですが
ダイレクトに
それだけ出されると
見た目貧素・・・


カフェであっても
一応フランスなんだから
フランス料理のフランスなんだから
見た目ってモノをもう少し
重要視しませんか・・・




先日は
始めてグラタンなるモノを食してみました
グラタンと言えば‘マカロニグラタン’が出てくると
信じきっていたσ(^_^;)


普通のマカロニグラタンが食べたい


そうそう寒い日には
アツアツの
オニオングラタンスープも美味しいですよぉ~