時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

安らかに眠り錫

2008-03-07 | 徒然


フランス南西部にあるSarpourenxという村では
住民約260人に対し
墓地が満杯で
これ以上埋葬するスペースがないという

村長さんが
こんな通達をだしたそうな

すばり
もしも死んだら罰を与える
と・・・



村役場に掲示された条例は
墓地に区画を保有していないのに
埋葬を希望するすべての住民は
教区内で死亡することを禁じる
としており
違反者は
厳しく罰せられる
そうです



土葬が一般的な埋葬の手段であり
火葬の習慣が普及していない
火葬するにしても
火葬場の数が絶対的に少ない
これらが
問題の要因とか

地方だけでなく
中心部でも同様
 


ところで
一体誰が処罰されるのでしょう
やはり
身罷ったご本人様
それともお身内
いづれにせよ
何とも切ないお話とは思いませんか

火葬がいいのか
土葬がいいのか
それは解かりません

俗世の諸事情で
黄泉の世界へ旅発つ者
若しくは
お身内に処罰というのは・・・

casinoオープン

2008-03-04 | 仏蘭西探訪(20区内)
とは言っても
賭け事する‘カジノ’ではありません
supermarchésです
以前あった
franprixが撤退し
casinoと言う
新しいsupermarchésが
リニュアルオープンしたのです
めちゃ明るく品数も多い

何故か
以前いた店員が
引き続きcasinoで雇用されているらしく
微妙ではある…(笑)

テナント自体の広さは
変わらないんだけど
陳列がまるで違ってて
慣れるのに苦労しそうです



野菜類もかなり新鮮で
肉屋さんと魚屋さんも入ってます

良かったよ(/_;)


風神の門

2008-03-02 | 読書


久方ぶりに
しっかりした小説を読みたいと思いたち
司馬遼太郎氏の歴史小説「風神の門」を再読致した
何度読み返しても面白い

そもそも
NHKで週一回
時代劇の枠番で放送されたのが
小説を読むきっかけだったように思われる

フリー百科事典によれば
1980年4月9日から10月1日まで
毎週水曜午後8時から(全23話)NHKで放送されてたとか

霧隠才蔵役が三浦浩一
獅子王院役の磯部勉
主役の三浦浩一氏の破天荒さは痛快でござった
磯部勉氏は
インパクトあり過ぎ(笑)

女優陣が
これまた眉目秀麗
隠岐殿役の多岐川裕美
お国役の小野みゆき
このお二方がまた・・・
‘超’強烈な美のオーラを放っておいででござった
子供ながら小生
羨望の眼差しで拝顔したことを
今でもよく覚えておる

青子役の樋口可南子・・・
実に
可愛らしゅうござった
他には
真田幸村役の竹脇無我
猿飛佐助役の渡辺篤史
あたりが印象に残っておりまする



伊賀と言えば服部半蔵(霧隠才蔵は真田十勇士のイメージが強い)
甲賀と言えば猿飛佐助
風魔と言えば風魔小太郎
百地三太夫と言えば真田広之
柳生三厳(十兵衛)と言えば千葉真一
ちなみに
柳生宗矩と言えば萬屋錦之介

その昔
拙者
奈良の笠置から柳生の里まで歩いたことがござる
柳生の里で
柳生家代々の墓参りを致し
いたく感動したものでござるよ

・・・
話がそれ申した失敬

「風神の門」の登場人物は
誰もかれもが魅力に満ち溢れ
話の展開も
人間描写も
とにかく憎らしいほど素晴らしかった

なんとこのドラマ
2006年に
DVD化されていたと言うではないか・・・

好きな時代劇を上げろと申されれば
渡辺謙「独眼流政宗」
中井貴一「武田信玄」
そして
「風神の門」を即上げることができる

別格扱いの作品は・・・


昔の時代劇は
重厚感があり
今でも充分見ごたえがあると思いませぬか?

今回は
時代劇調で
文章を書かせて頂いた
読みにくい部分は
笑って許されよ


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DISTANGO

2008-03-01 | 舞台/役者


土曜日の夕方から
イザベルとステファニーの3人で
DISTANGO
L'AMOUR EST-IL RYTHMIQUE?
に行ってきました

5区Métri7番 Place Monge
73,rue mouffetartにある
Téâtre MOUFFETARD
16€(インターネットで予約購入すると12€)

Astor Piazzolla(アストル・ピアソラ)と言う
アルゼンチン生まれの作曲家でありバンドネオン演奏家が生み出した
独自の演奏に
TANGOと歌と映像を融合させた作品です

アストル・ピアソラ氏については
フリー百科事典『ウィキペディア』で検索すると
解説があります



演奏しているのは
‘distango5’というグループなのかな?
サイトがあるようなので
最後にアップしておきますね
演奏も聴けるので
興味があればどうぞ

蒸気機関車が
交通手段の担い手だった時代(多分)
列車のホームで
男と別れた女が独り列車に乗り込み
目的に地に到着するまでの間を
女が男との想い出を回想するような感じで
進行していくのですが
それを
音楽と歌と映像そしてダンスで表現しています

ダンサー(男女各1名)
歌手(女1名)
楽器演奏:ピアノ ヴァイオリン バンドネオン ギター コントラバス(各1名)

フランス ハンガリー スロベニア ポーランド ドイツと
様々な国出身の方々が集まっておられました



タンゴを元にクラシック
ジャズの要素を融合させた
独自の演奏形態らしく
思いのほかすんなり音が耳に入ってきました
舞台が終わって劇場入り口に向かうと
ピアノとギター奏者が
CDを販売してまして
3人で購入してしまいました
ついでに
ステファニーと私は
お二人とあとからやって来た
ヴァイオリン奏者の方に
サインして頂きました


演奏が聴けます
http://www.myspace.com/distango5