庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

歩道か車道か

2005-07-16 09:17:24 | 自転車
或る方のブログに、「車道、歩道、どちらを走るか」というテーマがあった。少し興味があったので、次のように書き込みさせて頂いた。

「道路や交通の状況にもよりますが、私は、歩行者的に(ゆっくり)走る時は歩道、自動車的に(速く)走る時は車道の端を使います。早い遅いは時速10~15km程度が基準です。もっとも、自転車道が整備されている場合は別です。」

すると、続けて或る方から次のような書き込みがあった。

「基本的にどんな自転車でも車道です・・・世間一般って、意外に自転車のこと知らないですよね~(>_<)ヽ」

これが、この国に住んで相当の期間、この手の「思考方法」に若干うんざりしている私の触手に触れたので、こんな書き込みをさせて頂いた。

「“基本的に”ってのは“法律的に”ってことかな~?もしそうなら、自動車免許持ってる程度の、あまたの“世間一般”は、自転車が道交法や車両運送法上の車両の類だろうなんてことは、充分承知してると思いますよ。
 問題は、「何のための法律か」ってことじゃないかな~?
 車道走ってて車に跳ねられたり巻き込まれたりして痛い目にあってる自転車乗りがどれだけ多いか。いかに多くの自転車が“無理なく”歩道と調和して走っているか・・・。
 まず自らの生命と安全第一に、法律用語の類で言うと、所謂「個別具体的に」現況に合わせて判断するのが妥当に違いない・・・と自転車乗りの端くれは思いますが・・・。」


今西錦司の「棲み分け理論」がそのまま適用できない人間社会の悲しさかもしれないが、このテーマについては、時々、いくぶん激しい議論になることもあるようなので、私の意見の片端として、ちょいと記しておく。
コメント
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