2年ほど前に買った投資信託を無事プラスで売り抜けました。
銘柄は伏せますが、例のトヨタAA株を購入した際に担当になっていただいた野村證券の方の勧めで買ったものです。株式欄なんて自分が持ってないと見ませんし、これまでは興味あってもやる気は全くなかったのですけど、トヨタのやつはぶっちゃけ配当目的なので(笑)株価の推移を見て売ったり買ったりする経験もしておくべきかなと思い、100万ほど1つの銘柄に投資しました。勉強目的なので、まあ損がなければ合格ですね。以下体験記です。
買ったのは18年のGW頃のことです。投資信託は買った時に証券会社に手数料が入る仕組みで、自分の場合は3万ほどとられました。つまり支払った額は100万ですが、実際に買ったものは約97万相当ということになるのですね。ちなみに売るときの手数料はないそうです。
翌日の基準価格で割って保有口数が決まります。ここが1つポイントで、「買った・売った」を決める価格は、お金を動かした日より未来に決まることになり、たとえば今日1万円のものが、明日9990円になるか10010円になるかは買う時点ではわからないのです。早くも自分の嫌いな博打要素「ハイアンドロー」に悩まされることになりましたが(笑)週の底値ではなかったものの、幸い購入を決めた額よりは0.5%ほど安い値段で買うことができホッとしました。投資額が100万円なので、1%でも1万円違います。当面の目標は、97万を100万にすることですね。
とはいえ投資を信じて託しているわけで、自分はチャートを見つめることしかできません。ヤフーファイナンスに銘柄を登録し、しばらくは上がったり下がったりを見て一喜一憂していました。3ヶ月くらいしてようやく最低目標の100万円を超え、損がなければ売っちゃおうかとも思いましたけど、様子を見ていたところ超えたのは1日ほどでまた1週間くらいして一瞬超えてまた下がって・・・という感じでした。その日にちょっと超えていても、売りを出した翌日の価格が正式な売値になりますから、余裕を持って超えていないと元本割れしてしまいます。このあたり日経平均も過去最高に良かったようで、24000円ついていた頃ですね。まあ手数料分の3万は増えたわけですし、せめて101万円くらいはつくまで待つかーと楽観していたところ、思わぬ伏兵「分配金」が。
この投信の性質は配当を現金化して受け取るタイプではなく、そのまま再投資に回される感じでした。つまり配当の分だけ持ち株の口数が増えたのですけど、その分価格が下がるので、計算すれば実質同じでも見た目はすごく損した気分になりました。たぶん説明は受けたのでしょうけどよく分かっていませんでしたね(笑)つまりこれは、既に持っている人には朝三暮四のような話ですが、価格が下がるので「この価格なら買おうかな?」という新規者が参入しやすくなる効果があるようです。このタイミングで売る人も多いようで、分配金が出た後は若干下がるのが普通のようです。しかし、目標の101万に届きそうなところで18年末、ついに大規模な株の暴落が起き、一気に80万くらいになってしまいました。
19年頃からは、もう苦しくて毎日見ていなかったと思います(笑)増えたり減ったりはしていても、90万台にも戻りそうにありません。しかし「売らなければ損は出ない」と自分に言い聞かせて、なるべく忘れるようにしていました。そんな感じでこの1年はほとんど放置状態で、10月にまた分配金がついたのも知らなかったほどです(笑)20年に向けて上がり調子ではあったものの中々90万にいかないなーというところで、ついにコロナの魔の手が。わずか数日で30万ほど、一気にストーンと落ちましたorz
自分が株に慣れていれば、迷わずここで追加資金を投入したでしょうけど、初めての超大暴落にびっくりして、逆に売ってしまおうかと考えていました(笑)結果的にコロナ暴落は18年末ほど長引かず1週間もすれば急回復し、また徐々に増加に転じたので、本当にこの時もしも100万追加していたら、今頃200万超えも夢ではなかったかもしれません。投資信託ですらこれですからね・・・株はもっと変動が激しいので、こういうことを冷静にできる人は心底尊敬します。
というわけでコロナ第二波も封鎖せず乗り切り菅政権への安定移行が完了し、株価も再び18年の最高値に達するくらいに戻ってきました。再度分配金の計算をしたら、今週の時点で既に手数料はペイし純利益6万くらいある状況に。もっと上がるかもしれませんけど、10月になるとまた分配金はありますし、五輪の行方によっては再び暴落もありえるので、今が売り抜くタイミングかな・・・と考えていたところ、担当者が異動になるとの連絡が。彼女の勧めで買ったやつなので、それなら区切りよく儲けが出るタイミングで切り上げようと思い、今週タイミングを見ながら売りを出して見事に過去最高値の3円安くらい、純利益8万ほどで売り抜けました。
100万円をそのまま定期に10年寝かせていてもでここまでは増えません。トヨタ株が5年で6万円だったっけ?それよりも多い額をわずか2年で稼げたことになりますね。「増えるまで売らずに待てば損はない」という株の基本は達成できましたが、減ったタイミングで再投資、もしくは最初から下がってるタイミングで手をつけるといった部分では課題ができました。まあいつも相場を見ているわけには行きませんし、正直お金には困っていないので(笑)増えた額もそのまま野村の口座に残して次の投資に遊ぶ練習する金にしたいと思います。次は6万円まで損ができると思えばだいぶ楽ですな。