(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

井山6冠防衛

2014年10月31日 | 時事
囲碁名人戦 井山六冠が防衛
今期の囲碁名人戦は井山名人が防衛を果たし、6冠を堅持した模様です。

何が凄いって、初の6冠に輝いてから1年半経ってもまだ6冠を維持していることですな。ただし、現在は名人、棋聖、本因坊、天元、王座、碁聖であり、よく見ると初めて6冠王になった時点から十段が抜け落ち、名人が増えています。調べてみると、昨年3月に初の6冠になってから1ヶ月後に十段を失い、半年後に名人を奪取し、再び6冠に返り咲いたのだとか。これはつまり、同時ではありませんが1年間の中では7冠全てをとっていたことがある、言わば「年間グランドスラム」なら達成したということで、もしもこの2つのタイトル戦の日時が逆だったら、7冠独占も夢じゃなかったわけですね。もちろん、昨年の名人戦から丸一年間6つのタイトル戦の防衛を果たしてきたわけですから、それだけでももの凄いことだと思います。
ちなみに再び十段戦の挑戦者になるにはトーナメントを勝ち上がるしかなく、今年の4月は挑戦者決定の決勝戦で惜しくも敗れてしまったようです。タイトル戦の中でも棋聖・名人・本因坊はリーグ戦ですが、残る4つはトーナメント戦なので、陥落した後の復帰が大変ですな。まあ、来年に向けて現在ベスト8まで勝ち上がっているらしいので、是非来年も7冠王を目指してもらいたいですね。

将棋の羽生さんが7冠を独占していたのは167日間だったようで、その後は一時1冠にまで手放してしまったそうです。追われる立場としてトップに居続けるプレッシャーもあるでしょうけど、タイトルホルダーはそれこそ挑戦者決定トーナメントやリーグ戦やらを戦わないため、慢性的な実践不足に陥るのも原因の1つのようです。包丁を握らない料理人、メスを持たない執刀医の勘が鈍るのと同様に、囲碁の棋士もまたヒリつくような勝負をたくさん経験することで勝負勘が冴え渡っていくのでしょう。年間対局数は基本的に勝ち上がれば上がるほど増えていくわけですが、過去に最多対局賞を5度も受賞した井山名人にとって、最強ゆえの憂鬱と言うか、今年は非常に暇な1年になってしまっているようです。

そうは言っても流石は名人と言うか、今期の名人戦も名局揃いでした。特に第1局は黒模様となった右辺に打ち込んだ白石を左辺まで逃げながら見事に生き伸び、2勝2敗となった第5局は大量のコウ材を武器に二手寄せコウを仕掛ける強かさを見せ、最終第6局も、魔法のように出現した中央の白模様をぶった切る黒141の神の一手炸裂と、まるでヒカルの碁のエピソードのようなアツイ展開でした。

この対局、読み切りで良いのでそのままドキュメンタリーを小畑先生にマンガにしてもらったら囲碁ファンが一気に増えるだろうなあ・・・

TKGの日

2014年10月30日 | 重禾
シンプルだからこそ奥が深い!10月30日はたまごかけごはんの日
TKGって久しぶりに聞いたなあ(笑)

何やら専門店やら専用醤油があるほど、日本人はこいつが大好きですね。「ご飯と卵」の時点で既に最強の組み合わせなので、天丼、カツ丼、親子丼など、どんな材料であろうとも丼にして卵さえとじれば間違いなく美味しくなるに決まっています。炊きたてご飯に巡り会った時はよく卵かけにした後に納豆もぶっかけて食べますし、夏にはちりめんじゃこが大量にあったので、多めのダシで少し煮て卵とじで食べました。少量のごま油がミソです。最近はうどんを釜上げにして卵と明太子を一心不乱にかき混ぜ海苔をかける「メンタイ釜玉」にハマっています・・・って、既にG(ご飯)じゃないですね(笑)まあ、卵とじ最高って事で・・・ちなみに記事にもあるように、安全に食べられることから生食を前提にした卵料理があるのは日本ぐらいのものなので、外国人が聞くと仰天するそうですね。ブラジルにできたすき家はどうしているのだろう?

関係ないですが、TNP(低燃費)のことをTNTって言ってた人がいて、「それはトリニトロトルエン(注1)やろ!」と突っ込んだら「何それ?」と真顔で聞かれました・・・何か高校化学とかその辺で覚えた単語って自分は妙に覚えているのですけど、それって余り普通じゃないのですかね?ココのタイトルの元にもなっているεカプロラクタム(注2)とか超メジャーなのになあ(爆)。ドコサヘキサエン酸(DHA)とかデオキシリボ核酸(DNA)など、結構面白げな名前が多いので、記憶に残りやすいのだと思いますが・・・まあその辺はマイナーだとしても、酢酸ビニル樹脂エマルジョン(注3)とかイソプロピルメチルホスホン酸フルオリダート(注4)とかは日常会話でよく使いましたよね?ないか・・・

(ちなみに1火薬 2ナイロン、3木工用ボンド、4サリンの原料?です)

マイナス金利

2014年10月29日 | 時事
個人向け国債の募集中止=マイナス金利で―財務省
異次元の金融緩和が異次元の事態を招いていますな。

この影響で個人向け2年国債の利回りもマイナスになってしまい「メリットがない」ということで発売中止になったようです。確かに国債は「普通の定期預金より利率が良い」という所が最大のメリットであり、低リスクで小金を手にすることができるので、自分も合わせて1000万ほど投資しています。まあ、5年物は0.3%ぐらいありましたが10年物は0.05という最低ラインを走っている始末ですので、どうしようもありませんな。どうせこうなるならさっさと切り崩して金貨をもらって置くべきでしたね。

ただし、それでもまだ「預けると増える」状態であれば預金と変わりありません。しかしそれがマイナスとなると話は別で、「預けると減る」ということは自分には冗談を言っているようにしか聞こえず、内心「誰が買うの?」と思ってしまうほどです。自分は普段余り銀行に行かないしカードも使わないのでよく分かっていないのかもしれませんが、銀行の「手数料」と言うシステムすらも昔から甚だ疑問に思っていました。銀行は預金者からお金を借りて運用し、利益を得る会社であり、国債もまた国が国民からお金を借りて使うため、当然利子をつけて返すべきものだと思います。人様のお金を借りているのに、それを動かすのに手数料を取るなど以ての外でしょう。まして借りた金を使い込んで返すなどは言語道断です。
じゃあ何故「マイナス金利」などという、損をしてでも買う人がいるのかと言うと、国債の「換金性」が重要なのだそうです。銀行も、もし運用に失敗して潰れてしまった場合、その損は預金者もかぶってしまうことになります。昔は自分もペイオフ対策に画策したものですが、すぐ普通預金が1000万を超えるため(笑)最近は放置状態であり危機感を抱いています。その点国の場合、経営破綻というのはそれこそ国家秩序維持の危機なので、余程のことがない限り大丈夫だという安心感がありますね。多少は損するけれど、数年後に必ず返ってくるお金と言うことでギリギリの存在感を保っていると言った所でしょうか。そもそもお金の価値と言うのは流動的であり、100円で買えた物が110円になれば、多少利率が高くても相対的な預金はマイナスになってしまうわけです。逆に90円で買えるような世の中になれば、多少のマイナス金利でも得をしたことになりますね。しかし、現状ではそれはあり得ないでしょう。ぶっちゃけマイナス金利で買っているのは主に銀行であり、持ちつ持たれつの関係で最終的には日銀が買い上げるため損はないとかかんとか・・・いやはや、お金は魔物ですな。今風に言えば、マイナス金利で買い手がつくのも、妖怪のせいなのねそうなのね?

つーか、国にしてみればマイナス金利でずっと行くと儲かるわけですから、いずれ国債がチャラになったりするのかも?

エボラ上陸間近

2014年10月28日 | 時事
エボラ熱 陰性確認まで厚労相「手順通り」 男性は熱低下、経過観察は継続
一応陰性とのことでしたが、本当いつ日本に入ってきてもおかしくない状況のようですね。

今回の人はジャーナリストと言うことで、もし日本に入ってくるとしたら発生国の人と医療関係者だけではないということがはっきりとしました。初期段階ではウイルスが検出されないこともあり、アメリカで発症した医師も2回調べて陰性だったそうなので、まだ無罪放免ではなく今後3日間は経過観察をするのだとか。特効薬の記事のコメント欄に追記しましたが、その危険性を十分認識しているはずの医師やジャーナリストですら平気でそこら中飛び回って拡散行動をとってしまうため、まるでエボラウイルス自体がそうさせているかのような不気味さを感じます。エボラ患者も増え続け、ついに1万人を突破しました。うち半数が死者ですから異様な致死率が見て取れます。また感染後も、ウイルスを撒き散らす状態になるまで1~3週間の幅があることが分かっており、上陸は防げないとしても、せめて水際対策はしっかりとしていって欲しいものです。

この病気の克服のためには、医療、情報、お金は欠かすことができません。お金は別にしても、医療と情報はマンパワーが必要であり、どうしても往来を止める訳には行きません。とりあえず現地で医療や報道など、エボラに関わって活動している人には、しっかりローテーションを組んでもらい、3週間は様子を見てから帰国してもらうことを世界的に義務付ける必要があるでしょう。感染を防ぐために活動しに行って、感染を広げてしまうのでは本末転倒、ミイラ取りがミイラ状態です。自分はマスコミ嫌い(笑)ですけど、自らの感染リスクをかけて現地の生の情報を伝えようとする勇気については踏みにじりたくないと思います。これだけの致死率をほこる病ですから、それこそ決死の覚悟でもって現地に赴いている人を、帰国後に言われなき差別で苦しめることは、人としてしてはいけないことです。疑いを少しでも減らすために、是非帰国後ではなく、出国前にゆっくり様子を見る時間を取って余りある体制を敷いて欲しいと思います。自衛隊が参加するなら、そういう時間と空間を提供するという支援法もあるかもしれません。
あとは、面白半分で観光に訪れないことですな。今回、自己申告で発覚し、熱があったにもかかわらず一度はサーモグラフィをすり抜けたという報道もあり、水際対策にはモラルやリテラシーが必要だと言うことが良く分かりました。使命感をもった人ですらウイルスの運び屋となってしまうわけで、一般の人の緊張感ではちょっと信用に欠けますよね。もし嘘をついたり、悪意をもって感染拡大させてやろうと思ったりする人が出てきてしまうと、それこそパンデミックが生じ世界中がパニックになります。エボラはよくフィクションの世界ではテロや脅迫の材料にされ、もしコントロールできるようになって悪用しようと考える輩が出て来たら、それこそフィクションではなくなってしまう危険性を現実に秘めています。かといって渡航禁止では根本解決になりません。全世界が終息に向けて協力すべき時に、相反する動きをとる者が1人も出てこないことを願うばかりです。

もしかしたらこの辺は教育の分野かもしれませんね。

公開処刑

2014年10月27日 | 時事
検察、船長に死刑求刑=1等航海士らへ無期懲役―韓国客船沈没
まるで東京裁判のようですな。日本ならせいぜい業務上過失致死ですよね?

まだ求刑であり判決が出たわけではないですけど、あのデタラメな韓国の司法が公平な裁きを下すとは到底思えません。メジャーどころでは仏像事件とか、慰安婦についても「日本に賠償請求しないのは違法」なんて訳の分からない判断をして煽っていましたし、最近は産経支局長の在宅起訴もあって、正義や公正などと言うより、市民感情と言うか、もう「どっちが得か」に基づいて裁きを行っているような気さえします。
何やら韓国には「特定犯罪加重処罰法」と言うものがあるらしく、司法の判断が民意に沿わない場合、秩序維持のために刑を加重できるらしいです。だからあれだけ被害者意識が強く、何かにつけて必要以上に騒ぐのか・・・と妙に納得してしまいました。日本の法律はどちらかと言うと加害者の人権保護と言うか、更正を目的としている面が強いので、全く考えられませんね。まあそれが良いのかどうかは議論が分かれる所ですが・・・つーか産経支局長の件って、例えば日本だと災害が起きた時に首相がゴルフをしていると、例え完璧な指示を出していたとしても絶対槍玉に上がりますけど、朴大統領の場合、過去最悪の惨事であったセウォル号沈没事件発生時から7時間も「所在不明」だったのは事実であり、それがもし本当に男性と密会であれば、まず自国の国会やマスコミがこぞって糾弾して然るべきでしょう。国民もマスコミも大統領も、徹底して自分の非を認めない国民性というのも、一度加害者のレッテルを貼られると決して立ち直れない仕組みが出来上がってしまっているからなのでしょう。まあ産経新聞の失敗は日本の常識通りに行動してしまったことにありますが、実は起訴理由に「大統領と男性の名誉を毀損した」とあり、密会を認めてしまっていることには、大統領自身も気づいていないようです。

あと、そもそも韓国では死刑が廃止されていたはずだと思い、ついでに調べてみると、一応死刑制度はあるけど1997年以降執行命令がないことから、事実上の死刑廃止国ということになっていたようです。法律が残っているのなら今回のように死刑を求刑することも可能なわけですが、それで果たして「廃止国」だと言えるのでしょうかね?表面上は近代国家を名乗っても、その実は墓を掘り返して死体に鞭を打ち、公の場で「1000年恨む」と平気でのたまう「恨(ハン)の文化」が浸透しているわけです。つくづく矛盾の多い国ですな。
ちなみにイタリアの豪華客船座礁事故では、諸々の罪の累積の結果、船長に懲役2697年が求刑されていました。あそこは死刑はおろか終身刑も禁止されているので、判決はまだのようですが事実上の終身刑でしょう。一方日本の場合、無期懲役でも模範生だと30年を目安に出られるそうで、終身刑に当たる罪はありません。その代わり死刑制度は根強く残っているわけですけど、法的に「いつまでも閉じ込めておく」罪がなく、「刑期を終えるか死をもって罪を償った」とされるということは、ある意味「許す」文化であるとも言えるでしょう。日本人にとって靖国神社の件がどうして問題になるのか分からないのも、お互いの文化の違いによる所が大きいわけです。

それぞれの国の司法制度を比べてみると国民性がよく分かりますね。

グレートトラバース完結

2014年10月26日 | Weblog
日本百名山一筆書き踏破を目指していた田中陽希さんが、本日無事ゴールされた模様です。

自分は夏休みにBSプレミアムで夜中に再放送をしていたのを見て初めて知りました。1年のうちに百名山を全て登って降りていくというだけでも凄いのに、移動も含め全て人力のみで縦断するという半ば無謀な取り組みと、ようやく我が家も地デジが入り(笑)雄大な自然をハイビジョン大画面で堪能できる爽快さから、一気にファンになりました。ただその時は再放送だったこともあり、まだ現在進行形の挑戦であることには気づいていませんでした。9月に富士山へ登ることを決意し、「そういえば」と思ってネット検索して、上記リンクのHPに辿り着いたわけです。ブログだけでなく、地図上に彼の現在位置が分かるようになっており、twitterやfacebookなど、様々なSNS技術を駆使してリアルタイムで旅を追っかけることができるのは、まるで自分も一緒に旅をしている気分にもなれ、非常に面白い試みだと思って見ていました。しかし、リアルタイム情報から経路を予測し、実際に彼の応援に駆けつける人も多かったようで、第4集には「放送を見て応援してくれる人が増えて戸惑った」という内容もありました。まあ、登山は天候や日没との戦いもあり、なるべく自分のペースは崩したくないでしょうけど、企画上の弊害と言うか、盛り上がるにつれてファンサービスに割く時間も必要になり、特に人口の多い関東周辺を駆け抜ける時には苦労されたことと思います。足を痛めてしばらく実家に滞在していた時は、地図上に実家の場所がモロバレだったわけですが、ファンになった方も、ゴールのお祝いと称し富良野までかけつけるのは流石にストーカー行為なので気をつけて欲しいものです。

日本百名山とは、深田久弥さんという登山家が定めたもので、今年で丁度50周年になるそうです。基本的に1500m以上の山であり、風格、歴史、個性を兼ね揃えた山を選んだのだとか。北は北海道の利尻岳、南は屋久島の宮之浦岳まで、全国各地にちらばっています。まあ、そうは言っても偏りはあるようで、西日本には少なく中国地方にはたった一座しかありませんし、岐阜や長野付近の日本アルプスには相当数が固まっています。これは、ほぼ舗装道路を歩くだけという時期や、連続登頂の時期があるということで、体力や気候の面でもしっかり作戦を立てて行かないと相当厳しいでしょう。この取り組みは南から北に向かって進んでいましたが、おそらくスタートした4月ではまだ北海道の山に登れる時期じゃなかったのかもしれませんね。あと、ゴールしたら家まで近いと言う利点もあったかもしれません(笑)
何とか北海道が雪に閉ざされる前にゴールしたいと言う思いで取り組んでいたのでしょうけど、やはり旅にはアクシデントがつきもので、最後の山も一度は8合目まで登りつつ、強風のため2日間足止めを食っていましたし、道中では疲労や足の痛みなどで幾度となく予定外の足止めを食っていました。まあ、自分などは10km走っただけでしばしば3ヶ月取れない痛みに見舞われたりするので、そこまで大事に至らず208日間も進み続けられたと言うのは流石プロだなあと思います、この人、場所によっては1日80kmとか、2000m級を1日2座とか歩いていましたからね。富士山の時にも書きましたけど、つくづく化け物です。また、その映像を撮るために時に彼と併走して撮影したり、風景や後姿を撮ってから機材を抱え走って追いかけたりする撮影スタッフも、それ以上の化け物だと思いました。

黒部峡谷でやむを得ず船に乗っていましたが、海もカヤックを漕いで渡り、7800km人力の旅というのは、流石に前人未到ではないでしょうか。最近は百名山ブームもあり、定年後の趣味として結構登山に挑戦している方が多く、何年もかけて1座ずつクリアしている方もいるわけで、この記録や映像は良い道標になりそうですね。しかし、御嶽山は先月の噴火でしばらく入山規制されるでしょうし、「よし来年挑戦してみよう!」というわけにいかないのが少々残念ですな。自分は12年前に御嶽山は一応登っていますし、伊吹山、富士山は今年クリアし、乗鞍岳はマイカー規制される前に車で行って登頂しただけなので微妙ですが、それを含めてもまだまだ96座も残っています。普通の人にしてみれば、相当条件が揃わないと挑戦できない山もありますから、百名山制覇というだけでもやはりかなり厳しいでしょう。噴火する前に登っておきたいという気持ちも分かりますが、山は逃げないので、後に続かれる方にはしっかり機嫌を伺いつつ十分な準備とトレーニングを行い、安全に挑戦してもらいたいものです。

ちなみに完結編である第5集は11月22日放送で、今週から15分のスピンオフも含め、また最初から順番に再放送をやっていくそうなので、是非見逃さず見たいと思います。

国会議事堂侵入テロ

2014年10月25日 | 時事
カナダ首都「テロ」 日本の国会議事堂で起きたらどうなる
カナダの議事堂で起きた侵入テロと同じことが日本でも起こりえたわけですね。

カナダではそのまま銃撃戦になり、容疑者は射殺されたわけですが、日本の場合侵入事件が起きても警察がすぐ国会内に入ることができず、応対は丸腰の衛視に限られているのだとか。日本の侵入者はたまたま丸腰だったから良かったものの、それでも捕まえるのに90分近くかかったそうです。もし刃物や銃を持っていたとしたら、カナダよりも大惨事になりかねない事態だったと思うと非常に恐いです。ウチワ揉めとかやっている場合じゃないですな。

有事の際に身を守る術を、もう少し日常からある程度用意しておくべきだと思うのですがどうなのでしょう?

教育百年の計

2014年10月24日 | 時事
「40人学級は国を誤る」 下村文科相、財務省方針に反論
少しでも予算の欲しい文科省と、予算を減らしたい財務省との間で激しい折衝があった模様です。

まあ、これは別に珍しいことでなく、この手の綱引きは最早毎年のことですね。自分のブログを見返してみると、去年も「全学年35人学級」の目論みが崩されていますし、給与面ですが9年前にも同じ事をしているようでした。今回の槍玉に挙がったのは学級定員ですけど、財務省がぶっちゃけ言いたいのは「教員の人件費を減らせ」と言うことでしょう。ちなみに財務省は35人学級にした2年間と、導入前5年間のいじめと不登校の平均を見て「変わっていないじゃないか」と指摘していますが、国がお金を出す前に、少なくとも10年ぐらい前から県や市町村レベルで独自に35人学級を取り入れている所も多いわけで、この議論は完全に的を外れています。そもそも件数として上がってきているものの、1年生にできるいじめレベルなんて高が知れていますし、不登校にはいじめでなく母子分離不安と言うケースも多いでしょう。むしろ「目が行き届くようになって早期発見できるようになった」というプラス要素として捉えるべきものではないでしょうか。いじめや不登校は学年が上がるほど増加、深刻化するわけで、35人だったのがその後40人に戻ったことによる弊害も問題にするべきですし、結果が変わらないのだとしたら「まだ圧倒的に足りない」と言う可能性もあるわけで、むしろもっと予算をつけるべきなのではないでしょうか。何度も言っているように、教育は国家百年の計であり、国が最も力を入れるべき分野なわけです。「教育こそが世界を変える」・・・財務省はあのマララさんの演説をどう聞いたのでしょうか。

実際、現場はどうなのかと言うと、もしいじめや不登校などの問題解決に担任が乗り出すと、それに関与していない9割の子どもの対応が疎かになってしまい、フォロー体制がないとなし崩しに学級崩壊に陥る危険性が常に存在しています。特にいじめと不登校は二律背反でなく、関連して起きたり同時に複数件起きたりしますから、被害者側と加害者側の双方の橋渡しをしつつ、通常授業もしっかり進めるというのは、35人になろうが30人になろうが身一つの担任の負担は変わらず重いのです。学級数が増えると「一緒にしてはまずい児童」を別クラスに分ける選択肢が増えるのでありがたいですが、起きてしまった後に改善できる体制にはなっていません。個人的には、定数法で機械的に教員数を決めるのでなく、例えばうちは40人学級にして、1人浮いた先生を補助につけますよとか、単純に加配して副担任制度とか、少人数指導兼任で良いので、フリーに動ける人が学年に1人余分いると非常に心強いと思います。

そういえば思い出したので追記しますけど、昨日の朝日新聞、「機械的に統廃合すれば教員を1.8万人減らせる」という財務省の全く脈絡のない夢物語を紹介していました。地域の心情や文化・伝統を無視する暴論であり、おそらく他紙では記事にする価値がないと判断されたのでしょう。さらに話は飛びますが同時に載っていた道徳の教科化について、そんな話し合いは全く出ていないのに、いきなり「特定の思想を生徒に押し付ける」と決め付け、さらに天声人語では「教師を内心バカにすべし」と言う書き出しから同じ暴論を吐く最悪の内容でした。道徳の教科化については思う所もあるのでいずれ別記事にまとめるかもしれませんけど、こんな悪意ある文を世に出しておいてよく恥ずかしげもなくNIEとか「学校で書き写せ」とか言いますよね。朝日の「特定の思想」を押し付けるのは本当やめていただきたい。

つーか、もう4~5年放っておけば団塊世代が大量退職して平均年齢が若くなり、人件費にかかる歳出は確実に減るわけですから、わざわざ40人学級にしてまで減らさせようとする必要はないと思いますけどね。

イソジン手洗い薬

2014年10月23日 | 時事
「イソジン」で手の殺菌 明治が同成分の手洗い薬発売へ
これはつまり手洗い・うがいがこれ1本で!ということなのかな?

イソジンはヨウ素なので、ヨードチンキと同様、かなり強い殺菌効果があります。しかもうがい薬として使用されることから、粘膜に対する刺激も少なくしみないので、自分などは擦り傷程度の怪我の場合はヨードチンキでなくよくイソジンをかけています。あと水虫にも効果抜群のようなので、巷では最強の消毒薬とも言われているとか。ただ、困るのがあの独特の臭いですよね・・・手洗いとして使うにはよほど薄めて用いるか、香料を添加しないと厳しいかもしれません。同じハロゲンであれば強酸化作用は同様かと思われますが、塩素は言うまでもないですし臭素は名前からしてダメでしょう(笑)フッ素も相当臭いようです。ヨウ素より重いものとなると、今度は匂いより放射能が気になります。

手洗い・うがいと、すり傷程度の消毒に使え、さらに1、2滴加湿器に入れれば部屋中殺菌可能だったら、冗談抜きで本当「これ一本」ですよね。誰か匂いのしないヨウ素を開発してくれないかな(笑)

ウイルス特効薬

2014年10月22日 | 時事
エボラ出血熱への効果が期待される「アビガン錠」、ノロウイルスにも効果か
これもうノーベル賞でも良くね?というレベルの頼もしさを感じますね。

昔「かぜ・がん・水虫の特効薬ができればノーベル賞」とブラックジャックが言っていましたが、エボラ・インフルエンザ・ノロという、現在進行形で人類を悩ませている3つのウイルスに効くとなれば、まさに夢の薬なわけです。何やら「ファビピラビル」という成分がウイルスの遺伝子複製を防ぐことで増殖できなくする仕組みらしく、とにかくウイルスと名のつくもの全てに効果があるのだとか。聞けば聞くほどワクワク感が高まりますな。そして最大の驚愕ポイントは、その開発に成功した企業が製薬会社でなくフイルム会社だと言う所です。まあ、事業拡大を目指した富士フイルムが富山化学を買収し、子会社化したことで親会社の名前が広がっているということで、富士フイルムは非常に良い買い物をしたと言えるでしょう。株価もぐんぐん上がっているようですね。めでたくエボラの救世主となれば、さらにうなぎ上り間違いなしかも?

ただ、デング熱ワクチンの際にも述べた通り、だからと言ってすぐに使えないのが承認制度のもどかしい所です。この薬の場合は抗インフルエンザ薬としての承認であり、しかも「胎児が奇形になる可能性」という副作用の関係から、どうやら「緊急投与」のみ認められているといういわくつきの品のようです。今回、その緊急事態としてフランスで治療と同時に臨床試験が進められているようですが、それもかなり一足飛び感があり、日本ではまだまだ時間がかかりそうな気がしますね。

もう少しスピードアップさせても良い気がしますが・・・

富士山合同避難訓練

2014年10月21日 | 時事
富士山噴火初の合同訓練:御嶽教訓に意識新た 備え不足痛感
神奈川・静岡・山梨で、初めての富士山噴火に備えた合同避難訓練が行われた模様です。

近々に御嶽山の噴火があり、住民もようやく人事ではないと感じたのでしょう。発案は2012年とありますから、おそらく東日本大震災を受けて発足したのだと思われますが、結構「富士山が噴火するなんて縁起でもない」と反対にあっていましたからね。まあ本音は避難訓練によって経済活動が妨げられてしまうからでしょうけど、やはり実際の噴火被害を目の当たりにして、天災の前では準備しすぎるくらいの気持ちでいないといけないと、多くの方が訓練の必要性を悟ったのかもしれません。テレビでは番組によって危険性を煽ったり、またはことさら安全を強調したりと、正反対の「専門家の意見」が唱えられるので、到底信用できません。最早有事の際、自分の身は自分で守れるよう、最低限備えるしかないのです。それが、震災や御嶽山で亡くなられた方々の命を無駄にしない、唯一我々ができることなのかもしれません。

地震や火災の被害はある意味局地的ですが、噴火は津波と同様、広範囲に被害が及ぶことが予想されます。そのため、通常の避難訓練と違い、富士山の噴火は県をまたいだ避難体制も必要になってくるでしょう。震災時は原発問題で多くの自治体が退去を余儀なくされましたし、ポンペイの町のように一瞬で廃墟となるレベルの噴火も起こらないとはいえないのが火山の恐ろしさです。長らく噴火していないのにも関わらず、今回「一万年に一度」レベルを想定した訓練ができたことは非常に価値のあることだと思います。渋滞やパニックなど、いろいろ問題が見えてきたでしょうけど、今回は「本番でなくて良かった」と、改善策を考えることができるのは間違いなく幸せなことですからね。

ただ、富士山の場合、やはり重要なのが「観光客・登山者の避難」です。自分も今年ついに登頂することができましたが、全国各地、海外からも多くの方が押し寄せる人気の山です。何故シーズンオフに行うのか・・・学校の避難訓練でも、学校の都合に合わせて日程が決められ、大抵は金曜午後に汚れた靴を持ち帰る合理的避難コースで、しかも雨だと中止になります。当たり前ですが、本当の地震や火災は天候や日時を選んでくれません。火事になって、外が雨だと、それを想定していない子どもは絶対戸惑うでしょう。通常の避難訓練は年3回行われ、6年間で18回は体験しますから、高学年になるほどマンネリ感が否めなくなります。時期を知らせない訓練でも、「どうせ金曜の掃除時間でしょ?」と読まれる始末。せめて6年に1回ぐらいは雨天決行にする避難訓練も必要じゃないのか、大変なのは分かるけどやってみて「どういう状況」になるのかを把握することに意義はないのか、といつも疑問に思っていますが、中々実現は難しいようです。
今までは「富士山はしっかり監視されているので、噴火する前に登山者の避難は可能」と言われていますが、御嶽山の件をみるととてもそうとは思えませんよね。警戒レベルが3に上がった想定と言っても、今回のように3は爆発の後で上がる場合もあり、その判断が遅れれば自治体は何もできないことになります。かといって皆が身勝手に避難し始めたら、それこそ手の施しようがありません。登山者はとにかく山から離れるしかないのですが、最盛期にはマイカー規制されていて、全員が下山する足を持っているわけではないのです。スバルライン30kmを歩くわけには行きませんし、噴火時に頂上にいると仮定して、残った体力で0合目まで17kmを歩き通せる登山者は中々いないでしょう。そうなると、やはり「対応できる数」に登山制限する必要性も見えてくるわけです。今のまま、もし最盛期に噴火したら、戦後最悪を桁2つぐらい塗り替えることになりかねません。

まあ、今回は第1回の合同訓練ですし、流石にそこまでは高望みでしょうけど、今後定期的に行えるのだとしたら、頻繁にやる必要はないとしても、やはりたまには実際の登山者を巻き込んだ合同避難訓練等、「最悪」を想定した訓練はどんどん行っていくべきだと思います。

閣僚辞任

2014年10月20日 | 時事
小渕経産相辞任へ 辞任の連鎖回避、幕引き急ぐ
ここまで無傷できていた安倍内閣も、ついに閣僚辞任に追い込まれそうですね。

先週の答弁では、ウチワ問題と使途不明金問題で2名の閣僚が槍玉に上がっていました。ウチワくらいならまあ野党の言いがかり程度に聞き流していましたけど、流石に2千万のバラマキは聞き捨てなりませんね。報道によってはまだまだ余罪があるらしく、最終的には億単位になるかもしれないとのこと。300万ぐらいで号泣していた県議や、30万を巡って真剣に裁判している美濃加茂市長が可愛く思えてきてしまいます。国会議員ともなると、やはり桁が違うのですね。

それにしても同日W辞任というのは異例中の異例なわけですが、今回2人とも女性ということで、目玉人事であった女性閣僚を狙い打ちした感が否めません。過去最多の5人入閣だったので、ケチをつけるならここしかない!と躍起になって探られてしまったのでしょう。政治家なんて泣き所の1つや2つ誰もがどこぞに必ず隠し持っているように思えますが・・・これはつまり、「女性の社会進出なんて認めない!」という勢力が働いたということなのでしょうか?
自分は別に女性の管理職について、能力さえあれば性別は関係ないと思っていますし、教員の中でも女性校長や教頭はこの10年ぐらいでかなり増えてきましたから、このまま様々な場所で女性が活躍していくのは自然なことだと思っています。自分の勤めてきた小学校や特別支援学校なんて7割方は女性ですから、むしろ管理職だけ全員男性というのは不自然ですしね。ただ、日本はまだまだ男社会の悪癖が多く残っており、特に政界は女性議員は比率で言えば世界に比べて圧倒的に少ないのが現状です。そこからあえて選ぶとすると、必然的に「身辺調査」が甘くなってしまうのかもしれません。民間人閣僚という線もあったでしょうけど、民間で活躍している女性で、政治向きとなるともっと難しくなってしまうでしょう。「女性が輝ける社会」を目指すなら、いきなり大臣レベルでなく、政治塾などに多く女性を取り込んで、何年がかりになろうともまず議員の中に女性の裾野を広くしていく取り組みから始めるべきだったのかもしれませんね。

政治家には一種の「ふてぶてしさ」が必要だと思うのですが、中々そういうことを女性に要求するのは難しいよなあ・・・

汚染マラソン

2014年10月19日 | 時事
汚染指標最悪の北京マラソン、日本人も棄権続出
これ何の罰ゲーム?ってレベルの風景ですな。

何か参加者の半分ぐらいマスクして走っている感じですけど、ある意味下手な高地トレーニングより効果があるかもしれませんね。つーか記録を狙う人は別にして、普通のランナーはわざわざ健康を害してまでも走る意味があるのでしょうか?心肺機能を高める目的で患っていては本末転倒です。何もそこまでして参加しなくても・・・

ポテトサラダ改

2014年10月18日 | 重禾
何やら昨日の夕食のポテトサラダが大量に残っていました。

妹の赤ちゃんも無事1ヶ月経過して、預かっていた2人目の子と共に帰宅したため、我が家は5+1から一気に人数が減り3人となりました。そのせいもあってか、最近母の作る献立は量が安定せず、たまに何かのメニューを作りすぎて余ることが多いです。味噌汁などはよく朝飲んでも夜まで残っていますしね。流石に認知症などではなさそうですし(笑)昨年までは祖母が元気だったのでずっと4人分でしたから、その癖でつい多く作ってしまうのでしょう。ただ、今回のポテトサラダは、いつものように皿に添える程度に盛っていくと10人分ぐらいありそうなほどの大量でした。とりあえず山盛りにして食べたものの、まだ冷蔵庫にハンバーグ大にして3個分は丸々詰まっている有様です。

ポテトサラダについては苦い思い出があって、5年ほど前にゼミの合宿で徹夜した後、帰りがけに残っていたポテトサラダを食べて2~3日腹痛に苦しめられたことがありました。医者に「ポテトをすり潰したデンプンは菌を培養する時に使うからね。」と言われ、文字通り菌の温床を食べてしまったのだという事実に驚愕したわけです。まあ、8月の終わりに常温で放置されたポテトサラダですから当たり前といえばそれまでですが・・・今はもう10月の半ばですし、ちゃんと夕食後すぐラップで包んで冷蔵庫に入れたため、余程大丈夫だとは思いますけど、やはり少々不安です。いっそ火を通してから食べるか・・・と考えていた所、ふと妙案を思いつきました。
これ衣つけて揚げればコロッケじゃね?
(挿入歌:キテレツ大百科)
ミンチの代わりにキュウリが入っていることと、マヨネーズであえていることを除けば、ほぼコロッケの作り方の中間地点に位置しているのがポテトサラダです。思えばコロッケの手順は意外に長く、途中状態でも十分美味しく食べられるのですよね。自分も料理は好きで色々作っていますけど、ここまで同じベクトル上にある料理はチキンライスとオムライスぐらいしか知りません。まるで肉じゃがを途中でカレーにするようなコペルニクス的転回ではありませんか!早速作ってみると、マヨネーズとキュウリの水分のせいか、かなり柔らかめでしたが、既に味がついている美味しいコロッケが出来上がりました。食感的にはクリームコロッケのバリエーションのような感じですね。柔らかすぎるので商品化は無理だとしても、これはα式「ポテトサラダ改」と命名して学会に発表できるのでは!?ついでに特許もとって200億稼ぐぜ!

・・・調べてみたら、「リメイクコロッケ」と言うそうですorz


ボッシュート

2014年10月17日 | 時事
換気口崩落、16人死亡=アイドル野外コンサート、3人重傷―韓国
セウォル号然り、韓国はたまにフィクションのような事件が起こりますね。ご冥福をお祈りします。

人死にが出ているので笑い事ではありませんけど、日本では「世界不思議発見」のヒトシ君人形を始め、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」など、バラエティでよく歌舞伎の「奈落」にヒントを得た「突然開いた穴に落ちるギャグ」が多用されています。この事件を受けて、こういった表現に規制が入ったりすると大変ですね。おちおちマリオで遊んでもいられません。

ポケモンのロケット団もしばらく落とし穴を掘らなくなるのかな?