(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

フランス人種差別

2015年03月31日 | 時事
GACKT パリで人種差別に遭い対抗 まさか自分が…
フランスではよくあると噂に聞きますが、本当だったのですね。

見た目はもちろん、フランス語が通じない時点で何らかの差別を受けるらしいです。まあ英語でもダメらしいので、有色人種を・・・というよりは「自国民を優遇」というスタンスなのだろうと思っています。この前のテロ事件のときにも話題になっていましたが、フランスはヨーロッパ1の移民大国であり、実は混血でない純粋なフランス人というのはもう国民の半分以下にまで減ってきているそうです。そんな状態ですから、ハリーポッターでもあった「純血主義」みたいな考え方をもつ人が出てくることは、褒められたことではありませんが理解は出来ますね。エスプリの聞いたジョークと言うのは対象者を強烈に皮肉りますし、それが許されると思い込んでいる風土と言うか、自分に被害が及ぶまで相手がどう捉えるかを考えない国民性と言えるかもしれません。「よさげな場所」程度なら実害は0に等しいでしょうけど、ひどい時には料理の質や量にも及ぶとか。とりあえず彼のように簡単な日常会話ぐらいはマスターしていくべきでしょう。

つーか、この言い方だと彼もまた中国人を差別していますよね。

初の9秒台

2015年03月30日 | 時事
出た9秒87!桐生、今季初戦で“10秒の壁”破り優勝/陸上
追い風参考記録とはいえ、日本人初の9秒台をついにマークする時代になりました。

何やら別ソースでは「もし風がギリギリ規定内なら9秒99だった」とありましたが、それはちょっと出来すぎな気がしますね。まあ大記録の達成は東京五輪の楽しみに取っておきましょう。

ダークアサヒ判明

2015年03月29日 | 重禾
古舘報道ステを元官僚古賀氏が“ジャック”
この前、相棒の後で古舘が「見覚えがありました」と言った理由がようやく分かりましたね。

この古賀という人、わざわざ「I am not Abe」と書いた紙をテレビで見せていましたが、彼がアベでないことは名札を見れば分かりますし、わざわざ自作してきてまで何を主張したかったのでしょう?まさか番組中ずっとアベと間違われる嫌がらせを受けていたとか、単にボケで「Oh,You are Koga」とでも突っ込んで欲しかったのでしょうか。ちょっと意味が分かりませんでしたが、黒地に白抜き文字のセンスはまるでイスラム国のマークみたいで、この人が危険人物だということは良く分かりました。
おそらく今回の降板の真相は、様々な社外秘の打ち合わせの録音とか盗聴とか、影でダークアサヒとして暗躍していたのを見つかってしまったからではないでしょうか。古舘は、この人が降板することがあの相棒のタイミングで分かっていたために、うっかり口を滑らせたと言うことなのでしょう。ついでに無期限停職になればよかったのにね。

それにしても、あのやり取りで今回の事態を見抜いていた自分は杉下右京並みの推理力の持ち主かも!?

ドイツ旅客機殺人事件

2015年03月28日 | 時事
副操縦士、病気隠蔽か…医師が乗務不可の診断
調査が進むにつれ、パイロットが故意に起こした道連れ自殺の様相を呈してきました。

飛行機と言えば、落ちると大惨事ですが事故率は自動車事故の100分の1とか言われ、比較的安全なイメージをもっていました。それもこれも、飛ばす度に必ず大勢で整備をしますし、通常は自動運転かつ運転手も2名は乗っているわけで、自動車よりも安全対策が極めて厳重だからです。余程車好きな人でもドライブ前に毎日整備士にエンジンの点検までさせる人はいませんしね。それでも整備不良とか、人為ミスとか、何十万分の1の確率で事故は起きてしまうわけです。最近ではハイジャックやテロなども心配しないといけませんから、少し確率が上がっているのかもしれません。しかし、もし本当にパイロットが故意に落下させたのだとしたら、最早事故などとは呼べず、無理心中の大量殺人事件として扱われるべき事態です。

以前テレビで見た中に、同じようなパイロットが故意に落下させた疑い例を紹介しているのを見たことがありました。その時は事故調査委員会の報告で「パイロットが故意に落下させないとこの落下軌跡は描かない」とまとめられたにも関わらず、航空会社側は否定して結局原因不明ということになっていました。事故であっても航空会社の責任は免れないでしょうが、殺人事件となると任命責任とか賠償とか、さらに追及が激しくなってしまいますからね。
まあこういうこともあってか、パイロットが席を離れる際も最低2人はコックピットに残るような体制を取っている所もあるらしいです。テロ対策で外から鍵が開けられないシステムである以上、今後色々とそういう対策が取られるようになるでしょう。しかしこういう正社員の内乱は、採用してしまってからではある意味防ぎようがありませんからね・・・極端な話、コレ教員が教室にナイフを持ち込んで担任する児童を皆殺しにするようなモノでしょう。想像するのも憚られますが、もし可能か不可能かだけ問われればぶっちゃけ「可能」でしょうし、いざ実行しようと思われたら、もう事前に防ぎようはありません。採用時に問題がなくとも精神を病んでいく人は多いですし、そこまで追い詰められる前に周りが気づけるかどうかも微妙でしょう。ここで対策として2人担任制を導入するのは、実行の難易度は若干上がるかもしれませんがそのためだけに相当なコストがかかる上に、当然穴はいくらでも考えられます。もちろん全て仮定の話ですし、万が一事件となればその責任は全て本人に課せられ、弁解の余地は一片もないでしょう。今回の場合は、夢だったパイロットになれたのにドクターストップがかかってしまい、自暴自棄になったと言う感じのようですが、格安航空とはいえ乗客の命を預かって仕事をする立場としても、その責任は重過ぎますな。

しかし、何の落ち度もない150名の命の責任を、たかが個人が背負いきれるものなのだろうか・・・自分は、何でもかんでも社会のせい、国のせいとする風潮は好きではありませんが、まともな賠償ができないのであれば被害者が不憫すぎますし、個人に背負いきれないものはやはり会社や国の賠償問題になってしまうのも仕方がないのかもしれません。

姫路城

2015年03月27日 | 時事
徹夜組含め1万人超 姫路城登閣
平成の大修理が終わり、いよいよ今日から天守閣まで行けるようになった模様です。

真っ白に生まれ変わった天守閣として、最近良くテレビでも紹介されていました。姫路は米原から直通で行けますし、ここからだと青春18切符で3時間半ほどですから実は高山とそう変わらず、意外に近いイメージをもっています。そんなわけで、青春18切符を持て余したときに(笑)自分も何度か行った事があります。まあ記憶にあるうちにはもう工事が始まっていましたから、行ったと言っても城門まででしたけどね。お城として単独で世界遺産にもなっていますし、「軍師官兵衛」の記憶もまだ新しいですから、今一番アツいスポットであると言えるでしょう。またいつカビるか分かりませんしね(笑)本当は来週あたりさくっと行って来たいところなのですが・・・この春は流石に厳しいなあorz

まあしばらくは混むでしょうから、天守閣を狙うなら夏ぐらいまで我慢かな。それにしても1万5千人の入場制限ってものすごいですね。1000人以上同時に入れるのか・・・岐阜城だと100人がせいぜいでしょう(笑)あと、何やらスマホやタブレットをかざすと説明が見られるらしいですが、わざわざ入場料払ってまで現地で画面を見せる趣向が理解できません。そういうのはネットで公開して、実際行ったのならちゃんと景色を楽しませようよ・・・

昔は観光地でカメラばかり見ている日本人とか揶揄されたものですが、今は猫も杓子もスマホですね。

わが軍発言

2015年03月26日 | 時事
菅氏「自衛隊も軍隊の一つ」 首相の我が軍発言巡り
また朝日お得意の「波紋を広げている」ってやつですな。

日本は憲法上、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」となっていますから、自衛隊は軍隊かどうか、ずっと議論になってきました。このために、「自衛のための戦力は放棄していない」などと苦しい言い訳をし、国内ではそれが通ってきたわけですが、現在の在りようをみてみれば、国際的には明らかに軍隊なわけです。パチンコと同じく政府黙認のダブルスタンダードだと言えるでしょう。

「軍って言ったらいけないんだ~!」と、小学生レベルの言葉狩りで済ますつもりかもしれませんけど、もしこの発言を本気で問題視するなら、現状に憲法の方がそぐわなくなってきていると言うことを認めることになるので、「この際はっきりさせましょう」と、逆に憲法改正派を勢いづかせてしまうのではないですかね。現に朝日新聞にも「今こそ改憲を」という意見が載っていましたし、ヤブヘビのような気がしてならないのですが・・・

とりあえず朝日はもう既に民意の賛同が得られない新聞になってしまっていること、そろそろ自覚したほうが良いと思います。

リンゴ太陽

2015年03月25日 | 時事
「真っ赤な巨大リンゴ」水平線から現る-志摩半島の海岸から観測
予想以上にリンゴでした(笑)

よく見ると、ちゃんと「だるま太陽」にもなっていました。コレ自体も珍しい現象のようです。撮影した教頭先生も感無量だったことでしょう。海の見える学校は情緒があって良いですね。まあ、岐阜の人事ではありえないわけですが・・・

沖縄基地工事と珊瑚

2015年03月24日 | 時事
海底ボーリング調査の停止指示 翁長知事、沖縄防衛局に
工事区画より広く取った立ち入り禁止区域を示すラインの重石が珊瑚を傷つけたとか・・・

了解済みだったかどうかは分かりませんが、とりあえずもうコンクリートブロックは投下しちゃったわけですから、調査云々よりもできるだけ早く工事を終わらせて撤去させたほうが珊瑚のためなのではないですかね。どうして長引かせるようなマネをするのでしょう?

少なくとも、KY珊瑚事件を起こした朝日に珊瑚を守れとか言う資格はありませんな。

チュニジアテロと報道

2015年03月23日 | 時事
【チュニジア襲撃テロ】結城さんが手記 朝日記者の怒声に「ショック…」 国際報道部長が謝罪「重く受け止めおわびします」
また朝日か・・・と言いたい所ですが、何故彼女が社名を挙げて指摘したのか、この報道では如何せん経緯が見えてきませんね。

今回のテロ事件では20名以上の観光客が犠牲になり、日本人も3名亡くなって3名負傷すると言う痛ましいものでした。犠牲者の数と何の落ち度もない観光客を問答無用で歯牙にかけている点では、イスラム国の邦人殺害事件以上に残虐非道な無差別テロ行為です。そしてあの時もそうでしたけど、海外で起きた事件に対して、日本で報道される情報は余りにも限定的であり、また偏ったものになりがちだと言う問題点は未だに解決していません。実際、死者数も一時5名とか情報が錯綜していたようですしね。もちろん国内とは勝手が違い、情報網も圧倒的に少ないでしょうから、思うように取材できないのは仕方がないと言えばそれまでですが、その苛立ちを被害者にぶつけるのはどうかと思います。

この結城さんと言う方は負傷された3名のうちの1人ですが、いち早く取材ができたということで、日本でも大々的に報道されていました。自分もこのインタビューは見ましたけど、まさに襲撃にあった直後なのに、30代の女性が動揺もせずああも理路整然と語れるものなのかと感心した覚えがあります。手記で「何を話したか覚えていない。」「日本でどう報道されているか知らない。」と強調されているのは、この映像によって身元が判明し、後に自衛隊の医官だったことが報道されたことを言っているのでしょう。倒れている人の血を自分に塗りたくって偽装した話など、一般人には思いついても中々できそうもない冷静な行動力は、日頃の訓練の賜物かもしれません。自分などはむしろ合点がいき、さすが自衛隊だなあと思った次第ですが、どうやら自衛隊アレルギーを発症したマスコミの追加取材によって、旅行前に「海外旅行届け」を出していなかったことまで暴かれてしまったようです。
公務員は、災害時などに民間人を守る働きをしなければならないため、緊急出動に備えて常に連絡がつくようにしておくことが必要です。これは教員も例外ではなく、自分も中国に行った時は事前に「海外旅行届け」を申請した覚えがあります。まあ日程を貼り付けてハンコを押す程度のものですけど、許可制ですから1ヶ月も前に出さないといけないし、校長に「これは俺が許可しなければ行けないのだぞ。」とか脅されたこともあり、非常に煩わしいものだという印象を強くもっています。旅行会社から送られてくる日程表が間に合わない時もありますしね。まあ今は携帯で世界中どこにいても連絡がつきますから、もう既に存在意義を失っている制度ですけど、自衛隊などは特に厳しいようで、県外に出る際にも届けが必要なほどなのだとか。年休自体は権利ですし、その期間にどこへ行こうと勝手だと思うのですが、古の慣例を中々変えられない代物の一つですね。それでも規則なので当然従うに越したことはありませんけど、内緒で行こうとする気持ちも分からなくはありませんし、単純に間に合わなかったとか、申請が必要なことを知らなかったのかもしれません。まあ母親との私的な旅行ですし、上司も10日以上連続した年休が出されれば一応理由を聞くでしょうから、反対を押し切って強行したわけではなく、何か申請できなかった事情があったのでしょう。
こういう何カ国も回る海外クルーズはよく街角でポスターを見るので憧れますが、流石に仕事をしながら参加するのは普通なら不可能に近いでしょう。なのでああいう豪華客船の旅は60代以上が対象なのだろうと諦めており、今回結構若い方が被害に遭われているのは自分も少々意外でした。世間にはそういうやっかみがあり、また被害者が自衛隊員だったこともあってか、本来報道価値すらないように見えるこの「海外旅行届け」を出さなかった件について、ネットでかなり非難されているようです。事件から4日経ち、彼女も間接的にそういう話を聞いたのかもしれません。大使館の人に「インタビューがどう使われるかも分からない」と言われたという文面は、明らかにマスコミ不審に陥っていますからね。

朝日新聞は、何か事件があるとエピソードを物語のように書く癖があります。他の新聞を読んでいた人は、まずこの特徴的な書き方に驚くでしょう。今日の1面で例示すると、
「国際政治の表舞台で、中国が水面下の宣伝工作を繰り広げている。昨年11月6日夜、ワシントンにあるシンクタンクの幹部の携帯電話が鳴った。幹部は、東アジアの国際関係が専門。相手は、日頃から付き合いのある在米中国大使館の幹部だった。・・・」
限りある紙面の中で、「電話が鳴った」という情報は全く必要ありません。本当に伝えないといけないのは幹部が電話を取ったことでなく、その電話の中身です。しかし数行を割いてまでこの物語的描写を挿入することにより、読者が主人公視点でその後の記事を読めるようになる効果があるのです。この手法は記事に臨場感が出て感情移入しやすくなるのですが、記者の思い込みや都合の良い解釈が入り込みやすい諸刃の剣だと言えるでしょう。記者がその場にいたわけでない時点でフィクションなのに、取材を受けた人物はいつの間にか物語の主人公とされ、記者の想像で書かれた内容が事実にされてしまう恐ろしさを感じることでしょう。当然、勝手に主人公にされ、ありもしなかったストーリーを書かれるのはたまったものではありません。朝日新聞が事件の被害者についてこの手法を使いたがるのは、「死人に口なし」だからに他ならないと思われます。死者の残した「言霊」こそ、日本において最も影響力のある言葉になりますからね。
チュニジアの件も例に漏れず、20日には亡くなった方の物語が載っていましたが、この結城さんの記事は確認できませんでした。19日中にはもう彼女が自衛官だと分かっていたので、遭えて避けたのかもしれません。しかも21日には自衛隊の海外活動拡大について1面で非難していましたし、22日にはテロ犯人を「普通の若者」と擁護し出す始末。これでは「どう使われるか」を心配ない方がおかしいですね。犯人の1人が高校生だったらしいですから、明日からは少年法が適用され自粛されるでしょう。本当に腐っていますな。まあ現状を知らなくとも、自衛官であれば朝日新聞が普段自分たちのことをどう報道しているか十分に理解しているはずです。独占取材に応じれば都合の良いように物語化されてしまいますし、取材拒否すればしたで悪い印象で書かれてしまうでしょう。また朝日を断ってフジサンケイグループのみにインタビューに答えれば、それはそれで言われなき謗りを免れません。自衛官である自分が主人公の物語をでっち上げられたら、もしかしたら勝手にイスラム国事件と絡めて、自分がいたせいで襲撃されたことにされてしまい、最悪9条がどうのとか、自衛隊批判に使われてしまうかもしれません。専守防衛のために残された手は、この手記を「同時に」公表することしかなかったのでしょう。さりげなく名指ししておくことで先手を打ったわけですね。

ここまで経緯を紹介し分析してこその記事だと思うのですが、産経もまだまだ追及が甘いですな(笑)

エクストリームカンニング

2015年03月22日 | 時事
大規模カンニングで生徒600人退学…インド
保護者が群れをなし壁をよじ登ってカンニングペーパーを渡しに来るとか・・・

つーかテスト中は先生とか監視員とかいないのか?と思っていましたが、どうやら賄賂などで試験管もグルになっていたそうです。まあ、ここまで取材カメラが押し寄せていると言うことは、これが初めてではなく、最早常態化していたということでしょう。インドは中国を凌ぐ人口爆発がおきていて、受験戦争が日本の団塊世代の頃をはるかに上回る競争率となっており、少しでも良い点を取って良い就職口を・・・という動きが活発化し過ぎ、このような社会問題に発展してしまっているようです。そりゃ学生が3億人もいれば「人物重視」とか言っていられませんしね。「インド式計算法」とか、2桁×2桁まで暗記するとか、日本の水準をはるかに上回る教育が行われているのも、国力がどうのという問題ではなく、単純に差をつけるためだったのかもしれません。

古くは中国の科挙などでもカンニングに心血を注いだ歴史が刻まれていますし、思い出せば日本でも東日本大震災の直前にそんなような事件がありました。本当、学力重視の末路とはよく言ったものですな。

地下鉄サリン20年

2015年03月20日 | 時事
霞ケ関駅で鎮魂の祈り=職員ら黙とう、献花―地下鉄サリン事件20年
もう20年も経つのに、未だにサリンの後遺症に苦しむ方も多いのだとか。改めて事件の非道さを感じます。

13名が死亡、6300名が被害に遭った、日本の歴史上最悪の無差別テロでした。3年前に最後の指名手配犯が逮捕されましたが、裁判はまだ続いていますし、「解決」となるにはまだまだ途方もない月日がかかりそうです。リンク先でも述べたように自分は当時中3で、最も多感かつ暇な時期に発生したので、その後のオウムへの強制捜査まで、それこそ食い入るようにワイドショーなどで情報を得て、高校に入ってからも友人達とネタにしていました。サリンの化学式や原材料ぐらいは軽く暗記していましたし、化学の先生に構造式の立体模型を借りてサリンを作ったりもしたものです。まあ流石に薬品を借りて作ってみたりはしませんでしたけどね(笑)βと一緒に作った大百科にも、オウムネタや化学ネタが多く散見されるのもその影響の強さが伺えます。今で言えばイスラム国に感化されて学校でジョン君ごっこをするような感覚ですね。対岸の火事だと思っているからこそネタにできる幼稚な発想です。まあ今のようなネットやスマホがない時代なので内輪ネタで済んでいましたが、もし現代のような環境で当時作っていた膨大なオウムネタを発信したとしたら、自分達もポアされていたかもしれません(笑)

βとの思い出話をもう少しすると、当時あれだけオウムを馬鹿にしていたのに、何故か大学に入った後、別の新興宗教にはまってしまいました。「仏教系だからオウムとは違う」と言っていましたが、オウムだって教義を辿ると仏教ですし、もし寄付とかで抜け出せなくなるようだったら助けなければと、彼とメールで何万文字とやり取りをしながら語り合っていました。自分も宗教や哲学には興味はありましたけど、そういう学問や無駄知識として修める感じでなく、こちらの主張を論破して仏教の経典にある話の正当性を押しつけるような文体で、それこそ相手は何億人の信者をもつ仏教の教義体系。付け焼き刃な哲学やキリスト教知識では全て包括して論破されてしまい、正直自分の手に負えないものを感じました。彼は高校時代から優秀でしたが志も高く、結果的に一浪することになり、その間隙を宗教に付け込まれたのかもしれません。当時は有名大学であれば一浪、二浪は当たり前でしたけど、やはりプライドと言うか、現役に混じっている居心地の悪さから、自分探しや何か武器になるものを身につけようと宗教に走る者が多かったのではないでしょうか。少なくとも自分の高校時代の友人には、βも含めて3人そういうのがいました。オウム事件の後なのにです。
そのうち全国で開かれる教祖の講演会に誘われ、地元ならばと2回聞きに行きましたが、話自体は仏教の話で興味深かったものの、その場でやはりお布施を何度も集める時間が取られていました。今もあるのかは知りませんが、当時はそれぞれの大学の1サークルとしてさまざまな新興宗教が存在し、全国にネットワークをもっているようで、「旅行に行くサークル」と称して学生を引き込み、教祖が全国を回りながら講演をすることで布施を集めていたのでしょう。ただ、一緒に来たβの先輩に当たる人が「布施は自然にしたくなるまではしなくていいよ。」と言っていたので、その時は自分もβも出さなかったのを覚えています。しかしその後、その先輩の妹が偶然自分と同じ大学だったことが分かり、構内で彼女から執拗に勧誘される羽目に陥りました。仕方なくその宗教の被害者になった人の声をネットで探してそれを根拠にはっきり断り、βにもメールで「こういうサイトがある」と送り付けると、「僕はどうすれば?」という謎のメールを最後にそれ以来疎遠になってしまいました。彼がその後抜け出せたのかどうかははっきりと確認できたわけではありません。数年経ってお互い就職してから2度ほど別の友人絡みで飲んだのが最期ですが、その時は仕事の話ばかりで宗教の話はしませんでした。ただ、ふとした伝で彼のことを特集した記事に「学生時代は1つのことに熱中すると良い。」と書いてあったのを見つけ、文脈から就職後は離れたのだろうとホッとした覚えがあります。宗教に関わったから早死にしたとは思いませんけど、宗教を修めたから幸せに逝けたとも到底思えません。
「苦しい時の神頼み」と言う言葉の通り、心が弱っている時に聞こえてくる「さも真理っぽい言葉」は、自分にも経験がありますが非常に大きな支えになるものです。しかし、所詮はソレも一時凌ぎであり、慰み以外の何物でもなく、奇跡が起きて現実が変えられるわけでもありません。ましてやオウムのように、「ハルマゲドンが起こらないのなら自分達が起こしてやる。邪魔するやつは殺す」などと言う思想は最早宗教ではなく単なるテロリズムであり、いかなる手段をとっても壊滅させる必要があるでしょう。

ちなみに地下鉄サリン事件の話題は職場でもしていましたが、20代の同僚に振っても全くピンと来ない様子でした。1995年と言う時代は、まずバックグラウンドに「ノストラダムスの大予言」があり、エヴァやバスタードなど、終末思想を描いたアニメやマンガも多く存在していました。バブルもはじけて不況の真っ只中であり、総理も村山富一とか言う社会党のマユゲ(笑)でした。そこに阪神淡路大震災が起こったわけで、本当に21世紀を迎える前に恐怖の大王やハルマゲドンが訪れるかも?と言った恐怖感に日本中が包まれていた時代です。ちょうど鎌倉時代の末法思想に似ていて、1000年前にも相次ぐ天変地異や飢饉により世が乱れ、武家社会が興り、宗教的にも新たな柱として浄土信仰が盛んになると言う変化がありましたが、この時もまさに新興宗教のメッカとも言える時代だったのです。
この時代の空気を感じるには、小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」を読むのが一番でしょう。7巻で坂本弁護士一家失踪事件をマンガに取り上げてオウムの関与を推理した所、オウムから抗議を受けた挙句訴えられ、しかも裁判中に暗殺されかけるという異常事態でしたからね。彼がその後薬害エイズや慰安婦捏造問題、戦争論、天皇論と、言論力に磨きをかけていったのも、コレがきっかけだったと言えるでしょう。その裁判や暗殺未遂、雑誌を追われる経緯までしっかりマンガに描かれていますから、自分も今読み返していますが、ずっと読んでいくと当時の流れが本当に良く分かります。地下鉄サリン事件から20年の区切りであるため、最近テレビでやたらと特集が組まれていますが、今でこそ「オウムの極悪非道な行為を何故止められなかったのか」などと言っているマスコミが、当時は率先してオウムをテレビに出演させ、大々的に宣伝しながら潔白アピールの手伝いをし、オウムに異を唱える小林氏のような人物を叩いていたという事実を意図的に外して特集しているために、何故そんな集団がのさばったのか若い人達には全く分からないのです。これ本当に、戦争についてもこの通りだったのだろうなあ・・・もちろん警察の動きも鈍かったかもしれませんが、何かあるとすぐに「宗教弾圧だ」「国家権力の暴走だ」などと世論を味方にして言ってくる輩に囲まれては慎重に動かざるをえなかったのでしょう。戦争や原発事故などもそうですけど、国民を炊きつけ扇動しておいて言いっ放しのまま後で何の責任も取らず、時間が経つと「何故起こったのか」「検証を」などと第三者面して見当はずれな犯人探しを始めるのは本当に卑怯ですな。
1つ事件が起きるとマスコミがワッと群がって現場を荒らし、被害者や地域住民のプライバシーを白日の下にさらしたり、結果的に捜査をかき回して長引かせたり犯人に利する行動をとったりする状況は当時から全く変わっていませんが、警察の捜査については防犯カメラやNシステム、顔認証等、20年前とは格段に進歩していることでしょう。社会の目も厳しくなり、不審物、不審者のチェックも非常に厳重になりましたし、ネットの普及によって情報の共有速度も当時とは格段に上がっています。どこかに怪しい施設があったり、怪しい行動をする人物が発見されたりすれば、瞬く間に全国に知れ渡るでしょう。昔のように「市民団体の抗議集会」としか報道されないようなデモも実は中核派などのテロ組織が糸を引いていることがネットですぐに明らかになるなど、マスコミの捏造や隠蔽体質も今はたちどころに暴かれてしまいます。まあバイトテロのようなおフザケや、隠されるべき個人情報までもが瞬時に広がってしまったりするような問題もありますが、明らかに組織的犯罪や意図的な扇動行為は起こしにくい世の中になっていると言えるでしょう。これが全て良いとは思えませんけど、日本で二度と再び同じような事件が起きないようにマスコミを監視していくことが、犠牲となった方々に贈るせめてもの餞なのかもしれません。

麻原ももう還暦か・・・人生の3分の1を裁判で過ごすなんて思ってなかっただろうなあ。自業自得。

食料自給率

2015年03月19日 | 時事
食料輸入止まっても、イモ中心なら供給可能 農水省指標
これはつまり、今の自給率でも国民は餓死しないと言うことですね。

この食料自給率はカロリーベースで計算されているため、実際の生産率はもっと高く、実感が伴わないという問題点があります。実際、カロリーベースでは39%ですが、生産額をベースにすると実は65%もあるとか。そのため、農水省がカロリーベースを採用するのは予算を多く獲得するための詭弁のように扱われてきました。まあ、小麦や肉類、油など、基本的にカロリーの高いものほど輸入に頼っているので、当たり前と言えばそれまでですよね。ここまでばれてしまったら仕方がないので、別の作戦に出たということでしょうか。ここに来て目標を50%から45%に下げるなど、現実を見た動きが目立っている気がします。朝日新聞はことさらイモを強調し、また「軍靴の音が聞こえる病」のようですが(笑)問題はそこでなく、農水省が「本当はそこまで切羽詰っていない」と認めたということでしょう。

円安の影響で、「わざわざ外国産を使うメリットがない」と国産品に変える食品チェーン店も出始めましたし、国産は「高い」けど同時に「高級感」もあり、購買意欲につながるメリットも存在します。周りを見回しても、米は当然国産ですし、食卓に出る肉や野菜も国産であることが多い気がします。給食に至っては地産地消の取り組みでむしろ積極的に使われているでしょうし、全て岐阜県産だけで自給する日なんてのもあるくらいです。市内でも少し外れれば田んぼも畑もまだまだありますし、夏には枝豆、冬には小松菜の高級ブランドがバッタ値で買えたりもしますしね。ちなみに都道府県別で見ると、岐阜は26%で実は平均以下のようですが、コレは北海道の200%を筆頭に都市になればなるほど低くなっていく傾向にあるので、むしろ岐阜は「平均より都会」と言えるでしょう(笑)愛知は13%、大阪、神奈川は2%、東京は1%です。かといって渋谷再開発とかでビルを倒して大規模農園をつくるわけにもいきませんし、流通がしっかり機能しているので、それぞれがそれぞれの役割を担ってカバーしていくことが大切でしょう。この発想は世界でも同じはずです。

東日本大震災のように2万人が亡くなる状況でも、海外とは違い餓死者というのはほとんどいませんでしたし、辛ラーメンだけ残るような好き嫌い(笑)も健在でした。贅沢さえ言わなければ何とかなる現状を、しっかり維持していきたいものです。

ダークカイト

2015年03月18日 | 時事
今回の相棒のラストは、まさかのカイト君逮捕エンドでした。

相棒は7の頃から見ていて、一応プレシーズンから映画まで全て網羅できていますが、基本的には一話完結であり、どの話から見ても分かる所が良い所で、視聴率も常に20%近くをキープしている優良物件のようです。その成果もあって今期はもう13作目となり、ある意味でかなりマンネリ化が進んでいましたから、スタッフも色々変化をつけていくことを公言していました。まあ彼女の妊娠や悪女の参入(笑)などのことを差していると思っていましたけど、事前情報にあった3人目の相棒の卒業を、まさかこんな形にもってくるとは・・・驚きはもちろんですが、これ次回作から大丈夫ですかね?上司の監督責任として杉下が無期停職って、公務員でソレは普通依願退職モノだと思うのですが・・・停職幸いとイギリスに逃げてる場合じゃないですぞ!

カイト君は11からの相棒で、出だしから喧嘩っ早い所はありましたし、亀山君のような熱血タイプという印象はありました。あと、よくネットの情報は気にしていたようですね。杉下をスマホに変えさせたくらいですから(笑)その辺を複線と言えばそうなのかもしれませんけど、この3年、いわゆるキラのような義賊的思想をもっていたこと、また幕間でそれらしき複線行動がこれまでにあったかどうかは確認できませんでした。まあ、もし何かあればその時点で右京さんに看破されてしまったことでしょう。話に出てくる情報が全てムダヅモなしの徹底した1話完結を貫く余り、作品あるいはシーズン全体を通した謎を構築する技術が、相棒スタッフには圧倒的に不足していると思います。毎回脚本家が違うので仕方がないのかもしれないですけど、せめて今シーズンからでも「ダークナイト」という単語を新聞等どこかに散りばめておくとか、今回初出の親友や妹ぐらい過去にエピソードつきで挟み込んでおくとかするべきだったのではないでしょうかね。冒頭唐突に犯人顔で登場し、2時間ずっと臭いをプンプンさせて、最後に申し訳程度のミスリードを入れつつ、やっぱり犯人でしたと言うオチはあんまりだと思います。まあ、成宮君はアンフェア・ザ・ムービーの時も革命同志のテロリストとして出ていましたし、役柄としてはそういう感じが向いているのかもしれません。今までのメイン所の卒業エピソードとしては、転職(亀山)、出世(神戸)、殉職(小野田)、失踪?(たまき)、勇退(三浦)と来ましたから、逮捕と言うのは新しいパターンであったとも言えるでしょう。映画で補完というような感じでもなく、ともすれば何のフォローもなく「これにて完結」とも受け取れる内容であり、直後の報道ステーションで古館キャスターに「相棒、見覚えがありました。」と、思わず不祥事をバラさせてしまうほどでした(笑)あわてて「見応えが」と言い直していましたが、トイレで犯行自供をマイクに拾われた社長然り、人間動揺した時ほどつい本音が出てしまうものですしね。

・・・で、報道ステーションの誰がダークアサヒなの?

40年廃炉決定

2015年03月17日 | 震災
関電と原電、3基の廃炉を正式決定 福井県に説明
福島第一を除くと初めての廃炉判断だそうです。

まあ美浜原発自体が今年で45年ですから、新基準に当てはめても遅すぎるくらいなのですがね。この「40年廃炉」という基準自体、東日本大震災の後で生まれたものですから、もしアレがなければ永久にゴマカシつつ使っていくつもりだったのかもしれません。何はともあれ、福島第一のようにグチャグチャでない状態での廃炉作業ですから、少なくともアレよりはやりやすいでしょうし、将来的なノウハウの蓄積にもなるでしょう。滞りなく解体が進むことを願っています。

ところで、この廃炉作業後に出る放射性廃棄物の処理方法はもう決まっているのでしょうか。最終的にどうするかについては地層処分とか色々議論されていますが、場所の問題もあり、すぐ容量不足に陥るのが目に見えていますから、自分は将来的にもう宇宙に放出するしかないと思っています。発射リスクが問題視されているようですが、万が一爆発しても福島ほどの被害にならないように量を調節し、少しずつ打ち上げて廃棄していけばよいだけの話です。宇宙エレベーターができればもっと安全に大気圏外へ運べるかもしれません。これまでの宇宙開発は、まさにこのためにあったのではないかとさえ思っています。火星に移住するとか色々言われていますけど、人間はやはり、土から離れては生きられないでしょう(byシータ)地球を放棄して火星に移住するより、火星をゴミ捨て場としてでも地球を住みやすくした方が余程現実的かつ効果的だと思います。

国内や世界各地で熾烈なババ抜き合戦を行うよりは、さっさとどう安全に宇宙に捨てるかということのみに人類の英知を結集し、解決策を考えて欲しいものです。