(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

金塊盗難の背景

2017年05月31日 | 時事
福岡で事件が急増、日本はなぜ「金塊密輸天国」になったのか
多発する金塊盗難や密輸事件の背景に日本のシステムの弱点があり、それを狙われている模様です。

以前現金盗難と現金持ち出し事件が同日に起きたことがありましたが、両方とも金塊の取引をするためのお金だった模様です。先日はこの事件より前に起きた金塊盗難事件の犯人が逮捕されましたし、それとは別に金塊を密輸しようとしたとして何10kgと押収されるような事件が続発している模様です。

では何故事件が多発するのかということですが、金相場自体が高騰し、通常取引でも単純に回した分だけ儲かる状態であるということもありますけど、実は現在、香港や韓国から金を密輸して日本で売りさばき、利ざやを稼ぐという手口のゴールドロンダリングが行われているのだとか。日本で売られた金塊はまた香港で売られることになっているらしく、その際に消費税分が還付されることから、売った人は消費税分、取引所は手数料分が確実に儲かる状態となっているそうです。消費税は8%といっても、金塊の取引は億単位ですから、もし1回の取引が4億なら8%の約3千万もの日本の税金が売り主の手に渡ってしまうわけです。もちろん、本来なら日本に多額の金塊を持ち込む時点で関税がかかるわけですが、それを密輸で済ませれば丸儲け状態なわけですね。肝心の金塊は香港と日本をぐるぐる回るだけで減りませんし、犯罪グループが躍起となって密輸しようとし、さらに別の犯罪グループがその金塊や購入資金を狙って強盗事件を起こすという負の食物連鎖のような状態のようです。

さらに困ったことに、どうやらこれらの犯罪行為に対しての取り締りや罰則が日本はかなり緩いらしく、低リスクで稼げるという悪評までついている始末です。これは早急に対策をしないと大変なことになりますね。少なくとも押収した金塊は没収し国庫に納めるくらいの厳しい措置をとらないと、今までの損を取り返せないのではないでしょうか。

そのうち黄金の国ジパングが復活するかも・・・?


天橋立と日本三景

2017年05月30日 | Weblog
3泊4日の中国縦断&城攻め記、最後を飾るのは京都の天橋立です。

まあココに来るのは実質3回目なので、どういう景色が見られるかは分かっていますけどね。ただし昔訪れたことがあるという場所はデジカメ写真がなく、また2010年の山陰旅行の時は平地から見ただけだったので、やはり写真フォルダ内にあの絵をデータとして入れておきたいという思いからもう一度しっかり訪れることにしました。
松島、安芸の宮島と並び称される日本三景の1つですね。実はこの中で一番最初に見たのがココ天橋立でした。確か大学4年の家族旅行だったので2001年だったと思います。同じ年にゼミの合宿の後で宮城の松島まで行き、残る宮島もずっと行きたいと思っていましたが、たまたま2006年に友人が広島の会社に配属になったのを頼りに行って来て制覇しました。ちなみにそこで宮島が世界遺産というものにも登録されていることを知ったわけで、そもそも自分の「世界遺産制覇したい病」の原点はこの日本三景、天橋立に行った所から始まったわけですな(笑)

傘松公園というところにケーブルカーとリフトがあり、好きな方で山の上まで上がれるようになっています。「股覗き効果」が去年イグノーベル賞を受賞していましたが、確かにこのデジカメをひっくり返して撮影した画像よりは、現地で股覗きした景観の方が「小さく、縮んで」見えた気がしますね。アレのおかげでまた観光客が増えたことでしょう。

折角なので過去に行った残る日本三景の画像も転載しておきます。
 
松島は2001年と2012年と2回行っており、左のは震災後に山から撮った写真です。大学の時はちゃんと遊覧船に乗って島巡りをしました。記憶では今にも崩れそうな島が多くありましたけど、震災時にはこの島々が防波堤の役目を果たし、奇跡的に住宅地区への津波被害は少なくて済んだといいます。ただし島自体はかなり侵食されたり潮をかぶって松が枯れたりしたようで、手放しでは喜べない状況ですね。宮島はあとの2つとは違い人の手が作り出した絶景ですけど、やはり潮の満ち引きによって日々かなりのダメージを食らいますし、台風や大潮などで建物が壊れると言うニュースもよく耳にします。天橋立だって大きな地震が起こればばどうなるかは分かりません。江戸時代の昔に林羅山が推奨した日本三景と言えども、永久に美しいままである保証は全くないのですね。

いつ行くか、イマデショ!(古い)

城崎温泉

2017年05月29日 | Weblog
志賀直哉の「城の崎にて」で有名な温泉ですね。

名前はよく知っているのですが流石にここを目指していかないと寄る事ができない裏日本にあるので、今まで行った事はありませんでした。7年前の山陰旅行も余部から天橋立へ行くのに山道を走ってショートカットしましたからね。るるぶを見ると、竹田城跡、天橋立とここ城崎温泉がセットになっており、距離もそれぞれ50km程度で行ける模様です。家から竹田城跡がほぼ200kmなので、1泊2日城崎温泉泊という行程でも丁度良さそうですな。そう考えると日本の中心にある岐阜ってやっぱ旅行しやすい場所ですよね(笑)

ここは普通の温泉地では珍しくホテルや旅館に内湯がない所もあり、町の中に7つある外湯巡りを楽しむ場所として人気を集めています。まあそれぞれ600円から800円と結構な値段がしますけど、1200円払えば1日どの外湯も入り放題になる券があり、旅館に泊まれば大体その券がセットになっているそうなので、2ヶ所以上入れば簡単に元が取れますし、折角なので7ヶ所全制覇していく客も多いそうです。まあ泉質はドコも一緒(塩化物泉)のようなので、自分は「鴻の湯」という1時間無料の駐車場のある安い所1つだけにしました。

何やらそれぞれの外湯にその日一番に並んでいた人には、毎日男女各一名ずつ「一番札」という手形がプレゼントされる模様です。朝イチだと7時なので泊り客が有利ですが、中には午後から開始する外湯もあり、日帰り客でも狙えるようになっているようですね。まあ自分にはチャンスがありませんでしたが(笑)平日は休業している所もありますし、もし7つ全部集めようとしたら最低でも3~4回は泊まりに来ないと無理だよなあ・・・

リピーターを集める作戦としては非常によくできていると思います。

三佛寺投入堂

2017年05月28日 | Weblog
世界遺産になっていない観光地としては今一番ホットな場所ではないでしょうか。

三徳山三佛寺は「日本一危険な場所にある国宝(日本遺産)」ということですが、昨年の地震で参拝道が崩れてしまったようでしばらく入山禁止になっており、ようやくGW前に復旧したところでした。写真は対面の山の見晴台から文殊堂と地蔵堂が見えたので撮ったものですけど、投入堂はもう少し左方面にあったらしく、ちょっと確認できませんでした。まあお寺のある道に戻ってもう少し山を進んでいくと投入堂遥拝所というところがあり、そこからピンポイントで投入堂が見えるようになっていますけどね。体力に自信のなさそうなお年寄りのツアー客がたくさん写真を撮っていました。ちなみにココはタダですが入山には800円が必要。自分はもちろんチャレンジあるのみです。

本堂までの石段も普通にありましたけど、その裏手にある入口から投入堂まではさらにおよそ700m、標高差は200mあり、そのほとんどが自然の崖や木の根でできた険しい山道です。毎年のように滑落事故が起きているらしく、そのため入山するにはいくつかの決まりがあります。まず入山できるのは8時から15時までで悪天候だと中止、さらに2人以上でないと入れません。服装や靴にもチェックが入るようで、問題ありならわらじを買うことになるのだとか。とりあえず自分が一番危惧していたのは1人旅だということでしたが、少し待つことも考えて14時頃到着すると、幸運にも丁度今から入山しようとするカップルがいたので、頼んで一緒に行ってもらえることになりました。もちろん生存確認はしつつも邪魔しない範囲で離れて歩きましたけどね(笑)受付で登山届けのように住所や入山時刻、携帯番号など書き、輪袈裟を借りて身につけました。ここからは観光登山ではなく、修行の道、修験道です。

岐阜城の「馬の背コース」にも手を使って登るような険しい場所がいくつかありますけど、ここはスタートからいきなりクライマックスで、常に難所、難所の連続といった感じでした。特に鎖場は体感ではほとんど垂直な崖。尾道の千光寺に石鎚山を模したなんちゃって鎖場体験がありましたけど、本格的に体験したのは初めてでした。ちなみに写真の場所か、もう少し上の文殊堂の辺りがこの前の地震で崩れて鎖を打ち直したところらしく、一方通行になっていました。

登る前に見上げていたお堂まで辿り着きました。折角来たのでぐるっと回りを一周してみましたけど、下を見る勇気はありませんでした(笑)柵もないので落ちたら確実にアウトですね。ちなみにここまで30分。距離的にも時間的にもここが丁度半分といった感じのようです。やはり女性の方には厳しい道だったらしく、ペースとしてはかなりゆっくりめで、後から来た方達にもどんどん抜かされてしまいました。まあ自分1人だったらなるべく早く上がろうと無休憩で一気に上がってしまうのですけど、別に競争ではないですし、カップルに追いつかないよう十分休憩しがてら景色や山の雰囲気を楽しむのも疲れないしたまには良いかなと思いました。この先も難所が続き、地蔵堂、鐘楼堂を経てどんどん進んでいくとようやく勾配が少なくなり、でかい岩壁の中にある観音堂の裏岩を通り抜けると、ついに投入堂が姿を見せました。

手前の木の向こうは崖になっており、とてもじゃないですけどお堂まで登って行けそうにはありません。もちろん立ち入り禁止ですしね。行けもしないのにどうやって建てたのだろう・・・?行者が法力で投入れたという伝説もあるくらいミステリーですな。現代の技術ならまだしも平安時代よりあそこにあったと言うのですから、「あそこにお堂を建てて修行しよう」と思い立った修験者の信念と行動力とはすさまじいものです。

せめて賽銭を投げ入れようかと(笑)10円玉を投げてみましたが半分も届かずに崖の下に吸い込まれてしまいました。見た目以上に距離があるのかな・・・というより自分の遠投力がないだけかも。

大山

2017年05月27日 | Weblog
鳥取県にある日本百名山であり、中国地方最高峰の山です。

鳥取観光としては7年前に境港砂丘に行っているのでほぼ満足していましたけど、やはりこの山はるるぶを読むと必ず載っていますから、やはり一度は行って置こうと思ってドライブしてくることにしました。といっても登山をする気はなく、高原を散策する程度に留めました。

とりあえず駐車場からまっすぐ上がっていき、大山寺へ参ってきました。もう少し行くと大神山神社もありました。一応は火山なので、霊山信仰ってのもあるようですね。まあ今のところ火山活動の記録はなく、安心して登れる山の一つのようです。駐車場の辺りには歴史館があり、ここも日本遺産に選ばれていることを知りました。

ところで大山といえば牧場ですが、自分の好きなジャージー牛で有名なのは大山の裏にある蒜山の方でしたね。しかもこの時はうっかりミルクランドを通り過ぎてしまいました。だってめちゃくちゃ加速する直線の坂道だったし・・・orz

本因坊秀策囲碁記念館

2017年05月26日 | Weblog
思い出すあの死闘・・・因島にもリベンジしてきました。

因島大橋から島の東部を見た写真です。あの山を全部自転車で超えて行ったんだぜ・・・信じられないだろ・・・というわけで、まずは11年前自分が遭難しかけた足跡を車で走ってみました(笑)


まず尾道からこの因島大橋までが既に10kmくらいの道のりです。橋も結構高いところにあるので、一山登るくらいの起伏を越えていかなければなりません。橋を降りて記念館までは約4km。そしてそこから東の海岸沿いに進み、真ん中の山道を抜けて市民会館、商工会議所を超え、フェリー乗り場までは12kmありました。しかも車でも結構吹かさないと上っていかないほどの峠が4つ分も続いていました。ちなみにフェリー乗り場から正規ルートである因島水軍城方面を通って記念館へ戻るとおよそ7km・・・峠1つ分くらいの起伏はありましたが、5kmも無駄に山道を進んでいた模様です。よく完走したものだ・・・車で辿りながら、当時の自分を思い出して心が折れましたorz

というわけで、石切神社とそこにある本因坊秀策記念碑を見てからお墓まで歩いてとすると、奥に前はなかった立派な建物がありました。昔はこの手前の神社の中の建物が記念館で、事前に頼まないと開けてくれなかったはずですが、今はしっかり入場料も取って囲碁と秀策のことが学べる場所になった模様です。受付の方に話を聞くと、ここはその神社の所蔵のものを町が借りる形を取って9年前にオープンしたとのこと。当時は聖地巡礼なんて言葉は存在しませんでしたが、ヒカ碁効果で観光客も増えたのでしょうね。

秀策の生家も復元され、また展示品には子どもの頃使っていた碁盤や直筆の掛け軸など貴重な物が残っていました。段位の免状は丈策や丈和の名がありましたし、耳赤の一手の棋譜解説やその様子の再現映像まであったので、小説幻庵の聖地としても良さそうですな。最後にお墓まで歩き、チャネリングして帰りました(笑)

佐為が宿ってくれればよいのですが・・・野狐囲碁・東洋囲碁・KGS全部で最高2段止まりではまだまだですね。高段に4子では勝てるけど3子では勝てない・・・

藤井19連勝

2017年05月25日 | 時事
藤井四段19連勝で竜王戦決勝T進出「攻め続けたのが良かった」と淡々
えらく中途半端な連勝数が話題になっているなあと思ったら(笑)決勝Tってことは囲碁で言うリーグ入りするくらいの快挙ですね。

将棋のシステムはイマイチよく分かっていませんが、とりあえずプロ入りの時点で竜王戦は6組、名人戦はC級2組という所に所属することになるようです。この前引退した加藤一二三九段との対局は彼がC級2組まで落ちてきていたので実現したわけですけど、基本的に下の方は同レベルの相手が多いわけで、多少連勝を続けてもいわゆるトッププロたちと対局するのは数年先になるはずです。だから同期より抜きん出た実力があればしばらく連勝するのはある意味当たり前であり、新人としての連勝記録を更新したのは良しとしても、その後も毎回のように騒ぐのはどうかと思っていました。

名人戦の方はリーグ戦で、しかも挑戦者になるまで5クラス分上がらないといけないので、タイトル戦に辿り着くのに理論上の最短でも5年はかかるそうです。しかし今回の竜王戦はちょっと特殊で、6組の中で1位になるといきなり決勝トーナメントに上がれてしまう模様です。もちろん変則トーナメントですし、相手は5組の1位から始まって、挑戦者になるには6回戦を勝ち上がらないといけない不利な立場ですが、理論上、全部勝てば1年で竜王になれる棋戦なのですね。もちろん2回も勝つともう1組かつA級棋士というトップ棋士達との対局も控えているわけです。その挑戦権を僅か1年目で得たというので凄いことだったのですね。

何やら早くも空前の将棋ブームになりそうな勢いなのだとか・・・甥もそろそろ二枚落ちで負けるようになりましたけど、流石にハムに勝てない自分に3年でそのレベルではプロは難しいかな(笑)

アルファ碁祭

2017年05月24日 | 時事
囲碁AI、初戦は最強棋士に勝利=中国・柯潔九段と3番勝負―「弱点まったくなし」
昨年韓国のトップ棋士イセドル9段に4勝1敗と勝ち越したアルファ碁が、今回ついに世界ランク1位のカケツ9段を下した模様です。

と言っても既に非公式対局では今年の正月にマスターと名乗って世界のトップ棋士延べ60人に60勝無敗という無双を繰り広げ、その中には日中韓の最強である井山・カケツ・パクジョンファンも含まれていましたから、今回の公式戦の結果は驚きというより「ついにこの日が来たか」といった感じですね。丁度将棋でも先週左藤天彦名人が2連敗を喫し、AIの完全勝利宣言となりましたから、時を同じくして囲碁も人類が抜き去られてしまったということですな。まあこちらはあと2戦あるのでまだ分かりませんが、棋譜を見てみると確実に勝つために中盤以降はぬるいというか、もうリードを守りきるだけの打ち方をしている感じだったので、結果は半目負けですが、だから惜しかったのではなく、これは「永遠に覆らない半目」だという印象を受けました。

もう少し詳しく説明すると、囲碁は陣地が1目でも多い方が勝ちなのですけど、打っていてちょっとリードしたなと思っても、この先追いつかれるのが心配とか、相手をねじ伏せてやろうとか(笑)様々な気持ちから守って勝ちと言う局面でももう少し得をしようと攻めすぎてしまい、逆に隙をつかれて大きく取られ逆転負けということがよくあります。しかしこの「守って勝ち」も中々難しく、守り過ぎると今度は相手に得をされ追いつかれることもあるわけです。さらに言えば、例えば高段者と置き碁で打ち、石が多い分のリードを守りきって数目勝ったとしても、「この手はヌルイ」とか「もっとこう打つと得だった」「こうすれば石が取れた」などと、さらに得をするためのご指導を受けることになります(笑)つまり、勝ち碁にも数多の反省点というか議論の余地が生まれてしまうのが囲碁というゲームであり、また終盤ヨセ次第で同じ1目勝ちになるルートだけでも無数にあるので、王将さえ取ればそれ以上追及の余地がない将棋に比べて、勝ち碁にも負け碁にもああだこうだと意見がつきやすいゲームだと言えるでしょう。今回の対局でもいくつか疑問手が指摘されているようですが、例えばある地点でうまくいけば最大10目勝ちがあった場合、人間だとそのまま10目勝ちを目指してしまいますが、AIはどうやら多少損しても負ける可能性がより少ない手を選んでいるようなそぶりがあり、「最大限の差をつけて勝つ」でなく「最低でも半目勝つ確率」を極限まで高めて打っている感じがしますね。こういう冷静な計算と判断力は、やはり欲や不安を感じないAIならではなのでしょう。
カケツにしてみれば自分に勝機があったのか気になるところでしょうけど、残念ながらAIには検討機能がありません。ギリギリの半目なのか、それともギリギリを演出されたのか・・・もし明日も半目なら後者の可能性もありますね。考えたくありませんが、もう人類最強に「わざと半目勝負で勝つ」余興ができるくらいの実力差はあるのかもしれません。

ところで今回のアルファ碁はカケツとの3番勝負だけでなく、トッププロ5人の相談碁VSアルファ碁とか、アルファ碁とプロがそれぞれペアを組み、それぞれ交互に打つAIペア碁対局も予定されているらしいです。まさにアルファ碁祭ですな。最後のはどっちが勝っても人類の(半分)勝利と言えますし(笑)グーグルもこれで囲碁攻略はもう一区切りとしてしまおうとする意図を感じます。ただし、今回は中国で開催されているのですが、現地では報道規制が激しく、中国国内では対局の様子も一切生中継されなかった模様です。イセドルの時はネットやTV中継はもちろん街頭テレビでも全部流すほどの注目ぶりでしたけど、アメリカに負ける(かもしれない)のを中継するのは問題だったのでしょうか。やはり自由のない国は怖いですね。


[追記]
25日に行われた2局目はアルファ碁が黒番でしたが、何とカケツの大石をしとめて中押し勝ちとなりました。ざっと40目くらいは良かったようです。よく「黒番は大差を目指し、白番は半目残せ」と言われますけど、ここまでの結果では正にその通りになっている模様です。冗談抜きでこれはもう人類とは3子くらいの差があるのかもしれません・・・何やら1年前のイセドルと戦ったバージョンと今のアルファ碁が打つと、2子で全勝、3子でも勝ち越したという話もあるそうで、あながちビッグマウスでもなさそうです。プロ同士の戦いは基本置石なしですけど、何子なら勝てるのか気になるところですね。打ち込み碁やってくれないかな・・・

中国城攻め記4 竹田城跡

2017年05月23日 | Weblog
厳密には中国地方ではありませんが、気になりついでに行って来ました。

絶景の雲海に浮かぶは!
・・・ごめんなさい嘘つきました(笑)ココは過去に訪れた白川郷と白山を結ぶホワイトロード上で偶然撮った写真です。思うにこういう写真は季節や天候、時刻にすらも左右されるので、ある程度霧が発生する条件が揃いやすい土地柄としても、休日等に狙って撮影するのは余程の運がないと無理ですな。竹田城跡や備中松山城も「天空の城」として有名ですけど、条件さえ整えば岐阜城も年に1回くらいシャッターチャンスがあるもので、たまに地元紙に載ったりもしますからね。というわけで、おそらく別の山から望むであろう写真は諦め、普通に登ってくるだけにしました。

城崎温泉よりまっすぐ50kmほど南下したところにありました。標高は354mの山ですが駅付近の無料駐車場辺りがすでにそれなりの標高なので、登るべき高低差は備中松山城と同じく230mほどしかないようです。その点岐阜城は標高10mより334mまで登りますから結構な山なのですよね。ここは城跡なので写真のように下から見える部分は限られていますし・・・あれ?やっぱり岐阜城最強じゃね?(笑)
登山道は駅の真裏にある道が一般的のようです。およそ900mなので、20分ほどで料金所まで着きました。日本のマチュピチュとも言われるように、山頂をしっかりした石垣が周囲をぐるっと取り囲んでいる様子はまさに圧巻ですね。

2006年に「日本百名城」に選ばれ、その後カメラマンが雲海に浮かぶ有名な写真を紹介したことで徐々に知名度が上がり、12年頃からCMや映画に使われて一気にブームに火がついたようで、観光客はその10年で一気に20倍に膨れ上がったそうです。そのため元々の山肌がむき出しの状態だった通路が観光客が歩く度にどんどん削られてしまい、崩落の危険があったためこの写真の奥側の道のように、黒い謎の素材を土嚢のように敷いてカバーしている模様でした。しかしこれ、結構デコボコして歩きにくかったですし、かなりの面積が真っ黒に敷き詰められているので景観も余り良くないように感じました。まあ将来的には手前にある3通りの舗装方法のどれかになるようで、試験的に導入して踏み応えを試してもらい、今後どうするかを予算と相談しながら決める模様です。
いつものように団体さんのガイドの声に耳を傾けつつ(笑)自由気ままに散策してきました。おそらく雲海スポットであろう対面の山は結構距離があったので、例の写真を狙うには雲だけでなくそれなりの望遠機能が必要なのかもしれません。帰りは急な階段が続く最短コースで下山。ちなみに山腹にも駐車場があり、そこから歩きやバスという選択肢もあるようです。整備計画は着実に進んでいるようですね。ブームがいつまで続くかは分かりませんが・・・

城攻めは以上ですが中国記はぼちぼち続きます。

中国城攻め記3 松江城

2017年05月22日 | Weblog
山陰まで抜け、2年前に国宝指定された松江城も悔いが残らないように回ってきました。

7年前に山陰を旅行した時、車窓から撮ったのがコレです。というわけで国宝五城については以前既に制覇宣言を出しましたが、実は「近くを通って城の写真を撮った」という基準であり、「お金を払って天守に登った」と言う意味でのクリアを目指すにはあと姫路城と松江城が残っていました。ちなみに彦根城はいつか忘れましたけどダッシュで行ってきた記憶はあり、以前の記事を書いた後でパンフを都道府県別に整理していた所、2006年版の城内地図とともに入場券が発掘されたので(笑)間違いなく1度は入城している模様です。当時はデジカメがなく、結局携帯画像とかにも城の内部の写真は見つかりませんでしたけどね・・・松本城と犬山城は2年前に行っており、今回の旅で姫路城と松江城に行くことで、晴れて国宝については「五天守制覇」となったわけです。

ここ松江城は、実は過去に一度国宝指定されたものの戦後重要文化財に格下げされ、65年ぶりに再び国宝になったという数奇な運命を辿っています。「いつ建てられたか証明するものがない」というのが理由だったそうですが、過去の記録にかつて慶長16年(1611年)と書かれた祈祷札が存在したけど行方不明なっていたことが分かり、懸賞金をかけてその行方を捜したそうです。その結果、近くの神社で2枚発見されましたがそこに肝心の松江城の文字がなく、今度は「その札が松江城についていた証拠がない」と一蹴されてしまったとか。そこで職員総出でその痕跡を探したところ、地下一階にあたる場所の柱に釘の跡が見つかり、調べてみると2枚の祈祷札の釘の跡とピッタリ一致したため、「松江城が慶長16年に祈祷を受けた(即ちその年に建てられた)」ことが証明されたわけです。法律関係は論理の積み重ねなので少々まどろっこしいですな(笑)重要文化財と国宝ではその保護にかけてもらえるお金も大分違ってくるそうですし、やはり「世界に誇れる日本の宝」と認定される価値はプライスレスでしょう。地元の執念を感じさせますね。

ここがその祈祷札があった場所です。というかバッチリ左右にかかっていますね。まあ明らかに江戸時代のものにしては新しいのでレプリカでしょう(笑)本物の解析写真も展示されているのでとても分かりやすくなっていました。姫路城のように城自体を修繕したわけではないのに、国宝だと認められただけでかなりの集客効果があった模様です。天守には国宝に認定された証明書が展示されていました。よほど嬉しかったのでしょうね(笑)晴れていたので宍道湖がとてもきれいに見えました。

ただ、こう短期間に3つも城に登ったので些か食傷気味です。そのうちドコがドコの記憶か混ざってしまいそう・・・

中国城攻め記2 備中松山城

2017年05月21日 | Weblog
続いては岡山県高梁市にある備中松山城です。

現存天守十二城は、外観を写真に収めたレベルの達成度でいうとこれで11城目になります。国宝五城に加え四国の四つ(高知・松山・宇和島・丸亀)、福井の丸岡城とココで11ですね。あとは青森の弘前城ですが、今は曳屋工事中で天守が石垣の上じゃなく広場にあるらしいので、直ってからにするか迷う所ですな。ちなみにここは十二城中唯一の山城であり、標高430mは当然現存天守の中で最高峰と言えます。

どこだ?
我らが岐阜城も山城ですが、市内のほぼ全方向から金華山の上にそびえ立つ城を見ることができます。しかしここ備中松山城は少々山の中に埋もれた感じで、最初はどの山に城があるのか、町の下から探してもよく分かりませんでした。写真は山の上の方を拡大しています。ちなみにちゃんとした登山道も駅の辺りから伸びているようですけど、とりあえず車で五合目に当たる城見橋公園の駐車場まで行き、そこから車道を歩いて登って行く感じがベストのようです。8合目まで行けるシャトルバス(400円)に乗せようと画策する(笑)整理係の方に1時間かかると脅されましたが、お城まで約2km、標高差でいうと200mちょっとのようなので、自分の足では30分で余裕で着くことができました。

近くで見ると立派なお城ですね。NHK大河ドラマ「真田丸」のOPシーンでこの城がCG加工され使われたようで、撮影スポットの紹介もありました。内部には城の中としては珍しく囲炉裏があり、相当寒かっただろうことが伺えます。一時期は歴史から忘れられた城だったそうで、昭和になって地元に赴任した中学教師が再発見し脚光を浴びたのだとか。まあ山城なんて戦争が終われば不便なだけですし、写真でも分かる通り木が伸び放題になっていれば町からもちょっと見えそうにないですしね(笑)その後、現存天守としてきれいな状態に蘇らせようと復興事業が始まり、地元の中学生も手伝って皆で屋根瓦を運んだという話を聞いたことがあります。雲海ブームに便乗し、今でこそ「竹田城跡をしのぐ天空の城」との呼び声も高いですが、中々に数奇な運命を辿ったお城のようですね。

ただ、やっぱ岐阜城が山城の美しさでは日本一だと思うけどなあ(笑)

中国城攻め記1 姫路城

2017年05月20日 | Weblog
というわけで、GWは中国地方を縦断してきました。

1日目は姫路城です。世界遺産であり国宝五城でもあり現存天守十二城でもあります。まあ日本の城の代表というか、少なくとも3本の指には入る天下の名城ですな。姫路は青春18切符で旅行すると米原から乗る終点に当たるので何度か行っているのですが、実は未だ入城はしていなかったのですよね・・・ちなみに今回電車ではなくは車中泊の旅です。
真っ白に生まれ変わったのが2年前で、それに合わせて入場料も千円になってしまったので、いずれ行きたいとは思いつつ今まで躊躇していました。一応11年前に堀を渡った広場で写真を撮ったのが今までで一番のニアミスでした。まあ白い城を見たいだけなら別に入城する必要はないのですがね(笑)
 
左が11年前、右が今回撮った写真です。天候やカメラの性能にもよりますが(笑)やはり右の方がより白い印象ですね。ただし、やはり2年経ったからか、近くで見上げるともう若干黒ずみらしきものが発生しているようでした。まあその辺は仕方ないでしょう。内部はやはり人も多く、松本城ほどの大渋滞ではありませんでしたけど、門や通路などは中々人を避けて写真を撮るのは難しい状況でした。つーか中国人って本当ドコでも座ってるよなあ・・・流石世界遺産orz
天守の最上階には長壁神社がありました。確か妖怪伝説があったのでしたっけ?そういえば外には夜な夜なお皿を数える声がすると噂のお菊の井戸もありました。ここは霊感スポットとしても有名なのかも?入口に戻ってきたあとは西ノ丸百間廊下へ。240mという長い廊下が続いています。ここで雑巾がけレースとかしたら楽しそうだよなあ(笑)段差があるので難しいかもしれませんが・・・

平山城ながら非常に広いので2時間くらい堪能できました。これならまあ千円も納得かな?

国内最古の人骨

2017年05月19日 | 時事
石垣島で国内最古の全身骨格 日本人の起源解明に光
港川人よりさらに5千年も遡るのだとか・・・しかも19体とか大発見ですな。

火山国である日本列島は土壌が基本的に酸性なので、骨などは微生物に分解されるまでもなく溶けてしまうそうです。ただし沖縄を初め南西諸島は主に珊瑚礁の島ですから、琉球石灰岩というアルカリ性の土壌であり、昔の骨が残りやすいのだとか。それにしてもこうして全身骨格が残るというは世界的にも珍しいそうで、今後色々な発見がありそうですな。

ひき逃げの罪

2017年05月18日 | 時事
ひき逃げ事件、現場に財布落とし発覚…無免許の19歳少年逮捕 大阪府警
身分証を残して逃走とか・・・コナン君なら逆に疑わないケースでしょうね(笑)

ひき逃げ自体は救護義務違反なので、10年以下の懲役または100万円以下の罰金、さらに違反点数が35点、3年間免許停止が通常の交通違反に加算されてしまう重罪です。また飲酒運転がばれないように逃げたとなれば危険運転致死傷罪の対象となってしまい、さらに罪が重くなってしまいます。普段から事故を起こさないよう気をつけておくのはもちろんですが、万が一事故をしてしまった場合、罪を重ねないよう誠実に対応しないといけませんね。

ジャンプ200万部割れ

2017年05月17日 | 時事
「週刊少年ジャンプ」、200万部割れ ピークの3分の1以下に
時代の流れとはいえ、最盛期の3分の1まで落ち込んでしまった模様です。

まあ20年ほど前と比べて子どもの数も減っていますし、電子化も進んで紙ベースのマーケット自体が全体的に縮小傾向にありますから、ジャンプだけに限った話ではありませんけどね。集英社側もこち亀が終わった時点でおそらく覚悟していたでしょう。昨年は長年ジャンプを支えてきたNARUTOやブリーチ、トリコ、暗殺教室といったメディアミックス作品も続々と終了し、それでなくとも新連載が定着しない状態も最早常態化していましたからね・・・かく言う自分も昨年卒業した組ですが、あれから半年、新連載は特別追いかけないようにしていたので読みたい作品も半分以下になり、もう立ち読みで余裕になってしまいました(笑)まあじっくり読まないと頭に入らないような作品はハンターハンターくらいしかないですからね・・・6月復活という噂は本当だろうか?