(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

連休は突然に

2016年04月30日 | 時事
韓国で来週、突然の4連休 政府は経済効果期待、でも…
韓国ってそんな簡単に休日にできるのですね・・・

日本の場合、今年のGWは29日が金曜日なので前3連休、1日あけて中3連休、1日あけて土日という飛び石連休となっています。CMでは「2日休めば10連休!」なんてブルジョワなことを行っていますが、普通そういうのは企業レベルや個人レベルで決めるもので、国が「この日は特別に休み」というような号令を出すと言うのは異例というか、違和感しか覚えませんな。国会で議論すし、「祝日法」のようなものを改正するのならまだしも、閣議決定でいきなり言われても困るところは出てくるでしょう。

学校も2年前までは4月に休日参観を行い、その振替休業日でGW連休を増やしたりしていたのですが、最近は普通に土曜授業だからなあ・・・orz

沖ノ鳥島

2016年04月29日 | 時事
中国もEEZ認めず=沖ノ鳥島、日本をけん制
消波ブロックに囲まれる日本最南端の領土ですが、問題が潜んでいるようですね。

「島」であれば国の領土として認められ、海上に排他的経済水域が生じるわけですが、単なる「岩礁」ならばそれは認められないと言う話です。では定義として島と岩にはどんな違いがあるかというと、調べた範囲では「満潮時にも隠れない周囲100mの陸地がある」というものだそうです。まあジャスト100mくらいしかないような島はいずれ侵食され消えてしまうかもしれないので、沖ノ鳥島は莫大な予算をかけて周囲を守る護岸工事をしたわけですが、その成果もあってか、一応4年前に国連も沖ノ鳥島を日本の島だという認識を示した記事も発見できました。まあ、当然漁業権で競合する中国や台湾にとっては認めたくないわけで、そういう小手技で守るのは不法だとか、ああだこうだ行ってくるのですね。今回の発端は、日本の排他的経済水域内で台湾の漁船が操業していたから拿捕したと言うもので、日本としては当たり前の防衛活動をとっただけのことです。それに何故中国が口を出してくるのかは理解できませんな。

まあ海に明確な線が引いてあるわけではありませんから、漁船がどういうつもりで入ってきたかまでは分かりません。しかし、だからといって見過ごしていては、段々と権利を侵害されるのが当たり前になっていき、いつの間にか既成事実が作られてしまう恐れもあるわけです。日本の「ゆずりあいの精神」は、外国では全くもって通じないと言うことをちゃんと理解しつつ、今後も毅然とした態度で臨む必要がありますね。



舛添知事豪遊

2016年04月28日 | 時事
舛添知事、公用車で別荘通い 年に48回「全く問題ない」
前都知事は私的な5000万の受け取り問題で消えたわけですが、こちらは公金をじゃぶじゃぶ使う方向に進んでいた模様です。

何やら海外に出かければファーストクラスとスイートルームのコンボ、日本にいても毎週のように別荘通いを公用車で行っている模様で、既に彼が使い切った額は軽く3億を超えるとか・・・結局、選挙資金名目とか闇献金とかカラ出張とか、ウソで現金をゲットするのはアウトでも、堂々と豪遊し公務上で使い切ることについては問題に問われない模様です。そういう背景もあってか会見も悪びれもせず言い訳に終止しているようで、取り付く島もありません。しかも今使われている都民のお金は今度の東京五輪に使うためのプール金じゃないのですかね。彼は知事になって、豪遊するに足る仕事ぶりを何か見せたのでしょうか・・・座して食うは桝添なりけりという、非常に納得のいかない状況ですな。

皮肉な楽園

2016年04月27日 | 時事
事故から30年、チェルノブイリが動物の楽園に
福島も現在そうなりつつあるのだろうなあ・・・

駆除しようにも汚染区域に近寄らねばならず、また殺した後の処理も困るので、人間に襲われる心配がないことが繁栄の一番の原因の模様です。と言うか、これだけ汚染区域に留まって平然と暮らしている動物たちを見ると、もう人間が生活しても別に問題ないように思えますね。30年というとやっとセシウムの1度目の半減期を迎えただけなので、理論上も測定値上も、まだまだ汚染地域は生物が住めない濃度のはずです。まあ、人間と動物の大きな違いは、「極力その地に定住しようとする」という点ですから、餌を求めてうろうろするうちに放射能の影響が少なくなっている可能性はありますな。あと生物濃縮といっても、食べたら当然排出されるので体内に留まる期間は限られているはずですし、逆に高濃度地域が「生物拡散」によって均一になっていく良い面もある気がします。もちろん多少の異常は出ているのでしょうけど、仮にそういう淘汰が起きたとしても自然の繁殖力の方が勝っていると言う結果ですから、彼らにとっては明らかに我々人間の方が脅威なのでしょう。

よく絶滅危惧種とか動物愛護とか言っていますが、人間がいなければそんな心配はないのかもしれませんね。

報道の自由度72位

2016年04月26日 | 時事
報道の自由度、日本の転落止まらず 海外から厳しい指摘
確かに72位は低いですね。

日本にいて日本のニュースを見ていると、いつも政権批判しかしていないように見えますが(笑)海外の記者から見るとそれでもまだ生ぬるいと言うことなのでしょうか。「特定秘密保護法」なんて、似たようなモノは世界中のどの国にもあるような気がしますけどね・・・

実はこの順位にはカラクリがあって、引用した朝日新聞の記事には出ていませんが、「記者クラブ」の存在が順位を著しく下げているようです。各新聞社がそれぞれバラバラに取材攻勢をかけると煩雑になるので定期的に会見を開くようにしたものですが、当然参加できる人数に限りがあり、外国人記者はどうやらそこに入れないらしく、そこに不自由があると指摘しているわけです。しかし記者クラブを解体すると、朝日新聞など参加資格を持っている所は情報収集に余計な手間をかけないといけなくなるので、利権を守りたい。なので「記者クラブが問題になっている」こと自体を世に知らしめたくないので、記事にしない。かくして自主規制が生まれ、報道の自由度がどんどん下がると言う悪循環ですな。本質を追求しないで都合の良い批判ばかりする、これこそが72位に貶めている一番の原因だとなぜ気づかないのでしょうね。

報道の自由度を下げているのは何も政府だけの責任じゃなく、日本人特有の「ムラ意識」が問題なのではないでしょうか。

新五輪エンブレム決定

2016年04月25日 | 時事
新エンブレムは「組市松紋」=野老朝雄氏作―20年東京五輪・パラ
紆余曲折を経たエンブレム問題でしたが、A案に落ち着いた模様です。

自分の気持ちは前回書いた通りちゃんと責任の取れるプロに一任するのが筋だと思っていたので、そもそも必要のない選定作業の途中経過を公開したことは素晴らしいことだったと思います。どこの世界にも足を引っ張ることを生きがいにしている人はいるもので、決まってからもしばらくはああだこうだイチャモンはつくと思いますが、もうコレで行くと言うことで、さらに良い活用法などを模索していけるといいですね。

自分がパッと思いつくのは、やはり日本人の大好きな桜吹雪でしょう。月明かりに照らされひらひらと舞い落ちる桜が水面に落ちていき、いつの間にかこの組市松紋を象るようなイメージ映像を是非作ってほしいですね。長方形だということを生かせば、歌舞伎などで使われる紙ふぶきなどでもできるのではないかと思います。あとはドミノを倒すとこの模様になるとか、藍色が時折グラデーションにたなびくとか、色々な映像コンテンツで盛り上げていけると良いと思います。

避難所耐震化

2016年04月24日 | 震災
熊本県内の指定避難所 少なくとも40か所使えず
中には耐震化工事を終えたのに壊れてしまったところもあるようですね。

一般家屋は仕方ないとしても、やはり避難所となる場所はこれでもかというくらい頑丈に作っておきたいものです。ただ、震度7にも耐えられる基準を満たした建物と言っても、これほど連続して起こればやはり耐え切れなくなってしまうものなのですね。

学校などはおそらく市役所などよりも率先して耐震化を進めたのでしょうけど、結局避難所となると住民が押し寄せるため、学校としての機能は失われてしまいます。できれば学校以外に避難所があって、教育の機会もちゃんと保証できれば一番良いのですが、現状では厳しそうですな。

オバマ広島訪問内定

2016年04月23日 | 時事
オバマ米大統領が広島訪問へ 現職初 5月27日が有力
ついにアメリカ大統領の広島訪問の調整がついた模様です。

ケリー外相が好感触だったので可能性はあると思っていましたが、ほぼ揉めることなくすんなり決定した感じですね。どうやらアメリカ世論が拒否反応を示さなかったというか、大きな問題として扱われなかったのが功を奏したのでしょう。アメリカの立場から言えば、原爆は日本との戦争を早く終わらせるために必要な犠牲だったと言う言い分であり、大統領の訪問が「原爆投下の謝罪」だと捉えられると非常に都合が悪いのは分かります。もちろん日本からすれば民間人の大量虐殺であり、特に被害に遭われた方の親族の気持ちは察するに余りあります。しかし、前回の記事にも書いたようにもう70年が経ち、世界の平均寿命を1サイクルしたと考えればいつまでも後ろ向きでいることに意味はありません。それよりも、「核のない社会」を訴えノーベル平和賞までもらったオバマ大統領の最後の仕事として、これ以上相応しいものはないと判断したことに、アメリカという国の理性を感じますね。泣いて飴を余分にもらおうという幼稚な発想をする国とは成熟度が違いますな(笑)

あとは余計な反対運動が起こらなければいいけど・・・

災害報道と不確定性原理

2016年04月22日 | 震災
熊本県民テレビ「避難所取材で少女どかす」批判を否定「自発的に」
まあ自発的にどいたにしろ、報道がなかったら子ども達は濡れなかったわけですからねえ・・・

不確定性原理とは、量子力学においてある量子の位置と運動量を同時に知ることはできないと言うものです。ある粒子がどこにあるのかを知るために別の粒子を飛ばして測定しようとしても、当たった場所に「あった」ことは分かりますが、当たった瞬間にどこかに行ってしまうのでもうその場には「ない」わけですね。何もしなければ変わりませんが、調べるためにアクションを起こすことで、その状態そのものが変わってしまうものなのです。災害報道は、まさにココが問題なのですよね。

「被災地のありのままを映す」ことは、報道の使命なのかもしれません。しかし、支援物資を運ぶでもなく、救助を手伝うでもない車両やヘリコプターは災害救助の邪魔にしかならないのもまた事実です。報道というアクションは、現地のありのままを伝えることで「今足りないもの」を明確にしたり募金を集めたりなど、「その後」の救助や復興を助ける効果あるでしょうけど、「報道されている瞬間」はマイナスにしかならないのですよね・・・例えば焼き芋屋視点で見れば、この報道を近所の人が見ることによってイメージアップになり、その後このイモ屋は繁盛するかもしれませんが、その取材応対中は芋を売れないので明らかにマイナスです。まあそういう長期展望があるから「今」を受け入れて取材に応じるわけですけど、既に「今」が限界ギリギリの人たちにとってはたまらない苦痛になりかねません。この件以外にも、生放送で被災者に怒鳴られたテレビ局もあるようです。この子ども達はその後カゼをひいたわけでもなく、別に不満をもったわけでもないようですが、今後も自らの行いが極力被災者にマイナスにならないよう、ちゃんと自覚して報道してもらいたいものです。

ただ、今回取材陣を批判しているのは被災者ばかりでなく、関係ない人たちも多いのですよね・・・被災者からの苦情は謙虚に受け入れなければなりませんが、遠くにいて「かわいそう」「不謹慎」だと手前勝手な理屈で騒ぎ立てるのは、居酒屋トークと同じく(笑)騒ぐのを目的としてるだけなので無視して構わないでしょう。

三菱燃費不正

2016年04月21日 | 時事
三菱自、軽自動車で燃費不正=日産分含め4車種、62.5万台―経営に打撃
日産がもらい事故したか・・・と思ったら、日産が不正を暴いたようですね。

軽自動車は税金も安く、燃費も比較的良い車が揃っているので人気がありますが、軽自動車部門ではスズキとダイハツがほぼ専門職で扱っているので、一般車をメインで扱うメーカーは中々勝負に食い込むのはむずかしいのですかね。まあ、だからと言って不正はよくないですが・・・

そして予想通り熊本震災とこの記事に一面ワンツーを奪われてしまった井山7冠は隅の方に追いやられ、もう二度と特集されることはなさそうですorz

井山七冠制覇!

2016年04月20日 | 時事
【十段戦】井山、史上初の七冠達成
今日の十段戦第4局に勝って、ついに前人未到の囲碁の7大タイトル制覇を成し遂げた模様です。

囲碁のタイトルは棋聖・名人・本因坊・王座・天元・碁聖・十段で、一応この序列は賞金順に由来しています。つまり十段はその意味では一番格下なわけですが、7つ目のタイトルになったことでものすごい注目を集める結果となりました。報道陣も異例の50人以上いたらしいですからね・・・産経新聞儲けたなあ(笑)ちなみに安いと言っても賞金は700万はあり、韓国や中国の7大棋戦なら十分1、2を争える額なのですよね。一番高い棋聖は4500万で、どの国際棋戦よりも高い賞金水準となっています。つまり井山のレートが低いのは、日本だけで十分稼げてしまうのと、当然日本の棋戦を優先させるため積極的に国際棋戦に参加できないためで、もしも獲得賞金だけで囲碁の順位をつけるのなら既にダントツの世界一であると言えるでしょう(笑)

棋譜を見ると、今日は素人でもはっきり井山が良いと分かる碁でした。自分の棋力はまだ初段に3子置き碁でようやく勝てるレベルですが、プロの碁はどこがどうつながって生きているのか取られているのか、さらに最後の最後までどっちが勝っているのかすら分からないものも多いものです。第三局も、途中まで井山(白)が何となく良さそうかなあと思いましたけど、数えてみれば1目半負けでしたし、先に王将を取ったら勝ちと言う分かりやすい勝敗がないところが将棋と違うとっつきにくさなのですよね・・・まあ、今回は井山(黒)が序盤に白模様に仕掛けて優勢を築き、黒模様に仕掛けられる前にもう勝勢を固めてしまったような感じでした。白は最後の勝負を右下に求め、「ここで生きないと白は負ける」というコウに持ち込んだものの、2手連打されるうちに何と中央から右辺に賭けての全ての白石が死んでしまい、終わってみればまさに7冠達成に相応しい大差の完勝譜となりました。実力伯仲の相手でも常に半目の争いになるとは限らず、大差で決することもあるというのが囲碁の面白く、爽快な所だと思います。

将棋に遅れること20年ですが、現代において7冠を独占すると言うのは昔よりもさらに難しくなっているのではと思います。これは何も将棋より囲碁の方が複雑だとか言う意味ではありません。20年前はまだインターネットもそこまで普及していなかったので、棋譜管理に使っていた羽生が前衛的だともてはやされた時代でしたが、今はそれくらい自分でもやれるわけで、情報共有の速度が全く違うという意味です。碁や将棋などはそれこそ「名人芸」と言われるように、強いプロの所に弟子入りして雑用をこなしつつ、師匠から盗みとるものでした。しかし今では、それこそトップレベルのプロが打った棋譜が我々素人でも簡単に手に入り、顔を合わせたこともない遠くに住んでいる人達がネットでああだこうだ意見を交わし検討することも容易な時代です。つまり強くなりたい人にとっては勉強材料が溢れており、今ある水準までなら誰でも世界最高レベルになれる可能性があるわけです。今回特徴的だったのは対戦相手が既に井山より年下の世代だったと言うことでしょう。羽生が7冠を手にするために最後まで立ちはだかったのが、小学生将棋名人戦で優勝した際に解説役だった谷川だったというのは有名な話です。しかし、囲碁では既に世界ランク1位が10代の中国人であり、2位が生まれて2年のアルファ碁(笑)井山は一応3、4番手につけていますけど、未だに45歳の羽生が4冠でトップに君臨できている世界とは全く違うのです。・・・いや、20年以上トップでいられることもものすごいことですけどね(笑)勉強できる機会が均等になっている分、本当の意味で実力勝負になっているのが現代の特徴ですな。

まあ、羽生7冠の頃自分も将棋を始めたように、これで少しは囲碁を始めてみようと思う人が増えてくるかもしれませんね。何か熊本の地震や三菱の不祥事のせいで、そこまでテレビが盛り上がったようには見えませんけど・・・明日の一面はどうなることやら。

車中泊とエコノミー症候群

2016年04月19日 | 震災
エコノミー症候群で女性死亡 車中泊、外に出て倒れる
飛行機のエコノミークラスなど、動きにくい場所で寝ると血栓ができて詰まる病気ですな。

車中泊は最近自分も旅行先でするようになりましたが、後部座席を倒し、座布団や布団、タオルケットなどを駆使して一応快適に寝られるよう試行錯誤しています。まあそれでもやはり足の方は苦しいですけどね・・・震災時の避難ならもっと荷物も多いでしょうし、もし2人以上いたら寝られるスペースがなく、シートを倒す程度で寝るしかないでしょう。一回めちゃくちゃ眠くなって仮眠するつもりが3時間くらい寝た時は、やっぱり起きぬけに頭が痛くなりました。何日も続くのならやはり危険ですね。雨が降ると外で体を動かすこともできませんし・・・

学校の避難訓練でも、地震が起きた時は基本的に屋内に留まり、机など頭を守れる場所にいることになっています。最終的に運動場に出るのは火災の危険があるためですが、今回の地震のように何度も何度も揺れ、倒壊の恐れがある場合はやはり室内にいるのは危険ですよね・・・かといってずっと屋外にいるには今の時期はまだ寒いですし、必然的に車の中が安全という考えに至ってしまうのでしょう。前門に虎、後門に狼か・・・

結局、防災、減災と言っても、完璧に逃れられるものではないのでしょうねえ。

ふるさと納税と募金

2016年04月18日 | 震災
【熊本地震】ふるさと納税で被災地支援の動き わずか2日で南阿蘇村に3500万円
なるほど・・・ふるさと納税なら直接その自治体が使えるお金になりますね。国内なら募金よりいいかも?

ふるさと納税については以前疑問に思ったときに仕組みを調べたのですが、単純に年収を400万とすると、ざっくり5万円くらいを他の自治体に納めることができるシステムのようです。確定申告等の申請をしなければならず、また自己負担で別途2千円はかかるそうですが、元々この5万円は地元に納めるはずのお金ですし、自治体の中には納めた額の半額相当の特産品をプレゼントしてくれるところが多いので、総合すると2千円の出費で2万5千円相当の恩恵が得られる訳ですね。また、自治体にとって見れば、2万5千円相当のプレゼントの用意しても5万円の税収が得られれば御の字なので、アノ手コノ手で特産品をかき集めてくるわけです。じゃあ誰が損をしているかと言うと、ふるさと納税をしようとしている人が住んでいる自治体です。当然東京など大都市はヨソへふるさと納税される比率が多くなり、損をしてしまうわけですが、元々が地方に金を回す発想で生まれたシステムなので仕方がないわけですな。

で、今回のような被災地にこのシステムを利用し、「プレゼント不要」でふるさと納税をすれば、2千円の出費で丸々5万円の寄付をしたのと同様になるわけです。すでにできあがっているシステムなので、募金のように本当に自分が渡したお金が正しく送られ、使われているのか不安に思うこともありません。まあ自治体の使い道次第なので、そこは信用するしかありませんけどね。

そう考えると、正しく使われる前提なら消費税だってさっさと10%に上げて復興に回すべきなのですがねえ・・・何故それどころじゃないという議論になるのかが分かりません。タダで自衛隊が動き、食料が配られてプレハブが建つとでも思っているのでしょうか?税金で足りない分は全部未来の子どもたちから借りてるわけですけど、本当にそれでいいのですかねえ・・・


熊本城被害

2016年04月17日 | 震災
国重文5カ所に甚大被害=「修復20年後も」―熊本城
瓦や石垣が崩れ、無残な姿になってしまいました。

熊本城は国宝五城や現存天守十二城ではありませんが、日本3名城の1つとしても名高く、「連結式望楼型」と呼ばれる天守(宇土櫓なども含む)がたくさんある造りになっており、その豪華さから海外の「行って良かった日本の城ランキング」1位に毎年のように輝いている立派なお城です。また九州は中国や韓国から近いですから、実は政府の進める外国人観光客の増加計画にも非常に重要な役割を担っていました。自分も大学の頃見に行っていていますが、当時は城よりも馬刺しの方に興味があったので、正直覚えていません(笑)

この姿に戻るには20年かかるのか・・・応援に駆けつけたい場所がどんどん増えていきますね。

前震、本震、余震

2016年04月16日 | 震災
14日夜のM6・5は「前震」…気象庁が見解
まさか・・・「あの地震は我が四天王の中では最弱」が実際に起こるとは・・・

流石に寝ていましたけど、どうやら夜中に熊本でまたでかい地震が起こり、それがマグニチュード7.3と14日の6.5を上回ったためにそちらが「本震」となり、14日のは「前震」扱いになってしまった模様です。最初の地震がきっかけで起きたことは間違いないでしょうけど、普通「余震」と言われると本震よりは小さいイメージですから、後で起きた方がでかい場合はこうした逆転現象が起こるのでしょう。もちろん機械的に呼び方を変えただけなので、「事前に前震だと分かっていたら・・・」という過程は成り立ちません。7.3というと阪神淡路大震災と同じで、昨日から死傷者も一気に30名以上に増えてしまい、大分などでも大きな被害が及んでいる模様です。これはもう熊本地震という規模でなく、後に「九州大震災」と名づけられるかもしれませんな。

まあ名称が変わったところで、前震、本震、余震などというカテゴライズは便宜上名づけられただけに過ぎず、確定でもないので、今後さらにでかい「真の本震」が起きないとも言えませんし、一連の地震が阿蘇残大噴火の予兆ではないとも言い切れないのが現在の地震学・火山学の限界でしょう。それらを含めた気象学とは過去の記録の積み重ねであり、「地震は周期的に起こる」「大きな地震が連動して起こる」「地震の後に噴火が起こる」などは過去の経験則として疑いの余地はない事実なわけですが、厳密な意味で関連性が証明できているわけでもないのです。そもそも今回のように震源地が徐々に北東へ移動していくような現象は全く例がないらしいですしね・・・あと、妙に阿蘇山に集中しているのも気になります。噴火警戒レベル自体は今の所変わらずレベル2の模様ですが、あの外輪山の規模を見ると阿蘇が本気を出したら北海道も含めた日本列島全てに灰が降るレベルですからね・・・

九州の方達にそろそろ休まる夜を・・・