(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

3連続ジャンプ

2014年11月30日 | 時事
佳菜子痛恨 同ジャンプ3回で“0点” ファイナル進出ならず
得点源であるジャンプを3回決めて0点!・・・つまりどういうことだってばよ!?

自分も今回初めて知りましたが、「同じ種類のジャンプは2回まで」というルールがあるそうです。確かに浅田真央もトリプルアクセルを2回決めてギネスに登録されましたが、「次は3回」とか言う話は全くでなかったですし、言われてみればこのルールがないと、表現力云々でなく高難易度のジャンプができる選手だけに点数が偏ってしまいますしね。当然、事前に決めておくプログラムではそうならないように配慮しているのでしょうけど、たまたま先に跳んだ3回転ジャンプが回転不足で2回転になってしまったがために、元々2回跳ぶはずだった2回転ループが計3回となってしまい、ルール違反で0点となってその分の点数が加算されなくなってしまったと言うことのようです。一連プログラムの流れの中で、滑りながらそういう臨機応変な変更は難しいのかもしれませんけど、ひょっとしたら彼女自身もルールをよく把握していなかった可能性もありますな。

調べてみると、どうやら今までは3回転以上に課せられていた「2回縛り」が、今年から2回転ジャンプにまで適用となったということだそうです。考えてみるとこれは意外に厳しいルール変更であり、本番で回転不足という事態は十分ある得る話ですし、3回転のはずが意図しない2回転ジャンプを跳んでしまった場合、機転を利かせてその後のジャンプを変える必要性に迫られるわけです。今まではその必要がなかった分、選手達には余計に厳しいシーズンに感じられることでしょう。村上選手もこのジャンプでそれなりに点数が加点されていればファイナル進出も叶っていただけに、非常に残念です。まあ、今季は男子に期待ですかね。

というわけで毎日更新1ヶ月&連続44日達成と・・・それでいて37IP・・・つまりどういうことだってばよ!?

ガラパゴスバスケ

2014年11月29日 | 時事
日本バスケ協会自治権はく奪 FIBA制裁
何やら日本のプロ組織が統一されていないと言う理由で、五輪を含む国際試合の出場が禁止になってしまった模様です。

バスケ界には詳しくありませんが、一応スラムダンク世代ではありますので、その人気ぶりは承知しています。最近は黒子のバスケも盛り上がって完結しましたし、おそらく今でも男子中高生の人気スポーツなのは間違いないでしょう。主に中学から部活動に励み、日々練習、大会などの活躍を経てゆくゆくは世界へ・・・という夢は、バスケに限らず全てのスポーツに続いている道だと思いますが、野球、水泳、バドミントン、卓球、テニスなど、多くの部活スポーツが世界でトップを争う実力をつけてきている中、バスケのみがその道が閉ざされてしまうと言うのは異常事態ですね。国内組織の分裂問題はボクシングなどでも聞きますが、まあ簡単に戻せるならそもそも分裂していないわけですから、中々トップダウンで仲直りすると言うのはむずかしいのでしょうけど・・・2020年には東京五輪も決まったことですし、選手達のためにも、何とか早く改善させて欲しいですな。

もしくは相撲のようにガラパゴス路線を目指すとか・・・流石にないな(笑)

黒人射殺暴動事件

2014年11月28日 | 時事
米ミズーリ州暴動 怒る黒人「人種戦争だ」
これって本当に人種問題なのですかね。むしろ100%銃規制の問題だと思うのですが。

数日前にも全く同じような事件があったわけですが、モデルガンだったとはいえアメリカでは相手も普通に銃を持っているかもしれない以上、打たれてからでは遅いですし、正当防衛が成立する可能性が日本より明らかに高いと言えます。ただ、日本人として思うのは、この現状自体が問題なのであり、我々の世代以上は服部剛丈君の「フリーズ事件」を決して忘れることはできません。最近は日本でも若い世代を中心にのん気なハロウィン仮装している人が増えましたけど、この当時日本にそんな風習はなく、何で仮装して他人の家に行く必要があったのかが議題となり、それこそ「アメリカの文化に殺された」と世論が沸き上がったものです。本当はこの日、日本人は仮装なんてしている場合じゃないのではないでしょうかね?

で、その数日前の方の記事ですが、後に殺された少年がたまたま黒人だったと言うことが判明し、テレビでも黒人差別含んで騒ぐようになりました。そこに来て今回の不起訴処分ですから、てっきりこの数日前のきっかけで暴動が起きたのかと思ったわけですけど、そもそもこの件とその件を混同させる所からが国民感情を煽るメディアの作戦だったと思うと、妙にしっくり来る気がします。
熱しやすく冷めやすいのはどこの国の人間でも同じだと思いますが、例えば日本だと、逮捕され、起訴され、裁判が始まり、判決が出る頃にはゆうに1~2年が経過していることが多く、刑の確定までには非常に長くかかるものです。つまり最初は地域住民にガンガンインタビューし不安をあおり、容疑者はさも悪い人間でしたとまくし立て、多くの方が「大事件発生だ!」と噂話やブログ等でも話題にし盛り上がっていても、時間が経過しどんどん新しい事件が起こり、そのうち皆の関心がそちらへ移ると必然的に扱われ方が小さくなっていき、起訴される頃には「ふ~ん」と言う感じになり、さらに判決が出る頃には「どんな事件だっけ?」となってしまうわけです。まあ、一時の感情に任せて裁くことは当然あってはいけないことですし、裁判は「推定無罪」で進みますから、この空白期間と言うのは被告も検事も冷静に事件を見つめ直す大事な時間にもなっているのでしょう。まあ、「特定犯罪加重処罰法」があるような国では、騒げば騒ぐほど加重されますから、裁判中に騒いだり生卵をぶつけられたりするわけですが・・・つーかそういうことした人は逮捕しないの?
話を戻して(笑)今回の事件は3ヶ月前であり、直後にもかなりの暴動が起きたわけですが、流石に3ヶ月も経って沈静化しただろうと判断され、不起訴を発表したように思います。ところがメディアによって再び同じスタンスで事件が取り上げられたことにより、皆があの時の怒りを思い出し、再び炎上する結果となってしまったのではないでしょうか。いくら人種問題に火をつけたいからと言っても、こういう手法はどうかと思います。明らかにマッチポンプでは?

最初にも述べましたけど、アメリカは銃社会ですし、弱者も強者も「武装する権利」を持つことで公平とされています。その是非はひとまず置いておいて、そこの警官の立場になってみると、「武装しているかもしれない相手」や「自らの武装を奪おうとする相手」には、とにかく機先を制して行動しなければ、治安を守ることはできないでしょう。日本では素手の暴漢に拳銃を撃てば間違いなく過剰防衛ですけど、それは日本が「銃を持ってないのが当たり前」だからであり、あちらでは一瞬の判断ミスで自分が殺されてしまう可能性もあるわけですからね。これは女性であっても子どもであっても条件は同じですし、一番の論点は「丸腰の相手を撃つ場合の正当防衛の範囲」であるべきですし、翻ってここで銃規制の是非につながっていくべきです。少なくとも、自分はここに「相手が黒人であった」と言う人種要素が絡むこと事態がおかしいと思います。第一、「黒人を差別した」と言う問題提起に、何も毎度のように銃が絡む必要は全くありません。例えばこの少年が血液型ABで、警官がアメリカに最も多いO型だったとしたら、「O型がAB型を差別して撃った」という風にも報道できてしまいます。やはり、どう考えても「銃規制の問題を誤魔化す目的で黒人問題がスケープゴートにされた」と見るべきなのではないでしょうか。
そもそもアメリカの黒人差別は非常に根深い問題であり、目に見える差別は減っているのかもしれませんが、今でも普通に就職差別や賃金差別などが水面下である模様です。2008年に、初の黒人大統領であるオバマ氏が就任したことで、アメリカは世界に「黒人差別はない」と示したかに見えましたが、どうやらこの件で逆に「黒人が大統領になるなんて」という白人の嫉妬心を生んでしまったのだとか。それでも支持率が高かった頃は大人しくしていたのですが、ココに来てそれが爆発してしまっている感じですね。それに対して黙っていないのが当の黒人達ですが、その抗議活動も放火・破壊・略奪を含むらしい無秩序ぶりであり、ちょっと人としてどうかとも思ってしまいます。しかし、それももしかしたら「黒人は野蛮だ」という印象操作をしようとするメディアの仕掛けた罠だと言う見方もできます。ライフル協会は共和党支持ですし、銃規制の方に目を向けられるよりも、黒人差別の方で世論が沸いてくれれば民主党も攻撃できて一石二鳥ですしね。つまり今回メディアを動かしている黒幕は・・・おや、誰か来たようだ・・・

1年半後には大統領選を控え、ひょっとしたら既に熾烈な戦いが始まっているのかもしれません。本筋を見極める目を持ちたいものですな。

半裸のプーさん

2014年11月27日 | 時事
「くまのプーさん」は「性別不明で半裸」 ポーランドの遊戯場で使用禁止に
その発想はなかった・・・つか、アニメキャラに妄想が逞しすぎね?

確かに家にあるプーさんのぬいぐるみも赤いチョッキのみを着用していますが、他の動物キャラクターを見渡すとむしろ衣類を着用している物の方がめずらしく、そちらの方々は言わば全裸な訳です。むしろ一枚身に纏ってしまったがために「チラリズム」という属性が生じてしまい、かえって卑猥になってしまったと言うことでしょうか。「過ぎたるは及ばざるが如し」とはまさにこのことですな。

それにしても、記念すべき11年目の門出がこんな記事で良いのか自分(笑)

「(株)カプロラクタム-blog」10周年!

2014年11月26日 | Weblog
流行に便乗して始めたブログも、10周年を迎えることとなりました。
最後になりましたが、これからもよろしくお願いします。
では、また。

・・・
また同じネタかよ!!

はい。そんなわけで10年前の11月27日に始まったこのブログも、ついに10周年となりました。
・・・ん?それなら明日じゃないかって?甘いですね。日本人は法律上、誕生日の前日に年をとっているのです。

と、ここまでテンプレ(笑)ということで、アレンジしつつも何と丸10年間使い通してしまいました。ちなみに○周年のネタは1周年2周年3周年4周年前夜4周年5周年6周年6周年後7周年8周年9周年となっています。よくもまあ飽きずに来たものだと(笑)

では、統計です。現時点の記事総数は3394件、開設から3650日と言うことで、10年目更新率は堂々100%、10年間では93%となりました。5年目に半年以上サボってしまったのに、我ながらここまでよく盛り返したと思います。総アクセス数は約88万、27万3千IPということで、この1年間は過去最高の17万PVと3万7千IPを記録したこととなりました。ただし、記事にも書きましたけど、一時期は連日200超えを記録していたこともあったIP数が、今年3月頃を境に一気に半減し、それ以来伸び悩むようになってしまいました。幸い順位は200万ブログ中2万位前後と上位1%圏内なのは変わらずのようなので、この現象は自分の所だけでなく、gooブログ側でボット対策を始めたなどの理由により、全ブログのアクセスIPが相対的に減ったと言うことで間違いないでしょう。天安門フィルターがそこまで響くとは思えませんしね(笑)
10周年と言うこともあり、実は今月密かに今まで一度も達成できなかった「1ヶ月間毎日更新ゴマカシナシ」に挑戦中であり、残す所あと4日、既に10月18日からは自己新記録の連続39日更新となっています。で、毎日更新すれば1つ1つの記事が長くトップに表示されお客さんの目に触れる機会が増えますし、rssや更新ブログ一覧等でも拾われる確率が上がるため、これまでの経験上でも当然アクセスが増えておかしくないはずなのですが、本当にここ最近は平均50IPがやっとと言う有様のようです。逆に通常IPに比例するはずのPVは、何の脈絡もなく異常に増減したりひどい日は軽々千を超えたりともう訳の分からない状態であり、ますます信用できなくなってしまいました。先月あったアクセス解析の無料週間でも、大半はbingbotやgooglebotという現状が突きつけられるのは相変わらずのようでしたし、最早今回は細かな記事リンクを紹介する意義はないと判断しました。つーか、何か昨日突然自分のPCが立ち上がらなくなってしまい、どうやらHDDが死んでしまったようです。まあこういう事態に備えてバックアップはほぼ2週間の頻度で行っていますが、この更新の前にリンクを用意しておこうと思った矢先の出来事だったので、出鼻を挫かれたというのが本音です。一応サルベージさせたものを見ると、どうやら過去最高IPは昨年12月15日の記事の279IPに更新され、この1年間の1万位以内も今までで最多の29回、200IP超えも最多18回を数えた模様です。ちなみに10年間の通算にすると1万位以内60回、200IP超えは25回であり、また今年の4月以降に限定するとどちらも僅か2回しか増えていませんから、12月~3月までの4ヶ月間が如何にバブリーだったかがよく分かります。

正直、去年の今頃は10年の区切りとなるこの更新で「今までありがとうございました」と畳むことも考えていましたけど、何だかんだ言ってやはりミリオン(100万)ヒットは本家HPを立ち上げた時からの夢でしたから、今年早世したβ氏のためにも、次はミリオン目指してぼちぼち続けて行きたいと思います。よろしくお願いします。

金華山6コース制覇

2014年11月25日 | 自伝
昨日、金華山にある6つの登山道を全て制覇しました。

と言っても、岐阜公園側から登る主要4コースは年に1~2回は行ってどこかに挑戦しますから、未だ登ったことがなかった日野側から登って、岩戸側に降りてきたと言うだけです。実は土曜日にも妹の子ども達を連れて「七曲がり」で登っており、その下見やら富士山前のトレーニングのためにも今年はちょこちょこと七曲がりや他の3コースでも登っていました。で、残りの2つは登山口が全然違うので今まで行く気が起きなかったわけですが、折角なので年間制覇してみようと思い立ったわけです。
金華山は火山でなく、隆起・侵食等の造山運動によってできた山であり、噴火の心配はありません。当然富士山のような円錐形ではなく、凸を反転させたような形をしています。実は金華山ドライブウェイ(途中で「七曲がり」に接続)につながる脇道も入れると山中にかなり多くの道ができていて、登山口も自分の認識で各所に10以上はあり、登山道同士をつなぐハイキングコースなどを併用すれば、そのどこからでも頂上の岐阜城に辿りつくことができようになっています。登山道やハイキングコースはこのサイトが詳しいですが、一応岐阜城につながっている6つの登山道を紹介します。

1「七曲がり登山道」1900m60分・・・文字通り7つに折れた林道を抜け、中盤からは真っ直ぐ延々と石段を登っていく。織田信長がいた時代は馬でこの道を登ったとのこと。幼稚園児でも大丈夫(笑)景観は△
2「百曲がり登山道」1100m40分・・・グネグネと曲がりくねった山道。木の根の間や岩場を登っていく。それなりに急になっており、速く登れるが結構疲れるので小学生向け。下りには丁度良い。景観は△
3「馬の背登山道」1100m40分・・・金華山の最難関。ほぼ一直線に崖を登っていく感じ。5ヶ所ほど岩場があり、手を使って登っていく。中学生以上向け。自分は基本的にココ。ただし下りは危険。景観は○
4「瞑想の小径(こみち)」2300m60分・・・前半は林道で楽々だが、後半岩場が出てきて結構大変。とにかく長い。石碑に偉人の名言があるのが名前の由来であり、決して迷走ではない(笑)小学生向け。景観は◎
5「大釜・高鼻ハイキングコース」2300m70分・・・ザ・登山という感じの心地よい山道。一気に上った後、唯一尾根伝いに2度アップダウンを繰り返す。日野からの登り口が分かりにくいのが難点。小学生向け。景観は◎
6「東坂ハイキングコース」1100m40分・・・金華山ドライブウェイ出口の岩戸公園から登っていく。山道は百曲がりに似ているが途中岩場と山道を選べるようになっている。脇道が多く標識に注意。小学生向け。景観は○

まあ、どの道で行ったとしても往復平均2~3時間のお手軽登山ですね。実際に登った感覚で難易度をランキングにすると、楽1<5<4<2<6<3難と言った感じでしょうか。はそれぞれ登山口と下山口が近いか一緒なので「馬の背で登り、瞑想の小径で下りる」といった使い方をよくします。が、今回挑戦したは日野の達目洞(だちぼくぼら)と言う所から登るので、鵜飼大橋まで堤防を走って行き、トンネルを抜けて156号のバイパスとの立体交差となっている所の下をくぐって抜けないと辿り着けませんから、かなりマイナーな登山道だと言えるでしょう。駐車場は普通にありましたけど、これ車で来ていたら近づけなかっただろうなあ(笑)ちなみにここから岩戸側に抜けるハイキングコースもあるので、ココやの岩戸公園に駐車して、の合わせ技も可能のようです。1~4側は岐阜公園とその城下町になっているので、近い所は基本有料駐車場ですが、川沿いに少し進むと河川敷に無料駐車場があります。

の北斜面、大釜登山道を進み、上まで出るとあとは高鼻ハイキングコースを尾根伝いに進む感じです。途中に見える長良方面の景観や、岐阜城を目前に一旦下って行くもどかしさ(笑)そして一瞬見える156号等、登山道の中で唯一南北の景観のある面白い道でした。1ヶ所だけハシゴ場もありましたしね。ゴールは瞑想の小径に接続し、石段を登って岐阜城の傍に出ました。登山道中一番長い道のりですが、40分ほどで来られたようです。
で、帰りはの東坂へ。ここも今まで行ったことなかったのですが、この時点でもう日暮れが近く、距離的に一番速く下りられそうだったので選びました。少し下りていくと道が2手に分かれ、岩場と迂回コースが選べるようでした。当然岩場を選択。速さもさることながら、岩場の方が視界が開けて明るいですしね。今まで余り見たことのない南側の展望は明るければ遥か名古屋まで見渡せ、この時間帯はほのかに夜景っぽくなりかなり良かったです。5時を回ったところで無事最後の分岐を過ぎ、どんどん暗くなる中を下りていきました。下山なので20分ほどでドライブウェイとの合流地点が見え、無事ゴール!と思ったら・・・
ズザーorz...
アスファルトまであと数歩の所で躓き、両手に少し怪我をしてしまいました。やはり最後の一歩まで気を抜いちゃいけませんね。

その後家まで歩き、15km3時間のロングトレイルとなりました。

小4なりすましNPO法人

2014年11月24日 | 時事
小4なりすまし「どうして解散するの?」 サイト炎上、NPO代表謝罪
知らないうちに盛り上がって嘘がばれて閉鎖した模様ですが、自分の立場から言わせてもらうと、「もう一回小学校にいらっしゃい」ということでしょうか(笑)

今や小1で携帯デビューする子も珍しくなく、ローマ字も我々の頃より1年早い3年生で覚えますし、低学年でもYoutubeや2chネタが子どもの会話に飛び交いますから、彼らのネット環境と言うのは大人が思っている以上に進化していることは間違いありません。学校では危険性ぐらいしか教えませんけど、親が熱心ならそうした面白サイト閲覧レベルでなく、ブログやSNSを使って情報発信することも4~5年生から普通に行えます。また中学生にもなれば、最早教員が教わるレベルになっているでしょう(笑)自分が教育実習に行った10数年前の生徒でも、仲間内でVBを駆使して「学校探検ゲーム」を自作し、フロッピーを持ち込んで放課後遊んでいたくらいですから・・・「学校でゲームができないのなら作ればいい」という発想は、我々も子どもの頃に紙と鉛筆レベルで色々やらかしたものですが、今やそれが教室に1台あるPCでできてしまうわけです。今回も、14歳ぐらいに騙っておけばバレなかった可能性もありますが、より話題性を得るためか、10歳に設定してしまったのが失敗の元だったようですね。
で、この自称10歳だったNPO法人代表の大学生(20)の方は、「どうして解散するの?」という安倍総理を批判するサイトのために、わざわざ特別なドメインを5時間目の授業中(笑)に取得し、簡易HP作成ソフト等では再現不可能なほど高度なプログラミングを駆使して画面をデザインし、しかも印象的な手書きのような文面には、わざわざ小学生文字に見えるフォントまで用意していたそうです。ここまでくると逆に「ちゆ12歳」のような確信犯路線ではないかと思うのですが、調子に乗って本来小学生には禁止のはずのツイッターで、頑なに「お友達と作った」「趣味は妖怪ウォッチ」等、小学生アピールを繰り返しつつ政治を馬鹿にする発言を繰り返していたそうです。で、終いにはまだ発売されていない妖怪ウォッチの新作買ったかという質問に「買いました」と答えてしまったため、嘘が発覚し、サイト閉鎖と謝罪に追い込まれてしまったとか。まさに「語るに落ちる」・・・もう少し落語とか小学生のホビー事情まで調べておく必要がありましたね(笑)

ちなみに、小学生が書く作文には漢字や言い回しなどに非常に大きな特徴があり、文章を読めば大体何年生が書いたものかは手に取るように分かるものです。手書きだったと仮定すると、まず小学生は習った漢字しか使えませんから、大人にとって簡単に見える字、例えば大丈夫の「丈(中1)」、財布の「布(小5)」などでも確実にひらがなで書いてきます。また、子どもは律儀に習った字だけ漢字で書くので、最近の新聞でも捏造が「ねつ造」になったりするような、ひらがなが混ざった熟語(かい散、そう理など)も頻繁に登場します。あと、「遣う」は小学校では習いませんから、間違いなく「使う」の方を使いますね。下手をすると「ムダずかい」だったりしますし(笑)まあ習った漢字を使わない子はたくさんいますから、ぜんぶひらがなでかいてあればもんだいなかったかもしれません。4ねんせいでもそういうこたまにいますけど、よみにくいったらありゃしない(わらい)もちろんパソコンで書くのなら、わざわざひらがなでなく、それなりに漢字変換を使って書いてくるでしょう。ただし、そうなると「もんだい」がひらがななのが意味不明ですし、誤用・誤変換がもっと増えてもおかしくないと思います。書きぶりも、小4だと常体・敬体を習いますから、それが混ざっている文は厳しくチェックされるために、この時期に書いた文だとは思えません。そして極め付きは言い回し。公にするような言葉で、今回のような誰かに呼びかけつつ皆に問題提起するような文は普通書きません。4年生だと日記や手紙など伝える相手が二人称でなく、壁新聞など不特定多数を対象にした文を書きますが、このサイトの文はどちらかというと高学年のスピーチ原稿に近く、例示しながら主張する手法の巧みさや、しかも文章に皮肉を混ぜるような高度な作品には、自分は未だかつてお目にかかったことがありません。国語的には、宿題の感想文などに見られる(笑)典型的な「大人が書いた子ども作文」なのです。そもそも4年生の社会はまだまだ郷土の学習から抜け出せていませんし、公民について習うのも時期的に6年生のもうちょっと後だった気がしますから、例えば自分の身にも降りかかってくるような「どうして消費税が上がったんですか」だったらまだしも、普通の小学生は解散について問題提起をしようとすら思わないでしょう。まだまだ詰めが甘かったですね。
まあ、解散直後の微妙な時期でもあり、目の付け所は非情に良かったようで、民主党議員やマスコットを始め、多くの政治家が釣られた模様です。これ言っていることは朝日新聞の社説とかとそう変わらないので、もしかしてこのままバレなかったら間違いなくそのうち飛びついていたことでしょう(笑)言わばこのサイトは「論調に沿えば出典が嘘でも構わない」という捏造体質をあぶり出す試験紙となり得たわけで、もう少し放置していたらもっと網にかかって自滅した反自民派が多くなったかもしれません。そう考えると、早すぎる発覚が逆に悔やまれますな。まだ20歳ということで将来有望な若者であることに変わりありませんから、ぜひこの件で勉強し、今度は子どもみたいに何故何故言っていないで、ちゃんと選挙権を行使し、自ら日本の政治を立て直すような人材に更生してほしいと思います。5年後には被選挙権もありますしね。

最後に、折角なのでもしかしたら本当に不思議に思っているかもしれない10歳の子どもや、未だに同じことを叫んでいる精神年齢10歳の大人(笑)のために「どうして解散するのですか。」の本文と同じく400文字程度で答えてみましょう。
『それは我々大人が選んだ国民の代表者に与えられた権利だからであり、憲法に保障されているからです。あなたがお小遣いで好きなことをする権利があるのと同じことです。700億と聞くと多い気がしますが、みんなで割ると1人600円ですから、焼肉のような特別なものでなく、すき家の牛鍋定食並みの値段です。ただ、年に何回もしない特別なことなのは焼肉と似ているかもしれませんね。もし解散に不満があるのなら、あなた自身が将来政治家になって、仲間や国民を説得し、協力して憲法改正の発議を行うか、自分が信用する人に代わりに頑張ってもらうしかありません。そういう人を選ぶチャンスが総選挙なのです。CDをいっぱい買った人に投票券がいっぱいもらえることはなく(笑)お金持ちも普通の人も公平に一人一票で代表を選びます。そしてみんなで決めた代表が決めたことには、文句を言わずにちゃんと従っていくのが「民主主義」というものです。』

・・・う~ん、ここまで噛み砕いても小4にはまだ難しいかな(笑)子どもには納得させ、大人にはぎゃふんと思わせるような皮肉を大人は往々にして入れてきますから、そこがこうした騙りサイト見極めのポイントでしょう。

白マグロ

2014年11月23日 | 時事
「白いマグロ」解体・販売取りやめ研究機関へ
マグロのアルビノでしょうかね。ただし、肉は普通と同じ赤身だそうです。

自然界には極稀にメラニン色素ができない「アルビノ個体」が生まれ、ホワイトライオンなどが有名ですが、一般的には虚弱体質である場合が多く、成体として発見されることはさらに輪をかけて珍しいとされています。動物にとって毛色は保護色の役目も果たし、敵から身を守る、または気づかれずに襲うために役立ちますから、真っ白であることは生きていく上でかなり不利であることは想像に難くありません。
魚の多くも背が青く、腹が白い色をしていますが、これも実は保護色であり、海上から魚影を見るときには海の「青」と同化し、逆に海中から上を見ると太陽の光が乱反射して「白」が見えにくくなるためにああなっていると言われています。そもそもメラニン色素は太陽の光に反応して黒くなる仕組みですし、必然的に背側に色がつく仕様だとも言えます。何か理に適っていると言うか、生命体のシステムって本当に良くできていますね。逆に深海に生息する生き物は元々光が届かない世界ですから、色素を作る材料も必要もなく、全身白っぽい生き物が多いというわけです。マグロも実は深海魚から進化したという説もあるそうで、ひょっとしたら先祖返りなのかもしれません。いずれにしても、貴重な個体であることは間違いないので、是非安易に食べてしまわずしっかり研究し尽くして欲しい所です。まあ、その後は「スタッフが美味しくいただきました」となるのでしょうけど(笑)

ちなみに韓国で「白マグロ」というとバラムツのことを指しますが、一時期問題になった下痢が止まらなくなるあの魚のことです。その名前を冠して市場に出さなくて良かったですね。

凍土の壁崩壊?

2014年11月22日 | 震災
凍らない「氷の壁」…断念、セメントで埋設へ 福島第1原発の汚染水
汚染水漏洩問題で、あれだけ宣伝されていた「凍土の壁」が、結局断念される模様です。

原発事故の後、汚染垂れ流しの現状に危機感が渦巻いた世論の中で、「これができるからもう安全です」という感じにひたすらイメージ動画が流され続けた「凍土の壁」。緊急性が叫ばれたにも関わらず、中々着手すらされないまま民主党政権は「やるやる詐欺」で崩壊してしまいましたし、自民政権下でいい加減始まったのかと思っていたら、実は3年後にやりますよとう楽観ぶりだったことが発覚してしまいました。ようやく本気を出してして予算を前倒し今年着工してみたものの、その前段階とでも言うべき「氷の壁」が全く凍らなかったという有様で、急遽氷やらドライアイスやらを導入するも、結局世界一間抜けな「アイスバケツチャレンジ」と化してしまいましたね。本命である「凍土の壁」も同じ技術で行われるため、こんな調子ではまず期待薄でしょう。つーか、アイスキャンディーのような棒を突っ込んで地下水を凍らせる子どものような発想もさることながら、どんなに寒くても川が滅多に凍らないように、動きのある水を凍らせるのは至難の業だというのは子どもでも知っている常識ですが、そんなことすらも考慮されていなかったのでしょうか。この前行われていた原発から燃料棒を取り出す作業もまんまUFOキャッチャーのようでしたし、爆発直後、自衛隊機が上空がら放水する様は、まるで人類の英知を全てかけて壮大なコントを行っているようでした。想定外の事態になればなるほど、その対策がマンガチックになってしまい、誰も突っ込まないのはクールジャパン発症発祥国特有の病なのかもしれません。

まあ、その間も汚染水はどんどん溜まっていくわけで、お手上げしている場合ではなく、マンガチックであろうがなかろうがさっさとセメントやら何やらで固めるなり、どんどん対案を出して実践するべきですな。ココは一つ、高分子ポリマーで地下水を吸収する「汚染水漏らさずキャッチパンパース大作戦」などは如何でしょう?

エアバッグ欠陥事故

2014年11月21日 | 時事
タカタ、公聴会でエアバッグ欠陥の隠蔽報道を否定 事故には「深く謝罪する」
訴訟大国アメリカですから、大変なリコールと損害賠償問題に発展してしまいそうですね。

エアバッグが作動した時の衝撃で内部の部品が破損し、怪我をする恐れがあるというのが問題点のようです。エアバッグと言うのは世界に3社しか作っていない、言わば寡占状態の物のようで、タカタ社は全世界のシェアの2割を持っていた模様です。一般的に車はトヨタや日産などのディーラーを通して買いますから、今まで自分は「日産の車を買った」という認識しかもっていませんでしたけど、確かに車と言うのは様々な部品の複合商品であり、最近はコスト削減のために部品の規格統一化が進んでいるので、ある1社の部品が、メーカー・車種を問わず共通して使われていると言うことは珍しくないそうです。だからこそ一度問題が起きると、その影響範囲が非常に大きくなってしまうわけです。まあ、普通車を買う時にわざわざエアバッグのメーカーがどうとかいう選び方はしませんからね。自分の車のエアバッグはどこ製なのだろう?世界の2割ですから、ひょっとしたら日本車はほぼ全てココなのかもしれません。つーか何を見たらその車の部品を作ったメーカーまで知ることができるのでしょう?そしてそのエアバッグの部品は果たして日本製なのか?・・・何か切りがなくなってしまいますな。

エアバッグの歴史を辿ると、車の安全性を高める風潮の中、シートベルトの補助具として20年ぐらい前から急速に普及しだしたそうです。今では新しい車のほぼ100%に着いているようですが、特に法律で義務付けられているわけではないようで、全てメーカー側の「安全性をより高める配慮」によって標準装備されている場合が多いという位置づけのようです。また、あくまでもシートベルトと併用することで効果が出る類のものですから、シートベルトをしていない状態だと、衝突の衝撃以上にエアバッグが飛び出してくる衝撃によって怪我をすることも多いことは前から指摘されていました。火薬を使って瞬間的に袋を膨らませる仕組みなので、もちろんそれ自体に相当の衝撃があることは想像に難くないでしょう。メガネなんかは相当ヤバそうですね。遅れればガラスに頭を突っ込んでいくことだってありますし、命を守ってくれる代償として多少の怪我は仕方ないと思うのが常識です。と言うか、多くの場合はエアバッグのお世話になることなく次の車に乗り換えることがほとんどなわけですから、余り気にしていないというのが実情でしょう。幸い自分はエアバッグが膨らむような大事故の経験はありませんが、車の正面をぶつけたことは2~3度あり、その際には出てこなかったので、逆に「エアバッグに守られている」という実感すら余りもっていません。こうした「膨らまなかったことによる怪我」や「エアバッグにぶつけた怪我」などは、自分の操作ミスでぶつけたのなら、仮にエアバッグ自体で怪我をしたとしても、普通は致し方ないと思うだけで、エアバッグのせいにはしないと思うのですが、それがアメリカになるとずいぶん様相が変わってきてしまうのですね。

公聴会では、実際に怪我をした人が出ていて、「エアバッグがなければこんな苦しみを負わずに済んだ」とか話していました。まあ「部品が飛び出してきて致命傷を負う恐れ」と聞けば確かに怖いと思いますけど、そもそも事故をしなければこんなことにならなかったでしょうし、シートベルトだって100%命を守ってくれる保証はどこにもありません。大事の前の小事と言うか、騒がれ方がまるで「AEDをつけるために女性の服を切り裂いたら強姦罪か」みたいな不毛さを感じます。より安全性を高める技術の向上や努力は当然必要ですが、先にも書きましたけどエアバッグは完全にメーカー側の配慮で取り付けられているわけですし、要らなければ予め外してもらう事だって可能です。普通の事故で当たり前に行われる自己責任との「過失相殺」のような話は、アメリカでは全くないのですかね。またそういう意味では、問題はエアバッグメーカー1社だけでなく、「危険性のあるエアバッグ」を採用していたメーカー側にも、実際に搭載した上で数々の衝突実験を繰り返しても見抜けなかったわけですから、責任の一端が生じていると思います。リコールとなると何百万台という途方もない数を修理しないといけなくなるので、その損失は莫大なものとなってしまい、そうならないよう安全テストは何重にも行われるべきですし、実際に行ってきているでしょう。その全てのチェックをすり抜けてきたわけですから、そのエアバッグに使われたネジ1本の製造元から車メーカーに至るまで、関わった全ての企業の責任も追及され、そしてどこもかしこも責任逃れをする泥沼と化すことが今後目に浮かぶようです。

つーか、自分はそもそも「自分の命」をその一企業の技術にに全て委ねて守ってもらう発想自体が間違っていると思うのですがね。車を買った以上、その利便性の代償に、通常ありえない大怪我をするリスクや、万が一にも人を殺してしまうかもしれないリスクも同時に買ってしまっているわけですが、自動車事故の場合、「犯行前に包丁を買った」と騒ぐ様には「犯行前に車を買った」とは報道されません。最も良く飛ぶバットも、使い道によれば最悪の凶器と化しますし、ダイナマイトを発明したノーベルは、掘削や採掘現場の安全性、能率性を飛躍的に高める貢献をしましたが、その後戦争に使われたことから「死の商人」という汚名を着せられる羽目になってしまいました。「ノーベル賞」は世界的な発明や偉業をたたえる場でもありますが、ノーベルさんの罪滅ぼしでもあるわけです。しかし、彼は決して殺傷兵器を作るためでなく、「人類の発展」を夢見て発明したことは間違いありません。タカタ社のエアバッグについても、より安全な車社会を夢見て当時の技術を駆使し作られたものであることに疑問の余地はないでしょう。事故の責任は、車の性能だけでなく、最終的にはそれを扱っている人の操作ミス・判断ミスが大きなウエイトを占めると思います。今回のケースは、例えば歩きスマホで電柱にぶつかって、スマホ会社を訴えるようなものなのではないでしょうか。安易に八つ当たりする前に、ちゃんと自分の責任についてしっかり考え、反省する人間になりたいものです。

そういえば急加速オバチャンはあれからどうしたのかな?

恣意的流行語

2014年11月20日 | 時事
流行語大賞はどれ?「ありのままで」「ダメよ~ダメダメ」など50語ノミネート
う~ん、毎年の事ながら半分ぐらい聞いたことないのが混ざっているなあ。

去年は「じぇじぇじぇ」「倍返し」「今でしょ」「おもてなし」の最多4語入賞が話題になる当たり年でした。ただ、1年を振り返ると言っても人は熱しやすく冷めやすいですから、どうしても上半期に流行ったワードは不利になってしまいます。そして毎年この時期に降って沸いた様に登場するのがこの流行語狙いの一発屋芸人。彼らはそんな線香花火のような人生で満足なのでしょうかね?「ダメよ~ダメダメ」は何故か岐阜県警の電光掲示板に採用され、道路で見ることはありましたが、自分は未だに1度もこのネタ元を見たことがありません。単に僕が流行から取り残されてるだけでしょうか?
子ども路線で言えば「妖怪ウォッチ」の「妖怪のせい」は相当流行ったイメージですし、自分も多用していました。話は逸れますが「妖怪のせい」という言葉には「いや本当はそうじゃない」という反語が含まれており、実は意外に道徳的な深い言葉なのです。朝の会の話などでも、「昔の人も自分の身に降りかかる災難や自然災害などを妖怪の仕業などと言ってきたけど、算数をしっかり勉強するとそういう根拠のない嘘にだまされない人間になれる」とか語れますしね(笑)また女王蟻の歌じゃなく(笑)「ありのままで」は未だに誰かが脈絡なく歌いだすといつまでもリフレインされる地雷ソングとなっています。あと流行語とは言えないかもしれませんが錦織圭選手の「勝てない相手はもういない」は非常にカッコ良く、今後何かの大会や部活などで皆を鼓舞するのに使えると思います。特にこの言葉は来年の期待も込めて是非選んであげて欲しいですね。

しかし、あとは余り賞に入っても誰も喜ばないと言うか、例えばエボラやデング熱なんかは流行ったけど流行語とは違う気がしますし、受賞したとしても感染者に賞を渡すのは的外れですから、賞目的ではなく今年の流行の記録のために選んでいると思わしき語句が目立ちます。少なくともSTAP細胞号泣会見、ゴーストライター(作曲偽装)など、今更再びぶり返して年末のさらし者にし、人の名誉を傷つけるだけの受賞だけはあってはならないと思います。つーかこれ、ノミネートした人の悪意すら感じるのですが・・・特にSTAP細胞は自殺者まで出していますしね。ともかく今年も報道災禍の多い年でした。
極め付きは、上記のような不愉快な路線が許されると仮定すると、今年あれだけ騒がれたのに、50語のノミネートにかすりもしなかった言葉がいくつかあることです。今年は富士山に行った手前、50周年となる「日本百名山」はランクインするものと思っていましたけど、ひょっとしたら「御嶽山噴火」の兼ね合いで双方とも挙げられなかったかもしれません。まあそれは良いとしても、朝日新聞関連の「原発・吉田調書」「慰安婦・吉田証言」「池上彰・言論封殺」などはこの半年間非常に大きく取り扱われ、未だに解決されず騒がれているわけで、どれか入っていてもおかしくないでしょう。かすりもしないのはどこかからの圧力があったからだと思わざるを得ません。あとはアジア大会関連の「空調操作・ドントコリア」、さらに巷に溢れた「嫌韓本」などのワードも今年十分流行っていたと思いますけどね。ノミネートされることで過去の受賞作品はずっと記録に残り続けるわけですが、上でも述べたように人間なんて半年もたてば忘れる生き物ですし、このように恣意的に取捨選択された流行語が選ばれ、そうならなかった語句がいずれ都合よく記憶から消されて行くのは何か釈然としませんな。

漢字の方には「捏」とか「虚」とか選ばれないかな・・・まああちらこそできるだけ明るい意味で選びたい所でしょうけど。


官兵衛、謀る

2014年11月19日 | 時事
衆院選 「軍師官兵衛」最終回、投開票日特番とバッティング NHK、調整に苦慮
最後の天下取りのチャンスに打って出た軍師、2014年の最終回でも散る・・・か。

以前にも書きましたけど、今回の大河ドラマは実に20年ぶりぐらいに最初から見ています。というか、大河をまともに見たのは西田敏行の「吉宗」、竹中直人の「秀吉」ぐらいですが、今回はその竹中さんが20年ぶりに秀吉をやるというので見始めた感じですね。もちろん、「永遠の0」でいい味を出していた岡田君が主役というのも大きなウエイトを占めています。戦国時代と大東亜戦争という全然違う話の中で、双方とも「戦乱を渡り歩きひたすら生き抜くこと」を是とした役回りという共通点が面白いですな。続き物はやはり最初から見ていると愛着が出てくるもので、次週はもう関ヶ原というのが少々寂しく思えます。記事によるともう後4週しかないのですね・・・忌明けもしたし、祖母が亡くなったことでもう田舎に帰省することも、実践記録で頑張る張り合いも無くなってしまったので、この冬はのんびり官兵衛ゆかりの播磨周辺とか、九州なども見てきたいなあと思います。

官兵衛にとっての関ヶ原は、実はまさに第3勢力として打って出る大博打だったという話があります。史実では石田三成の西軍と徳川家康の東軍が岐阜県関ヶ原でぶつかり、家康に味方していた官兵衛の息子、長政などの働きによって西軍の小早川秀秋が寝返り、わずか半日で雌雄が決しました。しかしその最中に、官兵衛は蓄えのほとんどを費やして独自に兵を挙げ、瞬く間に九州を平定して行ったのです。
戦国時代の戦は、まるで将棋のように倒した相手がそのまま味方についていく特性があります。世界の戦争観は、チェスの如く異なる民族・宗教の相手を根絶やしにしていく発想であり、戦死者も何割と言うレベルで出てしまいますが、日本の歴史上最大の合戦であったこの関ヶ原の戦いでさえ、両軍の戦死者は僅か数%であったと言われています。つまり、どれだけ相手を殺さず味方に引き入れるかが大きな勝敗の分かれ目となり、官兵衛にはそうした調略に抜きん出た才能があったわけです。もし天下分け目の戦いが長引いていれば、そのまま薩摩まで押さえて九州に磐石の守りを敷き、返す刀でかつての戦友であった毛利を味方に引き入れ、古巣でもある中国・四国を平定、一気に中央に攻め入り、長期戦で疲弊している東軍・西軍を諸共叩いてそのまま天下を取るヴィジョンがあったと言われています。しかもこの策略の老獪な所は、史実のように短期決着となったとしても、途中で戦を止めて、勝った方に「貴方様のために戦っていました」という申し開きができると言うこと。実際、薩摩を攻める前に「予想外に早く」決着が着いてしまったわけですが、息子の活躍もあって官兵衛の行動は特に咎められませんでした。52万石という大功を成し遂げ、家康に直々に握手までしてもらったと喜び勇んで帰る息子に、「家康の手を握ったのは右手か、その時お前の左手は何をしていた!」と叱ったとされる逸話にも、彼の天下にかける野心と言うか、心残りが見て取れますね。

まあ、そんなこんなで、2014年の世には選挙戦が繰り広げられることになりました。天下分け目というにはちょっと対戦相手の姿がよく見えてきませんが(笑)、思いがけず選挙特番と戦う羽目になってしまった軍師官兵衛の最終回、ここは一つ、彼の無念を晴らすためにも、あえて8時~9時にそのまま放送して差し上げたらいかがでしょうか。どうせ選挙特番なんて誰も見ませんから、ひょっとしたらものすごい視聴率が稼げるかもしれませんよNHKさん(笑)

民放も全部特番でしょうし、もし投票率50%なら、残りの50%がそのまま視聴率になるかも!?

燃料電池車

2014年11月18日 | 時事
燃料電池車、トヨタが世界に先駆け来月市販へ
一時は1台1億円と言われていた燃料電池車(FCV)が、ついに量産体制に入った模様です。

名前もずばり「MIRAI/未来」ということで、新幹線の命名則のように象徴的な言葉を持ってきたようです。確かハイブリッド車であるプリウスも、ラテン語で「~に先立って」と言う意味があるらしいですしね。そのプリウスは1997年、リーフは2010年ですから、燃料電池車の登場は2020年頃かと思っていましたけど、予想外に早い印象です。もしかしたら東京五輪の頃には東京中この車が走っている未来があるかもしれません。
ハイブリッドでなくとも、ガソリン車自体かなり燃費が向上し、最近ではガソリン価格の下落傾向が続いていますが、それでもリッター150円と高水準であり、将来的な原油枯渇の危機が回避されたわけではありません。日産が進める電気自動車路線も、東日本大震災をきっかけに原発依存の電力事情に警鐘を鳴らす動きも出てきています。そもそも火力発電で作る電気はエコだとは言えません。その点燃料電池車は「水素」というどこにでもある物質を使い、「水」を排出するだけであるため、日本の抱える化石燃料の輸入依存という問題を解決しつつ、さらに二酸化炭素やその他の有害物質を排出する問題まで一気に解決できる、夢のような技術であるわけです。まあ、「水素」は水を電気分解して作りますから、環境的に結局電気自動車と同じに見えるかもしれませんけど、大きな違いは車体に取り込める容量と補給にかかる時間の差です。電気自動車は電池の関係でそれほど長距離は走れませんし、充電は最低30分、普段は夜通しかかりますから、遠出には向きません。一方燃料電池車は水素と言う燃料を積み、必要に応じて発電する仕組みですから、電池容量を問わず、補給も3分とガソリンの給油と大差なく済み、それでいて600km走るそうですから、ガソリン車並みに走るわけです。以前ガソリン価格と入れ方で検証しましたが、1km走るのに必要なガソリン価格は安くて10円、現状は12円と言った所です。水素の価格もそれに習い、1km10円程度で供給されるようですし、国の方針によってさらに4割ほどの安値を目指すとの事ですから、将来的には1km4円と、ハイブリッド車(1km5円)以上に安くなる可能性もあるそうです。

ただし、いかに価格や燃料代を抑えたとしても、既に巷に溢れ返っているプリウスのような普及を目指すのはまだまだ夢物語でしょうね。少なくとも自分には手が出せません。まず現状、補給所と鳴る水素ステーションが少なすぎて、地方在住者には手が出せない代物であることは明らかです。ガソリンスタンドが各地にあるからこそ、我々は安心して車で遠出ができるわけですが、水素ステーションの設置にはかなりコストがかかりますし、電気自動車のように家庭で充電と言うわけにはまだ行きません。例えば水を電気分解し、自宅で水素を作るような供給設備をつけようとすると、それだけで車体価格を上回りそうです。また、安価に作れそうな都市ガスなどから水素を発生させるシステムでは、残念ながらCO2が発生してしまい、意味がありません。あと、大気中の酸素を消費するという仕組みも少々引っかかりますね。大丈夫なのでしょうか?
そもそも価格が500万とまだまだ普通車の2倍ですし、それすらも国から200万も補助をもらっている始末です。これ、個人レベルではお得かもしれませんけど、国の補助と言うのは税金が財源ですから、我々1人1人が燃料電池者を持つ人達にお金を払っている形になるわけです。ただでさえ未来世代に対する無慈悲な借金戦争をしかけている現代人が、このMIRAIを冠する車のせいで未来人にさらなる追い討ちをかけることは好ましくはありません。ある程度普及するまでは仕方がないとしても、どうせ買うのは高所得の方達ばかりでしょうから、いずれは受益者負担で考えてもらいたいものです。

ついでに、何故名称が「燃料電池車」なのでしょう?水素発電車でないのこれ?

リニア富士

2014年11月17日 | 時事
リニア中央新幹線に早くも“愛称論争”勃発 「富士」有力?
そうか、新幹線系にはまだ「富士」がないのか・・・

新幹線には音速の「こだま」、光速の「ひかり」、鳥の「はやぶさ」「つばめ」など、愛称が速さにちなんでつけられることが多くありました。まあ一概にそういう縛りがるわけではなく、未来への「のぞみ」や、「さくら」「みずほ」なんてのもあるらしいですけどね。最近は日本を象徴する言葉という傾向がありそうです。となるとやはり「富士」はとっておきの物につけたい名称の1つでしょう。リニアのために取っておいたという話も、強ち的を外れていないのかもしれませんね。現在実験線があるところは山梨県ですし、そこから線路を延ばしていくと言う意味でも丁度良いですな。

というか、まだ工事も始まっていないのにもう愛称争奪戦とは、マスコミは暇でいいですね(笑)

彗星探索機

2014年11月16日 | 時事
太陽光不足で電池切れ、彗星着陸機「休眠状態」
到着地点が若干ずれたことにより、太陽光が当たらず発電がうまくいかなかった模様ですね。

まあ、電池切れはある意味想定内で、もともと2日半分の電池しか搭載しておらず、その後は太陽光発電をして電力を賄う計画だったそうです。故障したわけではなく、予想外の日照不足も、そのうち発電量がたまれば再び調査は可能なのだとか。彗星に探索機が着陸したのは世界初の快挙ですから、気長に再起動を待ちたい所ですな。
日本が世界初の快挙となった探索機「はやぶさ」が到達したのはイトカワと呼ばれる小惑星でした。彗星と小惑星の違いは実は曖昧な点もあり、一般的に彗星は太陽に近づくことで水蒸気などのガスを発し、「ほうき星」のように見えるもののようです。つまり見かけ上の姿に起因する呼び名であり、ある意味で彗星は小惑星の一種だと言えるでしょう。小惑星の中にも、主成分が氷であり、かつ太陽に近づかないため「ほうき星」になりえない場合もあるでしょうしね。

しかし、着陸難度で言えば小惑星の比じゃないほど難しいことが予想されます。その小ささや低重力もさることながら、「ほうき星」と呼ばれる所以でもある天体内部の氷やガスの成分が噴き出すためですが、それは火山の噴火口や間欠泉がどこから噴き出すか分からない所に腰を下ろすようなものなのです。まあ現在は太陽から十分遠い所にいるため大丈夫なようですけど、いずれ大爆発に巻き込まれる危険性があるわけですね。バウンドしたせいで、探索機を固定するアンカーも1つ外れてしまっているようですし、そもそも10年がかりで安全な場所にピンポイント着陸する技術には、まさに針の穴を通す精度が求められると言うことでしょう。
人類は大気圏外→衛星(月)→惑星→太陽系外→小惑星→彗星と探索難度を克服してきたわけですが、最近はこうした遠くを目指すよりも、「国際宇宙ステーション」のように衛星軌道に留まって研究を進める方に開発予算が使われている模様です。日本では「はやぶさ2」が計画され、今度はもっとたくさんの成果を持ち帰ることに躍起になっていますけど、「世界初」の後はどうがんばっても二番煎じ感が拭えませんし、多額の予算をつぎ込んで「ただ着いた」だけの達成感をもたらすのみでは世界の笑いものになってしまいます。もちろん研究目的によっては再び目指すことに意義がないとは言いませんが、彗星着陸まで果たした今、この先はもう太陽着陸ぐらいしかありませんしね。北朝鮮が既に成功したとうネタもありますが・・・

関係ないけど、ハーメルンのバイオリン弾きのせいで「バウンドした」が妙にツボに入ってしまうのは自分だけでしょうか(笑)