(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

飛騨町

2015年09月30日 | Weblog

橿原市を歩いていて見つけた地名です。

飛騨といえば我らが岐阜県ですが、こんな所で見かけるとは思いませんでした。しかしそれほどありふれた地名ではないので何らかの謂れがあるに違いないと思い、地元の方や資料館の方に聞いてみましたがよく分かりませんでした。
で、この前に長谷寺の近くに「出雲」という地名を見かけた時も思ったのですが、かつて日本の中心だったこの奈良の地には、それなりに有名な地名は一そろえそろっているのではないか、という仮説を立ててみました。出雲は記紀にもスサノオノミコトやヤマタノオロチの話に出てくる有名な地名で、本来は言うまでもなく島根県なわけです。例えば記紀を編纂していく中で、元々九州の神話だった話を取り入れたことで「東に行くと出雲についた」というような記述になり、それを時代が流れ奈良にある都で読んだとき、「出雲が東にないとおかしい」ということになり、長谷寺の辺りが出雲と名づけられた、というようなことが起きたのではないか、という説です。つまり飛騨も何らかの記述があり、そこから逆に名づけられたのではないでしょうか。旅中はそんな感じに考えていました。

で、後で調べてわかったのが、実はこの藤原京や薬師寺などの建築に「飛騨の匠」が携わっていたということです。飛騨の匠とは今でこそ工芸品や家具職人ですが、1300年も昔から代々建築のノウハウを携えた職人集団で、当時税の代わりに労働力として都に使えていたらしいです。つまり、飛騨の匠が集まっていた町がこの辺りにあり、飛騨町と名づけられたということですね。

同様に考えると、昔北海道で見つけた岐阜橋の謎も解けるわけです。北海道開拓時代、岐阜から多くの移住者が押し寄せたので、おそらくこの辺りに集まっていたのでしょう。地名から歴史が分かる、非常によい教材が見つかりました(笑)

ということは、出雲も移住者が多かっただけなのかな?

藤原京

2015年09月29日 | Weblog
次なる目的地は藤原京跡です。

何もないなあ・・・
大和三山に囲まれた一角に、広大な平地が広がっていました。奈良の平城宮跡でも思いましたけど、こういう史跡というのは保全するために都市計画をかなり犠牲にしないと成り立ちませんね。この橿原市はそれなりに賑やかな地なのですけど、ここだけぽっかりと田舎に迷い込んだような風情ですな(笑)まあ今は何もない平原ですが、日本最古にして史上最大の広さを誇っていた都であることを肌で感じることができました。この後訪れる飛鳥京の頃は、まだ天皇1代で遷都していたために富の蓄積が行われず、都市計画が必要なほどには大きくはありませんが、天武天皇の后、41代持統天皇の時代に築かれたこの都は代々受け継ぐことが前提の中国の都をその文献を頼りに再現した理想郷であり、その後も3代にわたって使われました。その頃の対中関係は、遣隋使の蜜月時代から覇権が唐に移り、38代天智天皇の時代に白村江の戦いが起こったので、唐とはまだ付き合いがありませんでした。なので長安や平城京のように大極殿が北寄りでなく、文献に「理想の位置」とされていた中央に位置しているそうです。唐に日本の国力を示すための一大政策だったのですね。同時に日本国中に街道が整備され、まさに「全ての道は藤原京に通ず」という国家事業だった模様です。

持統天皇は初めて火葬となった天皇であり、陵墓も夫の天武天皇と同じ場所に祭られています。古墳時代もこの頃終焉を迎えているわけですが、余りにも大きく生活や死生観が変わり、国家事業としてこれまでの口伝や各地の伝説をまとめた古事記や日本書紀(記紀)も編纂されたため、実は天武以降は別民族なのではないかと言う説もあるそうです。確かに通常、伝統を変えたり「歴史をまとめよう」としたりする動機は、太平の世の暇つぶしか、自己の歴史を正当化したい時でしょう。そこに後ろめたさを見出すこともできなくはありません。
天皇の系譜は万世一系と記紀によって伝えられていますが、実はその記紀を書かせた40代天武天皇という人物は、壬申の乱で39代弘文天皇を倒して即位しているわけです。この弘文という諡号は何と1200年も経った明治に入ってつけられたものですが、それまでは大友皇子と大海人皇子の皇位継承争いだとされてきたものが、38代天智天皇(父)、39代弘文天皇(子)を認めると、40代天武天皇(叔父)は「天皇殺し」「皇位乗っ取り」をしたことになってしまうのです。そこに正当性があったのかどうか、少なくとも当時の人々にとってはかなりグレーだったことでしょう。そもそも本当に叔父だったのかさえ、証拠となる書物は彼の書かせた記紀しか残っていないわけです。これは、まるで「絶歌」のような一方的な書物であり、また反論本が世に出せるような時勢でなかったことも踏まえて冷静に分析してみる必要はあると思います。

しかし自分は、この後日本の歴史が大きく軌道修正されることなく、過去の陵墓も一切壊されずに残っている所を見ると、その後の天武系の天皇も怨霊の祟りを気にし、和を第一する大和民族であることは間違いなかったと思います。これは天智天皇の娘であり、天武天皇の妻となった持統天皇の力だったのではないでしょうか。一大事業を成し遂げ、中国と並ぶ巨大都市国家「日本」を作り上げた持統天皇こそ、アマテラスの生まれ変わりだったのかもしれません。

本当、こここそ世界遺産に早く推薦されるべきですな。何もないけど・・・

相撲神社

2015年09月28日 | Weblog
山の辺の道にありました。相撲発祥の地らしいです。

11代垂仁天皇の時代に初の天覧相撲が行われたのが始まりとされ、日本最古のスポーツであり国技であり、神事でもあります。例えば四股は大地の邪気を踏み鎮め豊作を呼び込む意味があるようで、その他に儀式めいたことが多いのも全て国家安穏や五穀豊穣を願っているのですね。

2011年2月に八百長問題が起こり、翌3月場所は開かれませんでしたが、何とその月に東日本大震災が起きました。この符合は見過ごせませんね。今場所怪我が多かったのももしかしたら・・・

まあ千秋楽は魅せたので大丈夫でしょう。

古墳巡りの旅

2015年09月27日 | Weblog
というわけで、奈良方面へ行ってきました。

世界遺産も行き尽くしたというより手詰まりに近いので、ちょっと暫定リストにも足を伸ばしていくことにしました。暫定リストとは「いずれ世界遺産に勧めていく場所」であり、リンクの記事の時点からは既に平泉、小笠原、富士山、富岡、九州が世界遺産に選ばれています。選ばれてから向かうとやはり混雑は避けられませんし、選ばれないとしても「少なくとも日本政府が世界に誇れると認めた場所」であることには違いないので、訪れて損はないですね。ただ、これにも以前行きそびれた北海道も混ざっているので、また行き詰まったらその時は日本遺産にも足を伸ばすかもしれません(笑)

で、今回の目的地は暫定リストの中の2つ、奈良の飛鳥・藤原京と、大阪の百舌鳥・古市古墳です。地図上でも意外に近く、ほぼ1日で巡れる事が分かったので、前夜に出発し車中泊して丸1日楽しんできました。最初は天理から藤原京の橿原までにある、「山の辺の道」を目指しました。今回の旅を大きく古墳巡りの旅とくくると、やはり最初はここにある「箸墓古墳」からスタートすべきだろうと思ったからです。ここは言わずと知れた卑弥呼の墓の可能性のある場所で、本当だとすると日本最古クラスの古墳ということになり、旅の初めとしてこれ以上ふさわしい場所はありません。この山の辺の道は他にも歴代天皇の陵墓がいくつも連なっている大古墳地帯で、記紀にも記される日本最古の道のようです。古代より栄えた地であったことがよく分かりますね。時間があれば歩いて1つ1つ巡りたい所でしたが、まだまだ先は長いのでざっと車窓から小高い山をいくつか眺める程度で我慢していきました。

うん、山だね・・・。
待望の箸墓古墳も、一周し道路から眺めるだけでは全く前方後円墳には見えませんでした。もちろん古墳内は立ち入り禁止ですし、これはそれこそドローンを飛ばすか展望台のようなところから見ないと全景をつかむことは不可能でしょう。まあ、その大きさを実感することはできましたけどね。これだけ点在してたら都市計画も大変だっただろうなあ・・・

古墳巡りの旅、しばらく続きます。

携帯代高い発言

2015年09月26日 | 時事
首相発言に戸惑う携帯3社 「びっくり」「料金認可制ではない」「日本は安い」
うん、高いですよね(笑)

うちは未だにガラケーなので、家族3人合わせても5千円前後です。もしスマホにすると1人分でこれくらいの相場になってしまうので、なかなか踏ん切りがつきません。今の携帯もかれこれ6年使っているらしく、そろそろ時々通信ができなかったり音声が聞こえなくなったりというトラブルが目立つようになってきました。まあ再起動させれば直るわけですが、一応簡単に直す方法がないか聞くためにこの前ふらっとソフトバンクショップへ行ってみた所、やはり携帯を預かって1週間ぐらいで見積もりが出るというマニュアル対応のようでした。
で、待つついでに新機種を見ていたところ、メイン販売はスマホのようで、ガラケーは隅の方にこっそり陳列されているだけでした。まあ一時期は絶滅も危惧されていたわけですし、あるだけマシなのでしょうか。一応今はキャンペーン中で、5年以上使っていれば機種代0円、変更手数料3000円?で済むようです。あまりピンと来ていませんが端末の元値って本来は5万近くするので、おそらく上記の不具合を直すために修理に出すとすると、3000円程度で直るということはありえないでしょう。代車?もなく1週間も使えないのは不便ですしそもそも部品があるかも分からないという話だったので修理依頼は諦め、近々変える方向で考えることにしました。

それにしても、自分は6年ぶりだったのにガラケーの世界は全くといって良いほど進化していなかったのは驚きました。カメラが320万画素、ワンセグ、世界対応、マイクロSD仕様って、今の携帯と全く同じなのですが・・・お財布ケータイがなくなっていたのでむしろ退化すらしています。まあそんな機能は使いませんし(笑)これ以上望むものといえばWIFIくらいですけど、ガラケーには存在しないらしいので旅行には常にPCを積んでいくしかないですな。
話を戻して、過去の経験上、店頭で申し込むと色々と不必要なオプション加入を勧められる恐れがあるので、とりあえず家に帰ってオンラインショップで申し込むことにしました。
無料にならないorz
・・・何故か「5年以上で機種変更0円」は店頭のみのサービスのようです。何だかんだで半額ぐらいは引いてくれているようですが、2年間で2万円も余分に払うのは辛いなあ・・・とりあえず店頭でいくらかかるか具体的に聞いて、安い方で変えるしかないか。

休場場所

2015年09月25日 | 時事
【大相撲】照ノ富士、優勝争いから一転…休場の危機
今場所はけが多いなあ・・・調子良かっただけに残念ですね。

これだけ休場しても満員になるのだから、相撲人気はある程度戻ったって事かな?


【追記】
照ノ富士、何とか休場せずがんばることにしたようですが、力なく負けてしまいましたね。まあ11勝3敗が4敗になったとしても、大関としては堂々たる成績でしょう。それにしても横綱はひどいよな・・・取り直して2度も変わる横綱なんて初めて見ました。何だかんだ言ってまだ白鵬がいないとなあと思ってしまいます。

フォルクスワーゲン問題

2015年09月24日 | 時事
VW不正、米だけでなく「欧州でも」…独運輸相
コンピュータがテストを自動探知して、その時だけ排ガスを減らすプログラムがなされていたとか。

例えば車を買うときに宣伝される燃費(10.15走行モード)と実際の燃費を比べてみても、中々その通りの数値が出ることはありません。まあ、今まではそういう特殊な走行モードの数値なのだろうなあと割り切って考え、看板に偽りがあるとまでは思いませんでしたが、こういう不正が起こると全てのテストが怪しく思えてしまいますよね。普段とは違う走り方であることは間違いないので、何らかの方法でそれを探知するプログラムを組むことはそう難しいことではないのかもしれません。あとはもう倫理の問題でしょう。

以前やってた自動車保険のオッチャンが好きだったので、外車というかフォルクスワーゲンの良さについては色々と教えてもらいました。日本車はぶつけるとくしゃっとへこむことで衝撃を吸収して運転席を守りますが、外車はとにかく頑丈で多少ぶつけてもへこみすらしないそうです。特にへこむ部分が少ない側面の衝突時には自身が頑丈でないと命を守れません。音も静かで乗り心地もよく、万が一脱輪しても3輪で安定して走れるのだとか。まあオッチャン談なので信憑性は定かではありませんが、長年様々な事故を請け負ってきたであろう保険屋の出した結論なので無下にはできず、終いにはダンボール2箱分の雑誌の切り抜き資料をプレゼントされてしまいましたしね(笑)重量がある分燃料は食うのでしょうけど、その代わりディーゼルエンジンは軽油なのでかなり安く、燃費にしたらトントンなのかもしれません。ディーゼルは排ガスがひどいというイメージがありますが、最近はそうでもないという話も聞きました。ただし今回の問題があるのなら、根本から覆ってしまうのかもしれません。何しろ1100万台で40倍ですからね・・・

各国のCO2?排出目標も見直しを迫られるのかな?

誕生日の歌の著作権

2015年09月23日 | 時事
誕生日の歌「みんなのもの」=米で著作権無効の判断
「Happy Birthday to You」でおなじみのあの曲ですが、著作権のことは考えたこともなかったなあ。

今回の訴訟で晴れて「自由に歌ってよい」となったわけですが、一応調べてみると日本では何と2007年まで普通に著作権が存在したとか。まあ個人的に口ずさむ程度ならまだしも、教室など不特定多数に聞かせる目的で流すと問題になっていたということでしょうか?しかしこの曲は明らかにそういうための曲ですし、歌詞もごく一般的なフレーズですから、うかつにネットで誕生日を祝うこともできません。「3回繰り返してDear○○はアウト」とか判断されてしまうのかな?

いずれにせよ、これで決着がついたらしいので一安心ですな。

縦長画面の市民権

2015年09月22日 | 時事
さらばスマホのヨコ持ち!動画もタテになる 新しい動画視聴スタイルが登場した
最近テレビで映される投稿スマホ動画も縦長のものが多いですね。

テレビやPC、携帯型ゲーム、デジカメ、ビデオなど多くは4:3とか16:9とかの横長画面ですけど、携帯やスマホは基本縦長の向きで持って使うので、わざわざ横にして撮らない限り縦長の写真や動画になってしまいます。まあカメラでも被写体によって縦長・横長を撮り分ける人も多いでしょうが、自分は最終的にPCで管理することが多いので、縦長で撮った画像データが90度寝そべって横長に混ざるのは余り好みませんから、通常デジカメも縦にしませんし、携帯は必ず横持ちにして横長で撮るようにしています。ただ、そうすると携帯上部を左側に持つか右側に持つかによって保存された画像が天地逆になってしまうので、たまに失敗して逆に撮ってしまい、結構面倒に感じています。後で統一させるために回転させて保存し直すと画像の更新日が変わってしまい、撮影順に並べ替えできなくなったりしますからね。まあこれだけスマホが浸透した世の中なら、撮影される縦長の写真や動画の割合も昔より格段に増えているのでしょう。ネットに投稿された写真や動画の縦長傾向が高まれば、スマホで見るのには非常に便利になりますね。縦長が今後大勢を占めるのなら、それはそれでそっちに統一するだけの話です。ただし、横長をスマホで見るときは傾けるだけですが、縦長だからといってノートパソコンを傾けて見るわけにはいきませんから(笑)やはりPCユーザーとしては不満を感じてしまいます。テレビでも、スマホ動画が縦長で映る時は左右の使われていない部分が非常にもったいと思いますし・・・

ただし、これはスマホを必ず横向きで使えというのではなく、逆転の発想で、テレビは流石に無理でもPCなら別に縦長のモニターが発売されてもおかしくはないのではないかということです。何もスマホ動画を最大画面で見る用途だけで言っているのではありません(笑)最近は文章作成にもB4の2段組でなくA4の縦長を主に使いますから、ワード等で作成すると1P分を表示するには必ずプレビューや縮小表示ををかけないと全体が見えません。単純に縦横比を4:3とした場合、縦長の用紙を横長の画面で表示すると9/16ですから半分強の大きさでしか表示できませんからね。文章構成を見るだけならまだ良いのですが、通信や論文など全体のレイアウトも同時に気にかけたい場合、やはりいちいちプレビューで見なくても、画面上最大の大きさでありかつ全体のレイアウトが常に確認できる縦長モニターがあると便利だろうなあと思うわけです。またHPについてもも基本的に横幅は決まっていて縦に長く展開しますから、縦長モニターならばいちいちスクロールしなくてもより多くの情報を一度に見やすく表示できるようになるでしょう。
そもそも何故横長画面が多いかというと、人間の目が横に2つ並びまぶたが上下にあるために視野が元々横に長く、縦の動きより横の動きの方が認識しやすい(疲れない)という配慮があったそうです。しかし、そうならばなぜ携帯は縦長画面という人間の目に厳しい環境で誕生してしまったのでしょうか。黎明期の携帯から折りたたみ式を経て現在のスマホ型まで、横長の画面で使用するものは全くといって良いほど記憶にありません。DSのような折りたたみ方をすれば不可能ではないのにも関わらずです・・・あ、携帯ゲームと違って片手で操作するためか(笑)あとポケットに入れるということで、どうしてもタバコ型が便利だったのかもしれませんね。実際に携帯やスマホの画面はそれほど大きくないので縦長でも別に何も思いませんが、やはりPCやテレビ画面が縦長だと苦痛を感じるものなのかもしれません。

まあ、縦型画面の市民権が高まると色々と変わってくる可能性はあるのかな?

ワンピース無料配信

2015年09月21日 | 時事
『ONE PIECE』1巻から56巻が56時間無料に 「少年ジャンプ+」1周年記念
56日かと思ったら56時間!?安保審議並みの3日完徹で読みきれということでしょうか。

ジャンプの場合大体10週で1巻分ですから、1年に4~5冊単行本が出ることになります。ワンピースは今年で18周年で単行本も78巻まで出ており、この前「単一作家による単行本類型発行数3億2千万」がギネスに載るなど、超大人気漫画であることは間違いありませんね。しかし10年以上も連載している作品は、どうしても途中から読み出した読者の方が多くなってしまうと言う問題が起こってしまいます。最初から読んでいる読者はまあ1冊400円程度の出費ですし、基本的に完結するまでは苦もなく買い続けるでしょうけど、途中から入った読者が最初の頃の話を知るために単行本を全部そろえようと思うと、結構子どもの小遣いでは厳しい額になってしまうのですよね。仮に50冊を古本100円でそろえても5千円です。このことは作者の尾田氏も単行本のおまけで言及したことがあり、「何とか多くの子どもたちに読んでもらえる方法を考えている」とのことだったので、こういう措置も1つの解決策といって良いでしょう。それにしても器のでかい人ですな。

まあ、やはり長編ストーリー漫画といっても精々数年、30巻前後の長さが丁度良いよなあ・・・

ラグビー金星

2015年09月20日 | 時事
【ラグビーW杯】強豪南ア撃破の裏に苦闘の歴史
サッカーで言うとブラジルに勝ったようなものですね。すばさらしい。

ラストの攻防のみ見ていましたが、サッカーと違って時間で終了でなくワンプレーが終わるまでやるので、端から端まで押しまくってトライをもぎ取った壮絶な勝ち方でした。確か予定通りならこのラグビーW杯が新国立競技場のお披露目会になったはずでしたね。その時は「ラグビーにもW杯があるのか」程度の認識でしたが、俄然次の試合が楽しみになってきました(笑)

やはり勝たないと話題にならないので、ぜひがんばって欲しいところですな。

新安保成立

2015年09月19日 | 時事
安保関連法が成立=戦後政策、歴史的転換―集団的自衛権行使容認・野党抵抗未明まで
成立を見届けようと思っていましたが、投票に入った途端に眠気に襲われてしまいました(笑)

予想外に19日未明までずれ込んだものの、まあ概ね予定調和といった感じですね。むしろ国会が夜通し開かれたのは、わざと朝刊に間に合わない時間帯に成立をもってきた与党の作戦だったのかもしれません。シルバーウィークに入るとデモに参加する暇な人がさらに増えそうですしね。つーか今日の日経では、デモや批判意見も取り上げつつもやはり時代の流れかという風潮だったので、一応成立前の記事とはいえ少々拍子抜けしました。こうなると朝日の発狂ぶりが気になるな・・・安保の衆院通過の時点での記事がひどすぎたので日経に乗り換えたわけですが、離れてみるとあの世の中を斜に構えて見る論調が懐かしく思います。いると煩わしいけどいないと寂しい甥や姪のようなものでしょうか(笑)そのうち図書館でバックナンバー読んで来ようかな?
以下は、この3日間温めてきた文章です(笑)

安保の歴史はデモや反対派議員との戦いの歴史でもあります。60年安保、70年安保の頃は流石に自分も生まれていませんが、wikipediaやTVの特集で見る限り、学生運動が非常に盛んな時期だったからか、今回の騒動など及びもつかないほどの大反対のうねりが起きたとか。しかし、あれから40年(笑)日本は戦争に巻き込まれることも巻き込むこともなく、平和国家の代名詞とともに世界のリーダーシップを取れる国としてその地位を確立してきました。一時は金しか出さない国、旗を見せろなどと言われつつも、憲法の範囲内で徐々に踏み込んだ国際貢献を行って築いた、まさに地道な努力が実った成果だと言えると思います。おそらく今回の新安保成立によって、日本はさらに国際社会で名誉ある地位を占めることができるでしょう。国際平和活動に協力することは、日本の存在感を世界に示すことになり、かつての戦争の償いを積極的に行っていると肯定的に見られるなど、非常に利点が多いわけです。戦争を起こす、戦争に巻き込まれるという指摘は、大東亜戦争の時のようにしつこくマスコミに煽られない限り(笑)今後も決して起こりえないと思います。

戦争は、安保に賛成であろうが誰だってしたくありません。自分だって教え子を戦地へ送り出すような時代には絶対にしてはいけないと思っています。これは戦後の日本が行った平和学習の成果の1つであると思いますが、その根本にあるのが「皆が仲良く話し合い、相手を尊重し協調しあっていけば世界中が平和になる」という考えです。しかし、例えば学級という狭い単位ですらケンカやいじめは起きますし、教師が題目のように「仲良くしなさい」と言っても、やはりどうしても苦手な相手というのは生まれてくるものです。利害が絡む隣人トラブルなどはいっそう解決が難しいでしょう。言っていることは理想ですし、そうありたいと願う気持ちはもちろんあります。しかし、残念ながら人類の歴史上そういう判断で国を守れた事例は存在しません。根拠はないが、人に信じさせる力をもつ平和主義。これは、言わば宗教のようなものではないでしょうか。宗教は既存の何かに対抗して生まれるものですが、日本の場合は先の戦争を完全否定する宗教が生まれたのだと思います。
この「平和教」の協議は間違いなく憲法に起因します。憲法9条には「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」とありますし、前文にも「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼しわが国の安全と生存を保持しよう」とあります。これは、日本以外の他国が正義を重んじて秩序を保ち、公正と信義ある国ばかりであると信頼することが前提にあるわけです。もちろんそう信じることは大事ですが、そういう国ばかりでないことは周りを見渡せば明白でしょう。日本を悪者にしようと画策する国や、国際法を無視して軍備・核兵器を拡張する国。自分達さえ良ければ回りはどうでも良いと考えているとしか思えない国。平和というのは、自分だけが願っていても守れないのです。先に隣人の例えを出しましたけど、当然物理的に近いということは利害関係に直結しますし、世界を見渡しても隣同士で仲の良い国というのは余りないのが実情です。日本は島国なので、ある程度の干渉からは守られていますが、そういう島国根性が生んだのがこの「平和教」ではないでしょうか。現に、今ヨーロッパで大問題になっている難民の受け入れに対し、「かわいそう」だとは思っても、「日本に受け入れてあげよう」と思っている人はほとんどいないのではないでしょうか。沖縄に集中する米軍基地も、放射性廃棄物の受け入れ先も実は同じ類の問題です。要は、「自分の平和さえ脅かされなければ、世界やヨソで何が起こっていようが関係ない。俺達を巻き込むな!」ってことでしょう・・・国会外で反対の声を上げている方の論調は、まさにこういう身勝手な思考回路なのです。そのくせ何か問題が起きた時には、対応できていなかったことにまた批判する。なのでいつも対応は泥縄式になってしまうのです。

現実的に日本の平和をどう守るか考えた時、憲法は日本国内の最高法規なので、他国にまでは影響を及ぼしませんし、憲法を胸ポケットにしまっておいて銃弾を受け止めるわけにはいきません。そうなると、やはり日米同盟が非常に大きなウェイトを占めるでしょう。70年前の大東亜戦争で日本は負けましたが、日本という極東の小さな島国が世界中の連合国と一番最後まで戦ったという事実は、多くの国々にとって大きな衝撃だったことでしょう。アメリカでさえも、戦後はソ連情勢など様々な思惑はあったものの、結局日本の国体を保持して協調路線をとったのは、「この国は二度と敵に回したくない」という思いがあったからではないでしょうか。相手が友好の手を差し伸べてくれる場合、日本はその相手を疑うことは決してありません。世界から見ると「鬼畜米兵とまで言っていた相手と何で仲良くできるの?」と訝られることでしょうけど、これが日本の「平和教」なのです。まあ60年安保の頃はまだアメリカを敵とみなして反対していた方もいたでしょう。自衛隊ですら違憲だと騒いでいたくらいですからね。日本は元来自然災害が多く、過ぎたことは忘れて切り替えないといけない異常事態を多く経験してきたため、他国に比べ「過去は水に流してまた歩み出す」傾向が非常に強いと思います。ちなみに大災害に対して、警察や自治体などよりも迅速かつ体系的に救助活動ができる組織は自衛隊しかありません。そういう姿を何度も目の当たりにして認識が変わってきたように、今後も海外派遣等で活躍する姿を見ていけば、集団的自衛権の必要性も理解されていくのではないでしょうか。
戦争に勝ったアメリカと負けた日本が手を組んだという事実は、漫画で言うと過去の強敵がお互いを認め合って仲間になるような日本人好みのアツイ展開ですし、囲碁で言うと大石同士がくっついて周りからはもうそれ以上手出しができなくなった状態に感じるのではないかと思います。日本側の勢力(軍事力)は小さくてもこれまで何とかなっていたのは、やはりアメリカの影響が大きかっただろうというのが自分の見方です。しかし70年が経ち、今の世界情勢の中ではアメリカもそれほど影響力を誇示できなくなりつつあります。代わって中国がその人口に物を言わせてどんどん存在感を高めていますし、人口増加率で言えばインドも近い将来強い影響力を示すようになるでしょう。GDPなどを見ても分かる通り、人口は国のエネルギーですからね。日本は人口減少社会となっていきますし、目まぐるしく変化する世界情勢の中では、これまで通りで何とかなるという考えよりも、やはりここでお互いの連携強化を図って乗り切っていくべきという考えの方が大事ではないかと思います。

それでも、行使するような状況が起きないのが一番良いと思ってしまうのは自分も平和教に毒されているのだろうなあ・・・

荷物配送観光

2015年09月18日 | 時事
荷物送って手ぶら観光を 京都の駅などに拠点続々
意外にありそうでなかったサービスなのかな?

電車旅の場合、結構な荷物を持ち歩くことになるので、駅のコインロッカーに預けるなどする場合もありますが、そうなると観光を終えたあと宿に行く前に駅まで戻らないといけないのがネックです。コインロッカーが300円、バスでの往復が500円ぐらいだとすると、荷物配送1000円はそんなものかなという感じですね。

まあ自分は車中泊の自家用車なので関係ありませんが(笑)

委員会可決

2015年09月17日 | 時事
安保法案、参院特別委で可決…法案成立ずれこみ
あとは国会で成立させるだけですが、今日も終わらないのかよ・・・zzz

まあ、与野党含め皆の脳裏には「シルバーウィークはゆっくり休みたい」という気持ちだけですから、明日には予定調和で可決となることでしょう。ちゃんと抵抗も織り込み済みで逆算して夜通しやっているわけなので、いくらずれ込んでも明日に決まらないということはありえないと思います。外で騒いでいる反対派の皆様の言い分だと、法案可決と同時に戦争が始まるらしいので、シルバーウィークは怖くてどこにも出かけられないでしょうね。自分は奈良へ行こうと思っています。