給食後に小5女児急死 乳製品アレルギー、チーズ入りチジミ食べる
やはりアレルギーは恐いなあ・・・ご冥福をお祈りします。
最近は給食もアレルギー対応がしっかり取られており、毎月保護者に献立を渡して除去するもの、代替食とするものを相談しています。うちのクラスの子はせいぜい月に一回除去するくらいで、そこまで大変な子はいませんが、小麦などがあるとほぼ毎日お弁当だったり、乳製品や卵の場合は月にかなりの頻度で除去食が用意されます。1年生だと本人もあまり分かっていないので、その分非常に神経を使います。本来給食の時間は勤務時間でなく休憩時間なのですがね・・・orz
この児童も除去食対応されていたはずなので、どうしてアレルギー反応が出てしまったのか不思議でしたが、この記事ではっきりしました。どうやらお代わりで自ら食べてしまったようです。流石に5年生で自分のアレルギーを把握できていないとは考えにくいのですが、見た目では分からなかったのか、分からないくらいの量だったのか、まさかチヂミにチーズが入っていたとは思わなかったのでしょうか。チーズとかレバーは結構細かくして入れることが多いので、確かに味では分かりにくい場合もありますしね。
自分はどうしても同業者の肩を持つ見方をしてしまいますが、この場合は客観的に見て、やはり除去食対応されている子がお代わりをしようとしている時点で、担任なら止められるチャンスがあったのではないかという気持ちが強いです。しかし当然、まさか死ぬなんてことまでは想像していなかったのでしょう。自分もクラスの子に対して、そこまでの覚悟で見ていませんでした。「アレルギーのある子に、対応した食事を出す」だけでなく、「もし何らかの手違いでアレルギーが起きてしまったときにどうするか」まで考えたことは、自分も含めて特に食物アレルギーを持たない方にとって、ほとんどないのではないかと思います。
調べてみると、基本的には花粉症とかと同じなので、抗ヒスタミン薬が有効のようです。つまり、教室に花粉症の薬を常備しておき、緊急時に飲むようにさせることが一番簡単かつ有効な対処法のようです。もちろん今回の件のような場合は、すぐに救急車の要請も必要でしょう。すぐに適切な処置が出来ればアナフィラキシーショックに至る前に治療することも可能のようです。
もちろん今書いたことは結果論なので、その場で体調不良とアレルギーと結びつけるのは難しいのかもしれませんが、常に万が一の備えはしておきたいですね。