3号機プールにホウ酸水注水、アルカリ腐食防止
記事と直接関係ありませんが、我が社のプールには本日アルカリを注入しました。
体育主任とはいえ、小学校のプール当番は輪番制なので、毎日操作するわけではありませんが、「残留塩素が出ない」とか「水温が高い」とか、何らかの報告があれば塩素を足したり水を足したり、こまめに動く必要があります。特に週末は大変で、土日が炎天下なら塩素が足りなくなりますし、逆に雨ならほとんど飛ばないため月曜に濃度が高くなってしまうので、ここ最近の天気予報の適当ぶりに文句を言いながら、毎回休日出勤してプールと格闘しています。
んで、先週末に「PHが低い(酸性)」と記録があったので、今回は塩素だけでなくPHも測ってみました。一応基準では5.8~8.6となっていますが、基本的に7が中性なので、7に近い数値であるに越したことはありません。ちなみにこのPHは、高校化学の知識で指数関数であることは分かっているので、仮に基準を下回った場合、マグニチュードと同じく0.1の差がとんでもない違いになりかねないものです。まあ、そう言っても5台や8台であればまだ大したことはないと思っていたので、木曜に5.4を記録していましたが、のんびり今日対処することにしました。
3.9orz
・・・と言われてもピンとこないかもしれませんが、確か酢酸水溶液が3くらいだったと記憶していたので、「酢の領域」に侵入した事実に愕然としました。何か最近、高濃度の残留塩素を含んだプール水で川の魚が死んだという記事もあったため、しばらく注水を止めていたのですが、それが原因か、もしくは最近良く降る雨が酸性雨であることが原因だろうと思われます。酸性雨が初めて問題になった20年前はよく雨に当たらないように気をつけたものですけど、人間、報道されなくなると危機意識を失うものですね・・・まあ、今は雨=放射能ですが、これもこの辺では既に忘れかけているのもまた事実です。
そんなわけで、管理マニュアルを読みながら「ソーダ灰」の投入を始めました。もしや機器の故障ではと色んな水を測ってみたわけですが、蛇口から出る水は6台が出ますし、このバケツに入った強アルカリ水は軽く11を記録したので、その線は薄そうです。軽く3kgほど投入して30分後濃度を測るも、まだ4台。流石に指数関数は手ごわいです。でも、ちょっと気を抜くとアルカリに転じてしまうので、様子を見ながらさらに2kgほど投入し、ようやく6前後まで回復させることができました。しかし、みるみるうちに水がにごっていきますねアレは。さらに濁度を下げる硫酸バンドを追加しておきましたけど、今週、市の水質検査が入るのに、こんなんで大丈夫かな・・・?
結局調整が終わったのが夜7時。それから通信を作成して11時に帰りましたが、成績は全く手付かずですorz