(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
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小笠原ピンチ

2016年06月30日 | 時事
小笠原の固有種ピンチ 世界遺産登録5年、外来種が脅威
せっかく世界遺産になったのに保護できていなかったのでしょうかね。

世界遺産制覇(あと2つ)に向けての最大のネックはココで、その理由はまず船便しかなく、それも行くだけで丸1日、そして最短でも1週間くらいの滞在を余儀なくされるところにあります。もう1つの沖縄ならとりあえず半日かけて行き、首里城を見た後はぐるっと本島を回りながら他の遺産を見るも良し、水族館やレジャーに勤しむも良しで、コンパクトにまとめることも可能ですが、小笠原は基本的に自然遺産なので絶対に1週間も持たないような気がしますし、日程的にも定年後じゃないと狙えない気もします。

まあ便が悪いというのは逆に保護活動面には向いているはずですが、やはり人の往来があるとネズミやヒル?などもついてきてしまうのでしょうか。元々固有種の宝庫であるところが認められたのに、どんどん外来種が増えている現状があるようです。一旦増えてしまうと駆除するのが大変なのは沖縄のマングースに似ていますね。まああっちは意図的に持ち込まれたわけですけど・・・人間がコントロールするのが難しい分、どのように対策をしていくのか頭の痛いところです。



鬼岩公園くさび事件

2016年06月29日 | 時事
<岐阜・鬼岩のくさび>愛知の30代男性が名乗り出
どうやら前からあったものを最近見つけて騒ぎ始めただけのようですね。

この男性の言い分によると、元々あったくさびが古くなっていたので、2012年に善意で新しいものに取り替えたとのこと。新しくなったので目立ってしまったというのが発見の理由のようですが、それでも発見は先月の話なので、管理側は4年間も全く気づいていなかったということになります。それ以前に元々のくさびは1980年代には既にあって、フリークライミングの雑誌に紹介されたこともあったというのですから驚きですね。そして調べてみると、全国の名所でも何ヶ所か無許可のくさびが見つかっているのだとか。国の天然記念物の大切な岩であるという認識があればくさびなんか打たないでしょうし、管理側ももっと注意していれば30年間に1度くらいはクライミングの現場を目撃し、より早い段階で損傷に気づけたのではないでしょうか。お互いの認識不足というか、関心の薄さが招いた事態ですな。まあ前者は確信犯の可能性もありますけど。

自分はグレートトラバースの人の番組が好きで、今も朝やっている二百名山の15分版を毎日楽しみにしていますが、彼もよく道なき道を進むので、HPの日記によると登山愛好家から「決められた登山道を歩け」と注意されることもあるのだとか。アドベンチャーレースや、トレイルランニングなどの競技では、自身の専門知識と経験を用いて自己責任でトラバースすることは当たり前なのかもしれませんけど、やはりそれをテレビで放映し、もしも視聴者が「やってもいいのか」と誤認してしまっては、自然破壊や予期せぬ事故が増えてしまう結果にもつながりかねません。ただ、こういうことを突き詰めていくと、もう岩に登るなとか山へ入るなとかいう極論になってしまいますから(笑)そうではなく、自然の中で不自由なく楽しむ行為は人間の自然破壊の結果でもあるという自覚をもち、自然への畏敬を忘れず守るべきことはきちんと守って楽しむようにしたいものですね。

と、そのような自然との共存視点でこの事件を見つめ直してみると、30年も前に既に穴が開けられてしまった事実はもう覆りませんが、それを補修し直したという行為は(主張が本当なら)それほど被害を広げたわけではなく、むしろ正直に名乗り出たことで鬼岩公園とフリークライミング協会なるものの認知度を全国的に高める効果に傾いた気がします。自分も長野・東濃方面や道の駅「志野・織部」に向かう途中、この鬼岩公園や鬼岩温泉の看板は良く見ていましたが、実際に寄ったことはなく、ずっと素通りしてた穴場スポットでもあります。スペインの教会のサル顔に修復されたキリスト画じゃありませんけど(笑)一種のガッカリスポットとしてでも全国的に有名になればこの地域に十分な経済効果が生まれますので、今後もじゃんじゃん続報を流してもらいたいものです。

夏休みにでもそのくさびを見に行ってみようかな?

名古屋城木造復元

2016年06月28日 | 時事
名古屋城天守閣、木造で復元へ 国指定史跡の城郭で初
五輪には間に合わないものの、リニア開通に合わせて木造復元することが決まった模様です。

画像は2年前に訪れた時の物ですが、内部に入るとまずエレベーターが現れ、少々拍子抜けした覚えがあります。若干不便でも、やはり松本城のような狭い階段などで上っていく造りの方が、お城に来たという実感を得られますからね。真っ白に生まれ変わった姫路城の修繕費は24億だったようですけど、入場料も高くしてしっかり商売ベースに乗せたところ、その結果経済効果は実に600億にも上っているのだとか。名古屋城木造化は1から作り直すわけなので500億もかかるようですが、この数値を見ると強ち荒唐無稽な計画でもなさそうですね。

後は熊本地震みたいなことが起こらないことを祈るだけですな・・・

成績情報ハッキング

2016年06月27日 | 時事
6高校の成績情報など流出 不正接続容疑で17歳再逮捕
人の作るシステムには必ず穴があると・・・恐ろしい話です。

最初はどうせまたネットリテラシーの低い教員がIDとパスワードを紙に書いて置いたのを盗み見られたのかと思っていましたが、どうもこの少年、例のB-CASカードの暗号を解読し、無料で衛星放送を見られるようにする方法をネットに投稿したとして逮捕されていたいわくつきの人物だったようです。家宅捜索で自宅を調べた所侵入していたことが発覚していたという話で、おそらく逮捕されて調べられるまで学校側は侵入されていたことすら気づかなかったのでしょう。「少年宅のサーバーにデータがあった」という一文が恐ろしさを倍増させていますね。そのサーバー、他にも色々入っているのだろうなあ・・・

B-CASカードといえば、現在ほぼ全てのデジタルテレビに使われている暗号技術ですから、素人目にもものすごい利権であることは分かります。テレビ局から送られる情報はこのカードがなければ受信できないわけですから完全独占状態ですし、例えばWOWOWなどの有料放送は、元々暗号化されて送られていて、それを見たい場合にお金を払って暗号を解除してもらうことで見られるようになるわけです。そのシステムの開発にはおそらくNHKや民法だけじゃなく国も関わっているでしょう。そんな全放送会社と国の威信がかかったセキュリティを解除してしまうのですから、一地方公共団体のセキュリティなど小手調べにもならなかったでしょうね。

現在の学校の個人情報の考え方は、「色んな場所に隠しておいて流出被害を最小限にする」分散管理ではなく、「一ヶ所に集めて厳重管理することで流出被害を防ぐ」一元管理にシフトしています。教諭が成績の入ったUSBメモリを紛失する事件が続いたので致し方のない流れなのですが、一元管理となると学校内で全ての成績処理を行い、外部に一切持ち出さないことになります。しかし、自分の経験則からの現実的な話、成績処理には本来業務とは別に30時間ほどかかるので、子どもが帰ってから諸会議などを終え、日常の残務整理を終えると実質的な勤務時間内でそれを行うのは不可能であり、10時11時までかけてやっていくしかないわけです。独身貴族ならできますけど、家庭のある状況では中々難しいでしょう。なのでセキュリティをかけて一時的にUSBで持ち出すなど、いろいろと抜け道があるわけですが、どうやら佐賀県の場合は教諭宅から学校のサーバーにアクセスして成績情報を入力するなどの措置をとるようなシステムになっている模様です。確かにセキュリティが完璧ならこれ以上ない便利なシステムですが、反面それは校内の完全独立イントラネットではなく、外部から不正にアクセスされる可能性が0でないことを示唆しています。それでなくとも、生徒が学校のサーバーにアクセスして情報を引き出すシステムと成績処理を同じサーバー内で扱っている場合、いくら厳重なセキュリティがかけられていたとしても、つきつめればハッカーにとって「解除できるか否か」つまりハードルの高さの問題に過ぎなくなってしまうわけですな。
まあこの少年の場合、B-CASの件もおそらく数学の難問を解くような気持ちだったのでしょう。学校システムへの侵入はおそらく手近なところでハッキングを試みただけの単なる「足がかり」であって、その情報を元に学校を脅したり何らかの利益を得ていたわけではないようです。実際、自分や友人の情報ならまだしも、関係のない高校の成績まで盗み見たところで面白いものでもないでしょうし、21万件を個人で全て見たとは到底思えません。単なる戦利品の蒐集が目的だったのではないでしょうか。学校に侵入して窓ガラスを割るようなものであり、もちろんそれも犯罪ですけどまだ内向きというか、世間の狭さを感じさせる行為です。しかしその成功に味を占め、B-CASカードという日本最大級の利権をダメにしてしまうような犯罪に走ってしまったのは残念としか言いようがありません。17歳無職とありますが、才能の無駄遣いに勤しまず、さっさと必要とされる企業へ就職するか、もしくは起業すべきでしたね。そういう面のサポートが今の教育現場でできていないことが悔やまれます。

もちろん情報管理に甘い教員はたくさんいるのでそちらの方も問題ですが、セキュリティ対策はそもそもいたちごっこですし、もうここまで来ると、ある程度守られていても所詮詳しい人に狙われたら太刀打ちできないというものなのでしょう。「厳重」である前提で一元管理が行われているわけですけど、大体、自分の成績処理で手一杯で人の作った成績まで見る余裕は教員にもありませんからね。それこそ自分に必要のない情報まで閲覧するのは個人情報保護法違反なわけで、一元管理まではいいとして、それをノーガードで共有しておく必要は全くないような気もします。仮に不正アクセスされてデータをコピーされても、全てのファイルに教諭本人しか分からないようなパスワードがかかっていれば、いちいち解除して1つ1つ盗み見ようとまでは思いませんからね。「カギを複数つけることで侵入自体を諦めてもらう」防犯作戦がこの際有効なのかもしれません。

まあこの少年には、じっくり反省した後ぜひ将来の日本のセキュリティ向上の面で活躍してもらいたいものです。

「民主」票

2016年06月25日 | 時事
参院選、疑問票増えそう…党名変更や分裂相次ぎ
確かに党名が変わったので混乱しそうですね。

以前から自由民主党と社会民主党はありましたが、まあ民主党があった時代は「民主」と書くとほぼ民主党の票になっていたことでしょう。しかし今は民進党であり、「民主」票をこの党への票とするには疑問が残ります。こういう判断はそれぞれの自治体で独自に行うようですが、一応は無効扱いされる可能性が高い模様です。仮に自由民主党と社会民主党に均等振り分けされるとしたら社民党の躍進も考えられますね。いずれにしても民進党は不利ですな・・・

岡田さん辞任約束して大丈夫か?

イギリスEU離脱

2016年06月24日 | 時事
英EU離脱で市場「パニック状態」 株価急落、円高加速
まさかの離脱決定でキャメロン首相も辞任する大騒ぎとなり、今日は市場も世界的に大荒れだった模様です。

そもそもこの話題を知ったのはイギリスで賛成派の議員が射殺された事件があったからで、日本の報道もそれまではほとんど取り上げられていなかったように思います。イギリスでは少し前にスコットランドの独立の是非を問う住民投票をしていたので、事件の後もその関連のか何かかなと思っていました。しかし、EUを離脱するということは、現状が大きく変わる異常事態なわけですよね。スコットランドも拮抗しつつ結局独立しませんでしたし、さすがにそんな大事にはならないと高をくくっていたのでしょうか。
その後注目していると、どうも離脱派に高齢者が、残留派に若者が多いということが分かりました。しかし、これも日本人の、というか自分の感覚ではよく理解できませんでした。日本では保守と改革でいうと、お年寄りほど現状を変えたくないので保守の傾向が強く、そして投票率もお年寄りの方が積極敵なので自民党が強い、という図式になっています。その是非はこの際問いませんが、まあ現状を変えようとするのは部屋の模様替え程度の小さなことでもエネルギーが要りますから、今更・・・という心情は理解できます。じゃあイギリス人はそうではないのかというと、どうも現状のEUの枠組みに入っていること自体が大きな改革状態にあると考えられているようですね。EUはお金の流れだけでなく人の流れの自由ですし、今はイスラム国の問題もあり、どんどん移民や難民が比較的過ごしやすいと考えられているイギリスに流入してくる現状に耐えかね、お年寄り達は古き良き時代だった昔に戻したいと考えたようです。つまり離脱派こそが保守だということなのです。考えてみればイギリスも日本と同じく島国なので、一端は合意してもやはりそういう排外的な面が強いのかもしれませんね。

しかし、新しいことをするのにもエネルギーがいるのと同様、元に戻すのにも相当のエネルギーが要ります。日本でも、例えば民主党になってダムを作るのを止めさせたものの、元に戻ることはもうできず、結局工事中止自体を中止することになり(笑)完成を延ばしただけになってしまいましたし、あの政権下で色々変えようとした分、必要な国家予算額が一気に30億も増え、自民党に戻った今もその水準は戻っていません。今回の投票で離脱することになったとしても、「じゃあ明日からチェンジで」とは絶対にいかないことが目に見えており、その先行きの不安さが市場にモロに反映されてしまった感じですね。
日本の一時的な株価の下げ幅は、あのリーマンショックをも超えていた模様です。思い返せば、先月安倍首相がサミットでイギリスのEU離脱可能性を指摘し「世界経済が当時と同じ危機的状況になりつつある」と宣言し、また言葉を濁しながらも消費税増税を先送りしたわけですが、まるで全て今回の事態を予測して先手を打っていたかのような対応は、偶然だとしても流石の嗅覚としか言いようがありませんな。

もうすぐ参議院議員選挙ですけど、やはりリーダーシップをとる人間は先見の明をもつ人物に任せたいものです。

だまされたふり作戦

2016年06月23日 | 時事
だまされたふり89歳男性活躍、受け子4人目逮捕 大宮署が表彰検討
むしろ警察がアピールするのは被害情報じゃなくこっちですよね。

既に振り込め詐欺グループは組織化されており、捕まるのは現金を直接受け取る「受け子」のみでしょうけど、それでも頼まれた人を辿っていけば多少の犯罪ネットワークの解明につながっていくでしょう。相手は騙しにきているわけですから、こちらも騙されたふりで対抗していく必要があります。現に「だまされたふり作戦」を市民に呼びかけている自治体もあるようで、一方的な被害者に留まることなく積極的に捕まえていく世の中になると良いですな。

しかしこんな大々的に表彰してしまったらもうこの方には騙されてくれないのでは?(笑)

エアバッグ事故?

2016年06月22日 | 時事
母親から覚醒剤反応 大阪の女児エアバッグ死亡事故
何か変な方向に発展したなあ・・・

エアバックの衝撃によってお子さんが死亡してしまったということで、エアバッグの安全性についてと、チャイルドシートに乗せていなかった点やスマホを操作していたらしい点から親の責任論に分かれて議論されていたわけですが、これによって後者が圧倒的に強くなってしまいましたね。まあ前者は企業や体制よりも個人という「弱者」を重視するマスコミ的な視点ですから、ネットのように軽く「自己責任」だと言いにくいのでしょう。エアバッグは本来、シートベルトで防ぎきれない人体への衝撃を緩和する目的で補助具としてつけられたものですから、シートベルトを使用していない状態、とりわけ子どもはチャイルドシートによって適性に座高等を調整されていない状態では逆に凶器となり得る「仕様」となっています。自分は例のタカタ社のように部品が壊れて飛んでくるといった不具合があったとしても「事故を起こした自己責任」が強いと思っていますから、今回も欠陥でなく、やはり正しく使用していなかったことが悪いという結論に至ってしまいますね。チャイルドシートを正しく使用し、かつもらい事故であったなら同情しますが、さらに覚せい剤となると確実にスリーアウトでしょう。

まあ自分の不注意でお子さんを亡くされては正気でいられないでしょうから、覚醒剤の使用は悪だとしても、その使用はせめて事故後であったと信じたいですね・・・

なすびinエベレスト

2016年06月21日 | 時事
児童応援が原動力 エベレスト登頂成功なすびさん
あれ・・・いつ登頂してたの(笑)

2年前の記事に登山道の崩落で断念していたことまでは知っていましたが、どうやら今年再びチャレンジし、5月に達成していた模様です。登山は完全に下りきるところまでが勝負ですし、エベレストは高地順応や気象条件が整うのにかなりの日数がかりますから、挑戦を再開していたのはもっと前なのでしょう。ニュースでやっていたのかな・・・全然記憶にありません。登頂成功より断念の方が記事になるあたり、マスコミもお笑いキャラの扱いはかわいそうなくらい適当なのでしょうね。本気にしていなかったきらいもありますな。

で、イモトはどうしてるのかな?

名誉名人

2016年06月20日 | 時事
趙治勲九段が「名誉名人」に 囲碁界2人目
趙治勲ももう60なのか・・・

自分が囲碁を知ったのはヒカルの碁の影響でしたから、その時に覚えたトップ棋士の一角が趙治勲九段でした。この前井山名人が達成した7冠制覇をテニスでいう年間グランドスラムと呼ぶなら、生涯グランドスラムを先に達成した唯一無二の人物が彼です。名誉名人は24歳から29歳の間に5連覇した功績で、60を過ぎたら自動的に名乗れるという権利のようなものだったので、つまり今日が誕生日だったということですな。

何やら今月発売された市販の囲碁ソフトが東洋囲碁で8~9段クラスの実力を持つとのことですし、アルファ碁のこともあり、囲碁における力関係も大分コンピュータに傾いてきてしまっています。しかし過去の栄光が消えるわけでもなく、趙治勲は紛れもない最強棋士の一人ですな。

検索して動画を見ないほうがいい気もしますが(笑)いやいい意味で・・・

18歳選挙権施行

2016年06月19日 | 時事
【18歳選挙権】午前0時に施行 240万人初の選択 参院選が最初の選挙 山形、滋賀では高校野球県予選の日程に変更も
高校の行事とブッキングしたかのような記事ですが、関係ないですよねこれ。

本日正式に改正公職選挙法が施行され、今後の選挙には20歳以上だけでなく、18歳以上参加できるようになりました。以前にも述べた通りこれは世界の流れでもあり、就職活動の説明会にも親が付き添うような(笑)ヘリコプター社会から脱却する良い機会だと思っています。しかし、18歳選挙権ということで高校生がやたらとクローズアップされ、やれ高校に投票所を設けろだの、記事にあるように野球や模試などの日時をずらせだの、最近流行りの「配慮病」が渦巻いているわけですが、考えてみれば満18歳なので、例えば今度の参議院選挙の場合、高3生の大半はまだ17歳で関係ないのですよね。厳密に言えば、ココでも繰り返し指摘してきたように(笑)日本の法律上は誕生日の前日に年をとるので、4月2日から7月11日生まれの高3生のみ、7月10日の参院選に投票できるということです。まあ選挙が2月とかにあればまた状況は変わってきますけど、何かテレビや新聞ですら「高3全員が投票できる」と勘違いしているような気がします。簡単に考えれば今回の18歳選挙権は「大学生は全員選挙権を得た」という括りで考え、高3はオマケ的扱いで良いのではないかと思います。選挙なんて1年に1度あるかないかくらいのものですし、運よく高3で当たったらラッキーくらいのもので良いのではないでしょうか。

自分自身、最初の投票権行使は何の選挙で誰に投票していいか分からない状態で臨みましたし、投票所に親と一緒に行き、色々教えてもらって(記入は当然自己判断ですが)乗り切りました。20歳の大学生ですらこのような過保護だったわけなので、18歳も最初の一回はそんなもので仕方がないと思っています。しかし、本来そのような未熟な考えで投票に臨んではいけないのでしょう。そもそも投票権を得たということは、そのことに関しては既に大人と同じ権利を得たことになります。法律上国民の1票として認められる責任を重んじ、事前に候補者を調べ、投票日に野球の大会など外せない用事があるのならちゃんと期日前投票をするべきで、投票しない逃げ口上にしてはいけません。最初の1回を早い段階でクリアできれば、その後はちゃんと自立して行使できるようになりますし、それが独立心の芽生えにもつながっていくでしょう。2年の前倒しはそういう意味に捉えるべきで、保護すべき対象だからと大人がああだこうだ手を回し過ぎるのは良くないと思います。

しかし遠洋航海は流石に盲点ですね・・・まあ長期旅行とかに行ってる大人も同じですから、人生には必ずしも投票できない時もあるということで。

片目の視力

2016年06月18日 | 時事
<片目失明>苦悩を知って…NPO「障害者認定」求め活動
当然、それなりの保障があるものだとばかり思っていましたが、何もないとは驚きですな。

自分もそろそろ中堅どころになりましたし、特支にも3年いたので、義眼の子や片目の視力がない子も受け持ったことがあります。まあ授業中に出しいれするものでもなく、眼鏡があれば学校生活にはほとんど影響がないわけですし、時には忘れてしまっていたくらいで、それを良い事だと思っていました。しかし、やはり社会に出れば運転免許や一部の職業への就職など、様々な制約がつくことは目に見えていますし、当然眼科へ通う医療費や義眼の代金など、経済的負担も一生ものにかかってきます。それ以前に、片目ではやはり距離感とか平衡感覚が捉えにくいのではないでしょうかね。視野も当然狭くなりますし・・・記事によると、視覚障がいの等級では、一番軽いものでも「どちらかの目で見えていれば問題ない」という判断らしく、障がい者手帳がもらえないのだとか。ということは全部自腹なのか・・・まあ自分も目が悪いですけど流石に眼鏡代まで払えとは言わないですし、最近は安くなっているのでそこまで負担じゃないですがね・・・つまりはその程度だと思われているのでしょう。

日常生活に支障はないとはいえ、片目の視力ではやはり社会的生活にそれなりの制限や不都合は被るわけですから、義眼代くらいは出るようになると良いですね。

100円強盗

2016年06月17日 | 時事
100円ショップに「金出せ」 被害は100円玉1枚
100円を奪って逃走・・・5年以上の懲役という刑の重さを知っての強盗なのでしょうか。割に合わないなあ。

5年以上ということは、無期にはならないものの、「執行猶予はもらえないぞ」というかなり重い刑罰なわけです。そこに金額の多少は問われていないので、3億円強盗であろうが100円強盗であろうが罪は罪。どうせやるなら見返りの大きいところを狙ったほうがいいように思いますが(笑)まあそういうところは当然警備も厳しいでしょうから、考え抜いた末の100円ショップだったのかもしれません。しかし冷静に考えると、買い物客はほとんど1000円未満の買い物しかしないわけですから、レジに万札がある可能性はほぼ0ではないでしょうか。しかも今回渡したのは落し物の100円ということなので、店側の実害は0に等しいですね。本当に割に合わない・・・そういう損得計算のできない人物だったのでしょうか。

まあ当然向こうもそんな金額じゃ今時コンビニでおにぎりも買えませんから、再び罪を重ねる恐れは強いです。100円とはいえ、早急に防犯カメラなどの映像から犯人を特定してしっかり捜査してもらいたいものです。

イチロー世界最多安打

2016年06月16日 | 時事
イチロー、日米4257安打 大リーグ最多ローズを抜く
本日2安打を記録し、ついにピート・ローズの持つ4256安打記録を抜き去った模様です。

最近のイチローは神がかったようにマルチ安打を放っていましたから、今更「並んで、抜き去る」行為を1試合でこなしてしまったことにも特に驚きませんね。ただ、彼にとってはまだ通過点でも、やはり大記録を抜かれてしまったピート・ローズにとっては面白くないようで、「高校野球の記録を加えている」などと嫌味を述べているそうです。1986年に引退した選手なので、自分もこの人物については詳しく知らなかったのですが、この機会に調べてみると、どうやらその後野球賭博が原因でメジャーを永久追放されてしまったようで、75歳になった現在も野球に関わる活動をすることを禁止されている模様です。まあ残した業績まで抹消されたわけではないので、おそらく彼にとっては自分が野球界のヒットキングとして君臨したという栄光だけが現在の心の拠り所なのでしょう。かつてスターだった老紳士の発言としては余りにも大人気ないと思われるような言動を平気でする理由は、どうやらその辺にありそうですな。単純に自分の記録が霞んでしまうのではという不満も分からなくもないですが、過去にも述べた通り、「偉大な記録」は達成の瞬間と破られる瞬間の2度輝くものです。それを喜べない態度は自分の評価をさらに下げるだけだということには気づいていないのでしょう。もう二度と話題にのぼらないかもしれないのに、非常に残念なことですね。まさか韓国人妻に言わされているなんてことは・・・

まあ客観的に見ても、日米通算記録と米国単独記録を全く同一と捉えるのは少々違和感が残ります。試合数も条件も、そもそも比べる土台が違いますからね。ピート・ローズ氏の指摘も強ち間違いとも言えないですが、逆に全く反論できないわけでもありません。大リーグで戦力外となった選手を助っ人で呼んでホームランを量産させていた事実もありますし、一方日本はWBCで2回優勝していますがアメリカはしていません。30年前の大リーグ事情と今とでも、大きく違うことでしょう。なので、やはり比ぶるべくもなく、メジャー最多安打はこれからも4256本のピート・ロースのままですし、イチローが達成した現在進行形の記録はこれからプロ最多安打とか世界最多安打と新しい名称で呼べば良いだけの話ですね。

次はメジャー3000本、あと21本なので楽勝かな?