(株)カプロラクタム-blog

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正直、日の出や日の入りって見た事ある!?

2004年11月29日 | 時事
日の出、日の入り見たことない 小中学生の過半数
ソコの君、太陽を直接見ちゃダメですよ!

少し前の記事で、「小学生の4割が天動説を信じている」というものがありました。この調査自体は確かなもので、現にうちでも半分ぐらいが「太陽が地球を回っている」と答えました。
しかし、考えてみてください。今から400年前は、それが常識だったのです。ガリレオの裁判などで有名なように、「科学的に正しい」ことイコール常識ではないのです。
一体、誰が日々登っては沈む太陽を見て「あれは太陽が動いてのではない、地球が動いているのだ」と認識できるのでしょうか。教えられたからそう思うだけで、観測も計算もしなければ、普通の子どもなら天動説を考えるものでしょう?

では、天動説を教えられるのはいつでしょうか。学校によって多少カリキュラムが違いますが、私の場合は中1の科学で学習したような覚えがあります。ちなみに、太陽は小3で扱いますが、日周運動を学習するだけで「見かけの動き」は語句程度です。はっきりいって、9歳の子に見えない事を教えたって混乱するだけですよ。月と星は小4で学習しますが、やはり「見かけの動き」の扱いは語句程度です。その後、5・6年に至っては、天文の勉強は組み込まれていません。

つまりこの問いは、「中学で習うべき漢字を小学生に解かせたら、正答率4割だった。これは問題だ」と騒いでるようなものではありませんか?

まあ、自然体験に乏しいということは認めますよ。だから学校が「総合的な学習」でそうした体験を「学習」させているのですから。
でも、本来は自分で学ぶもの。家庭で学習すべきものです。近所に子どもが少なく、さらに不審な人物も蠢くこの御時世ですから、ある意味すでにどうしようもないのかもしれませんけどね。