(株)カプロラクタム-blog

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18m堤防

2011年07月22日 | 震災
浜岡原発に高さ18メートル防潮堤 中部電力が方針
世界最大級のスーパー堤防が完全崩壊した様を目の当たりにした今、18mでも耐えうるのか心配が残りますね。

まず、3m増えただけの計画である件。元々、原発を守る最後にして最大の砦は高さ15mの砂丘であったはずです。これが絶対安全であれば、そもそも停止する必要もなかったわけで、何らかの安全対策を増設しない限りはおそらく今後の稼動も難しいでしょう。かといって、この3mプラスに何の根拠があったのか。福島第一では、想定津波5mの所に15m級の波が来たわけで、自然の驚異は人類の予想のはるか斜め上を行きかねないわけです。まあ、3mとはいえ海岸線を何キロも守るわけですから相当の規模ではありますね。ただ、こういう対策はわずか1箇所でも崩れたら終わりでることも事実です。
次に、想定が海岸線に絞られている件。今回の東日本を襲った津波は、川を溯り数キロ先にまで到達しています。前方を防ぎきったとしても、両サイドを流れている川から水が襲ってきた場合、堤防のせいで大きな水溜りと化すことは想像に難くありません。ここは輪中のように全てを囲うか、最強の「ドーム型バリア」しかないでしょう(笑)

というか、津波対策は最早「北風作戦」しかありえないのでしょうか。何か「太陽作戦」とでも名づけるべき根本解決はないものかな?浮かす?