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障がい者受難

2014年09月10日 | 時事
全盲の女子生徒蹴られケガ、警察が捜査開始
まだ相手が不明なので状況は推測でしかありませんが、何とも非道い人がいたものです。

以前にも盲導犬が刺される事件がありましたが、視覚障がい者が被害に遭う事件が続いてしまい、非常に残念に思います。岐阜にも中心部に盲学校があり、その付近は点字ブロックがびっしりあって、子どもの頃からよく白状をついた人とすれ違ったものですが、よく目が見えないのにぶつからずに歩けるなあと感心、というか、不思議に思っていました。確かに点字ブロックはありますが、歩道はガタガタですし踏んでみてもそこまで分かりません。段差や石ころだってあります。あの人たちはどうして転ばないのだろう?凄いな~というのが幼い頃の体験でした。もちろん、白状を持てば誰でも目を瞑って道路を歩けるわけではないので、相当な訓練を経て習得した技術であるわけです。それでも、相当に神経を研ぎ澄ませ、トラブルに巻き込まれる不安と戦いながら外出しているのは明白でしょう。
一方、我々が普通に歩いていれば、前から杖をついた人や犬を連れた人にぶつかることはありえません。目の見えない人にぶつかるということは、相手も見えないか、他の障がいがあるか、スマホか何かに気を取られて見ていなかったのではないでしょうか。特に後者なら、自ら視覚を制限して歩く人と言う意味では、その人物も障がい者だと言えるかもしれません。ただ、電柱にぶつかった腹いせに電柱を蹴るのと同等の感覚で、盲導犬を刺したり女性を蹴ったりするなどというのは、決して許されない行為です。万が一相手側に非があったとしても、少なくともまずは何らかの言葉で主張するべきなのではないですかね。

いくら環境が整っても、障がい者が泣きを見る世の中では真のバリアフリーとは言えません。こういう機会に点字ブロックや盲導犬の役割などを周知し、社会の理解を進めていきたいものです。
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