たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

亜麻仁油 効くかしら

2015年07月24日 17時30分36秒 | 観る
当初、コレは観なくていいや... と言っていた殿でしたが...

アリスのままで(7/12 劇場にて)

制作国:アメリカ(2014年)
原題:Still Alice
監督 / 脚本:リチャード・グラツァー
   ウォッシュ・ウエストモアランド
原作:リサ・ジェノバ
出演:ジュリアン・ムーア(アリス)、
   アレック・ボールドウィン(ジョン)、
   クリステン・スチュワート(リディア)、
   ケイト・ボスワース(アナ)、
   ハンター・パリッシュ(トム)他

大学で教鞭を取る言語学者のアリスが、50歳にしてアルツハイマーと診断される。アリスがアリスで居られるであろう最後の夏を、一人称の物語ではないものの アリスの目線で描いた作品。

なんとなく 身近な題材過ぎるのか、観ないと言っていた殿でしたが、開口一番「観てよかったぁ~」(^w^) ほらね、だから 私がコレと言ったのを観ればいいのョ <( ̄^ ̄)> 的な?

アイデンティティの所在を問う作品かと思います。アリス自身は 子ども達(特に末娘のリディア)に 自分の価値観を押し付けるようなところのある、然し乍ら 一般的な価値観から言えば 子ども思いで母親として優等生と言える様な女性なのでしょう。私は 真逆(^◇^;)

そんなアリスが、自分を失い始めた時 傍らに居たのは、彼女の忠告を煙たがっていた末っ子リディア。三人兄弟、三人姉妹の末っ子... 物語の定型ではあるけれど、一見 自立出来ていない様に見えたリディアが、実は 兄妹の中で一番 自分自身で物事を考え 自分で決めてきて居たんですね。

最終的に 夫のジョンの取った決定には、「え゛っ!!?」って思わずには居られなかったけど、でもね、我が身を振り返ってみても、仕事を断り 全てを投げ打ってというのは、経済的云々じゃなく それこそアイデンティティの問題っていうか... ネ、中々高知東生さんみたいには出来ないなと。終わりの見えない事だけに、頑張ればいいってものじゃないなって思う訳で...。そういえば、高知さんは リディアの立場に近いかも知れませんね。出来る人が出来る分だけというのが大切。

そんなこんなで、夫婦愛とか美徳とかって線で描くのじゃない辺りが、今作の良さかなと。優等生な一家を描かれちゃったら、私は顔を上げて生きていけないもの。っていうか、決して 介護を描いた映画ではありません。

ALSを患い、四年間の闘病の末 63歳でこの世を去ったリチャード・グラツァー監督の御冥福を祈ります。



映画の前日 気になっていた店へ

なんと シフォンケーキの付いたランチが 1,000円!!(税込)

私のレモンシフォンと 殿のモンブランシフォン
(ドリンクは +200円で)

CAFE MARIO Ciffon
コメント
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