たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

伝説崩壊σ(^_^;)

2015年07月30日 10時05分58秒 | 観る
今年は、終戦から70年という 節目の年。子どもの頃 繰り返し何度も観た「日本のいちばん長い日」も リメイクされ、公開間近です。そんな中、先日 我孫子市で上映された こんな映画を観て参りました。

ひろしま(7/25 我孫子市 けやきプラザふれあいホール)

制作国:日本(1953年)
監督:関川秀雄
原作:長田新 編纂「原爆の子 ~ 広島の少年少女のうったえ ~」
脚色:八木保太郎
出演:月丘夢路、岡田英次、原保美、山田五十鈴 他

1955年、ベルリン国際映画祭で 長編映画賞を受けながら、大手の配給に乗らなかった事などから、あまり知られていない作品です。8万8500人に及ぶ 広島市民がエキストラで参加しています。

常々、原爆の映画に 曽祖母が出ている、「芽が出た 芽が出た」というセリフを言っている... と、聞いて居りました。原爆投下から70年は 草木も生えぬだろうと言われる中、芽吹きを喜ぶ そんな大切なセリフを!!?

実は、タイトルを「ひろしまの子」と聞いていたものですから、同じ原作を使った「原爆の子」(監督:新藤兼人、主演:乙羽信子)かしらと、DVDを借りて観たりもしたのですが、該当の場面がありません。最近になって、「ひろしま」の上映会を知り、どう考えても この映画に違いないと、会場に出掛けた次第。

果たして、該当のシーンがありました!! 原爆症に苦しむ入院患者の「草木も生えぬ」との会話から、では大根の種を蒔いてみましょうと 看護婦。毎日 水を撒き、まだかまだかと発芽を心待ちにする患者達。この場面に他なりません。もう、胸がドキドキ ドキドキ。

ところが、「芽が出た!!」と言ったのは、男性☆ あっれぇ~~~ ( ̄▽ ̄) 同じ場面に曽祖母も居るんじゃないかと 目を凝らしていましたが、残念ながら 確認成らず(^^;; 他に該当する映画も無さそうなので、捜索活動は これにて打ち切り。我が家の伝説が 崩れ落ちた瞬間です。

今回の「ひろしま」は、DVDをプロジェクターで投影した様でしたが、如何せんオリジナルフィルムが傷んでいるので、画面は かなり雨が降っています。現在、デジタルリマスター版の製作に向けて、募金活動が行われています。詳しくは、こちら。市民団体に依る各地の上映会の他、8/1~8/7には 広島の 八丁座 にて、上映が予定されています。

劇中で教師役を演じる 岡田英次氏は、「二十四時間の情事(ヒロシマ モナムール)」で、エマニュエル・リヴァ(「愛 アムール」)の相手役を演じています。その「二十四時間の情事」は、只今 八丁座で上映中(~8/7)です。
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