川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
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好きになれない人の種類と大嫌いな政治家の種類

2012-12-04 11:50:28 | Weblog


私は時代の流行について、一旦踏みとどまって、疑いを投げかける性分です。若いときからそうなんです。

一将成って万骨枯る‥‥。すぐれた学歴があり、知識教養が高く、スマートなエリートタイプ。有名企業で順調にポジションを確保しているサラリーマン、そしてそのサラリーマン経営陣。成功している中小企業経営者。こうした人たちの言説にも、一旦踏みとどまって、疑いを投げかける性分です。

成功している人たちは、まじめであり、人並み以上の努力家が多い。だから世間の信用も大きい。

しかし、順調な人たち、あるいは苦難を乗り越えた人たちにも、衣の下に利己心が隠れています。勝ち組、あるいは自分だけが勝ち組と認めている優秀な人たちは、自分でもその利己心に気づいていないのかもしれません。

順調でない人たちや、下積みの人たちに対しては、努力が足りないとか、勉強が足りないとか、口には出さないけれど、育ちが違うとか、アタマが悪いよな、とか思っています。しかし、そういう人たちを使って勝ち組になっているのです。そういうい人たちが下積みの仕事に打ちこんでいなければ、勝ち組にはなれません。自分より劣っていると思っている人たちのおかげで勝ち組になれるのですから、その恩恵に気づかなければいけません。しかしながら……。

今、自助・共助・公助と言いますが、これらの人たちは「自助」ばかり強調して、自助のできない奴は情けない奴だ、と本音で思っています。

こういった種類の人たちの中には、「共助」を訴える人もたくさんいます。しかしその人たちでさえ、「共助」と言える、なんらかの無償の人助け活動に携わっている人は少ない。

かつての田中首相は大変な人気でした。小泉元首相はそれ以上と思われるほどの爆発的人気でした。かっこいい首相でした。私の母(故人)も家内も、小泉ファンでした。

でも、私は当時も批判してきたし、今もきらいです。小泉政治の結果が現れるころから、家計が苦しくなってきました。経済学的な解説はわからずとも、以後、生活は下降するばかりでした。青年の就職難が激しくなるのも、小泉自由化による派遣労働解禁以後のことです。

私は、一貫して、小泉さんが大嫌いです。それと同じタイプが維新の橋下さんでしょう。橋下徹さんは、そのうえに、言説がコロコロ変わり過ぎるので、後で裏切られるのではないかという疑いさえ持ちます。

安倍晋三さんは、やたら「国防」を叫びます。同じ自民の石破幹事長の冷静な安全保障談義とは異なる印象です。私から見れば、石原慎太郎と同類です。

石原慎太郎さんは、尖閣問題の火付けをしました。やたらに世論やマスコミを煽って、政府をまきこみました。結果、中国の日本排撃を呼び起こし、日本企業や日本経済に打撃を与えたことは、みなさん承知のことです。

石原さんは、これだけ日本国に被害を与えたにもかかわらず、何ら痛みを感じず、反省もしていません。都知事時代の新銀行や築地移転などの失政についても平気です。

やたら外国を排撃し、国防軍備強化に異常にこだわる人たちで、人々の生活を守ることに指導力を発揮したことはありません。その逆です。

小泉、橋下、安倍、石原。こういう人たち、私は大嫌いです。

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