川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

ぽっと浮かんでは消える切れ端思いをメモする(3/3)

2007-09-24 16:03:35 | Weblog


フリーソフトで間に合うものがないか、探してみました。私自身のパターンに必要なことは、①メモするのに手間取らないこと、②どんなメモがあるのかが見やすいこと、の二つです。

考えていることは、パソコン利用が前提になっています。パソコンが無いところでは、紙に走り書きをし、そのメモをパソコンに入力します。

◇ツリー式

まず、NanaTreeStoryEditormini-手帳などツリー式アウトラインプロセッサーをダウンロードしてみました。mini-手帳はアウトラインプロセッサーとは少し違いますがツリー式です。

ツリー式は、ツリーのリード(タイトル)を作るのに手間がかかります。ツリー登録するリードの方に頭が働いているうちに、生き生きしていたメモ脳がぱったり止まってしまいます。それに選択したツリーだけ本文表示されて、いくつかのメモを同時に見ることができません。

ツリー式は私が今望んでいるものではありませんでした。しかし、NanaTreeの「ツリー」をクリックすると、「ノード挿入」「ノード追加」「子ノード追加」「ノード分割」がグリーン表示されます。ほかにも絵表示があって使いやすそうです。

ツリー式を本格的に使うときは、まずNanaTree使ってみようと思っています。

◇KJ法型アイデアプロセッサー

Sol4IdeaFragmentiEditIdeaCardなどのKJ法型アイデアプロセッサーをダウンロードしてみました。

IdeaCardは画面もシンプル、使い方もシンプルです。まだ使ってはいませんが、KJ型図解をするときがあれば、これを使おうと思っています。

ほかの3つは、私には使いこなせそうにありません。そのうえ、今の私には複雑なアイデア構成を必要とする生活場面もありません。

◇メモ式

ごく短期間、メモっちを便利に思っていた時期があります。でもページを切りかえると記事が完全に隠れて、ざっと一覧することができません。それで使うのをやめました。

AutoMemo2

この8月から9月、さまざまなフリーソフトをテスト使用させていただきました。
その結果、今私が使い出したのは、VectorからダウンロードしたAutoMemo2です。
求めていたソフトにやっとめぐりあえたという思いがします。良い点を書き出します。

(1) 軽い、起動が早い。
(2) 保存するときタイトルを作る手間がありません。これは貴重です。
  「保存」をすると、本文の1行目がタイトルとして自動作成されます。
(3) 「保存フォルダーを見る」でDataファイルが開き、タイトルを一覧できます。
  これで保存されたメモの内容が一望できます。たくさんのメモの内容を一望できることは、大変
  貴重です。

タイトル表示を見やすくしてみます。

(1) 「Dataファイル」で「表示」→「詳細表示の設定」→「更新日時」にチェックを入れます。
  これで一覧リストとともに更新日時が表示されます。
(2) 「Dataファイル」で「表示」→「アイコンの整列」→「更新日時」にセットします。
  これで一覧リストが更新日時の順で並びます。
(3) 開いたDataファイルの「名前」の項目を右に引き伸ばします。
  保存された本文の1行目を読み取る字数が増えるので、内容を察するのに便利です。

というわけで、しばらく『AutoMemo2で挑戦!』ということになりました。それから図解式では、IdeaCardをちょっと触ってみた結果、良い感触を得ています。ツリー式ではNanaTreeが私に合いそうです。

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ぽっと浮かんでは消える切れ端思いをメモする(2/3)

2007-09-24 00:04:19 | Weblog


パソコンの時代に入って、メモやノートをテキストに残しました。いろいろなタイトルで分類した、いくつものファイルにそのテキストを格納しました。その結果、メモやノートを一覧するのに不便であることがわかりました。メモやノートがファイルに閉じこもったまま、日の目を見ることがありません。

次に、エクセルでメモやノートを取ることを思いつきました。①日付、②分類項目、③記事の3列。記事は1行内折り返しで記録。この様式で現在、日記を記録しています。

エクセルで記事閲覧をするのは、スクロールだけで容易です。並べ替えができるのも便利です。けれども記事だけでは、内容の把握に手間取ります。見出しのようなものが欲しい。

ほかに、エクセルの動きが重いという欠点があります。操作のちょっとした誤りで、記事1セル分が瞬時に消えるということがよく発生します。重い、日常的に発生する記事消失という失敗。というわけでエクセルも物足りません。


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ぽっと浮かんでは消える切れ端思いをメモする(1/3)

2007-09-23 09:34:55 | Weblog


私の頭の中でちょっとした思いの切れ端が、しょっちゅう浮かんだり消えたりしています。その切れ端はぽっと浮かぶと、メモしようかと思ったり、メモするまで覚えていようと思ったり、「今車の運転中だから後でメモしよう」と思ったりしているうちに、思い出せなくなります。こんなことを若い時代からくり返してきました。

岩波新書『知的生産の技術』に感激して、梅棹式「B6判京大カード」を使った時期もありました。その時期は住所録も1件ごとに京大カードでした。何でもカード式でやってみようと、どんどんカードを作りました、でも後で利用することはなかった。

川喜多式KJ法もやりかけましたが、性に合いませんでした。

シャープのワープロが30万円ほどになったころ、熱転写リボンのワープロを買いました。日本語を機械で書ける時代が来るとは考えたこともなく、驚くとともに喜びました。それからはワープロばかり使うようになりました。

ワープロが大衆価格になる以前は、手書きでメモや本の抜書きをしていました。二十台の半ば以後は英文タイプのローマ字書きやひらかなタイプを部分的に利用したこともありました。

ブラザーがひらかなタイプを受注生産していまして、私がそれを使っていた時期、わかち書きで、ハガキや手紙を出していました。年長の知人からお叱りの電話が返ってきたことがあります。「手書きでないとぬくもりがない。ひらかなでは読みづらい。礼を欠く」。

ひらかなわかち書きは好きでした。童話の本のようにひらかなわかち書きで日本語を十分に表現できるなら、新しいやわらかな日本語ができると思います。頭の中がひらかなわかち書きになれば、頭の中身もそれにつれて変わるでしょう。でも、知人からのお叱りを受けてからのち、いつのまにかひらかなタイプから遠ざかってしまいました。

そしてあいかわらずメモやノートを書き散らして、部屋のどこかにまとまりなく放置して、そのままに終わっていました。私の頭の中で生産的に利用されることは、まずなかったのです。高校時分から今まで、それほど進歩していません。


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『お祝儀謝絶』

2007-09-20 00:31:58 | Weblog


近年、香典を取らないお葬式が当たり前になったようです。私の経験では、ここ数年、香典を出したことがありません。去る6月の母の葬儀も、香典謝絶にしました。

お悔やみに来ていただいたうえにお金をいただこうなどという根性は良くありません。ですから、香典謝絶の世情はたいへん喜ばしいと思っています。

葬祭にくらべて冠婚は遅れています。弔問者は自分の意志で通夜や告別式に参加します。結婚披露宴は、主催者側が企画して一定の人たちを招待します。

自分の積極的な意志で招待しておきながら、その人たちからのお祝儀を売り上げ収入のように勘定する。こういう社会慣習は早くなくなってほしいと願っています。

お祝儀を勘定して、知り合いや友だちからお金を召し上げている姿は良いものではありません。かつての自分の姿を思い返して恥ずかしく思います。

これから結婚する人たちにお願いします。『お祝儀謝絶』と銘打った披露宴招待状を出してください。自分たちの手で、新しい社会慣習を作ってください。

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購買力平価で国民一人当たり所得を比較する

2007-09-07 11:52:25 | Weblog


9月7日付け日経朝刊のコラム『大機小機』の記事紹介です。

GDPは国民の生活の豊かさの指標にはならない。購買力平価を基準に考えよう。「同じ商品やサービスのバスケットを購入するのにいくらかかるか」。これが購買力平価である。

世界銀行ホームページの2006年統計には、購買力平価でドル換算してGDP比較が出ている。これによると、1位アメリカ、2位中国、3位インド、4位日本です。

日本は中国・インドに追い抜かれて、『世界第4位』の経済大国です。同じ統計で、購買力平価による一人当たり国民所得を比較してみます。

中国は世界102位で日本の4分の1以下、インドは世界145位で日本の9分の1。人口が多いので、GDP総額が日本を上回っているのです。

以上の記事を見ていますと、GDPは私たちの生活の豊かさの指標にはなりません。『一人当たり所得』が眼目ですね。

また一人当たりについて見るにしても、所得のクラス別分布に注目する必要がありますし、福祉関係の指標に目配りする必要もありますね。

私たちは自分のことについて、生活実感で十分にわかっていますが、識者・評論家・議員・官僚・公務員の数字力に対抗しようと思えば、こういう数字も知っておきませんと……。

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