「屋那覇島」紹介サイト ←クリック
日本の空高く、上空1万メートルあたりには偏西風が吹いています。
中国の大気球が最近、この偏西風に乗って北米大陸へ偵察飛行しました。
きのうきょうで、わたしは、自分が偏戦風に流されていることを自覚しました。
わたしだけでなく政府も国会も報道も世論も、偏戦風に流されている。
偏西風ではありません。偏戦風です。
偏戦風に流されている? 偏戦風に乗っている? いや、乗せられている?
中国人の娘さんが沖縄の無人島「屋那覇島」の美しい波打ち際を歩く動画が、
きのうきょうと続いて、ニュース系ワイドショー各局で紹介されました。
中国人が無人島を買った。しかも沖縄 …… 。
それを知った瞬間、「えらいこっちゃ」という思いが沸き起こりました。
ほかの思いや言葉がつけいるすきもなくいとまもなかった。
わたしの知人の一人に、日本人と結婚して帰化した中国人がいます。
別の知人の知人に、日本で永住するつもりの中国人ビジネスエリートがいます。
わたしの青年時代の知人に、日中戦争に従軍して中国語が達者な人がいました。
その人は、これからは中国の時代だ、中国と貿易をするんだと言っていました。
わたしは自分は親中派人間だと思ってきましたから、
「えらいこっちゃ」は、自分でも思いがけない反射反応でした。
わたしの胸中には、反習近平の心と親中派の心が同居しています。
中国の習近平一代皇帝は台湾を香港式に手中に収めることを狙うでしょうが、それができなければ戦争をしかけるにちがいないと、大方の専門家は見ています。
わたしたちはプーチンの侵略戦争と習近平の香港無血接収を見ました。
習近平は台湾内部に親中派政権を樹立することを第一に考えているでしょう。
しかし習近平による香港接収を見て、台湾は変わりました。
しかも、李登輝総統以後の台湾では「台湾人意識」が浸透し強くなっています。
今の台湾人が、無抵抗で習近平に恭順するとは思えないのです。
わたしは台湾戦争になる確率は非常に高いと思っています。
このままでは「台湾戦争は8割、9割の確率で起きる」という見込みを
わたしなりに立てています。
台湾戦争になれば、
日本はいやおうなく参戦に追い込まれる。
今の国際政治の状況では、台湾戦争から逃げる手立てがない。
戦争が始まってしまえば、日本もウクライナのようになる。
南西諸島から九州には、台湾人が続々と逃げてくるでしょう。
仮に、中国勝利が色濃くなれば、北朝鮮も参戦してくるでしょう。
わたしは、自分自身の見立てが当たってしまうことを恐れています。
ほんとうのところ、「こわいこわい」という思いでいっぱいです。
なんとしても戦争は避けたい。
わたしも日本の世間も偏戦風に流されているけれど、
ここまでで、
踏みとどまりたい。
なんとしても戦争は避けたい。
感染症ならぬ感戦症に罹患する前に、正常回復したい。