川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

<安倍親友 加計学園> 「前川ショック」官房長官 記者会見 5/17~5/26 文字起こし

2017-05-28 09:01:53 | Weblog

2017-05-21
<安倍親友 加計学園> あなたは安倍首相がクリーンであると信用できますか? 「総理のご意向」文書 リーク全文文字起こし
2017-05-24
<安倍親友 加計学園> 「総理の意向」文書が裏付ける「加計」の流れ 「広域的に」「限り」の語句追加で京産大離脱
2017-05-26
<安倍親友 加計学園> 前川ショック(前文科省事務次官) 官邸側のネガティブキャンペーンは捨て置け
2017-05-27
「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気  ※前川氏の真実の姿がここに
2017-06-01
加計学園問題について語る 前川喜平氏(前文部科学省事務次官)記者会見全録 2017(H29).5.25. 文字化
2017-06-19
<加計学園> NHK新入手文書 「10/21 萩生田副長官ご発言概要」画像テキスト化(NHKクロ現 6.19.夜放送)



   官房長官記者会見のうち、加計学園関連を文字お起ししました。
   聞き取りできなかったところは○○で表示しました。

   以下に文章化した官房長官記者会見では、記者が官房長官会見
   のたびに、否定されても否定されても、しつこく「総理のご意
   向」文書について質問しています。しかし官房長官は一貫して
   まともに答えず、自身の「怪文書」認定の修正もしません。安
   倍内閣の暗黒ぶりを見せつけられます。官房長官が隠したおす
   ほどに、「総理のご意向」文書は致命的なのか?

   読売の、出会い系バー限定連続3回の「長官助け舟質問」にも
   注目。大新聞政治部がなぜ、スポーツ新聞芸能部の仕事ぶり?
 

5/17朝日新聞朝刊で「総理のご意向」文書の存在を報道
 安倍首相の親友が経営する「加計(かけ)学園」(岡山市)獣医学部新設計画の早期実現を目的として、国家戦略特区担当の内閣府藤原審議官が「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと文科省担当課に圧力をかけたとする文書の存在が明らかになりました。


5月17日 (水) 午前】 菅官房長官

Q1.一部報道でですが、国家戦略特区の獣医学部新設をめぐって、文科省が特区を担当する内閣府から「総理の意向だ」などと伝えられたとする記録文書を残していたとされていますが、官邸として把握されている事実関係をお願いします。

  ――まず、報道は承知していますけれども、そのような事実はありませ
  ん。内閣府に確認したところ、昨年9月に今治市分科会が開催されたこと
  もあり、関係省庁と議論はしているが、そういったことはない。官邸の最
  高レベルが言っているだとか、総理のご意向だと聞いている。こうしたこ
  とを言ったことはまったくなく、総理からも指示はない。そういうことで
  す。

Q2.報道によればですね、内閣府側ではなくて伝えらえた文科省側で複数の幹部がこの文書を共有していると報じられていますが、文科省側に対しては何らか調査等は指示されているのでしょうか?

  ――ええ、まず、文書については承知しておりませんし、いずれにしろ松
  野大臣の方で報道の内容について現在確認をしていると、こういう風に承
  知してます。
  
Q3.そうしますと安倍総理はこれまでの国会審議の中でこれに関連してですね、わたくしに相談があったことや圧力がはたらいたことは一切ないとくり返し答弁されてますが、この答弁にはまったく問題がないという…。

  ――まったく問題ないです。

Q4.確認ですけれども、「そのような事実は無い」というのは、発言の事実がないということでしょうか?

  ――いや、今報道されているのは事実ではない、ということですよ。あの
  文書がどういう文書か……さえ、ええ、作成日時だとか、作成部局だと
  か、そんなの明確になっていないんじゃないでしょうか。

Q5.役所の…、どの文書か明確じゃないということなんですけども、個人のメモとか、そういうものとして存在している可能性というのは…。

  ――(質問を押さえこむように)誰が書いたかわかんないんじゃないです
  か。そんな意味不明のものについて、いちいち政府として答えるものじゃ
  あないです。そういうことです。


5月17日 (水) 午後】 菅官房長官

Q1.松野大臣(※文科相)が国会で(※総理のご意向)文書の存在を確認中ということですが?

  ――その結果の報告はまだ受けていない。
  
Q2.民進党がこの問題(総理のご意向文書)で集中審議を求めていますが?

  ――怪文書のようなものだ。出どこも全く明らかになってない。そういう
  文書の中で、ということでしょうか?

Q3.午前の会見では、内閣府は事務的なやりとりをしていたということで、総理からは一切の指示がないということでした。文科省とのやりとりはどうでしょうか?

  ――それは国家戦略特区の中でやりとりがあるのは、各省とも当然でしょ
  う。しないほうがおかしいんじゃないでしょうか。だけどそのような内容
  はまったくないということです。


5月18日 (木) 午前】 菅官房長官 

Q1.内閣府が文科省に対応を求めて官邸の最高レベルが求めているという記載がある文書について、作成日時や部局が明らかでないと言われていましたが、今このような文書の存在を確認するというお考えはいかがでしょうか?

  ――本日報道されておりましたけれども、出どこも相変わらずわからな
  い、信ぴょう性も定かでない、という風に思っております。

Q2.記載されている出席者の方にこういう発言があったのかという確認をするというのはいかがでしょうか?

  ――いずれにしろ、文科省の方で報道されている文書について確認される
  であろうと思います。

Q3.きのう午後の会見で、国家戦略特区の選定について、法律に基づいてオープンに成されているという認識なんですが、影響力のある政治家の発言について過度に忖度するという可能性についてはどのようにお考えでしょうか?

  ――まずきのうも言いましたが、内閣府にも確認しましたが、官邸の最高
  レベルが言っているとか、総理のご意向だとか、そういう事実はない。総
  理からもそんな指示は一切ありません。また、文科大臣も昨日の国会で、
  総理から文科大臣あるいは文科省へ一切指示を受けたことはない、このよ
  うに答弁をされています。

   この国家戦略特区でありますけれども、これは何年も手をつけられなか
  った規制の岩盤にドリルで風穴を開ける制度であります。農業委員会の見
  直し、一般企業による農地取得、病床規制の緩和など、これはあの、前の
  政権(※民主党政権)で閣議決定をされたにもかかわらず棚ざらしになっ
  てきたものではないでしょうか。
 
   この獣医学部の新設も、平成19年の11月に今治市等によって構造改革特
  区に提案以来、長年実現できなかった、まさに岩盤規制ではなかったでし
  ょうか。提案の当初から加計学園は候補として記載をされていたものであ
  ります。

   総理の特区ではスピード感を持って規制改革を詰めるべき」、その指示
  のもとで地域の自治体や事業者の声に耳を傾けてできるだけスピーディー
  に実現をすべくですね、内閣府が制度を所管する省庁と厳しい折衝を行っ
  て議論を深めていくのは、当然のことじゃないでしょうか。

   今まで皆さんから生ぬるいとか手ぬるいとか、そういう批判はいくらで
  もありましたけれども、まさに構造改革特区、岩盤規制を打ち破っていく
  ためにはですね、関係省庁と内閣府の間で議論を深めていく、詰めていく
  というのは当然のことである。と、こういうように思っています。

Q4.ちょっと確認なんですが、さきほどの平成28年9月26日の日付だとか、対応者何々の書かれている紙のことなんですけれども、打ち合わせがあったかどうかというのは、今は確認されていないということなんでしょうか?

  ――してません。それは文科省でやられるでしょう。少なくとも、きのう
  出た内容については、出どこもわからず信ぴょう性も定かじゃない、きょ
  うのものも変わりはないと思います。


5月22日 (月) 午後】 菅官房長官

Q1.読売新聞の○○です。文科省の再就職問題で引責辞任をされた前川前事務次官がですね、在職中に売春援助交際の場になっている出会い系バーに頻繁に出入りしていたということが(※読売新聞の)取材で明らかになっています。官邸としてはこうした事実を把握されていたんでしょうか?
  ――そういう報道は承知しておりますが、政府としてその事実は承知して
  おらず、政府としてコメントは控えたいという風に思います。ただ、いず
  れにしても、国家公務員というのは国民全体の奉仕者であって、公共の事
  業のために勤務し、かつ職務の遂行にあたっては全力で公務に専念しなき
  ゃならない。こんな風に思っております。

Q2.読売新聞の○○です。前川氏はすでに辞職されているわけですけれども、在職中のできごととして、官邸として今後何らか調査したり聞き取りをしたとかする考えはありますか?
  ――まあ、詳細については承知いたしておりません。いずれにしても文部
  科学省の方で適切に対応するんだろうと思います。


5/22読売新聞報道 前川・前文科次官、出会い系バーに出入り
 文部科学省による再就職あっせん問題で引責辞任した同省の前川喜平・前次官(62)が在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。
   読売が官邸筋のネガティブキャンペーンに協力したと疑われている。「総理のご意
   向」文書にいかがわしいイメージを付加する読売報道。記事をよく読めば、「出入
   りしていた」という事実に、「こづかいを誰かにやったこともあるらしい」という
   想像文章を加えて、買春をにおわせる悪質さ。本来なら大新聞の1面で大きく扱う
   材料ではない。読売がネガティブキャンペーンに協力した、素材提供は官邸筋、と
   疑われている。



5月24日 (水) 午後】菅官房長官

Q1.民進党は今日の党の会合で、去年の11月9日に獣医学部の新設が決まる前日に、文部科学省内で文科省としては現時点の構想では不十分だと考えていることを加計学園に厳しく伝えるべきだなどとやりとりしたとされるメールを示しました。政府としてこのメールについてどのように把握されていますか? また、文科省や官邸からそういう指示はあったんでしょうか?

  ――いちいちそのようなメールについてですね、出元もわからないものに
  ついて政府としてはコメントは差し控えたいと思いますし、官邸はそうい
  った指示をするという事実はまったくないです。

Q2.こうしたことについて民進党はですね、事前に設置条件に合致するように助言するなど加計学園への特別な配慮があったのではないかと指摘していますが、これはどのようにお考えでしょうか?

  ――まったくわかりません。

Q3.前川(前)文科事務次官はですね、週刊誌のインタビューで、先日示された文書についてですね、本物だという主張をなさっていますが、政府としてはですね、あの文書の存在についてどういう風にお考えなんでしょうか?

  ――どういうことでどう言ったかということについて、政府としては今、
  承知してません。コメントは控えたいと思います。ただ、あの文書につ
  いては、政府としては、出所もわからず信ぴょう性もない文書だという
  ことに変わりはありません。

Q4.文科省は調べてその存在はなかったという結果を出しているんですが、あらあめて前川前事務次官に事情を聞くなどして再調査する必要性について……

  ――(質問の終わりを待たずに)前川さんが何を言ったかよくわかりま
  せんけども、文科省の調査では「ない」ということになってますから、
  それに尽きます。


5/25 午後5時前~ 前川・前文部科学省事務次官 記者会見


5月25日 (木) 午前】菅官房長官

Q1.獣医学部新設について総理のご意向があったなどと記された文章について、前文科次官の前川氏が「在職中に示された実在する文書である」という旨の証言をいたしました。17日の会見で長官は「怪文書みたいな文書である」という言及をされましたが、「怪文書」との認識はお変わりないでしょうか?

  ――まずですね、きょう、報道で承知してます。で、今言われました文書
  について、文部科学省が行った調査結果では存在が確認できなかった、こ
  ういう風に報告を受けております。

   また、報道の内容に関連して獣医学の新設に関する一連のプロセスにつ
  いて内閣府と文部科学省に確認したところ、内閣府は文書に書かれてるよ
  うな官邸の最高レベルが言ったとか、あるいは総理のご意向とかといった
  ことを言った事実はないし、総理からもそういった指図は一切なかったと
  いうこと(※報告)を受けています。
    「総理のご意向」文書は実在すると、前文科事務次官が証言した。官房長官自身
    が下した「怪文書」という評価を、それでも変えないのか? 菅官房長官は追及
    質問の主旨を意識的にはぐらかして、文科省から文書の存在の確認ができないと
    報告を受けている、と答える。

    遂には、前川・前事務次官の辞任経緯について個人攻撃を始めた。しかもその内
    容は、同日午後の前川記者会見とはまったく異なる。官房長官は、「総理のご意
    向」文書に、それほど苦しんでいる。

    安倍首相が国会答弁で質疑主旨をはぐらかして、悠々と、質疑相手や野党をから
    かったりこき下ろしたりするのと同類の手法だ。安倍首相のように、にやけては
    いないが。


   一方で文部科学省も、松野文部科学大臣が国会答弁した通り、総理から
  文科学大臣および文科省に対し指示を受けたことは一切なかった、こうい
  う風に説明をしております。

   また文書の中に私の関係で書かれている部分があります。私は書かれて
  いるような説明は受けた覚えはまったくありません。そして私の補佐官に
  も説明をしたということですけれども、補佐官に確認してもまったくそう
  した事実はない、こういう風に聞いております。
  
   また、今回の報道で前川氏は文部科学省を辞めた経緯について、自分に
  責任があるので自ら考えて辞任を申し出た。こういう風な記事がありまし
  たけれども、私の認識とはまったく異なっておりまして、前川氏は今回の
  文部科学省の天下り問題については、再就職監視委員会、その調査に対し
  て問題を隠蔽した文部科学省の事務方の責任者であって、また本人も文科
  省のOBの再就職のあっせんに直接関与していた。こういう報告になって
  います。

   そうした状況にもかかわらず、当初は責任者として自ら辞める意向をま
  ったく示さず、地位に連綿としがみついておりましたけれども、その後の
  天下り問題に対する世間からのきわめて厳しい批判等にさらされて最終的
  に辞任をされた方であった。で、このように承知しております。私から今
  の質問についてはそうです。

  <注記:5/25 午後5時ごろ、前川・前事務次官記者会見「辞任経緯」の項>
  [記者質問] 官房長官の会見で、前川さんが「文科事務次官という地位に恋々としがみつい
  ていた」ということを言われたが、これについて名誉毀損(きそん)など法的措置は考える
  か。

  [前川氏] まず、文科省の調査に関してですね。問題になる文書が確認できなかったという
  調査結果がありますけども、私はもう少しちゃんと調査すれば確認できると思いますし、
  松野大臣に関しては私の言動にコメントしないとおっしゃるのは、それはそれで結構だとは
  思うんですが、私の偽らざる気持ちをいえばですね、大臣を含め文科省の皆さん、私の後輩
  含め、本当に気の毒だと思っている。あるものをないと言わざる得ない。できないことをで
  きると言わざるを得ないとかですね。そういう状況に追い込まれている。そう私は受け止め
  ております。

  [記者質問] その大臣の懸念する言葉を、前川さんは直接聞いたのか。

  [前川氏] いえ、いま伺った限りの印象です。松野大臣には在職中大変お世話になりまし
  て、私は本当に尊敬し、敬愛する政治家です。だから、本当に私の偽らざる気持ちとして
  は、本当にお気の毒であると。十分サポートできなかったことは申し訳ない、そういう気持
  ちが先に立ちます。

   それから辞職の経緯は、誰に恨みをもつようなものでもなく、私は文科省のいわゆる天下
  り問題、再就職規制違反の問題について責任ある立場におりましたから、これは再就職監視
  委員会からも違法行為を指摘されましたし、私自身も自分自身が行った違法行為、それから
  違法行為を行った職員に対する監督責任、そういったものが問われた。私が引責辞任したの
  は、私の自らの意思であります。

   経緯を申し上げれば、1月5日だったと思いますが、松野文科大臣にこの監視委員会の調
  査状況、文科省の対応などをご報告した際に「かなり多くの処分が不可避です。こういった
  事態に到ったことについては、私が責任を取らざるを得ないと思います」と。従って「責
  任を取る形で辞任するということにさせてもらいたい」と申し出た記憶がございます。

   事務次官の辞職というのは勝手にできない。辞職を承認するという辞令をいただかないと
  いけませんので。承認していただきたいと、私の方から大臣に申し上げたんです。大臣は慰
  留してくださいました。しかし、私はこれは辞めるしかないと考えているということで、
  官邸と相談したいということで、大臣のお許しを得て相談に参りました。

   相談相手は杉田官房副長官でした。副長官に、これから起こるであろう文科省職員への処
  分がどのようなものになるかということを説明しながら、私自身の引責辞任についてもお許
  しをいただきたいと申し上げ、「それがいいだろう」との了承を得て、それを持ち帰って大
  臣に官邸の方からもご了解いただきました。ということで、事実上、私の辞職がそこで決ま
  ったということです。

   私自身の処分に関しては、私自身のお手盛りでやっているわけではありません。私は省内
  で処分を受ける側に回るということがはっきりしていましたので、どのような処分するかに
  ついては、文科省の中に独立チームを設けて、私はそこに入らずに、そのチームで監視委員
  会との調整を行い、大臣との調整も行い、決めていった。私は結果として、減給2カ月とい
  う処分を受けた。ですから、何かその地位に恋々としたとか、じたばたしたということは、
  私はなかったと思っている。
<注記終わり>



Q2.前川氏はその証言の中で、加計学園を前提にして選定が進んでいった、ま、行政がゆがめられたということも言っているんですが、この点についてはいかがでしょうか?

  ――あのう、これについてはですねえ、まったくそういう事実はないとい
  う風に思います。国家戦略特区については過去何年も手がつけられていな
  かった、規制の岩盤にドリルで風穴を開ける制度であります。今回の獣医
  学部新設については国家戦略特区法に基づく手続を経て、行政がゆがめら
  れたという指摘はまったくあたらないという風に思います。

   たとえば今日まで農業委員会の見直しだとか、一般企業による農地の取
  得、また病床の(規制)緩和など、民主党政権でも閣議決定をされたにもか
  かわらず、棚ざらしになっていたものであります。さらに獣医学の新設で
  ありますけれども、今治市が平成19年以降15回続けて愛媛県と協同で構造
  改革特区を活用した提案を行い、提案の当初から加計学園が候補として記
  載をされていたということも、これ、事実です。民主党政権の間にも7回
  にわたって要望があり、それまで対応は不可とされてきた措置を平成21年
  度の要望以降は「実現に向けて検討」と民主党政権において格上げをされ
  ております。そしてそれを安倍政権がさらに前進をさせて実現をさした。
  これが事実であります。

   なお今治市は、今治新都市開発事業に着手した昭和58年から、すなわち
  加計学園による獣医学部構想の誘致を決める前から、今回無償譲渡する土
  地を高等教育施設と位置づけて、歴代の市長が大学誘致をめざし、市議会
  も将来的に市が土地を購入することを平成12年、平成19年、平成20年と
  3回にわたって議決をしていた。と、このように報告を受けています。

Q3.前川氏は今回、この当該文書はあると証言しているわけですけれども、文科省は文書の存在を確認できなかったという調査結果を公表しています。再調査の必要についてはどうお考えでしょうか?

  ――いずれにしろ、文科省で適切に対処されるんだろうと思います。

Q4.野党側は前川氏の国会招致を求めていますが、これについてはどのようにお考えでしょうか?

  ――国会のことは従来通り、国会で決められるのだろうと思います。

Q5.前川前次官はTBSのインタビューの中でも「怪文書ではない」と証言しています。官房長官は会見でこれまで何度もですね、「○○は無い」と答えてる中で、あらためて前川氏が証言しているものについてどう思われますか?

  ――今、わたくしが申し上げた通りであります。文書については文科相が
  行った調査結果では存在が確認できなかった。そしてあの文書に書かれて
  いるように、官邸の最高レベルが言っているとか総理のご意向とかいうの
  は、内閣府が「そういった事実はない」と言う報告を受けています。

Q6.調査については文科省に任せるとおっしゃいましたけれども、政府として、この証言をしている前川氏に直接話を聞いたりするお考えはないでしょうか?

  ――いずれにしろ、そこはあのう、文科省の方で対応するんだろうと思い
  ます。

Q7.さらにインタビューの中でですね、文科省の力が及ばずこういう形になっているのは行政の形はおかしいんだと説明する責任はある。有るものを無いと言ったり、知っていることを知らないといったことを、これ以上やるべきでないと述べています。国家戦略特区をめぐって文科省の元トップがここまで証言されていることについて、政府としてはどうお考えになりますか?

  ――ご自身が責任者のときに、もしそういう事実があったら堂々と言うべ
  きじゃなかったですか?

Q8.官房長官、先ほど言われたことはですね、まあ、内閣府なり文科省がそう言ってるわけで証拠は何もないわけですね。

 ですからまず、この文書があるのかどうかまず確認するのが先決で、それには文科省のですね、総理の言われている発言がちゃんとあったかどうかとはちょっと若干、問題は別だと思うんですけれども、前川さんは朝日新聞のインタビューの方で、文書を専門教育課(※文科省関係課)の職員からもらったと。それから昨年の9月の9日から10月の31日の間に説明を受けたと。文書は同じ9月28日と10月4日にまあ2つもらったと。

  ○○と、もらった人を特定してまで答えてるんですけども、これに対して文科省の調査は共有ファイルを見てるだけで、個人のパソコンも何も見てないということで、はっきり言って、これはもう子どもだましに等しいと思うんですね。

 ですからここらへんを踏まえてですね、専門教育課(※文科省関係課)の人に聞くなりですね、個人のパソコンを調査するなりですね、そういう物証の調査がしっかりないとですね、水掛け論になると思うんですけども、どうでしょうか?

  ――文部科学省で調査した結果無かったと言ってるわけですから、それは
  やはり文科省で対応する話だと思います。それと同時に、ご自身が事務次
  官のときですから、ええ報道でも課長でしたか、そこは文科省で調査して
  いると思います。

Q9.文科省が糺されるという話ですけど、じゃ、専門教育課の職員に聞き取りを行うなりですね、個人のパソコンを調べるということに関してはしないんですか?

  ――いずれにしろ文科省で対応することですけれども、文科省の調査では
  担当課の職員にも調査したうえで、該当する文書の存在を確認できなかっ
  た。こういう風に報告をしているところであります。

Q10.それは先ほど聞きましたし、前から聞いているんですが、要するに今回の事態を受けてですね、個人のパソコンを調べたり、あらためて聞くということはしないんでしょうか?

  ――ですから、先般の調査において担当課の職員にも調査をおこなったう
  えで、そういう文書は確認できなかった。そういう報告を受けているとい
  うことであります。

Q11.先般の話は聞いてますし、ただ先般はパソコンを調査してないでしょうと、今回の前川さんの証言も出てない時点ですと。あらためてパソコンを調べたり話を聞いたりはしないんでしょうかと…。

  ――ですから、そこはあのう、文科省において適正に考えるだろうと思い
  ます。
  
Q12.先ほどの質疑の中で前川前次官が辞められた経緯についてインタビューで答えられてることと、私の認識が全く異なっている。まあ、ご説明がありましたけれども、これを踏まえてですけれども、前川氏が答えられているですね、今回の一連の問題の証言についても、政府としては信ぴょう性について疑っているというか……

  ――(質問をさえぎって)文科省の調査と結果とは違うと言われているん
  じゃないでしょうか。


5月25日 (木) 午後】菅官房長官

Q1.文科省の前次官の前川氏についてお伺いします。前川氏は現職当時に出会い系バーというところに出入りしていたことを認めておりますが、政府としてこうした事実の把握をされていたんでしょうか? 
  ※質問記者は読売新聞。できレースか?

  ――わたしは、以前の会見でも質問がありましたけれども、そうした事実
  は確認はしておりません。

Q2.前川氏は朝日新聞のインタビューでは認めていて、昨年の秋に官邸の幹部からそうした所へ出入りしているということに注意を受けたと言っているんですが、注意をしたという事実はあるんでしょうか?

  ――わたしの方から注意をしたということはありません。

Q3.長官以外の幹部から注意したということはないんでしょうか?

  ――それ以外のことについて、わたくしは承知していません。

Q4.午前中もお聞きしたんですが、前川氏が「有る」といった文書について、菅官房長官は「怪文書のような文書だ」と以前の会見でもおっしゃっていますけれども、きょうに至って、前川さんのお話をお聞きになっても「怪文書」という認識についてはお変わりはないということでしょうか?

  ――同じ信ぴょう性も出所も定かでない文書であると。それはまったく変
  わりありません。

Q5.午前中も言ったんですけども、文書の再調査のことなんですけども、まあこれまでも、たとえば防衛省が再調査をされたということもありますし、今回、前川さんもこういう証言をされてますから、あらためてという…

  ――(質問の終わりを待たずに)出元が不明で信ぴょう性が定かでない文
  書であります。これについては文科省で1回調査したわけでありまして、
  文書の存在を確認できなかったと大臣も言ってますから、それ以上のこと
  でもそれ以下のことでもない、という風に思います。
  
Q6.文書の存在を確認できなかったということですが、これは明確に文科省内に文書は無かったと断定していいんですか?

  ――これはあのう、これについて文部大臣は記者会見で説明してます。担
  当部局の保有する共有ファイルや共有の電子フォルダの中に、該当する文
  書の存在は確認できなかった。また、関係する職員のヒアリングを通じて
  も文書の存在は確認できなかったというものである。これは大臣が発言し
  てます。ま、それ以上でもそれ以下でもありません。

Q7.それでは、政府としては文書はなかったということになりますね?

  ――ま、そういうことじゃないですか。

Q8.加計学園のことですが、文書、存在しないということなんですが、個人のパソコンを無視してなぜそういうことを言えるのかわからないんですけど、なぜそう言えるんでしょう?

  ――文科省で調査して確認できないことを大臣が申し上げていますと。で
  すから、そのことに尽きるんじゃないでしょうか。

Q9.共有ファイルを見てるだけで、ま、ややこしいことはそこに置かないのが普通の常識というか、言われていることなんで、むしろパソコンの中を見ないでなぜそう言えるのか、理由を説明してもらえませんか?

  ――いえ、ですから今、あのう文科大臣が正式に記者会見で申し上げてい
  る通りで会って、それ以上でも以下でもありません。

Q10.政府の説明責任を果たすときに、こうこう、こういうことをしましたから無かったですと、ロジックを立てて言わないとですね、大臣がああいってるからそうなんですと、それは説明になってないと思うんですが、なぜ個人のパソコン等をしないというのはなぜですか?

  ――文部省として、えー、大臣のもとで調査をしたと。で、確認できなか
  ったから、無いということ。ま、それに尽きるんじゃないですか。


5月26日 (金) 午前】菅官房長官

Q1.きのう文科省の前次官の前川氏が記者会見し、「総理のご意向」などと書かれた文書について在籍中に共有していた文書で確実に存在していたと述べました。きのうの会見では信ぴょう性が定かでないとお述べになっておりましたけれども、そうした認識にお変わりはないんでしょうか?

  ――変わりません。いつも申し上げますように、8つの文書について出所
  不明なものであり、信ぴょう性もかけている。その点はきのうの(※前川
  氏)会見があっても変わりません。また、その内容について、わたくし、
  内容について前川○○に聞いたところですね、文書にあるような、官邸の
  最高レベルが言っているとか、総理のご意向とか、こういったことを言っ
  た事実は無いし、総理からそういう指図をされたことも無かったというこ
  とです。その中にわたしの部分、わたしの○○の部分に言及されてますけ
  れども、まったく事実異なっている。こういう風に思っています。

Q2.政権側は、信ぴょう性に欠けると否定される一方で、直近まで文科行政の事務方トップだった方が文書の存在を認めるという構図になっておりますけども、こうしたことで国民の政治への信頼に与える影響もあるかと思いますが、文書の再調査の必要性についてはいかがお考えでしょうか?

  ――これについてはですね、きのう前川さんの会見では、「担当課から受
  けた文書」と言っておりますけども、文部科学省の調査では、担当課の職
  員にも聴取を行った結果、該当する文書の存在を確認できなかったと聞い
  ております。いずれにしろ、文科省において適正に考えるもの、というよ
  うに承知してます。

Q3.会見の中でですね、前川氏は戦略特区の獣医学部を新設する計画をめぐって、最終的に内閣府に押し切られた、きわめて薄弱な根拠のもとで規制緩和が行われたり、行政がゆがめられたなどと述べられておりましたけれども、こうした指摘についてどうお考えでしょうか?

  ――まったく当たらないっ、ということですねえ。ぜひ、国家戦略特区と
  いうことについてご理解をいただきたいと思いますが、国家戦略特区とい
  うのは過去何年も手がつけられなかった規制の岩盤にドリルで穴をあける
  制度であります。総理の特区ではスピード感を持って規制改革を進めるべ
  きとのご指示のもとに、地域の自治体や事業者の声に真摯に耳を傾けつ
  つ、できるだけスピーディーに実現すべく、内閣府が、制度を所管する関
  係省庁と厳しい折衝を行って議論を深めていくのは、これは当然のこと、
  という風に思います。

   また、今回の獣医学新設に関する手続きにおいてもですね、国家戦略特
  区法に基づいていて、行政がゆがめられたとの指摘はまったく当たりませ
  ん。そもそも、この獣医学部新設は、今治市が平成19年、これは福田政
  権のときです。これ以降15回続けて愛媛県と協同で構造改革特区を活用
  して提案を行って、提案の当初から加計学園が候補として記載されていま
  したけれども、実現に至らなかったものであります。

   また民主党政権の間も7回にわたって要望があり、平成21年11月の
  今治市と愛媛県の特区提案は大学設置母体は「学校法人加計学園」とこれ
  は記載されております。これを受けて、民主党政権の中でこれまでは対応
  不可とされてきた措置を平成21年度以降の要望以降は実現に向けて速や
  かに検討。ここに格上げをされてるのは民主党政権なんです。こうしたこ
  とから民主党政権における措置の変更は、大学設置母体は「学校法人加計
  学園」である。このことを踏まえたものであるということは、これ、明ら
  かじゃないでしょうか。これは明確になっています。こうした経緯もあっ
  て民主党の高井議員がですね、昨年4月26日の国会審議で「四国に獣医
  学部が1個もない状況に鑑み、国家戦略特区の実現を要望していた。こう
  いうことも国会で質問されているんじゃないでしょうか。
  
   また、今治市は今治新都市開発事業に着手した昭和58年、いわゆるこ
  の加計学園による獣医学部構想の誘致を決める前から、今回無償譲渡する
  土地を高等教育施設用地と位置づけて、歴代の市長が大学誘致をめざし、
  市議会も将来的に市が土地を購入することを、平成12年、平成19年、
  平成20年と、これ3回も議決をしているわけであります。

   まさに構造改革特区というのはですね、国家戦略特区というのは、こう
  した岩盤規制、まさに抵抗するものに風穴を開けるわけでありますから、
  それは国家戦略特区諮問会議、そこで決まったことをもとに、内閣府は厳
  しく規制する官庁とかんかんがくがくの議論を行う。これも当たり前のこ
  とじゃないでしょうか。ですから、法律にもとづいて行っていることであ
  り、ゆがめられたことはまったくありません。

Q4.前川氏は証人喚問に応じる考えを示されておりまして、野党も証人喚問を求める構えであるようです。国会で判断されることでありますけれども、問題を明らかにするうえで、政府として証人喚問をするということについてどういうようにお考えでしょうか?

  ――いや、国会で決めることでしょ。

Q5.前川氏はきのう、会見で、出会い系バーに通っていたことを明らかにされまして、前川氏は会見で杉田副長官から注意を受けたと、お述べになっておりました。長官はきのうの会見で、出会い系バーへの出入りは把握されてらっしゃらないとお述べになっておられましたけれども、ま、杉田副長官からその後、報告などはあったのでしょうか?
 読売記者の前日に続く同じ質問。上記Q4までの本筋の「総理のご意向」文書の質問最後に、
 読売がダメージコントロール、ネガティブイメージを引き出す。


  ――わたし、きのう申し上げましたけれども、事実を把握しておりません
  し、注意もしておりませんでした。まあ、きのう、前川氏の会見を踏まえ
  て杉田副長官に確認したところ、「前川氏がそういう所へ出入りしてい
  る。こういった情報を耳にし、本人に確認したところ『事実』ということ
  であったので、厳しく注意した」ということであります。で、杉田副長官
  はそうしたことを、報告をわたくし、受けました。また、きのうの前川氏
  の会見では、女性の貧困問題の調査のために、いわゆる出会い系バーに出
  入りし、かつ女性に小遣いを渡したということでありますけれども、ここ
  はさすがに強い違和感を覚えましたし、多くの方もそうだんじゃないでし
  ょうか。常識的に言って、教育行政の最高責任者がそうした店に出入りし
  て、小遣いを渡すようなことはとうてい考えられない。このように思いま
  した。
  

5月26日 (金) 午後】菅官房長官

Q1.加計学園について野党側がですね、前川前次官の証人喚問を求めたのに対し、自民党の竹下国対委員長は拒否しました。国会での判断ではありますけれども、事実関係の判断が食い違う中で、政府としてこれまで説明責任を果たしているとお考えでしょうか?

  ――国会のことは国会で決めることであって、コメントすることは控えたいという風に思います。

Q2.「総理のご意向」などと騒がれた文書について、前川氏は「文書は確実に存在していた」と述べる一方で、きのうの長官の午前中の会見でも、「文科省の調査でも確認できておらず、信ぴょう性に欠ける」とお述べになっています。双方の言い分は違うわけですけども、前川氏がこうした証言をされている理由について何かお考えがおありでしょうか?

  ――前川さんに聞いてほしいと思いますね。

Q3.前川氏はきのうの会見で、出会い系バーに出入りしていた目的について、貧困問題の調査のためだったとのことでした。今朝の会見で府議た副長官からこの店への出入りを以前、注意したという報告を長官も受けたということでしたけれども、この注意を杉田副長官からした際も、前川さんから「調査のためだった」という説明があったのでしょうか?
 ※官房長官に「助け舟」質問3回目。読売新聞の政権癒着ぶりを示す。

  ――わたし、承知してません。これ、調査だったら1回か、2回じゃない
  ですか?

Q4.この1回か2回ということは、注意をしたと言っても、1回や2回の出入りじゃなかったということでしょうか?

  ――いや、あのう、よく知りませんけれども、ああいうところに調査に行
  くんでしょうか? 常識的に。

                ―官房長官記者会見記録(終わり)


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<安倍親友 加計学園> 前川ショック(前文科省事務次官) 官邸側のネガティブキャンペーンは捨て置け

2017-05-26 22:45:14 | Weblog

2017-05-21
<安倍親友 加計学園> あなたは安倍首相がクリーンであると信用できますか? 「総理のご意向」文書 リーク全文文字起こし
2017-05-24
<安倍親友 加計学園> 「総理の意向」文書が裏付ける「加計」の流れ 「広域的に」「限り」の語句追加で京産大離脱
2017-05-26
<安倍親友 加計学園> 前川ショック(前文科省事務次官) 官邸側のネガティブキャンペーンは捨て置け
2017-05-27
「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気  ※他サイト 真実の前川氏
2017-05-28
<安倍親友 加計学園>「前川ショック」官房長官 記者会見 5/17~5/26 文字起こし
2017-06-01
加計学園問題について語る 前川喜平氏(前文部科学省事務次官)記者会見全録 2017(H29).5.25. 文字化
2017-06-19
<加計学園> NHK新入手文書 「10/21 萩生田副長官ご発言概要」文書画像テキスト化(NHKクロ現 6.19.夜放送)




5月17日 朝日新聞記事 「総理のご意向」文書

 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった。


加計学園をめぐる10日間

「加計学園」獣医学部新設特区で安倍首相への疑惑が広がっています。5月17日、朝日新聞報道による「総理のご意向」文書。5月22日、読売新聞が前川前文科事務次官の過去の出会い系バー出入りを報道。5月25日、前川喜平・前文部科学省事務次官記者会見と続いています。

特に読売新聞による週刊誌張りのスキャンダル報道と官房長官記者会見での援護質問、そして前川氏が現職事務次官当時に杉田官房副長官から出会い系バーについて注意を受けたと言っていることなどから、読売報道は官邸筋からのリークという疑いがあります。

前川氏に注意したという杉田和弘官房副長官は警察庁警備畑(公安)出身です。警察には、地域・交通・刑事・警備(公安、治安)の4本柱がありますが、警察権力を支配しているのが警備(公安、治安)部門です。


官邸の前川ネガティブキャンペーン vs 前川氏(前文部科学省事務次官)

官房長官記者会見で、国家戦略特区について詳しく説明しています。今治市と加計学園が福田内閣のころからくり返して計画を上げていることでその正当性を訴えています。

官房長官の言う正当性だけを信じて良いのか? 前川事務次官の文科省行政と獣医師会、国家戦略特区と加計学園と安倍首相、そして前川氏の過去バー通い経歴の暴露。いろいろなことが絡みあっています。

菅官房長官記者会見10日間の中身は、「前川ネガティブキャンペーン」と文書調査拒否だけ。


知りたいことはただ一つ 国家戦略特区で友情に応えたのか?

安倍首相は果たして、首相個人の友情のために、「獣医学部新設」国家戦略特区を決めたのか?

それは、特区承認直前状態とも言える昨年2016年11月9日戦略特区諮問会議で「広域的に」という参入制限要件を追加して、加計学園に並んで獣医学部新設を希望していた京都産業大学の参入希望を断念させ、加計学園だけが残ったという事実を見ればよい。 クリック参照

さらにもう一つは、「平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」という、藤原内閣府審議官と文科省専門教育課との打ち合わせ事項である。 ➡クリック参照 №2・№3文書

前川記者会見によれば、文科省はせめてもう1年の延期が必要と見ていました。なぜそんなに急ぐのか? 安倍首相がほかに別の特区希望が出るのを防ぐために、開学を急いだのではないでしょうか。

また、さらに獣医学部新設希望が出て採用するとなれば、その分だけ、加計学園の学生定数を減らさなければいけない。開学後の学生数を予定通り確保することは、大学の経営に関わってくる話なのです。

加計にとっても安倍首相にとっても、獣医学部新設は「加計オンリー」が望ましい、と推測します。


◎次回は「菅官房長官 記者会見 文字化 5/17午前~5/26午後」掲載
◎次々回は「前川記者会見全文掲載」



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<安倍親友 加計学園> 「総理の意向」文書が裏付ける「加計」の流れ 「広域的に」「限り」の語句追加で京産大離脱

2017-05-24 05:29:12 | Weblog

2017-04-01
森友事件の端緒 橋下・松井の維新ラインで変更された「大阪府私立小学校及び中学校の設置認可等に関する審査基準」のカ所
2017-05-21
<安倍親友 加計学園> あなたは安倍首相がクリーンであると信用できますか? 「総理のご意向」文書 リーク全文文字起こし
2017-05-24
<安倍親友 加計学園> 「総理の意向」文書が裏付ける「加計」の流れ 「広域的に」「限り」の語句追加で京産大離脱
2017-05-26
<安倍親友 加計学園> 前川ショック(前文科省事務次官) 官邸側のネガティブキャンペーンは捨て置け
2017-05-27
「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気  ※他サイト 真実の前川氏
2017-05-28
<安倍親友 加計学園>「前川ショック」官房長官 記者会見 5/17~5/26 文字起こし
2017-06-01
加計学園問題について語る 前川喜平氏(前文部科学省事務次官)記者会見全録 2017(H29).5.25. 文字化
2017-06-19
<加計学園> NHK新入手文書 「10/21 萩生田副長官ご発言概要」文書画像テキスト化(NHKクロ現 6.19.夜放送)




「加計学園」疑惑について、安倍首相、菅官房長官をはじめ、政府は全否定しています。しかし毎日新聞ではこれまでに30枚の文書を入手していると伝えています。

報道各紙は5月23日から24日にかけて一斉に、昨年2016年11月9日の獣医学部設置に関する国家戦略特区諮問会議で決定された「追加修正」のことを報道しています。5月22日に共産党小池議員が国会質問した資料が報道陣に公開されたもののようです。問題の修正カ所は下記の通りです。

<政府原案>
現在、獣医師系養成大学等のない地域において獣医学部の新設を認める
<最終決定>
現在、広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り獣医学部の新設を可能とする


上のように政府原案に、「広域的に」「限り」という立地要件を制約する二つの語句が追加されました。最終段階でのこの修正は決定的でした。

これによって、特区に手を挙げていた京都産業大学と新獣医学部立地予定の京都府綾部市が資格要件を失い、特区希望を断念しました。

応募資格に合うのは加計学園(岡山理科大学)だけになりました。


愛媛の「加計」、大阪の「森友」
もっともらしい語句や文節の修正によって局面ががらりと変わる手法は、役所や政治家の得意技であるようです。

愛媛県今治市の国家戦略特区では、加計学園のために京都産業大学を閉めだしました。大阪の国有地格安払下げ事件では逆に、森友学園が参入できるようにしてあげました。

大阪府のケースは、私立小学校の審査基準を修正変更して、森友学園の参入を可能にしました。クリック参照  変更部分はどう変わったか?

<変更前> 「既に小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、
     大学、短期大学又は高等専門学校を設置している学校法人が」
<変更後> 「既設の学校法人が」(※これで「幼稚園」学校法人が新規参入できます)

審査基準の変更を約束したのは橋下徹前大阪府知事。審査基準の変更を実行したのは、後任の松井一郎現大阪府知事。「森友学園事件」には、「維新の会」による審査基準規制緩和と安倍首相への迎合という政治的結果という側面があります。

今回の獣医学部新設の国家戦略特区というのは、要するに地方の地域再生振興を目的とする規制緩和政策です。

ところが加計学園の獣医学部新設については、地域再生振興の目的に合わないとか、財政負担節約の観点から大学の新学科増設方式がいいとする意見等があり、麻生副総理(財務省)、文部科学省、農水省と政府部内で異論が根強く続いていました。しかし…、一気に、転回したのです。


「総理の意向」文書続報 文書内容認める閣僚も(毎日新聞5/24)
 「新たな事実が起こってこない限り、当初の調査目的は達成したと考えている」。松野博一文部科学相は23日の閣議後会見で、文書の存在に関して追加調査はしない方針を示した。だが、文書の内容を巡っては、野党側の追及に対し実名で記載された閣僚らが内容を認める場面も目立ち、信ぴょう性の高さをうかがわせる。

 義家弘介副文科相の発言をまとめたとされる文書には、獣医師資格の所管は農林水産省であることを踏まえ「農水副大臣にも需給はおたくの話でしょ、と話してみる」「萩生田副長官に『調整してくれ』と言いにいく」と書かれている。18日の参院農水委員会で義家氏は「各省庁の意見を調整してほしいと(萩生田氏に)相談したことはある」と答弁。

 斎藤健副農相も同日の衆院農水委で「(義家氏から)農水省にも関係する話だと問題提起された」と明かした。


◎文部科学省で作成とされる文書記載の閣僚らの主な「発言」と国会答弁
「総理の意向」文書の記載    国会答弁
文科相
松野博一 
(2018年開学を前提とされて
いることに)平成31(2019)年
4月開学をめざした対応とす
べきではないか
特区でも(文科省の大学設置
・学校法人)審議会で認めら
れる場合も、認められない場
合もある。時期をあらかじめ
提示、書き込むようなことは
どうなのかと話した記憶はあ
(17日衆院文科委)
副文科相
義家弘介 
平成30(2018)年4月開学で
早くやれと言われても、手
続はちゃんと踏まなくては
いけない。農水副大臣にも
需給はおたくの話でしょ、
と話してみる。萩生田副長官
に「調整してくれ」と言い
に行く
文科相、内閣府だけでなく需
給面から農林水産省も関わ
る必要があり、各省庁の調整
をしてほしい、と(萩生田氏)
に相談したことはある

(18日参院農水委)
官房副長官
萩生田光一 
文科省だけでこの案件をこ
なすのは難しい。獣医師会
や農水関係議員との関係で
も農水省との協力が必要。
私の方で整理しよう
公式日程は廃棄した可能性が
ある
私が引き取って調整しようと
いうのは通常ないので、おか
しな言い回しだ
副農水相
斎藤 健 
(義家氏から獣医師の需給面
での対応を求められて)
も聞いていない。やばい話
じゃないか
(義家氏から)農水省にも関係
する話だと問題提起された。

どう答えたかは覚えていない
が、「やばい」と言ったとは
思えない。(18日衆院農水委)



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<安倍親友 加計学園> あなたは安倍首相がクリーンであると信用できますか? 「総理の意向」 文科省内部メモ文書リーク全文文字起こし

2017-05-21 05:48:49 | Weblog
  2013.5.5.河口湖畔安倍総理別荘にて(はぎうだ光一の永田町見聞録2013.5.10付から)
  加計孝太郎氏は現在、世間から逃亡中。姿を見せない。



2017-05-21
<安倍親友 加計学園> あなたは安倍首相がクリーンであると信用できますか? 「総理のご意向」文書 リーク全文文字起こし
2017-05-24
<安倍親友 加計学園> 「総理の意向」文書が裏付ける「加計」の流れ 「広域的に」「限り」の語句追加で京産大離脱
2017-05-26
<安倍親友 加計学園> 前川ショック(前文科省事務次官) 官邸側のネガティブキャンペーンは捨て置け
2017-05-27
「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気  ※他サイト 退職後の前川氏
2017-05-28
<安倍親友 加計学園>「前川ショック」官房長官 記者会見 5/17~5/26 文字起こし
2017-06-01
加計学園問題について語る 前川喜平氏(前文部科学省事務次官)記者会見全録 2017(H29).5.25. 文字化
2017-06-19
<加計学園> NHK新入手文書 「10/21 萩生田副長官ご発言概要」文書画像テキスト化(NHKクロ現 6.19.夜放送)



加計学園問題で、文科省内部のリーク文書が公開されました。このメモ文書は写真で報道関係から公開されています。ここではその文書写真を文字化して掲載します。

菅官房長官は5月17日朝日新聞の報道を受けて、「怪文書みたいなものじゃないか」と一蹴しました。文科省では5月19日、松野大臣中心に関係者ヒアリング調査。「そのような文書の存在の確認が取れなかった」と夕方に発表しました。森友学園問題と同様、全否定です。

安倍内閣では、疑惑を指摘されるものに関する手書き文書やパソコンデータは即日廃棄、はじめから存在しない、関係者はみな記憶喪失、という結果です。痕跡を消せ。官僚に悪行を無理強いする日本のトップ。darkか? dirtyか?

№1文書は1枚単独で公表され、№2~№9は8枚同時に公表されています。下記転写文字起こしの元は2017.5.18.日刊ゲンダイ掲載JPEG8点です。

№1文書「対応者氏名」は報道記事ではすべて伏字。タイトルにある審議官名も伏字で未公表です。

北村直人元議員は№9文書について朝日新聞の取材に、「文書に書かれていることは事実だ」と答えています。

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№1 藤原内閣府審議官との打ち合わせ内容(獣医学部新設)】 ※取扱注意

1. 日 時: 平成28年9月26日(月) 18:30~18:55

2. 対応者: (内閣府)藤原 豊 地方創生推進審議官、氏名不詳参事官、
        (文科省)浅野敦行 高等教育局専門教育課長、
             辻 直人 高等教育局専門教育課長補佐

3. 概 要:

平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。成田市ほど時間はかけられない。これは官邸の最高レベルが言っていること(むしろもっと激しいことを言っている)。山本大臣も「きちんとやりたい」と言っている。
 ※山本大臣…山本幸三内閣府特命担当大臣 (地方創生、規制改革)、国家戦略特区を職掌する

〇 成田市の医学部新設の際には3省方針を作成したが、これは東北新設時に復興庁と方針を作成していたため、同じ形でやることとなったもの。内閣府としては方針作成が必要だと考えていないが、文科省として審査する際の留意点を出す必要があることは理解。

「できない」という選択肢はなく、事務的にやることを早くやらないと責任を取ることになる。早く政治トップの判断に持って行く必要あり。文科省メインで動かないといけないシチュエーションにすでになっている。

----------------------------------------------------------------------------

№2 獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項

平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成、共有いただきたい。成田市ほど時間はかけられない。これは官邸の最高レベルが言っていること。山本大臣も「きちんとやりたい」と言っている。文科省メインで動かないといけないシチュエーションになっている。

〇 国家戦略特区における獣医学部新設に係る方針については、以下2パターンが考えられる。(今週、来週での対応が必要)
 ・ 内閣府・文科省・農水省による方針を作成 (例:成田市「医学部
  新設」)
 ・ 国家戦略特区諮問会議による方針の決定 (例:「民泊」) ※諮
  問会議には厚労大臣も出席。

〇 今治市分科会において有識者からのヒアリングを実施することも可能。 (成田市分科会では、医師会は呼んでいないが、文科省と厚労省で選んだ有識者の意見を聴取 (反対派は呼んでいない)。)

〇 獣医学部新設を1校に限定するかは政治的判断である。
  ※これで京都産大を離脱させた、手口は → <安倍親友 加計学園> 「総理の意向」文書が
   裏付ける「加計」の流れ 「広域的に」「限り」の語句追加で京産大離脱


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№3 義家副大臣レク概要(獣医学部新設)

〇 平成30年4月開学で早くやれ、と言われても、手続きはちゃんと踏まないといけない。

〇 (国家戦略特区諮問会議決定について、) 教育と民泊はちがう。
  一緒にされては困る。

〇 農水省や厚労省は逃げているのか。

〇 官邸はどうなっているのか。萩生田副長官に聞いてみる。
  やれと言うならやるが、閣内不一致(麻生財務大臣反対)をどうにかして
 くれないと文科省が悪者になってしまうと。

〇 農水副大臣にも需給はおたくの話でしょ、と話してみる。

〇 本件は預かる。また連絡する。

----------------------------------------------------------------------------

№4 大臣ご指示事項】 ※文科大臣指示

 以下2点につき内閣府に感触を確認してほしい。

〇 平成30年4月に開学するためには、平成29年3月に設置認可申請する必
 要があるが、大学として教員確保や施設設備等の設置認可に必要な準備が整
 わないのではないか。平成31年4月開学を目指した対応とすべきではない
 か。

〇 麻生副総理、森英介議員など獣医学部新設に強く反対している議員がいる中
 で、党の手続きをこなすためには、文科・農水・内閣府の部会の合同部会も
 しはPTを設置して検討を行うべきではないか。少なくとも、衆院福岡6区
 補選(10月23日投開票予定)を終えた後に動くべきではないか。
  ※鳩山二郎氏(鳩山邦夫元総務相次男、前福岡県大川市長)、
   蔵内謙氏(日本獣医師会長長男、林芳正前農相秘書が候補者)

----------------------------------------------------------------------------

№5 義家副大臣のご感触

〇 斎藤健農林水産副大臣は 「そのような話は上がってきていない。確認をし
 ておく」 ということだった。

〇 萩生田内閣官房副長官にも話をしたが、あまり反応がなかった。

〇 大臣のご指示のとおり、(内閣府への確認を) 進めてほしい。

----------------------------------------------------------------------------

№6 大臣ご確認事項に対する内閣府の回答

〇 設置の時期については、今治市の区域指定時より「最短距離で規制改革」を
 前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞い
 ている。


〇 規制緩和措置と大学設置審査は、独立の手続であり、内閣府は規制緩和部分
 は担当しているが、大学設置審査は文部科学省。大学設置審査のところで不
 測の事態(平成30年開学が間に合わないこと)はあり得る話。関係者が納
 得するのであれば内閣府は困らない。

「国家戦略特区諮問会議決定」という形にすれば、総理が議長なので、総理
 からの指示に見えるのではないか。平成30年4月開学に向け、11月上中
 旬には本件を諮問会議にかける必要あり。

 ※「特区諮問会議決定」ならば、「総理の指示」だと誰にも推察できるカタチだ。文科省に責
  任が及ぶことはないから、内閣府のスケジュールに間に合うよう作業を完了されたい。…と
  いう要請です。
 ※これが「忖度」政治の原型なんですね。B氏もC氏も総理から言われたのではない。
  ① 総理が側近の誰かA氏に、直接に口頭で指示または要請を伝える。
  ② 直接に総理から指示または要請を聞いた側近A氏が別の誰かB氏に「これは総理のご意向
   だ」とか「これは総理のお気持ち」だと伝える。B氏も同じようにしてC氏につたえる。
  ③ B氏からあとは、総理の言葉を聞くことはできない。各段階の文書指示もないままに、コ
   トは進む。総理は(命令権者は)「言ってない、知らない」で済ませる。下部の職員だけ
   に責任を負わせるシステムです。


〇 農水省、厚労省への会議案内等は内閣府で事務的にやるが、前面に立つのは
 不可能。二省を土俵に上げるのは文部科学省がやるべき。副長官のところ
 に、文部科学省、厚生労働省、農林水産省を呼んで、指示を出してもらえば
 よいのではないか。

〇 獣医は告示なので党の手続は不要。党の手続については、文科省と党の関係
 なので、政調とよく相談していただきたい。以前、官邸から、「内閣」とし
 てやろうとしていることを党の部会で議論するな、と怒られた。党の会議で
 は、内閣府は質疑対応はあり得るがメインでの対応は行わない

〇 官房長官、官房長官の補佐官、両副長官、古谷副長官補、和泉総理大臣補佐
 官等の要人には、「1、2ヶ月単位で議論せざると得ない状況」と説明して
 ある。 ※上記要人はすべて官邸メンバー。官邸権力の圧倒的な強さを示している。

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№7 10/4 義家副大臣レク概要

〇 私が萩生田副長官のところに 「ちゃんと調整してくれ」 と言いに行く。ア
 ポ取りして正式に行こう。シナリオを描いてくれ。

〇 齊藤健農水副大臣に、「農水省が需給の部分もちゃんと責任持ってくれない
 と困るよ」 と話した際には 「何も聞いていない。やばい話じゃないか。」
 という反応だった。

----------------------------------------------------------------------------

№8 10/7萩生田副長官ご発言内容
      ※「10/7萩生田副長官ご発言概要」はここをクリックしてください

〇 再興戦略改訂2015の要件承知している。問題は、「既存の大学・学部では
 対応が困難な場合」 という要件について、例えば伝染病研究を構想にした
 場合、既存の大学が 「うちの大学でもできますよ」 と言われると困難に
 なる。 ※既存大学による獣医学部新設参入は困る、の意

〇 四国には獣医学部がないので、その点では必要性に説明がつくのか。(感
 染症も、一義的には県や国による対応であるとの獣医師会の反論を説明。)
 ※獣医師会の反論に、四国に獣医学部がないという理由で対応できるか? の意

平成30年4月は早い。無理だと思う。要するに、加計学園が誰も文句が言
 えないような良い提案をできるかどうかだな。構想をブラッシュアップしな
 いといけない。 ※総理要請のH30・4開学は困難、の認識

学校ありきでやっているという誤解を招くので、無理をしない方がいい。
  ※今治特区を設定した真の目的が加計学園獣医学部、と見られるのは良くない、の意

〇 福岡6区補選選挙(10月23日)が終わってからではないか。

〇 文科省だけで、この案件をこなすことは難しいということはよくわかる。
 獣医師会や農水関係議員との関係でも、農水省などの協力が必要。

〇 私の方で整理しよう。

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№9 10月19日 北村直人元議員(石破元大臣同期) → 専門教育課牧野

〇 18日、石破元大臣と会って話をした。ご発言は以下の通り。
 ・ 党プロセスは今後どうなるのか。党プロセスを省くのはおかしい。
 ・ 総務会には上がってくるマターではないのか。もし議題に上がってこな
  いなら、私が総務会の場で持ち出すことはやぶさかでない。タイミングを
  教えてくれ。
   ※総務会は、村上誠一郎議員や北村誠吾議員(自民乙獣医師問題議連
    医務局長)が在籍。

〇 政治パーティーで山本国家戦略特区担当大臣と会って話をした。ご発言は
 以下の通り。
 ・ 4条件がきちんと守られるようウォッチする。ただ、(新設のための)
  お金がどうなるのかを心配している。

〇 麻生大臣は野田秘書に以下のように話していたとのこと。
 ・ 自分は総理から本件関係で何も言われていない。この話を持ち出され
  たこともない。だからもう(やらない方向)で決着したのだと思ってた
  くらいだ。
 ・ (野田秘書から最近の状況を話し、) そうか……。


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<共謀罪> 問題点列挙する書簡を安倍首相に送る 国連人権理事会作業部会の特別報告者ケナタッチ氏

2017-05-20 10:42:23 | Weblog

国連作業部会の特別報告者が、「共謀罪」の具体敵な問題点を指摘する書簡を安倍首相に送ったと、東京新聞が伝えました。

人権に関する特別報告者と作業部会は人権擁護の最前線に立つ(www.ohchr.org/EN/HRBodies/SP[別窓])。人権侵害を調査し、「特別手続き」に従って個々のケースや緊急事態に介入する。人権専門家は独立している。個人の資格で務め、任期は最高6年であるが、報酬は受けない。これらの専門家は、特定の国における人権状況や世界的な人権侵害について調査し、監視し、公表する。(国連広報センターHPから)

   ◇   ◇   ◇

<東京新聞が2017年5月20日>
 プライバシーの権利に関する国連特別報告者ケナタッチ氏が、「共謀罪」法案に対し、プライバシーや表現の自由を制約する恐れがあると強い懸念を示す書簡を安倍晋三首相あてに送付した。法案の「計画」や「準備行為」の文言が抽象的で恣意(しい)的に適用されかねないなどと警告しており、国際的な視点から問題点を明示された形だ。

 書簡は十八日付で、法案で対象となる犯罪が幅広くテロリズムや組織犯罪と無関係のものを含んでいると指摘。どんな行為が処罰対象となるか不明確で、刑罰法規の明確性の原則に照らして問題があるとした。

 さらに書簡は、プライバシー保護の適切な仕組みが欠けているとして、懸念事項を列挙。「国家安全保障のために行われる監視活動を事前に許可するための独立機関の設置が想定されていない」と問題視した。

 政府は、犯罪の計画だけで強制捜査はできないが、令状がいらない任意捜査は必要性などがあれば認められる、としている。これに対し、書簡は「法案では令状主義の強化が予定されていない」と批判する。

 その半面、「警察がGPS(衛星利用測位システム)や電子機器を使った捜査で裁判所に令状請求する際、司法の監督の質が憂慮される」とも記述。政府側が歯止めとして強調する裁判所のチェック機能にも疑問を呈した。

 ケナタッチ氏は、情報技術(IT)に関する法律の専門家で、マルタ共和国出身。国連の人権理事会が二〇一五年七月、プライバシー権に関する特別報告者に任命した。
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<資料文書掲載> 昭和天皇1947年9月 マッカーサー元帥に提案、「沖縄・琉球諸島」を米国の軍事占領とし 25年~50年以上の米国租借地に

2017-05-15 04:37:34 | Weblog


1947年9月、昭和天皇が日本占領中の連合国軍最高司令官マッカーサー元帥に沖縄・琉球諸島の長年月の占領継続を提案しました。提案は下のような内容です。

領土主権は日本に残し、施政権は米国が持ち、基地に接収した土地には借地料を払う。こうすれば、領土を取る野心がないと日本国民に理解できるので、日本国民は安心するだろう。借地期間は25~50年またはそれ以上。

……昭和天皇によるマッカーサーへのこの提案の意味は「沖縄・琉球諸島の米国租借地へのススメ」です。

天皇の使者として御用掛の寺崎秀成氏が連合国軍総司令部の政治外交のトップ級外交官W.J.シーボルト氏に昭和天皇の提案を伝えました。寺崎秀成氏は1947年2月、天皇の御用掛に任命され、通訳も務めました。

提案を受けたW.J.シーボルト氏は、連合国軍総司令部外交局長、同総司令部米国務省代表、マッカーサー元帥の代理人などを務めました。シーボルト氏はこの内容をマッカーサー元帥とワシントンの国務長官に報告しました。

 ワシントンの国務省長官に宛てた報告書には、「この提案の動機は天皇の利己主義にある」と書かれていました。

敗戦2年後の1947年当時、昭和天皇は国内における共産革命を恐れていました。そうなれば、天皇自身への戦争責任追及再燃、天皇家廃絶という事態に至ります。

 昭和天皇が本土と分離した沖縄・琉球諸島の長年月占領を望んだ動機がそこにあることを、シーボルト氏はわざわざ「天皇の利己主義にある」と書き残したのです。

「昭和天皇の利己主義」が、昭和天皇没してなお沖縄県民を苦しめています。


  ※ここに掲載する文書のPDFが、沖縄県公文書館で公開されています。 → クリックする 

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 ※【文書要点】
 1.日本国天皇は、使者を通じて沖縄・琉球諸島の25年~50年もしくはそれ以上の長期にわた
  る軍事占領継続を提案した。
 2.軍事占領の方式は米軍基地の借地契約が良い。これで日本国民は米軍占領を歓迎するだろ
  う。
 3.米軍の沖縄・琉球諸島占領継続の手続きとして、連合国と日本との講和条約の一部分とい
  う手続きは好ましくない。日米二国間条約に基づく米軍占領という手続きが望ましい。
 4.これは米国にとって利益をもたらし、日本にとっては共産革命から保護され、ソビエトロ
   シアや中国の介入を防ぐことになる。



アメリカ合衆国東京駐在対日政治顧問
1947年(昭和22年)9月22日発
至急報No.1293

       「琉球諸島の将来に関する日本国天皇の意見」

[コピー]

連合国軍総司令部
連合国軍最高司令官

外交極秘
                           1947年9月20日

連絡 マッカーサー元帥


天皇の顧問である(注・宮内省御用掛)寺崎秀成氏が、沖縄や琉球諸島の将来に関する天皇の考えを伝える目的で私に会いにきました。 天皇の見解では、そのような占領は米国に利益をもたらし、また日本を保護するだろうとの見解である。

ロシアの脅威だけでなく、ロシアが日本で内部的に興味深い基盤として利用できる「事件」を引き起こすかもしれない右翼的左翼的グループの成長という占領終了後を恐れる日本国民の間で、このような動きは広く認められていると天皇は感じている。

天皇はさらに、沖縄の軍事占領(必要な場合もあるかもしれない他の島々)は、日本で主権を保持して25年から50年もしくはそれ以上の長期借地契約という擬制に基づくべきであると感じている。 天皇によると、この占領方式は、米国に琉球諸島の永続的な企てがないことを日本人に確信させ、他の国、特にソビエトロシアと中国は、それによって同様の権利を要求することができなくなるだろう。

手続きに関して、(沖縄やその他の琉球諸島の)軍事基地権の取得は、連合国の対日平和条約の一部分という形よりも、日米間の二国間条約によるものであらねばならないと、寺崎氏は感じた。 後者の方法は、寺崎氏によると、与えられた平和をあまりにも味わい過ぎて、将来的には日本人の好意的な理解を危うくするかもしれない。
                                             W. J. Sebald

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 ※【文書要点】
 1.日本国天皇は、沖縄・琉球諸島の長期軍事占領を望んでいる。(天皇の意思)
 2.軍事基地の占領方式は借地契約が良い。これで日本国民が米軍占領を歓迎するだろう。
   (天皇の提案)
  3.天皇の提案は利己主義に基づくものである。(シーボルト氏)



                   アメリカ合衆国対日政治顧問
                       東京 1947年9月22日
No. 1293

    <主題> 琉球諸島の将来に関する日本国天皇の意見


国務長官閣下

謹啓  マッカーサー将軍宛て1947年9月20日付の簡単な覚書コピーを同封いたします。この覚書には、天皇の顧問である寺崎秀則氏自身が望んで当オフィスを訪ねてきた時の、寺崎氏との会話の要点を記してあります。

日本国天皇が、沖縄や琉球の諸島の軍事占領を継続することを望んでいることに留意してください。天皇の望みが主に利己主義に基づくものであることは疑問の余地がありません。 天皇はまた、長期借地を通じてこれら島々の米国軍事占領の継続を想定している。

天皇の意見によれは、日本国民はそれによって(川本注:借地契約)、米国には隠された動機がないと確信することになり、米国による軍事占領を歓迎するだろう。  敬白

            W. J. Sebald
         Counselor of MIssion

同封物: マッカーサー将軍宛て1947年9月20日付覚書コピー

-------------------------------------------------------------------------------


Enclosure to Despatch No.1293 dated September 22, 1947 from the United States Political Adviser for Japan, Tokyo, on the subject "Emperor of Japan's Opinion Concerning the Future of the Ryukyu Islands".

COPY

GENERAL HEADQUARTERS
SUPREME COMANDER FOR THE ALLIED POWERS

Diplomatic Section

TOP SECRET

20 September 1947

MEMORANDUM FOR: General MacArthur

Mr. Hidenari Terasaki, an adviser to the Emperor, called by appointment for the purpose of conveying to me the Emperor's ideas concerning the future of Okinawa and other islands of the Ryukyus. In the Emperor's opinion, such occupation would benefit the United States and also provide protection for Japan. The Emperor feels that such a move would meet with wide-spread approval among the Japanese people who fear not only the menace of Russia, but afer the Occupation has ended, the growth of rightist and leftist groups which might give rise to an "incident" which Russia could use as a basis for interesting internally in Japan.

The Emperor further feel that United States military occupation of Okinawa (and such other islands as maybe required)should be based upon the fiction of a long-term lease--25 to 50 years or more--with sovereignty retaind in Japan. According to the Emperor, this method of occupation would convince the Japanese people that the United States has no permanent designs on the Ryukyu Islands, and other nations, particulary Soviet Russia and China, would thereby be estopped from demanding similar rights.

As to procedure, Mr. Terasaki felt that the acquisition of "military base rights" (of Okinawa and other islandsin the Ryukyus)should be by bilateral treaty between the United States and Japan rather than form part of the Allied peace treaty with Japan. The latter method, according to Mr. Terasaki, would savor too much of a dictated peace and might in the future endanger the sympathetic uderstanding of the Japanese people.

/s/ W. J. Sebald

-------------------------------------------------------------------------------

UNITED STATES POLITICAL ADVISER
FOR JAPAN

Tokyo, September 22, 1947
No. 1293

SUBJECT: Emperor of Japan's Opinion Concerning the Future of the Ryukyu Islands.

The Honorable
The Secretary of State,
Washington.

Sir:
I have the honor to enclose copy of a self-explanatory memorandum for General MacArthur, September 20, 1947, containing the gist of a conversation with Mr. Hidenari Terasaki, an adviser to the Emperor, who called at this Office at his own request.

It will be noted that the Emperor of Japan hopes that the United States will continue the military occupation of Okinawa and other islands of the Ryukyus, a hope which undoubtedly is largely based upon self-interest. The Emperor also envisages a continuation of United States military occupation of these islands through the medium of a long-term lease. In his opinion, the Japanese people would thereby be convinced that the United States has no ulterior motives and would welcome United States occupation for military purposes.
Respectfully yours,

W. J. Sebald
Counselor of Mission

Enclosure:
Copy of memorandum for Genreral MacArthur,
September 20, 1947.

Original to Department.
800
WJSebald:1h


 
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北朝鮮危機で学んだ――今の憲法下であっても、いつでも戦争はできる……

2017-05-12 14:11:29 | Weblog

この春の北朝鮮危機にはちょっぴり肝を冷やした。なにしろ北朝鮮は韓国に侵攻して朝鮮半島を戦争で席捲した実績がある。暗殺や誅殺をくり返して止まない金正恩もアメリカのトランプも、暴発するかもしれないという危なさを感じるリーダーだ。おまけに、我が日本の首相もやたら好戦的に見える。

航空自衛隊F15戦闘機6機と米空軍B1戦略爆撃機が3月22日に、九州空域で共同訓練を行ったと、翌日3月23日(2017年)の新聞で知りました。戦略爆撃機と戦闘機の組み合わせであれば、空自F15は米B1爆撃機の護衛戦闘機という役割でしょうか。

4月24日には朝鮮海域に向かう米空母艦隊と海上自衛隊の護衛艦が共同訓練をするために西太平洋で合流したと、ニュースが伝えました。海自護衛艦のうち1隻はイージス艦。これは空母をミサイルから守る任務だろう。空母なら直衛戦闘機が常時上空にいるはず。空母艦隊には米イージス艦も随伴しているだろう。こういう調子なら、日本の潜水艦も必要とされる海域で活動しているにちがいない。

しろうとであって、しかも一庶民にすぎない私には、いつ戦争が始まるのか、あるいは戦争回避できる確率や見込みがどのていどあるのか、わからない。高級情報にはお目にかかれない。いよいよ、万一もなくはない…と思いました。

憲法9条とか、厳格な自衛戦争の条件とか言うけれど、即開戦に移行できそうなカールビンソン空母艦隊といっしょに作戦航海しているのだから、我が自衛艦は北朝鮮や韓国の領海ぎりぎりまで進出するかもしれない。

訓練とは言うけれど、そんな海域で日米共同艦隊活動をしていて、米艦が1発のミサイルでも食らえば、米艦防護訓練中のままで直ちに戦争入りだ。

自衛艦がミサイル1発でも食らえば、直ちに自衛戦争の口実になる。ミサイルがこっちに命中しなくても同じことだ。攻撃を受けたら瞬時に反撃するのが軍事というもの。

危険なシチュエーションに在れば、戦争は自動的に、簡単に始まる。

今度の場合はいつもと違って、日米共同訓練がそのまま戦争入りに直結する危険性があった。

安倍首相は当然、その危険性を十分認識していたでしょう。

今の日本の憲法下であっても、好戦的な安倍首相がリーダーであるならば、いつでも戦争はできる。……という現実に目覚めました。

戦闘に巻き込まれるシチュエーション、というものがある。我が好戦的な安倍首相は、そうなればなったでかまわない、戦後レジームからの脱却の良いチャンス、くらいに思っているのではないか?


幸いに韓国人は、戦争回避の大統領を選びました。戦争危機への切実さが、日本人とは根本的に違うからでしょう。おかげで当面の一触即発は遠のきました。

韓国人には国内全域が戦争になった経験があります。沖縄県民と同じです。生活の場所で、住んでいる場所で、戦争をされた。その実体験を持っている人や、そういう人を親に持って育った人には、理屈抜きで戦争を忌避する気持ちが強い。

歴史を見れば戦争は、往々にして理屈通りでない事情で始まっています。そして金正恩は核兵器を絶対に手放さない。韓国人も日本人も、犯罪国家の隣国で平和な生活を貫き通すには、勇気も忍耐も知恵も終わりなく発揮し続けるよう、運命づけられています。


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< 森友学園ダイアリー (2終) > 登場役所/近畿財務局、大阪府私学・大学課ほか 登場人物/安倍夫妻、鴻池、松井、橋下ほか

2017-05-05 03:42:06 | Weblog


2017-02-13
<安倍人脈> 国有地格安払い下げ疑惑の森友学園「瑞穂の國記念小學院」は「昭和10年代軍国主義的教育」志向……人脈は安倍首相夫人、稲田防衛大臣、平沼赳夫日本会議国会議員懇談会会長
2017-02-24
<安倍人脈> 国有地格安払い下げ疑惑 資料 「第123回 国有財産近畿地方審議会(H27.2.10.)」
<安倍人脈> 国有地格安払い下げ疑惑 森友学園のゴミ堆積申立ての真実性を疑う理由 財務局・航空局の「要求丸呑み」は不可解
2017-03-12
<安倍―橋下―松井ライン>「森友」学校認可 松井大阪府知事の責任を問う 私学審議会 平成26年12月定例会議事録(1)教育勅語風課程(道徳・特活)、入学者数予測のアンケートに懸念提起
2017-04-01
森友事件の端緒 橋下・松井の維新ラインで変更された「大阪府私立小学校及び中学校の設置認可等に関する審査基準」のカ所
2017/04/07
<安倍人脈―森友学園> 森友学園の願い通りになった 籠池陳情手紙と安倍昭恵 夫人付谷氏ファックスと格安国有地の関係
2017/05/02
< 森友学園ダイアリー (1) > 登場役所/近畿財務局、大阪府私学・大学課ほか 登場人物/安倍夫妻、鴻池、松井、橋下ほか
2017-05-05
< 森友学園ダイアリー (2終) > 登場役所/近畿財務局、大阪府私学・大学課ほか 登場人物/安倍夫妻、鴻池、松井、橋下ほか



<下表使用の略語>
 ※a. 問題の豊中市野田町1501番国有地を「格安国有地」と表記します。
 ※b. 自民党・鴻池参院議員神戸事務所を、「鴻池事務所」と略記します。
 ※c.(陳情記録)は、鴻池参院議員神戸事務所陳情整理報告書の略記です。
 ※d. 森友学園の設置申請「瑞穂の國小學院」を、「瑞穂の國小」と略記します。
 ※e. 大阪府私立学校審議会を「大阪私学審」と略記します。


 
< 森友学園ダイアリー (2終) > ※前回 (1) の続きです
2015年
(H27年)
07/ 森友学園 7月~12月、「格安国有地」全域の地下3m
までのコンクリート片など720トン、鉛などの
汚染土090トンを除去。除去費用1億3176万円
08/24 松井府知事 私学・大学課と打ち合わせ 8月1回
09/03 安倍首相 14:17~14:27 迫田英典財務省理財局長を官邸
に呼ぶ
09/04 安倍首相 正午ごろ伊丹空港着、大阪入り、午後6時過ぎの
飛行機で帰京。安保法制国会開会中の大阪とんぼ
帰り、何があったのか?
同日 近畿財務局 午前、大阪航空局、財務局、森友側設計会社、
建設会社の四者が地下ゴミ撤去と費用について
話し合い
同日 国土交通省 森友学園「瑞穂の國小」建築補助金1億1875万円
決定。翌5日以降に森友学園へ61,944千円支払済
同日 昭恵首相夫人 奈良県三郷町の奈良学園大学信貴山グラウンドで
行われた午後のイベントに参加。大阪府私立学校
審議会会長である同大学梶田叡一学長も参加して
いた。
09/05 昭恵首相夫人 森友学園「瑞穂の國小」名誉校長就任。塚本幼稚
園(森友学園)で「瑞穂の國記念小學院を語る」講
演。これは「学校説明・生徒募集」行事の一環。

講演では「普通の公立学校の教育を受けると、
せっかくここで芯ができたものが(公立)学校に入
ったとたんに揺らいでしまう。日本を誇りに思え
る子どもたちがここでたくさん育ってほしい」と
話したので批判がある。
09/08 松井府知事 私学・大学課と打ち合わせ 9/8、9/15 9月2回
10/26 森友学園 昭恵首相夫人付官邸職員宛て陳情手紙(全文クリック)
同日 豊中市 「格安国有地」の一部471.85㎡の「土壌汚染要措
置区域」指定解除
11/17 昭恵首相夫人
付 谷氏
昭恵夫人付官邸職員から森友学園・籠池理事長宛
「陳情手紙」に対するFAX回答
(全文クリック)

◆田村嘉啓財務省理財局国有財産審理室長に問い
 合わせた結果

① 定期借地契約は3年を目安、10年以上は難し
 い。最長50年は検討されていない。(注) 約7
 カ月後に格安払下げになり、
→ 借地長期化不要
② 森友学園の早く買い取りたい意向→言及無し
 (注) 2016/6/20 格安で払下げ、しかも10年
分割払い
→ 2015/10/26手紙陳情が実現
③ 森友学園立替金の支払いについて、平成28年度
予算化を調整中 (注)2016/4/6に国から1億3176
万円支払い
→ 2015/10/26手紙陳情が実現
11/22 松井一郎氏 大阪府知事再選
12/18 森友学園 「建築確認」下りる
12/? 森友学園 「瑞穂の國小」地鎮祭
2016年
(H28年)
02/19 松井知事 私学・大学課と打ち合わせ 2月1回
03/10 森友学園 校舎完成指定期日1年延長の変更合意書締結
03/11 近畿財務局 森友学園から「建設工事で地下深くからゴミが出
てきた」と連絡あり
03/14 近畿財務局
大阪航空局
地下ゴミ追加発見の件で現地視察
同日 近畿財務局 大阪航空局に、「地下ゴミ撤去費用」算定依頼
同日 鴻池事務所 森友学園から相談「近畿財務局の対応に不満」
(陳情記録)
同日 鴻池事務所 近畿財務局から回答・報告あり(陳情記録)
03/15 森友学園
籠池理事長
上京、財務省にて田村嘉啓理財局国有財産審理
室長に面会
03/24 近畿財務局 森友学園が「格安国有地」買い取り申し入れ
(注) 3/15田村国有財産審理室長に上京面会で
局面展開。6/20「格安」売買契約締結までたった
3カ月のスピード。
03/30 大阪航空局 2015年(H27年)に森友学園実施済みの土壌汚染除
去費用として1億3175万円を支払うことで合意。
内訳、地下ゴミ撤去8632万円・土壌汚染対策
4543円
 → 2015/11/17昭恵首相夫人付谷氏発、
森友学園・籠池理事長宛てFAX回答(全文クリック)

の通り実現した。
04/01 大阪府教育庁
私学課
大阪府の私立学校担当課。知事部局の私学・大学
課から「教育委員会教育庁私学課」へ編成替え
04/06近畿財務局 森友学園に土壌汚染除去費用1億3175万円振込み
04/14 大阪航空局 追加のゴミ撤去費用を見積もり、8億1900万円
04/ 木村豊中市議 4、5月ごろ、現地で「瑞穂の國小」生徒募集
ポスターを初見
05/ 近畿財務局 不動産鑑定依頼 鑑定額9億5600万円
06/20 近畿財務局 森友学園に「格安土地」売却 1億3400万円
10年賦払い

鑑定9億5600万円―地下ゴミ処分費8億1900万円
=1億3400万円÷120ヵ月=月額111万6700円

→「賃借料2730万円/年(227・5万円/月)を半
額にしてほしい」という月額条件達成、しかも10
年払えば自分のものになるという陳情希望を超え
る結果。
(ここをクリックして記事確認)
即納金2787万円―納付済保証金2730万円=
契約時納入金57万円  残金1億613万円は
10年分割払い。 買戻し特約付き
08/03 第三次安倍
第二次内閣
発足

日本会議内閣
神政連内閣
全20閣僚中、日本会議メンバー14人(安倍晋三、
麻生太郎、高市早苗、岸田文雄、松野博一、塩崎
恭久、山本有二、山本公一、稲田朋美、今村雅弘
山本幸三、加藤勝信、丸川珠代、菅義偉) うち
神道政治連盟メンバーは石井啓一を除く19人。
08/09 近畿財務局 木村豊中市議の「格安土地」売買契約書情報公開
請求に対して、随意契約案件は開示が原則にもか
かわらず、「契約金額非開示」
2017年
(H29年)
01/ 近畿財務局 朝日新聞社の「格安土地」売買契約書情報公開
請求に対して、非公表決定 
02/08 木村真
豊中市議
「格安土地」売買契約書の「一部非開示決定」
取り消しを求めて、大阪地裁に行政訴訟
02/09 朝日新聞 木村真豊中市議の行政訴訟提訴と国有地の格安
払下げ疑惑を大きく報道
02/10 近畿財務局 一転して、「格安国有地」の売却価格を開示公表
02/24 安倍晋三首相 昭恵夫人が「瑞穂の國小」名誉校長を辞任した
と、衆院予算委員会で答弁
03/10 森友学園 「瑞穂の國小」設置認可申請、取り下げ
03/22 木村豊中市議 木村市議ら、近畿財務局等の複数公務員・氏名
不詳を「背任容疑」で告発
03/23 森友学園 籠池泰典理事長、衆参両院で証人喚問
03/24 大阪府議会 「森友学園」百条委員会設置動議…否決、大阪維
新の会と公明党の反対多数で
コメント

< 森友学園ダイアリー (1) > 登場役所/近畿財務局、大阪府私学・大学課ほか 登場人物/安倍夫妻、鴻池、松井、橋下ほか

2017-05-02 13:31:50 | Weblog

2017-02-13
<安倍人脈> 国有地格安払い下げ疑惑の森友学園「瑞穂の國記念小學院」は「昭和10年代軍国主義的教育」志向……人脈は安倍首相夫人、稲田防衛大臣、平沼赳夫日本会議国会議員懇談会会長
2017-02-24
<安倍人脈> 国有地格安払い下げ疑惑 資料 「第123回 国有財産近畿地方審議会(H27.2.10.)」
<安倍人脈> 国有地格安払い下げ疑惑 森友学園のゴミ堆積申立ての真実性を疑う理由 財務局・航空局の「要求丸呑み」は不可解
2017-03-12
<安倍―橋下―松井ライン>「森友」学校認可 松井大阪府知事の責任を問う 私学審議会 平成26年12月定例会議事録(1)教育勅語風課程(道徳・特活)、入学者数予測のアンケートに懸念提起
2017-04-01
<森友事件の端緒> 橋下・松井の維新ラインで変更された「大阪府私立小学校及び中学校の設置認可等に関する審査基準」のカ所
2017/04/07
<安倍人脈―森友学園> 森友学園の願い通りになった 籠池陳情手紙と安倍昭恵 夫人付谷氏ファックスと格安国有地の関係
2017/05/02
< 森友学園ダイアリー (1) > 登場役所/近畿財務局、大阪府私学・大学課ほか 登場人物/安倍夫妻、鴻池、松井、橋下ほか
2017-05-05
< 森友学園ダイアリー (2終) > 登場役所/近畿財務局、大阪府私学・大学課ほか 登場人物/安倍夫妻、鴻池、松井、橋下ほか



<安倍夫妻・財務省は当然として、松井大阪府知事にも注目>

1.森友学園土地問題は安倍首相夫妻が後援・促進したものと見るのが自然
 です。実行に移したのは近畿財務局、使嗾または指示もしくは承認したのは
 財務省理財局。疑惑の拠点です。


2.国有地値下げ賃貸→格安払下げの実行には、大阪府の「瑞穂の國小」設置
 認可が必須条件になっています。
  国は賃貸したい、払い下げたい、それができるかどうか? 水道の水を出
 せるかどうか、元栓を握っていたのは松井一郎大阪府知事です。


3.財務省が「格安国有地払下げ」を実現するにあたっては、安倍自民と松井
 橋下維新の政治的蜜月関係が下敷きになっています。
  この蜜月関係は、万博誘致の迅速な国策化、「高等教育無償」憲法化とい
 う安倍首相表明を見るだけでも、疑う余地がありません。

4.橋下徹前大阪府知事は知事当時、森友学園の小学校新設基準の規制緩和要
 望を受け入れたと、テレビ発言で認めています。そのうえで橋下氏は「市民
 の要望を受けることは政治家として当然の仕事であり、規制緩和策は良いこ
 とだ」と正当化しました。
  松井一郎現知事は知事当選後の半年で、その規制緩和を実現しました。森
 友学園の要望であることは当然、知っていたでしょう。

5.松井一郎現府知事の私学・大学課との打ち合わせ日、そして回数の多い時
 期と、その周辺の森友学園利害関係日を照合すると、打ち合わせ日や回数の
 増減との相関が見て取れて「意味深」です。

6.知事部局の大阪府私学・大学課と大阪府知事の打ち合わせ日時など府知事
 動静が公表されています。これに注目することは、あおむらさき@aomuras
 aki_llさんの2月21日ツィッターを偶然に見て学びました。
  しかし大阪府私学・大学課は2016年(H28年)4月1日、府教育委員会の教
 育庁私学課に編成替えになりました。この後、松井府知事と私学行政の関連
 はわかりません。


 <下表使用の略語>
 ※a. 問題の豊中市野田町1501番国有地を「格安国有地」と表記します。
 ※b. 自民党・鴻池参院議員神戸事務所を、「鴻池事務所」と略記します。
 ※c.(陳情記録)は、鴻池参院議員神戸事務所陳情整理報告書の略記です。
 ※d. 森友学園の設置申請「瑞穂の國小學院」を、「瑞穂の國小」と略記します。
 ※e. 大阪府私立学校審議会を「大阪私学審」と略記します。



< 森友学園ダイアリー (1) > ※次回(2終)へ続く
2006年
(H18年)
自民党政権2006(H18)/09/26~2009(H21)/09/16
小泉純一郎のあと安倍晋三、福田康夫、麻生
太郎と三代の自民党総理の不人気が極度に高
まり、民主党政権への期待が高まる
2009年
(H21年)
?/? 国土交通省「格安国有地」ボーリング調査(68カ所)
08/30衆院選民主党大勝、政権交代へ
09/16民主党政権2009(H21)/09/16~2012(H24)/12/16
民主党総理三代、鳩山由紀夫、菅直人、野田
佳彦に国民は失望
2010年
(H22年)
03/?近畿財務局「格安国有地」の道路を挟んだ東隣接地9492㎡
を、豊中市に14億2300万円で売却、現在は公園
2011年
(H23年)
07/?大阪音楽大学「格安」国有地の払下げを希望して7億円前後
の価格を財務局に提示したが、価格交渉が折り
合わず、約1年後に取得を断念。
07/~森友学園7月~9月ごろ、私立学校認可基準の緩和を
大阪府に要望。橋本徹氏(当時、大阪府知事)
はテレビ番組で、森友学園の要望を受けたと
明言。
11/27松井一郎氏大阪府知事初当選 橋本徹氏、大阪市長初当選
(府知事から転身)
12/?松井府知事私学・大学課と打ち合わせ12/9、12/15、
12/16 12月3回
2012年
(H24年)
01/24大阪府1/24~2/23 「幼稚園等を設置する学校法人
が小学校等を設置する場合における資産要件
(借入金)に関する審査基準の改正について
(案)」府民意見を募集(パブリックコメント)
02/07松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 2/7、2/20、
2/28 2月3回
03/02松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 3/2、3/7、3/9、
3/18、3/19 3月5回うち1回は大阪国際
交流センターで?
04/01大阪府「私立小学校及び中学校の設置認可等に関する
審査基準」改正 ? 規制緩和
04/16松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 4月1回
05/15松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 5/15、5/16、5/23
5月3回
06/05松井府知事 私学・大学課と打ち合わせ 6/5、6/22、
6月2回、うち1回は咲洲庁舎で
07/24松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 7月1回
09/03松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 9月1回
09/26安倍晋三氏自民党総裁に成る。日本会議国会議員団が力を
得る。
10/26松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 10月1回
11/13松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 11月1回
12/18松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 12月1回
12/26安倍内閣発足第二次安倍晋三内閣発足(日本会議内閣)全19
閣僚。うち12人が日本会議と神道政治連盟の両
方に所属
(安倍晋三、麻生太郎、谷垣禎一、岸田
文雄、下村博文、田村憲久、茂木敏光、根本匠、
古屋圭司、甘利明、稲田朋美、菅義偉)。うち
4人が神道政治連盟に所属
(林義正、石原伸晃、
山本一太、森雅子)うち1人が日本会議に所属
(小野寺五典)。日本会議と神道政治連盟ともに
所属していないのが2人
(太田昭宏、新藤義孝)
http://www.ne.jp/asahi/tawara/goma
/2013.1.13/1.pdf
2013年
(H25年)
  
01/16松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 1/16、1/21、
1月2回
03/07松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 3/7、3/14、3/22
3月3回
04/10松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 4/10、4/17
4月2回
04/25豊中市「格安国有地」の一部 471.875㎡を、「土壌汚染
要措置区域」指定
04/?近畿財務局大阪航空局から「格安国有地」売却依頼あり
06/?近畿財務局~9月「格安国有地」8770㎡取得希望者を公募
08/05鴻池事務所黒川兵庫県議(自民、元鴻池秘書)が来訪。塚本
幼稚園が小学校設立用地として豊中市の「格安
国有地」の借地を希望。国は、学校の場合は土地
購入のみとしているが、籠池理事長側は当面、
借地としたい考え。
(陳情記録)
08/08松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 8/8、8/23、8/30
8月3回
08/21鴻池事務所8/21~8/30 籠池理事長から「近畿財務局から
連絡があった」
など報告が3回(陳情記録)
09/02森友学園「格安国有地」8770㎡を近畿財務局に取得希望
09/09鴻池事務所財務局、7~8年賃借後の購入でもOKの方向
09/12近畿財務局<大阪府訪問第1回> 財務局は森友学園の「格
安国有地」取得について、府私学・大学課は小学
校設置認可について、互いに関連し合う実務的な
内容を交換(大阪府調査)
09/13鴻池事務所近畿財務局から回答(陳情記録)
09/17松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 9/17、9/24
9月2回
10/03松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 10/3、10/15
10月2回
10/12鴻池事務所籠池理事長夫妻から陳情「上から政治力で早く
結論を得られるようお願いしたい」
(陳情記録)
10/15鴻池事務所近畿財務局から回答(陳情記録)
10/16鴻池事務所籠池理事長から連絡あり(陳情記録)
 同日鴻池事務所近畿財務局から回答「賃借の件は本省と打ち合わ
せ済み」
(陳情記録)
10/24鴻池事務所2013(H25)/10/24~2014(H26)/1/31
籠池理事長から報告・相談、計4回(陳情記録)
11/19近畿財務局<大阪府訪問第2回> 小学校設置認可の見通し
を私学・大学課に尋ねる。府側は、「正式な申請
もない段階では、『相談がある』くらいしか答え
ようがない。(大阪府調査)
11/25松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 11月1回
12/10松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 12月1回
2014年
(H26年)
  
01/22鴻池事務所近畿財務局、大阪航空局から回答(陳情記録)
03/06松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 3月1回
03/?昭恵首相夫人森友学園籠池理事長が東京で面会
03/19鴻池事務所籠池理事長から相談あり(陳情記録)
 同日鴻池事務所秘書から回答(陳情記録)
どこの秘書か、昭恵夫人付きかは不明
04/18松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 4月1回
04/25昭恵首相夫人塚本幼稚園(学校法人森友学園)訪問
春ごろ森友学園「安倍晋三記念小学校」建設の寄付呼びかけ
04/24鴻池事務所籠池理事長から報告あり(陳情記録)
05/27松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 5月1回
06/17鴻池事務所近畿財務局から報告あり(陳情記録)
07/26近畿財務局<大阪府訪問第3回> 財務局は府に「瑞穂
の國小」認可申請状況を照会(大阪府調査)
07/28松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 7月1回
08/27松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 8月1回
09/18松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 9/18、9/19、9/22
9月3回
近畿財務局<大阪府訪問第4回> 「瑞穂の國小」認可申請
進行状況を府に照会(大阪府調査)
10/07松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 10/7、10/8、10/20
10/21、10/22、10/24 10月6回
10/21森友学園10/21~30 契約前の「格安国有地」内2カ所
でボーリング調査 この7カ月後に借地契約締結
10/31森友学園大阪府へ「瑞穂の國小」設置認可を申請
12/06昭恵首相夫人森友学園の塚本幼稚園で講演
12/16松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 12月1回
12/17近畿財務局「格安国有地」売却までの詳細な手順説明書を
森友学園側に手渡す
12/18大阪私学審12月定例会開催 審議結果‥‥「継続審議」
12/2212月定例会審議結果を答申「継続審議」
2015年
(H27年)
01/07松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 1月1回
0108近畿財務局<大阪府訪問第5回> 私学審の結論
時期などに関し「ある程度事務局でコントロール
できるのではないか」と発言。関係職員は「失礼
に感じた」(大阪府調査)
01/09近畿財務局森友学園に、年間賃料4200万円(月額350万円)を
提示
同日鴻池事務所籠池理事長から相談。「本日、近畿財務局から
年間賃料4200万円の提示あり。高すぎる。働きか
けてほしい」
(陳情記録)
01/27大阪私学審1月臨時会開催 審議結果 条件付認可適当
01/30大阪私学審1月臨時会審議結果「条件付認可適当」を答申
02/02松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 2月1回
02/10近畿財務局<第123回国有財産近畿地方審議会> 審議結果
「格安国有地」貸付・売却に「処理適当」

契約条件は「売買予約付き事業用10年定期借地権
契約」、開校予定は2016年4月1日、指定期日3月
31日に校舎未完成の時は更地返還。
03/16松井府知事 私学・大学課と打ち合わせ 3月1回
04/?森友学園近畿財務局にボーリング調査結果を提出
04/21近畿財務局森友学園に年間賃料3600万円(月額300万円)を
提示。
 ◎年間賃料600万円値下げ
05/19松井府知事私学・大学課と打ち合わせ 5月1回
05/29近畿財務局森友学園と「国有財産有償貸付合意書」締結。
年間賃料2730万円(月額227.5万円)

◎当初提示年間4200万円から1470万円値下げ
6月中森友学園近畿財務局に1年分賃料2730万円納付
06/08近畿財務局「事業用定期借地権設定契約」公正証書作成
(期間10年、10年以内の売買契約前提の契約)



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