◇諸葛川さんのトラックバック-通州事件
諸葛川さんからトラックバックをいただきました。諸葛川さんの6月1日記事を読んで、「通州事件」というのを初めて知りました。この記事にリストアップされているいくつかの参照ホームページも拝見致しました。勉強になりました。知らないことを多く学びました。
◇「憎悪」は何も生まない
しかし一連のものを見て、私は嫌悪感を感じました。それが正直な気持ちです。中国への憎悪に満ちているからです。「憎悪」の増幅で何を生むことができるでしょうか。
◇中立的表現
日清・日露戦争の勝利以後、朝鮮半島や中国大陸に進出したのは日本です。通州事件の解説でも、日本が現地にかいらい政権を置き、通州には日本軍駐屯地や特務機関があったことを書いています。
手薄であった日本軍守備隊は、現地かいらい政権軍の寝返り奇襲を撃退した。かいらい軍は市街地の日本側出先機関を襲撃し、市街地の在留邦人約200人を虐殺した。……中立的な表現はこういうものでしょう。
◇通州事件の本質-日本支配への反乱
それよりも問題の焦点は、日本がかいらい政権をつくって現地支配をしていたということだと思います。そこには日本軍守備隊と日本軍特務機関がいて、かいらい政権やかいらい軍ににらみをきかしていました。通州事件の本質は、日本支配に対する反乱です。
◇残虐行為は戦争につきまとうもの
参照されているホームページやブログでは、通州事件の殺し方の残虐さについて詳細に語っています。読み通すことがつらいほどの残虐さです。でも、これが戦争の現実です。日本軍についても、どのようにいいわけしようとも、その残虐行為についてアジア各国の証言があります。沖縄戦では、日本軍がスパイ名目で自国民である沖縄県民を殺し、米軍捜索兵から逃れるために乳幼児を殺したということがあります。これは沖縄県民の間に伝えられる事実です。
◇中国の惨禍に思いを致す
通州事件については、その惨禍をもたらしたのは日本による支配が原因であったことに注意しなければなりません。そして、沖縄戦であれほどの沖縄県民の犠牲が出たのですから、全土が戦場であった中国で、いかほどの惨禍があったのかに思いを致すべきだと思います。
◇平和な世界のために
通州事件をもって「憎悪を増幅する」のでなく、こうしたことが戦争の一般的な現実であることに目を向けて、平和な世界のために諸国の人々と手をつないでいきたいと思います。
残虐行為をした兵士たちも、故国では平凡な生活人であったでしょう。であれば、私たちにも残虐兵士の芽があるやもしれません。私たちの心から「憎悪」を追い払おうではありませんか。
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