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安売りスーパーの快楽

2013-07-02 | 日記

朝、領収書整理してもう一つの事務やってたらもうお昼前。作る時間とその気がなくなったので、歩いて二分、近所のスーパーでお弁当買ってくる。

こちらは2009年、テレビ朝日のニュースステーションで全国に紹介された超安売りスーパー、本日も頑張っています。

冷やし中華198円、炊き込みご飯129円、いなりずし大57円。全部で384円、素晴らしい。素晴らしすぎる。

私はいなりずし食べて用事で外出、夫があとの二つを食べたけど、おいしかったそうです。冷やし中華にもやしとワカメも入ってます。バランスいいです。

トイレットペーパーは16巻で198円、柔らかく上質です。

「快楽」は竹田青嗣先生の本歌取り。その心は、買い物して初めて自分の中の欠落したものに気が付き、それが充たされる心地よさ。見栄の消費はもう卒業、実質こそ大切。そういう時代とおもうことにしましょう。


むむむむ。何とも。突っ込みどころは多々あれど、というか決定に参加できなかったのが残念かな。

いえいえ口出し無用。それにしても右隣の古家が気になる。

用事の帰り、逆方向から車で行って道に迷った。ナビを使うのは不本意なれど、ナビを頼りに辿り着く。

で、思ったこと。長く住んでいても主な通りしか知らないのだと。少し横道へ入ると訳わからなくなる。迷った時は落ち着いて運転。一方通行をぐるぐる回っても焦らない。で、何とかたどり着きました。

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「福猫小判夏まつり」 佐藤洋二郎

2013-07-02 | 読書

四つの小説から成る短編集。どの作品も、幸せには縁遠い人たちの、寄る辺ない生き方をあくまでも地味に描写している。

初めの「入学式」、細々と小説を書く大学講師と看護師の話。

男には妻も子もあるのに、女との関係を切ることができない。その割り切れなさをしみじみと書く。女は何も求めず、できた子供さえ自分で始末する。なあーーーんか、男に都合のいい女、とむかつき、書き方も古風なので好きになれなかった。

が、表題の「福猫・・・」は老年に差し掛かった二組の夫婦の過去と現在が語られ、やはりうまくいかないところが、こういう人もいるんだろうなあ、ととてもリアリティがあってよかった。諦めの果てにかすかな希望があるということだと思った。

「おろち」は男と女、別々の人生、でもふとしたことで関係を持つ。うーーむ、こんなことってあるんだろうか。あるとしたら、現代の都会のおとぎ話だよな。どんなに世の中が進んで、何もかも便利に立派になっても、生き物としての欲望と寂しさはそれだからこそ一層際立つ。そんな感想を持った。

八月のニュクスは牧場で働く男の話。牛は生き物、生々しい生き物のにおいが充満している。経営者の男は若いフィリッピン人の妻をもらい、こちらも生々しい。男はあちこちにぎくしゃくとぶつかりながら、自分の思いをもて余している。

以上どれも読んで楽しい話ではない。美男美女は出てこないし、冒険譚でも成就する恋愛話でもない。ショートケーキではなくて、噛めば噛むほど味の出る干物のような味わい。

そうそう、人生って誰の人生でもこういうもんだなと。面白いこともないけれど、その中の小さな喜びを飛び石を踏むように辿りながら生きていくもんだなと。

読んだ後、自分がとても地味な人間になったように錯覚した。それも小説の力。

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