内子からは一般道で大洲まで。まずは大洲城へ。
朝からメチャクチャいいお天気で、Pからここへ来るだけで汗ダクダク。エッ、あそこまで登るのと思ううち、後ろから老婦人に呼び止められ、寅さん映画でこの城と我が家が映ったと親切に説明してくださった。
お城の反対側の瀟洒な二階建て、昭和10年代の建物、窓のレールを供出して今は竹のレールだとか。
寅さん映画は、30年以上前の、嵐勘十郎が殿様の末裔に扮するものです。若い人にはわかりませんよね。
説明聞くうち、あまりの暑さにクラクラッとしてきた。老婦人は何回、その話を通りかかる観光客になさって来たことか。郷土愛ここに極まれり。
天守閣は最近再建されたそうで、周りは見事に何もなくて暑い。大きなムクノキの下で、子供が二人、遊んでいました。
草もないので虫もいなさそう。虫は草むらへ。これ虫獲りの鉄則。
虫はこんなところにいました。臥龍山荘への近道で。すべて棕櫚などで編んだもの。
ご主人が自己流で作っておられます。冷やした夏みかんもいただきました。虫は100円、みかんはサービス。
臥龍山荘入り口。肱川が蛇行して淵を作り、その切り立った崖に面して建つ。元は殿様の別荘。荒れていたのを明治時代、当地の実業家が京都から職人を呼び寄せ、桂離宮などのイメージで再建したそう。広くはないけど、凝ったつくりの建物でした。
室内撮影禁止。庭ならいいとのこと。きちんと座ろう愛媛県。
一番奥は川に乗り出すように離れが。建物は投入堂のような柱で支えられている。見晴らしよくて気持ちいい。
ここで月見をしていたそうな。中秋の明月の夜、川面に反射した月がこの部屋の天井に移りこむそうな。風流にして贅沢な空間。
hanging room
川中の小島からさっきの離れを見る。とても高いところにあることが分かる。
再び街の駅に戻り、街歩きをする。連続テレビ小説「おはなはん」のテーマ曲が聞こえる。
「おはなはん」?樫山文枝と高橋なんとかという俳優さん、あの人の信長が私的にはいちばんよかった。男性俳優はみな信長やりたいんじゃないだろうか。みんなが「殿、ハハッー」って頭下げるんだもの。
話がそれました。フリマか何かのイベント、暑そうです。
裏に廻れば昭和レトロの骨董店。見るのは好きだけど、ここにあるのと我が家にあるのといかほどの違いやあらん。ものは増やさず、思い出だけを写真に収める。
この日はひたすら暑さとの戦いでした。高知へ向かう山中の国道には道の駅が三つほど。ひたすら土佐の国を目指します。
梅雨が早く開けたので今年はこの時期旅行したけれど、いゃあ、暑かった。
このあと高知の牧野植物園見学しますが、次のページにします。
see you soon