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敗戦から日本国憲法制定までの200日のドキュメント
読んでいて思ったのは、当時の政治家のノー天気な事、楽観的なことに驚いた。
全くの敗戦国という認識がないというか・・・
そのあたり日本の指導部というのは責任がないのは今も昔も変わらない。
GHQに一方的に押し切られて作った憲法だか自主憲法を制定しようという議論がある
いやいや・・押し付けられたというよりもその当時の幣原内閣を中心とする指導部というのが
まったく戦争責任というのがない中、旧態依然とした帝国憲法の改正のような新憲法案をだしてきた
のにマッカーサーが業を煮わした中作られた憲法である。
憲法の成立に大きく影響したのが天皇の戦争責任である、戦争責任はあるとしても裁判にかけるかどうか
イギリス オーストラリアからは裁判にかけるとアメリカに圧力がかかる中
天皇は国民の象徴として神事をつかさどるということでマッカーサーが防波堤になったということ。
天皇とマッカーサーの憲法制定後の会談
天皇 今回憲法が成立し、民主的新日本建設の基礎が確立せられた事は、喜びに堪えない所であります。
この憲法成立にさいして貴将軍に於いて一方ならぬご指導を与えられた事に感謝します。
元帥 陛下のお蔭で憲法は出来上がったのであります、陛下なくんば憲法もなかったでありまししょう。
天皇 戦争放棄の大理想を掲げた新憲法に日本はどこまでも忠実でありましょう。しかし世界の国際情勢
を注視しますと、この理想よりはいまだ遠いようであります。その戦争放棄を決意実現する日本を
危険にさらさせることのないような世界の到来を、一日も早く見られるように念願せずにはおられません。
夜にNHKで象徴天皇としての番組があった・・
その中で今の天皇がいかに沖縄にこころを痛めてるか、もう10回以上も訪問されており、沖縄の歴史についても
研究されてこころを沖縄にある天皇のこころはいかに今の辺野古の問題とかこころが痛めておられるでしょうか。
政治的に中立の立場でいなといけない象徴天皇として談話のたびに先の戦争の反省や憲法を忠実に守ると発言されて
おるのはかなり危機感をもっておられるのでしょう。
憲法はまもらないといけない、唯一の平和憲法を守らないといけない。
この立ち位置は自分は変わらない。