三島由紀夫をまた読んでます。
潮騒は三島作品の中でも異質というところの小説です。
むずかしい言葉もなく・・・・
純粋に恋愛小説を書いてるところ、主人公の男と女の子が
どこも性格がストレートな健全な肉体と心をもった男女である
さわやかさを持ち合わせている。
曲折した性格の男女の恋愛ものが多い三島作品だがこの潮騒だけば異質です。
舞台は伊勢湾に浮かぶ歌島。
光り輝く太陽がふりそそぐ島のイメージです。
当時の三島は29歳、30歳になる前に振り返ってこういう恋愛小説を青春の
部分で残したかったのではと思う。
古代ギリシャの憧れという三島の部分がこの小説をギリシャの島にオーバーラップ
して歌島を描いてるようにも思える。
そういえば中学生のころだったか山口百恵が三浦友和と映画 潮騒をとりましたよね
結構百恵ちゃんのきわどい感じが評判にもなりました。