老子は考え方が好きで自分にすごくあってると思っています。
老子を知るきっかけが加島祥造さんの老子(タオ)を読んでからです。
氏自身が東京から伊那谷に移り住み伊那谷の老子という本もだされています。
少しずつ紹介していきたいと思います。
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世間が 頭のいいやつを褒めるもんだから
ひとはみんな 利口になろうとあくせくする 金や宝石を大事にするから盗人がふえる。
世の中が 生きるのに必要のないものまでやたら欲しがらせるから、みんなの心がうわずってしまうんだ。
だから道につながる人は あれこれ欲しがる心を抑えて 飯だけはたっぷり食うう。
野心のほうは止めにして骨をしっかりこしらえるんだ。
みんなが無用な情報や余計な欲を持たなければずるい政治家や実業家だって付け入る隙がないのさ
そうなんだ
無用な心配と余計な欲を振り捨てりゃ結構道はつくもんだ。
ー行き詰っても
(第三章訳)
天と地のありかた
天は広々としているし、地は果てしなくて、ともに長く久しく続くものだ。
それというのも、天と地は自分の為に何かをしようとしないで、あるがままでるからだ
だから、長く、いつまでもああなんだ。
タオにつながる人も、この天と地の在り方を知っているんで、先を争ったりしない。
いつも、ひとの、いちばん後ろからついていく。
競争の外に身を置いて無理をしないから、身体は長持ちするわけだ。
我を張ったりしない生き方だから自分というものが充分に活きるんだ。
(第七章)
老子を読めば気持ちが楽になる、自然のながれに身をまかせようという気持ちになってくる不思議な感じがします・・・